荒野の反逆者
エ「なるほどね。いーんじゃね?」
デュ「さすがローズハート寮長です。」
ケ「んじゃ、オレは当日までにいろいろ根回ししとくね♪」
エリーゼ「私の方からもいろいろと準備しておきますね。」
リ「頼んだよ。怪しまれないようにね。」
ケ「で?リドル君の作戦を聞いた結果、ジャック君はどーすんの?抜ける?」
ジャック「…。卑怯な作戦ではなかった。…今回は、協力してやってもいい。」
グ「コイツ、いちいち素直じゃねぇんだゾ。」
エ「じゃ、今日のとこは寮に帰ろうぜ。はぁ、もうクタクタ。」
グ「オレ様も腹減ったんだゾ~。」
リ「そうだ。1年生たち。今回は情報提供に免じて、高速第6条『学園内での私闘を禁ず』の違反を見逃してあげるけれど…次に見つけたら全員首をはねてしまうよ。お分かりだね?」
エリーゼ「リドル君の言う通りよ。あなた達を見かけたとき、本当にびっくりしたんだから。次はこんなことしないでね。」
デュ&エ&グ「はい。すみません。」
ジャック「…ッス。」
リ「よろしい。では、寮に戻ろう。」
ジャック「弱っちそうだと思っていたが、お前らのところの寮長こえーな。」
エ「そーだよ。か弱いハリネズミと見せかけた、超攻撃型ヤマアラシだから、マジで逆らわない方がいいぜ。」
監「当日、絶対に犯行を止めてみせる!」
~サバナクロー寮 談話室~
レ「ラギー。お前、昼間ハーツラビュルの奴らに追い回されたんだってなァ?だからあれほど証拠は残すなっつっただろうが!間抜け!」
ラ「ち、違うんスよ。あれにはちょっと事情があって…証拠をつかまれたわけじゃないからそこは安心してくださいッス。」
レ「…チッ。あのいけ好かないオクタヴィネルのタコ野郎に高い代償払って協力させたんだ。当日しくじったらお前をフライにして食ってやるから覚悟しとけ。」
ラ「メインディッシュの準備はバッチリ進んでるッス。」
サバナ寮生A 「当日は絶対ディアソムニアの連中をキャインと言わせてやります。」
ラ「ああ、決戦当日が楽しみッスねえ。ボロボロのマレウス・ドラコニアがレオナさんに跪く姿!きっと世界中がオレたちを称賛して…ハイエナのオレにも一流企業からのスカウトが来るかもしれないッス。」
サバナ寮生A「プロリーグからも引っ張りだこかも!」
レ「はっ。まだ獲物が爪がかかった程度でおめでたいヤツらだな。」
サバナ寮生B「そしてレオナさんの人気もうなぎ登り!」
サバナ寮生A「夕焼けの草原の連中もレオナさんの方が王に相応しいって思い直しますよ。」
レ「実力と血統は違うんだよ。」
ラ「えっ?」
レ「…なんでもねえよ。ふぁ~あ…俺はもう寝る。お前らも散れ。」
ラ「了解っす。おやすみなさい、レオナさん。」
レ「この学園でてっぺんとった程度で全部覆るわけねぇだろ。」
~レオナSide
かつて俺にも、俺自身を認めてくれるヤツが一人だけいたなァ…
アイツは俺のことを怖くなんかないって言った。でも、アイツは今…
~レオナSideFin.
ポタポタポタ…
~エリーゼSide
ブロットの溜まる音がまた聞こえる。やはり彼は…。
始めてレオナさんに会ったあの日、彼は2番目だからと言った…。あの時の私は、何も考えずあんなこと口走ってしまったけれど…。私は彼の気持ちを理解しているつもりだ理解していなかったのかもしれない。大会当日、彼のしようとしていることを止めて、話を聞いてあげよう。例え、どんなに嫌われたっていい…・だって私は存在してはいけない人なんだから…。
~エリーゼSideFin.
デュ「さすがローズハート寮長です。」
ケ「んじゃ、オレは当日までにいろいろ根回ししとくね♪」
エリーゼ「私の方からもいろいろと準備しておきますね。」
リ「頼んだよ。怪しまれないようにね。」
ケ「で?リドル君の作戦を聞いた結果、ジャック君はどーすんの?抜ける?」
ジャック「…。卑怯な作戦ではなかった。…今回は、協力してやってもいい。」
グ「コイツ、いちいち素直じゃねぇんだゾ。」
エ「じゃ、今日のとこは寮に帰ろうぜ。はぁ、もうクタクタ。」
グ「オレ様も腹減ったんだゾ~。」
リ「そうだ。1年生たち。今回は情報提供に免じて、高速第6条『学園内での私闘を禁ず』の違反を見逃してあげるけれど…次に見つけたら全員首をはねてしまうよ。お分かりだね?」
エリーゼ「リドル君の言う通りよ。あなた達を見かけたとき、本当にびっくりしたんだから。次はこんなことしないでね。」
デュ&エ&グ「はい。すみません。」
ジャック「…ッス。」
リ「よろしい。では、寮に戻ろう。」
ジャック「弱っちそうだと思っていたが、お前らのところの寮長こえーな。」
エ「そーだよ。か弱いハリネズミと見せかけた、超攻撃型ヤマアラシだから、マジで逆らわない方がいいぜ。」
監「当日、絶対に犯行を止めてみせる!」
~サバナクロー寮 談話室~
レ「ラギー。お前、昼間ハーツラビュルの奴らに追い回されたんだってなァ?だからあれほど証拠は残すなっつっただろうが!間抜け!」
ラ「ち、違うんスよ。あれにはちょっと事情があって…証拠をつかまれたわけじゃないからそこは安心してくださいッス。」
レ「…チッ。あのいけ好かないオクタヴィネルのタコ野郎に高い代償払って協力させたんだ。当日しくじったらお前をフライにして食ってやるから覚悟しとけ。」
ラ「メインディッシュの準備はバッチリ進んでるッス。」
サバナ寮生A 「当日は絶対ディアソムニアの連中をキャインと言わせてやります。」
ラ「ああ、決戦当日が楽しみッスねえ。ボロボロのマレウス・ドラコニアがレオナさんに跪く姿!きっと世界中がオレたちを称賛して…ハイエナのオレにも一流企業からのスカウトが来るかもしれないッス。」
サバナ寮生A「プロリーグからも引っ張りだこかも!」
レ「はっ。まだ獲物が爪がかかった程度でおめでたいヤツらだな。」
サバナ寮生B「そしてレオナさんの人気もうなぎ登り!」
サバナ寮生A「夕焼けの草原の連中もレオナさんの方が王に相応しいって思い直しますよ。」
レ「実力と血統は違うんだよ。」
ラ「えっ?」
レ「…なんでもねえよ。ふぁ~あ…俺はもう寝る。お前らも散れ。」
ラ「了解っす。おやすみなさい、レオナさん。」
レ「この学園でてっぺんとった程度で全部覆るわけねぇだろ。」
~レオナSide
かつて俺にも、俺自身を認めてくれるヤツが一人だけいたなァ…
アイツは俺のことを怖くなんかないって言った。でも、アイツは今…
~レオナSideFin.
ポタポタポタ…
~エリーゼSide
ブロットの溜まる音がまた聞こえる。やはり彼は…。
始めてレオナさんに会ったあの日、彼は2番目だからと言った…。あの時の私は、何も考えずあんなこと口走ってしまったけれど…。私は彼の気持ちを理解しているつもりだ理解していなかったのかもしれない。大会当日、彼のしようとしていることを止めて、話を聞いてあげよう。例え、どんなに嫌われたっていい…・だって私は存在してはいけない人なんだから…。
~エリーゼSideFin.