深海の商人

監督生Side

~サバナクロー寮 レオナの部屋~
レ「・・・ふぁ~・・・。グルル・・・んん゛・・・。」

エリーゼ「んー、おはよう、ユウ。」

眠たそうにしているエリーゼさん。無理もない。昨日、私とグリムが・・・・・

「おはようございます」

レ「ああ?・・・・なんだ、もう起きてやがんのか。・・・スッキリした顔しやがって。こっちはテメエらのせいで寝不足だ…。チッ…今日が約束の3日目だからな。結果がどうあれ、日没後はここからテメエらを叩き出す。覚悟しておけよ。」

アズールとの契約満了まで、残り1日ー

~中庭~
エ「・・・・・。」

デュ「・・・・。」

ジャック「…お前、本気か?」

私の話を聞いてあっけらかんとした様子のみんな。だが、ここで食い下がるわけにはいかない!

「というわけで、珊瑚の海へ出発進行」

エ「いやいやいやいや。海の中に写真撮りに行くのはリーチ兄弟がいるから無理ゲーって話になってたじゃん!?」

デュ「さすがの僕も、無謀すぎると思うが‥‥。」

グ「チッチッチ…いいかオマエら、まずオレ様たちの作戦を…・ゴホンッ!ゴホン!」

エ「って、なんだよおまえ。風邪?」

グ「ちげーんだぞ。これは昨日大声を出したから…。んんっ、今はそんなことどうでもいいんだゾ。まずは今日の作戦を説明してやる。いいか・・・・・・・。」

エ&デュ&ジャック「ええ~~~~!?」

グリムが作戦を説明した後、驚愕した様子のみんな。

エ「マジかよ、それ。お前ら思い切った行動に出すぎでしょ。」

デュ「スゲーな。監督生のこと改めて根性のキマった奴だと思った。」

ジャック「しかし、本当にそれでうまくいくのか‥‥?」

デュ「ここまで来たら、もう監督生のアイデアに賭けてみるしかないだろ。日没まで時間もないし。」

エ「確かに。何もしないで日没を待つのはヤだしね。」

ジャック「…分かった。ここでウダウダしてても何も始まらねえ。監督生、お前、本当に腹を決めたら一直線な奴だな。」

エ「ちょっと思い切りよすぎなとこもあるけど。よっし。んじゃ、行きますか!」

エースがそう言ったとき、わつぃたちの前に水しぶきが上がった。

皆「!!!??」

ウィンディーネ『あら、驚かせてしまって、ごめんなさいね。エリーゼに言われてあなた達を手伝いに来たの。獅子の子がエリーゼを海に連れていくのを躊躇ったから、私をあなた達の下で行動させるってことで妥協したのよね。』

ジャック「獅子の子ってレオナ先輩のことか…?」

エ「確かに、エリーゼさんをまた海に連れていくと危ないかも…」

デュ「キングスカラー先輩がそういうのも納得だ。」

グ「それにしてもレオナのヤツ、過保護すぎるんだぞ。」

ウィンディーネ『好きな子には過保護になるってものよ。わかってあげて』

「ウィンディーネさん、よろしくお願いします!」

ウィンディーネ『任せて頂戴な。さあ、行きましょう。』

グ「アトランティカ記念博物館に、写真を取りに出発!なんだゾ!」

こうして私たちは写真を取りにいった。

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