荒野の反逆者
エリーゼSide
ク「おやみなさん。マジカルシフトですか。」
「こんにちは。グリム君、ユウ。」
グ「げっ。今一番テンションが下がるヤツらが来たんだゾ。」
ク「寮内のゴーストさんたちとも仲良くやってるようですね。関心関心。」
グ「別に仲良くしてねーし!で、なんの用なんだゾ。」
ク「君たちに頼みたいことがあって来ました。立ち話もなんですから、中へ。」
グ「つーか、何だよ頼みごとって。オレ様たちはもう雑用係じゃねーんだゾ。」
ク「おや?私は君たちの衣食住をタダで保証するなんて一言も言っていませんが?労働とは美しいものですねえ、グリム君。ユウ君。」
監「お、脅しだ…」
ク「ゴホン。では、改めて本題に入ります。実は最近、学園内で不審な事故による怪我人が続出していまして。それについての調査をお願いしたいんです。」
グ「怪我人~?」
「ええ。階段からの転落や、熱湯による火傷…原因はいろいろあるんだけれど、ここ数日で急に保健室の利用者が増えたの。昨日も階段からの転落事故があって、これで怪我人は10人目。誰も重症には至ってないのが救いなんだけど…」
グ「ただのおっちょこちょいなんじゃねぇのかぁ?」
ク「マジカルシフト大会が近づくと学園全体が浮つくのは確かです。それにしても、例年に比べて怪我人が多すぎる。しかも、怪我をした全員が今年の大会の選抜メンバーに選ばれると注目されていた生徒なんです。」
グ「ほぉ~ん?」
監「事件の香りがします。」
「ユウ、名推理ね。ただ、事件とするには証拠がどこにもないの。すべての事故は人の目があるところで起きているし、目撃者は口をそろえてこう言ってるのよ。「本人の不注意にしか見えなかった」ってね。」
グ「じゃあ、ソイツらがドジってことなんだゾ。はい、解決ぅ~。」
ク「おやおやグリム君。投げやりですねぇ。」
グ「だってオレ様には関係ねーんだゾ。どうせマジフト大会には出られねーし?大会がどうなろうと知ったこっちゃねーんだゾ。ペッペッ。」
ク「そうですか…とっておきのご褒美も用意していたんですが…」
ご褒美?私そんなの聞いてなかったけど、いつの間に用意したのかしら。
グ「へん!その手にはもう釣られねーんだゾ!ツナ缶100缶積まれたって協力してやんね。」
ク「では、マジカルシフト大会の出場枠…というのはいかがです?」
グ「えっ!?」
ク「事件解決の暁には、キミたちの寮にマジカルシフト大会出場枠を用意して差し上げましょう。どうです?私、とびきり優しいでしょう。」
ク「大会に出られればその雄姿は世界中に放映。さらに満席のコロシアムの喝采を浴びることができますよ。ひゅーひゅー!期待のルーキー・グリム選手の入場です!なーんちゃって。」
グ「や、やべぇ…その光景が目に浮かぶようなんだゾ…」
ク「ですが、今回はご協力いただけないんでしたよね。残念ですが、この話はなかったことに。」
グ「ちょっと待った~~~!やる!やるんだゾ!」
ク「おや?やるんですか?」
グ「大会に出してくれるんなら話は別だ!!なっ、ユウ!」
監「大会には選手が7人必要じゃなかったっけ?」
グ「でも、まてよ。選手が7人必要なんだろ?ソイツらはどうするんだゾ?」
ク「そこはホラ。学園長がマジカルなミラクルで何とかあと5人の選手を補充してあげます。」
言いくるめてたけれど、本当に選手そろえれるのかしら。心配だわ。
グ「よっしゃ~!約束なんだゾ!ユウ、さっそく聞き込みだ!」
ク「2人とも頼みましたよ。エリーゼも2人のサポートをしてあげてください。」
「わかりました。」
この事件の犯人絶対に見つけてみせる!
ク「おやみなさん。マジカルシフトですか。」
「こんにちは。グリム君、ユウ。」
グ「げっ。今一番テンションが下がるヤツらが来たんだゾ。」
ク「寮内のゴーストさんたちとも仲良くやってるようですね。関心関心。」
グ「別に仲良くしてねーし!で、なんの用なんだゾ。」
ク「君たちに頼みたいことがあって来ました。立ち話もなんですから、中へ。」
グ「つーか、何だよ頼みごとって。オレ様たちはもう雑用係じゃねーんだゾ。」
ク「おや?私は君たちの衣食住をタダで保証するなんて一言も言っていませんが?労働とは美しいものですねえ、グリム君。ユウ君。」
監「お、脅しだ…」
ク「ゴホン。では、改めて本題に入ります。実は最近、学園内で不審な事故による怪我人が続出していまして。それについての調査をお願いしたいんです。」
グ「怪我人~?」
「ええ。階段からの転落や、熱湯による火傷…原因はいろいろあるんだけれど、ここ数日で急に保健室の利用者が増えたの。昨日も階段からの転落事故があって、これで怪我人は10人目。誰も重症には至ってないのが救いなんだけど…」
グ「ただのおっちょこちょいなんじゃねぇのかぁ?」
ク「マジカルシフト大会が近づくと学園全体が浮つくのは確かです。それにしても、例年に比べて怪我人が多すぎる。しかも、怪我をした全員が今年の大会の選抜メンバーに選ばれると注目されていた生徒なんです。」
グ「ほぉ~ん?」
監「事件の香りがします。」
「ユウ、名推理ね。ただ、事件とするには証拠がどこにもないの。すべての事故は人の目があるところで起きているし、目撃者は口をそろえてこう言ってるのよ。「本人の不注意にしか見えなかった」ってね。」
グ「じゃあ、ソイツらがドジってことなんだゾ。はい、解決ぅ~。」
ク「おやおやグリム君。投げやりですねぇ。」
グ「だってオレ様には関係ねーんだゾ。どうせマジフト大会には出られねーし?大会がどうなろうと知ったこっちゃねーんだゾ。ペッペッ。」
ク「そうですか…とっておきのご褒美も用意していたんですが…」
ご褒美?私そんなの聞いてなかったけど、いつの間に用意したのかしら。
グ「へん!その手にはもう釣られねーんだゾ!ツナ缶100缶積まれたって協力してやんね。」
ク「では、マジカルシフト大会の出場枠…というのはいかがです?」
グ「えっ!?」
ク「事件解決の暁には、キミたちの寮にマジカルシフト大会出場枠を用意して差し上げましょう。どうです?私、とびきり優しいでしょう。」
ク「大会に出られればその雄姿は世界中に放映。さらに満席のコロシアムの喝采を浴びることができますよ。ひゅーひゅー!期待のルーキー・グリム選手の入場です!なーんちゃって。」
グ「や、やべぇ…その光景が目に浮かぶようなんだゾ…」
ク「ですが、今回はご協力いただけないんでしたよね。残念ですが、この話はなかったことに。」
グ「ちょっと待った~~~!やる!やるんだゾ!」
ク「おや?やるんですか?」
グ「大会に出してくれるんなら話は別だ!!なっ、ユウ!」
監「大会には選手が7人必要じゃなかったっけ?」
グ「でも、まてよ。選手が7人必要なんだろ?ソイツらはどうするんだゾ?」
ク「そこはホラ。学園長がマジカルなミラクルで何とかあと5人の選手を補充してあげます。」
言いくるめてたけれど、本当に選手そろえれるのかしら。心配だわ。
グ「よっしゃ~!約束なんだゾ!ユウ、さっそく聞き込みだ!」
ク「2人とも頼みましたよ。エリーゼも2人のサポートをしてあげてください。」
「わかりました。」
この事件の犯人絶対に見つけてみせる!