深海の商人
エリーゼSide
~鏡の間~
アトランティカ記念博物館を後にし、私たちは陸の世界へと帰ってきた。
グ「プハー!やっぱ陸の酸素はうめーんだゾ!」
デュ「アトランティカ記念博物館、なかなか楽しかったな。」
フ「昔はめっちゃタイクツだと思ってたけど久々に行くと結構イイね。」
ジェ「陸の世界に馴れると、昔の人魚はかなり地上の世界を勘違いしていたことがわかって笑えますよね。」
エ「フォーク…いや、銀の髪すきは鉄板ネタだわ。」
ア「楽しんでいただけたようで何よりです。皆さん、長時間慣れない環境にいて疲れたでしょう。そろそろ『モストロ・ラウンジ』の開店時間です。お茶を1杯いかがです?」
グ「ヤッホー!ちょうど小腹も空いてたとこなんだぞ。」
アズール君に誘われ私たちは、モストロ・ラウンジへ行くことに
~モストロ・ラウンジ~
ハーツ寮生A「オレ、スペシャルドリンク!」
ポム寮生「僕は、限定のフード付きドリンクセットで。」
オクタ寮生「はい、ただいま!」
店に入ってびっくり。開店早々、ほぼ満席だったのです。
エ「ぅえっ!?なんでこんなに混んでるわけ?」
あのような出来事があったから、お客さんがしばらく来ないかもしれないと危惧していたけれど、そんな心配する必要はなかったみたい。
ジェ「おや、早速”例の宣伝”が功を奏しているようですね。」
ジャック「例の宣伝?」
フ「こないだの騒ぎの後、今後はたとえ契約でも他人の能力を奪っちゃダメって学園長に怒られたんで…アズール、ポイントカード作ったんだよねー。」
エ「ポイントカードって…『モストロ・ラウンジ』の?」
ア「ええ。600マドルのスペシャルドリンクを頼めば1ポイント。1500マドルの限定フード付きメニューで3ポイント。50ポイント溜めれば、なんと、1回無料で支配人であるこの僕がお悩み相談を受け付けます。」
それって、溜めるのに相当マドルが必要じゃない?
グ「そ、それってどんな悩みでもいいのか?」
デュ「例えば…勉強の悩みでも?」
ア「ええ、もちろん。」
ジェ「さらにポイントカード3枚溜めるとスペシャルなサービスが受けられる特典付き。」
ア「より詳しい情報はこちらのパンフレットかお店のホームページをご確認ください。」
ちゃっかり私たちにパンフレットを配るアズール君。
グ「ふな゛っ!じゃ、オレ様もスペシャルドリンク!」
エ「オレも!」
デュ「僕はフード付きのセットで…。」
ア「早速の注文、ありがとうございます♪」
ジャック「お前ら~・・・」
監「どっちも懲りないなあ~」
頭を抱えるジャック君とあきれているユウ。確かにどっちも懲りてないわね。
ア「さあ、ジェイド、フロイド。稼ぎ時ですよ。」
ジェ&フ「はい。/はーい。」
私は、生徒が生き生きと楽しそうにしているのを見ながら、楽しんでいた。だけど、気付かなかった。運命の歯車がまた狂い始めていることに。
~鏡の間~
アトランティカ記念博物館を後にし、私たちは陸の世界へと帰ってきた。
グ「プハー!やっぱ陸の酸素はうめーんだゾ!」
デュ「アトランティカ記念博物館、なかなか楽しかったな。」
フ「昔はめっちゃタイクツだと思ってたけど久々に行くと結構イイね。」
ジェ「陸の世界に馴れると、昔の人魚はかなり地上の世界を勘違いしていたことがわかって笑えますよね。」
エ「フォーク…いや、銀の髪すきは鉄板ネタだわ。」
ア「楽しんでいただけたようで何よりです。皆さん、長時間慣れない環境にいて疲れたでしょう。そろそろ『モストロ・ラウンジ』の開店時間です。お茶を1杯いかがです?」
グ「ヤッホー!ちょうど小腹も空いてたとこなんだぞ。」
アズール君に誘われ私たちは、モストロ・ラウンジへ行くことに
~モストロ・ラウンジ~
ハーツ寮生A「オレ、スペシャルドリンク!」
ポム寮生「僕は、限定のフード付きドリンクセットで。」
オクタ寮生「はい、ただいま!」
店に入ってびっくり。開店早々、ほぼ満席だったのです。
エ「ぅえっ!?なんでこんなに混んでるわけ?」
あのような出来事があったから、お客さんがしばらく来ないかもしれないと危惧していたけれど、そんな心配する必要はなかったみたい。
ジェ「おや、早速”例の宣伝”が功を奏しているようですね。」
ジャック「例の宣伝?」
フ「こないだの騒ぎの後、今後はたとえ契約でも他人の能力を奪っちゃダメって学園長に怒られたんで…アズール、ポイントカード作ったんだよねー。」
エ「ポイントカードって…『モストロ・ラウンジ』の?」
ア「ええ。600マドルのスペシャルドリンクを頼めば1ポイント。1500マドルの限定フード付きメニューで3ポイント。50ポイント溜めれば、なんと、1回無料で支配人であるこの僕がお悩み相談を受け付けます。」
それって、溜めるのに相当マドルが必要じゃない?
グ「そ、それってどんな悩みでもいいのか?」
デュ「例えば…勉強の悩みでも?」
ア「ええ、もちろん。」
ジェ「さらにポイントカード3枚溜めるとスペシャルなサービスが受けられる特典付き。」
ア「より詳しい情報はこちらのパンフレットかお店のホームページをご確認ください。」
ちゃっかり私たちにパンフレットを配るアズール君。
グ「ふな゛っ!じゃ、オレ様もスペシャルドリンク!」
エ「オレも!」
デュ「僕はフード付きのセットで…。」
ア「早速の注文、ありがとうございます♪」
ジャック「お前ら~・・・」
監「どっちも懲りないなあ~」
頭を抱えるジャック君とあきれているユウ。確かにどっちも懲りてないわね。
ア「さあ、ジェイド、フロイド。稼ぎ時ですよ。」
ジェ&フ「はい。/はーい。」
私は、生徒が生き生きと楽しそうにしているのを見ながら、楽しんでいた。だけど、気付かなかった。運命の歯車がまた狂い始めていることに。