荒野の反逆者
エリーゼSide
1日考えたけど、やっぱり悪いことは正さないと!ユウたちに犯人に心当たりがあるって言いに行こう・・って何の声?
ジャック「うおおおおおおあ!!」
デュ「おらあああ!!」
え!?ジャック君とデュース君!?何やってるの!?
ジャック「はあ、はあ…なかなか鋭いの打ち込みやがる…」
デュ「はー、そっちこそ・・・はー、やるじゃねぇか・・・」
グ「オマエのパンチ、オレ様のハートに響いたんだゾ・・・」
エ「ぜー、はー…お前ら空気に飲まれすぎじゃね?もう選手枠とかどーでもいーわ…しんど・・」
監「夕日に向かって走ろうぜ…」
「あなた達なにしてるの!?」
監「あ!エリーゼさん。実は…」
「なるほどね。大体の事情は分かったわ。それと、あなた達もこの事件の犯人が分かったのね。私もわかって今言いに行こうと思っていたところだったの。じゃあ、ジャック君の話、聞かせてもらおうかな。」
ジャック「…よし。これでケジメはつけた。俺の知ってることは話してやる。」
エ「ケジメって、何のケジメだよ。」
ジャック「俺自身のケジメだ。所属寮を裏切ることには違いねえからな。だが、俺はもう我慢ならねえ!!どんなに強い相手だろうが、自分自身の力で挑んでこその勝負だろ。今回の大会だって、俺は自分がどこまでやれるのか挑戦するつもりで自分を鍛えてきた。卑怯な小細工なんて反吐が出る!そんな勝利に何の意味がある?俺は自分自身の力で勝ち上がってテッペン獲ってやりたかったんだ!」
エ「あ。こいつスゲー面倒くさい奴だ。」
監「あくまで自分のためなんだ」
デュ「わかる!俺はわかるぞ!!その気持ち!!」
グ「こっちにも面倒くさいヤツがいるんだゾ。」
ジャック「ラギー先輩のユニーク魔法は…『相手に自分と同じ動きをさせることができる』ものだ。操りたい相手と同じ動きをすることによって本人の不注意に見せかけて事故を起こしてきた。」
エ「なるほどね。だから食堂ではバレないようにグリムと同じ動きをしてパンを交換したってわけか。」
グ「クソ~!その話が出るたびに腹が立つんだゾ!食べ物の恨みは恐ろしいんだゾ!」
デュ「でも、待てよ。ターゲットのそばで階段から飛び降りるような動きをしたら、すぐ怪しまれそうじゃないか?」
「一連の事件は、ラギー君が単独でやってるわけではなく、寮ぐるみの犯行でしょうね。」
グ「ふな゛っ!?」
「デュース君が言うようにターゲットのそばで変な動きをしていれば目立ってしまう。だから、寮生たちがラギー君の盾になって目立たないようにごまかしてるんだと思うわ。」
デュ「寮ぐるみの犯行…どうしてそんなことを。」
エ「んー。マジカルシフトの大会での順位や活躍ってかなり将来に響くんだろ?だったら気持ちはわからなくもないけど。」
ジャック「グルルル…!」
エ「うわ恐っわ。歯ぁ剥き出しで唸るなよ。冗談じゃん。」
ジャック「フン!将来よりも今だろ。今の自分の実力を見せつけなきゃ意味ねえだろうが。俺が特に気に入らねえのは寮長、レオナ・キングスカラーだ!アイツはすごい実力があるはずなのにちっとも本気を出しやしねえ。」
グ「確かに。アイツダラダラしてるのにめちゃくちゃ強かったんだゾ。」
ジャック「だろ!?せっかく持っている力を何故磨かない!?俺はそういうヤツが一番嫌いだ。3年前、レオナ先輩が大会で見せたプレイは本当にすごかった。だから、俺はこの学園には入れて…サバナクロー寮に入って、あの人と本気でマジフトの試合がやれるんだと思ってたのに…」
エ「あのさー監督生。コイツさっきからずっと自分トコの寮長に文句言ってるようでいて…」
監「実はすっごく尊敬していたのでは…」
レオナさん…あなたをちゃんと認めてくれる子、ここにいますよ…だからこんなこともうしないで…
ジャック「今までの事件は、奴らにとって行きがけの駄賃みたいなものだ。奴らはもっと大きなことを目論んでる。」
デュ「大きなこと?」
ジャック「ディアソムニア寮寮長、マレウス・ドラコニアだ。ヤツはバケモノ並みのパワーでディアソムニア寮を2年連続優勝に導いた。そのせいでサバナクロー寮は無得点のままトーナメント初戦敗退。先輩たちはそれに恨みを持ってる。」
デュ「無得点での初戦敗退…優勝常連寮としてはさぞ悔しかっただろうな…」
ジャック「ああ。世界中が注目する中、大恥をかかされたわけだ。先輩たちはその雪辱を果たそうとしている。しかも、卑怯なやり方で。」
エ「大会当日、ディアソムニア寮に何かしかけるつもりってことか。」
ジャック「そうだ。だから、俺はその計画をぶっ潰す!」
リ「話は聞かせてもらったよ。」
デュ「ローズハート寮長、ダイヤモンド先輩。」
リ「伝統ある大切な行事を私怨で汚そうだなんて、許せないな。」
ケ「どうする?リドル君。」
リ「今までのラギーの犯行も証拠がない以上断罪することはできない。狡賢いレオナ先輩たちのことだ。今告発してもうまくかわすだろう。」
エ「つまり犯行現場を押さえるっきゃない、ってこと?」
リ「ボクに少し考えがある。まずは…」
ジャック「また。知ってる情報を話しはしたが俺はお前らとツルムつもりはねえ。」
ケ「え~。ここにきてそれ言う~?」
ジャック「自分の寮の落とし前は自分でつける。じゃあな。」
監「本当に1人で何とか出来ると思ってる?」
ジャック「…あ?」
グ「ひ、久々に出たんだゾ…コイツのグサッと一言・・・」
デュ「確かに1人対寮全員じゃ、勝算が低いよな。」
監「賢い狼は群れで狩りをするよ」
ジャック「…いいだろう。話くらいは聞いてやる。だが、もし気に食わねえ作戦だったら、俺は抜けるぜ。」
エ「コイツ、マジめんどくさ…」
ケ「頑固さではエースちゃんたちもどっこいだけどね~」
リ「じゃあ、さっきの話の続きをするよ。まず…」
1日考えたけど、やっぱり悪いことは正さないと!ユウたちに犯人に心当たりがあるって言いに行こう・・って何の声?
ジャック「うおおおおおおあ!!」
デュ「おらあああ!!」
え!?ジャック君とデュース君!?何やってるの!?
ジャック「はあ、はあ…なかなか鋭いの打ち込みやがる…」
デュ「はー、そっちこそ・・・はー、やるじゃねぇか・・・」
グ「オマエのパンチ、オレ様のハートに響いたんだゾ・・・」
エ「ぜー、はー…お前ら空気に飲まれすぎじゃね?もう選手枠とかどーでもいーわ…しんど・・」
監「夕日に向かって走ろうぜ…」
「あなた達なにしてるの!?」
監「あ!エリーゼさん。実は…」
「なるほどね。大体の事情は分かったわ。それと、あなた達もこの事件の犯人が分かったのね。私もわかって今言いに行こうと思っていたところだったの。じゃあ、ジャック君の話、聞かせてもらおうかな。」
ジャック「…よし。これでケジメはつけた。俺の知ってることは話してやる。」
エ「ケジメって、何のケジメだよ。」
ジャック「俺自身のケジメだ。所属寮を裏切ることには違いねえからな。だが、俺はもう我慢ならねえ!!どんなに強い相手だろうが、自分自身の力で挑んでこその勝負だろ。今回の大会だって、俺は自分がどこまでやれるのか挑戦するつもりで自分を鍛えてきた。卑怯な小細工なんて反吐が出る!そんな勝利に何の意味がある?俺は自分自身の力で勝ち上がってテッペン獲ってやりたかったんだ!」
エ「あ。こいつスゲー面倒くさい奴だ。」
監「あくまで自分のためなんだ」
デュ「わかる!俺はわかるぞ!!その気持ち!!」
グ「こっちにも面倒くさいヤツがいるんだゾ。」
ジャック「ラギー先輩のユニーク魔法は…『相手に自分と同じ動きをさせることができる』ものだ。操りたい相手と同じ動きをすることによって本人の不注意に見せかけて事故を起こしてきた。」
エ「なるほどね。だから食堂ではバレないようにグリムと同じ動きをしてパンを交換したってわけか。」
グ「クソ~!その話が出るたびに腹が立つんだゾ!食べ物の恨みは恐ろしいんだゾ!」
デュ「でも、待てよ。ターゲットのそばで階段から飛び降りるような動きをしたら、すぐ怪しまれそうじゃないか?」
「一連の事件は、ラギー君が単独でやってるわけではなく、寮ぐるみの犯行でしょうね。」
グ「ふな゛っ!?」
「デュース君が言うようにターゲットのそばで変な動きをしていれば目立ってしまう。だから、寮生たちがラギー君の盾になって目立たないようにごまかしてるんだと思うわ。」
デュ「寮ぐるみの犯行…どうしてそんなことを。」
エ「んー。マジカルシフトの大会での順位や活躍ってかなり将来に響くんだろ?だったら気持ちはわからなくもないけど。」
ジャック「グルルル…!」
エ「うわ恐っわ。歯ぁ剥き出しで唸るなよ。冗談じゃん。」
ジャック「フン!将来よりも今だろ。今の自分の実力を見せつけなきゃ意味ねえだろうが。俺が特に気に入らねえのは寮長、レオナ・キングスカラーだ!アイツはすごい実力があるはずなのにちっとも本気を出しやしねえ。」
グ「確かに。アイツダラダラしてるのにめちゃくちゃ強かったんだゾ。」
ジャック「だろ!?せっかく持っている力を何故磨かない!?俺はそういうヤツが一番嫌いだ。3年前、レオナ先輩が大会で見せたプレイは本当にすごかった。だから、俺はこの学園には入れて…サバナクロー寮に入って、あの人と本気でマジフトの試合がやれるんだと思ってたのに…」
エ「あのさー監督生。コイツさっきからずっと自分トコの寮長に文句言ってるようでいて…」
監「実はすっごく尊敬していたのでは…」
レオナさん…あなたをちゃんと認めてくれる子、ここにいますよ…だからこんなこともうしないで…
ジャック「今までの事件は、奴らにとって行きがけの駄賃みたいなものだ。奴らはもっと大きなことを目論んでる。」
デュ「大きなこと?」
ジャック「ディアソムニア寮寮長、マレウス・ドラコニアだ。ヤツはバケモノ並みのパワーでディアソムニア寮を2年連続優勝に導いた。そのせいでサバナクロー寮は無得点のままトーナメント初戦敗退。先輩たちはそれに恨みを持ってる。」
デュ「無得点での初戦敗退…優勝常連寮としてはさぞ悔しかっただろうな…」
ジャック「ああ。世界中が注目する中、大恥をかかされたわけだ。先輩たちはその雪辱を果たそうとしている。しかも、卑怯なやり方で。」
エ「大会当日、ディアソムニア寮に何かしかけるつもりってことか。」
ジャック「そうだ。だから、俺はその計画をぶっ潰す!」
リ「話は聞かせてもらったよ。」
デュ「ローズハート寮長、ダイヤモンド先輩。」
リ「伝統ある大切な行事を私怨で汚そうだなんて、許せないな。」
ケ「どうする?リドル君。」
リ「今までのラギーの犯行も証拠がない以上断罪することはできない。狡賢いレオナ先輩たちのことだ。今告発してもうまくかわすだろう。」
エ「つまり犯行現場を押さえるっきゃない、ってこと?」
リ「ボクに少し考えがある。まずは…」
ジャック「また。知ってる情報を話しはしたが俺はお前らとツルムつもりはねえ。」
ケ「え~。ここにきてそれ言う~?」
ジャック「自分の寮の落とし前は自分でつける。じゃあな。」
監「本当に1人で何とか出来ると思ってる?」
ジャック「…あ?」
グ「ひ、久々に出たんだゾ…コイツのグサッと一言・・・」
デュ「確かに1人対寮全員じゃ、勝算が低いよな。」
監「賢い狼は群れで狩りをするよ」
ジャック「…いいだろう。話くらいは聞いてやる。だが、もし気に食わねえ作戦だったら、俺は抜けるぜ。」
エ「コイツ、マジめんどくさ…」
ケ「頑固さではエースちゃんたちもどっこいだけどね~」
リ「じゃあ、さっきの話の続きをするよ。まず…」