深海の商人
~サバナクロー寮 談話室~
レ「却下だ。」
ジャック「そんな即答しなくても…」
エリーゼ「理由を教えてもらっても?」
レ「エリーゼならともかく、ウチの寮はペットの持ち込みも禁止してる。毛が落ちるからな。」
グ「嘘つけ~~~!オマエらのほうがオレ様よりよほど毛がフサフサしてるじゃねえか!」
ラ「それはそれ、これはこれッス。」
「私がここに泊まることは前提…何ですか?」
私の言ったことは無視してレオナさんは話を続けた。
レ「だいたいな。空き部屋の掃除なんか何か月も掃除してねえし寮生どものがらくた置き場になってんだろ。2匹もどこに置いておくつもりだ。」
やっぱり、私はここに泊まることになっている…それと、まだ私が把握してない部屋があったなんて…今度掃除しなくちゃ。と思ったとき、ラギー君が何か思いついたような顔をしてレオナさんに向かってこう言った。
ラ「…あ、そうだ。コイツら、レオナさんの部屋に置いとけばいいじゃないスか。」
ジャック&レ&グ「はあ!!!??」
ラギー君ってたまにとんでもないこと言うわね…肝が据わってるというかなんというか…
レ「おい、ラギー。言葉は慎重に選べよ。口を縫い合わされたいのか?」
ラ「だって、レオナさんは部屋に召使いがいるのとか慣れっこでしょ?宿代代わりに身の回りのお世話は全部ソイツらにやらせればWin-Winじゃないスか。」
レ「ガルル…ラギー、テメエ…。」
ラ「いやあ~、オレ、まだ寮対抗マジフト大会の時の傷がまだ癒えきってないんスよね~。魔法薬を飲んでまで魔法を使ったからかハードワークはしんどくて。なにせ、レオナさんのために命張っちゃいましたから。コイツらがレオナさんのお世話を手伝ってくれれば治りも早くなる気がするなあ。」
え?まだ疲れが癒えてなかったのかしら。私の力不足ね…
「まだ、疲れが取れていないんですか?私でよければ癒しの歌をまた歌いましょうか?」
レ「…チッ、小賢しい野郎だなテメエは。それと、エリーゼ。アイツにそんなことしなくていい。」
ラ「やだな、嘘じゃないっすよ。シシシッ!エリーゼさん気持ちだけいただいとくッスね。」
本当にいいのかしら?なら、いいのだけど…
レ「だが、そう簡単に俺のそばに置いといてやるわけにはいかなねえな。おい、テメエら、ちょっと来い!」
そういうと私を抱き寄せるレオナさん。それと同時に寮生の子たちがやってきた。
「な、何をするんですか!?レオナさん!」
サバナ寮生A「ハイ、お呼びですか寮長!」
サバナ寮生B「あ、テメエらマジフト大会前にサバナクローにスパイしにきてた奴らじゃねえか。」
サバナ寮生C「逃した獲物が自分から帰ってきた!へへへ!」
レ「ウチの寮生と勝負しろ。勝ったら、小間使いとして置いてやってもいい。たった3日とはいえ、サバナクローにか弱いお荷物を置いとくつもりはねえんでな。」
「私も勝負に参加する必要があると思いますが?…話聞いてます?」
この話も無視され、ユウとサバナクローの寮生たちの勝負が始まろうとしていた。
監「望むところだ!」
何とこの勝負ユウが勝った。もし負けたとしても私が何とかレオナさんを説得しようと思ってたけれど、すごいじゃない!
レ「テメエら草食動物にあっさり負けやがって…俺の顔に泥塗ってんじゃねえよ。」
サバナ寮生A「キャインッ!すんませんっ!」
グ「約束は約束なんだゾ!3日間寝泊まりさせろっ!」
レ「グルル…。チッ…。少しでも騒がしくしやがったら3日経ってなくても即座に外に放り出す。わかったな。」
監「は、はい!」
グ「ホッ…とりあえず野宿は免れたんだゾ。」
ラ「んじゃ、ジャック君は余ってる布団をレオナさんの部屋に運んでやって。」
「私も手伝うわ、ジャック君。」
ジャック「了解っス。俺だけで運べるんで、エリーゼさんは先に部屋行っといてください。」
ラ「シシシッ!ラッキー♪これで3日間はオレの雑用が減るッスね。」
レ「ったく、あの野郎…聞こえてんだよ。後で覚悟しとけ。…オラ、草食動物ども。ついて来い。ちんたらすんな。」
「ちょっと!?レオナさん!おろしてください!歩けますから!ちょ、ちょっと~~~!」
私の叫びは風のように流れ、レオナさんは、私を抱き上げると、歩き始め、ユウたちを部屋まで案内した。
~サバナクロー寮 レオナの部屋~
グ「ほあ~~~。なんか、ワイルドな男の部屋!って感じなんだゾ。」
「は、恥ずかしい…」
レ「チョロチョロすんじゃねえよ。それにエリーゼも、恥ずかしがってるんじゃねぇ。さて、俺はもう寝るが…俺の眠りを妨げたら平たく伸ばして食ってやるからな。グルル・・・。・・・ぐー。」
私を抱きしめてユウたちにこう告げると、レオナさんはすぐに寝てしまった…。私、この体制で寝なくてはいけないの!?
グ「3秒で寝たんだゾ…!」
監「起こさないように静かにしよう。エリーゼさんおやすみなさい。」
「え、ええ。おやすみなさい。」
誰もこの体制にツッコミいれてくれないのね…。それと、レオナさん、偽物とはいえロゼッタがこの学園に来たんだから、そっちに興味を持つかと思っていたのに…。偽物さんがこんな姿見たらなんて思うのかしら。心配することが山ほどある…
私はこの日、あまり眠ることができなかった…。
レ「却下だ。」
ジャック「そんな即答しなくても…」
エリーゼ「理由を教えてもらっても?」
レ「エリーゼならともかく、ウチの寮はペットの持ち込みも禁止してる。毛が落ちるからな。」
グ「嘘つけ~~~!オマエらのほうがオレ様よりよほど毛がフサフサしてるじゃねえか!」
ラ「それはそれ、これはこれッス。」
「私がここに泊まることは前提…何ですか?」
私の言ったことは無視してレオナさんは話を続けた。
レ「だいたいな。空き部屋の掃除なんか何か月も掃除してねえし寮生どものがらくた置き場になってんだろ。2匹もどこに置いておくつもりだ。」
やっぱり、私はここに泊まることになっている…それと、まだ私が把握してない部屋があったなんて…今度掃除しなくちゃ。と思ったとき、ラギー君が何か思いついたような顔をしてレオナさんに向かってこう言った。
ラ「…あ、そうだ。コイツら、レオナさんの部屋に置いとけばいいじゃないスか。」
ジャック&レ&グ「はあ!!!??」
ラギー君ってたまにとんでもないこと言うわね…肝が据わってるというかなんというか…
レ「おい、ラギー。言葉は慎重に選べよ。口を縫い合わされたいのか?」
ラ「だって、レオナさんは部屋に召使いがいるのとか慣れっこでしょ?宿代代わりに身の回りのお世話は全部ソイツらにやらせればWin-Winじゃないスか。」
レ「ガルル…ラギー、テメエ…。」
ラ「いやあ~、オレ、まだ寮対抗マジフト大会の時の傷がまだ癒えきってないんスよね~。魔法薬を飲んでまで魔法を使ったからかハードワークはしんどくて。なにせ、レオナさんのために命張っちゃいましたから。コイツらがレオナさんのお世話を手伝ってくれれば治りも早くなる気がするなあ。」
え?まだ疲れが癒えてなかったのかしら。私の力不足ね…
「まだ、疲れが取れていないんですか?私でよければ癒しの歌をまた歌いましょうか?」
レ「…チッ、小賢しい野郎だなテメエは。それと、エリーゼ。アイツにそんなことしなくていい。」
ラ「やだな、嘘じゃないっすよ。シシシッ!エリーゼさん気持ちだけいただいとくッスね。」
本当にいいのかしら?なら、いいのだけど…
レ「だが、そう簡単に俺のそばに置いといてやるわけにはいかなねえな。おい、テメエら、ちょっと来い!」
そういうと私を抱き寄せるレオナさん。それと同時に寮生の子たちがやってきた。
「な、何をするんですか!?レオナさん!」
サバナ寮生A「ハイ、お呼びですか寮長!」
サバナ寮生B「あ、テメエらマジフト大会前にサバナクローにスパイしにきてた奴らじゃねえか。」
サバナ寮生C「逃した獲物が自分から帰ってきた!へへへ!」
レ「ウチの寮生と勝負しろ。勝ったら、小間使いとして置いてやってもいい。たった3日とはいえ、サバナクローにか弱いお荷物を置いとくつもりはねえんでな。」
「私も勝負に参加する必要があると思いますが?…話聞いてます?」
この話も無視され、ユウとサバナクローの寮生たちの勝負が始まろうとしていた。
監「望むところだ!」
何とこの勝負ユウが勝った。もし負けたとしても私が何とかレオナさんを説得しようと思ってたけれど、すごいじゃない!
レ「テメエら草食動物にあっさり負けやがって…俺の顔に泥塗ってんじゃねえよ。」
サバナ寮生A「キャインッ!すんませんっ!」
グ「約束は約束なんだゾ!3日間寝泊まりさせろっ!」
レ「グルル…。チッ…。少しでも騒がしくしやがったら3日経ってなくても即座に外に放り出す。わかったな。」
監「は、はい!」
グ「ホッ…とりあえず野宿は免れたんだゾ。」
ラ「んじゃ、ジャック君は余ってる布団をレオナさんの部屋に運んでやって。」
「私も手伝うわ、ジャック君。」
ジャック「了解っス。俺だけで運べるんで、エリーゼさんは先に部屋行っといてください。」
ラ「シシシッ!ラッキー♪これで3日間はオレの雑用が減るッスね。」
レ「ったく、あの野郎…聞こえてんだよ。後で覚悟しとけ。…オラ、草食動物ども。ついて来い。ちんたらすんな。」
「ちょっと!?レオナさん!おろしてください!歩けますから!ちょ、ちょっと~~~!」
私の叫びは風のように流れ、レオナさんは、私を抱き上げると、歩き始め、ユウたちを部屋まで案内した。
~サバナクロー寮 レオナの部屋~
グ「ほあ~~~。なんか、ワイルドな男の部屋!って感じなんだゾ。」
「は、恥ずかしい…」
レ「チョロチョロすんじゃねえよ。それにエリーゼも、恥ずかしがってるんじゃねぇ。さて、俺はもう寝るが…俺の眠りを妨げたら平たく伸ばして食ってやるからな。グルル・・・。・・・ぐー。」
私を抱きしめてユウたちにこう告げると、レオナさんはすぐに寝てしまった…。私、この体制で寝なくてはいけないの!?
グ「3秒で寝たんだゾ…!」
監「起こさないように静かにしよう。エリーゼさんおやすみなさい。」
「え、ええ。おやすみなさい。」
誰もこの体制にツッコミいれてくれないのね…。それと、レオナさん、偽物とはいえロゼッタがこの学園に来たんだから、そっちに興味を持つかと思っていたのに…。偽物さんがこんな姿見たらなんて思うのかしら。心配することが山ほどある…
私はこの日、あまり眠ることができなかった…。