荒野の反逆者
~大食堂~
ケ「えーっと、ジャミル君は色黒で長い黒髪をした…お、いたいた!」
グ「よぉ。オマエ昨日調理室で怪我したやつだろ?ちょっと話聞かせてくれよ。」
ジャミル「はあ?急になんなんだ、あんたら。」
カリム「あ~!この狸、入学式でオレの尻燃やしたやつ!」
リ「グリム。キミは少し口のきき方に気を付けた方がいい。すまないね、朝食中に。」
カ「ハーツラビュル寮の寮長と、入学式で暴れた狸。あっはっは!なんか面白い取り合わせだな。」
グ「オレ様は狸じゃねえ!グリム様だ!んで、こいつは子分なんだゾ。」
カ「へー、そうか!俺はスカラビア寮寮長のカリム。こっちは副寮長のジャミルだ。よろしくな。」
グ「お、おう。なんか調子狂うヤツなんだゾ。」
ジャミ「…で?なぜ俺が怪我をした話を聞きに?」
監「学園長とエリーゼさんに頼まれて」
ジャミ「エリーゼはともかく、学園長が?ふーん…まあ、いいだろう。昨日の夜、俺はカリムに頼まれて調理室で夜食の羊肉の揚げ饅頭を作ってた。」
カ「ジャミルの作る揚げ饅頭、ほんっとにうまいんだ!今度お前らも食いに来いよ。」
ジャミ「カリム、話の腰を折るな。」
カ「あっ、悪い悪い。」
ジャミ「具材を細かく刻んでいたときになぜか手元が狂って手を傷つけてしまった。」
カ「ジャミルの包丁さばきはウチのコック長も舌を巻くレベルなんだぜ。マジフトの練習で疲れてたのか?」
ジャミ「いや。俺はその程度で手元を狂わせたりはしない。だけど、調理中に一瞬、意識が遠くなったような感覚があった。」
監「めまい?」
ジャミ「殆どの奴らがはそう思うだろうが・・・・俺はあの感覚に少し覚えがある。おそらく、ユニーク魔法の一種だ。」
皆「!!!」
カ「そっか、ジャミルのユニーク魔法はふぁっフガフガ!~~ぷはっ!なんで口塞ぐんだよ。」
ジャミ「今は俺の話はいいから。とにかく、犯人が使ったのは相手の行動を制御できるような魔法だと思う。」
ケ「なるほどね~。だから目撃者的には本人の不注意にしか見えなかったってことか。」
リ「もしそれが一瞬のッことなら、被害者自身も自分の不注意か操られたのか判別がつかないかもしれない。ボクも階段から落ちかけた時、無理矢理操られたような感覚はなかった。」
ケ「ってか、そんな魔法・・・・犯人を捜すの無理ゲーじゃん。どうする?」
グ「人を操れる魔法・・・・ハッ!オレ様もそれを習得すれば、毎日人を操って学食のパンを独り占めできるんだゾ!」
リ「パンを独り占めって…もう少しまともな目標を持ったらどうだい?」
グ「そしたらデッラクスメンチカツサンドも食べ放題・・・・ん?」
監「デッラクスメンチカツサンドといえば…」
~回想シーン~
ラギー「こっちのミニあんパンとそっちのデラックスメンチカツサンド、交感してくんないスか?」
グ「はぁ!?絶対に嫌なんだゾ!」
ラ「まあまあ、そう言わずに。…はいっ、どーぞ♪」
グ「ふなっ!?なんだコレ!?前足が勝手に…」
~回想シーンFin.~
グ「あ゛~~~~~っ!!!!!」
皆「!!!」
カ「なんだ!?急に大声出して。」
グ「オ、オレ様知ってるんだゾ!そのユニーク魔法使うヤツ!」
リ「なんだって?」
監「犯人は、ラギー・ブッチだ!」
ケ「ラギーって…サバナクロー寮の?」
リ「捕まえて話を聞き出そう。」
ケ「ええっと、ラギー・ブッチ君は2年B組だね。」
リ「2人とも、ご協力感謝する!」
カ「おお。なんかよくわかんねーけど、頑張れよ~!」
ケ「えーっと、ジャミル君は色黒で長い黒髪をした…お、いたいた!」
グ「よぉ。オマエ昨日調理室で怪我したやつだろ?ちょっと話聞かせてくれよ。」
ジャミル「はあ?急になんなんだ、あんたら。」
カリム「あ~!この狸、入学式でオレの尻燃やしたやつ!」
リ「グリム。キミは少し口のきき方に気を付けた方がいい。すまないね、朝食中に。」
カ「ハーツラビュル寮の寮長と、入学式で暴れた狸。あっはっは!なんか面白い取り合わせだな。」
グ「オレ様は狸じゃねえ!グリム様だ!んで、こいつは子分なんだゾ。」
カ「へー、そうか!俺はスカラビア寮寮長のカリム。こっちは副寮長のジャミルだ。よろしくな。」
グ「お、おう。なんか調子狂うヤツなんだゾ。」
ジャミ「…で?なぜ俺が怪我をした話を聞きに?」
監「学園長とエリーゼさんに頼まれて」
ジャミ「エリーゼはともかく、学園長が?ふーん…まあ、いいだろう。昨日の夜、俺はカリムに頼まれて調理室で夜食の羊肉の揚げ饅頭を作ってた。」
カ「ジャミルの作る揚げ饅頭、ほんっとにうまいんだ!今度お前らも食いに来いよ。」
ジャミ「カリム、話の腰を折るな。」
カ「あっ、悪い悪い。」
ジャミ「具材を細かく刻んでいたときになぜか手元が狂って手を傷つけてしまった。」
カ「ジャミルの包丁さばきはウチのコック長も舌を巻くレベルなんだぜ。マジフトの練習で疲れてたのか?」
ジャミ「いや。俺はその程度で手元を狂わせたりはしない。だけど、調理中に一瞬、意識が遠くなったような感覚があった。」
監「めまい?」
ジャミ「殆どの奴らがはそう思うだろうが・・・・俺はあの感覚に少し覚えがある。おそらく、ユニーク魔法の一種だ。」
皆「!!!」
カ「そっか、ジャミルのユニーク魔法はふぁっフガフガ!~~ぷはっ!なんで口塞ぐんだよ。」
ジャミ「今は俺の話はいいから。とにかく、犯人が使ったのは相手の行動を制御できるような魔法だと思う。」
ケ「なるほどね~。だから目撃者的には本人の不注意にしか見えなかったってことか。」
リ「もしそれが一瞬のッことなら、被害者自身も自分の不注意か操られたのか判別がつかないかもしれない。ボクも階段から落ちかけた時、無理矢理操られたような感覚はなかった。」
ケ「ってか、そんな魔法・・・・犯人を捜すの無理ゲーじゃん。どうする?」
グ「人を操れる魔法・・・・ハッ!オレ様もそれを習得すれば、毎日人を操って学食のパンを独り占めできるんだゾ!」
リ「パンを独り占めって…もう少しまともな目標を持ったらどうだい?」
グ「そしたらデッラクスメンチカツサンドも食べ放題・・・・ん?」
監「デッラクスメンチカツサンドといえば…」
~回想シーン~
ラギー「こっちのミニあんパンとそっちのデラックスメンチカツサンド、交感してくんないスか?」
グ「はぁ!?絶対に嫌なんだゾ!」
ラ「まあまあ、そう言わずに。…はいっ、どーぞ♪」
グ「ふなっ!?なんだコレ!?前足が勝手に…」
~回想シーンFin.~
グ「あ゛~~~~~っ!!!!!」
皆「!!!」
カ「なんだ!?急に大声出して。」
グ「オ、オレ様知ってるんだゾ!そのユニーク魔法使うヤツ!」
リ「なんだって?」
監「犯人は、ラギー・ブッチだ!」
ケ「ラギーって…サバナクロー寮の?」
リ「捕まえて話を聞き出そう。」
ケ「ええっと、ラギー・ブッチ君は2年B組だね。」
リ「2人とも、ご協力感謝する!」
カ「おお。なんかよくわかんねーけど、頑張れよ~!」