荒野の反逆者
エリーゼSide
ゴーストさんたちとの戦いが終わりました。さて、あの子たちのマジカルペンはどうなってるのでしょうね。
グ「オイ学園長!ブロットの話と、ゴーストとの戦いなんの関係もなくねえか!?」
ク「グリムくん、首輪についた魔法石を見てごらんなさい。」
グ「ふな゛っ!?オレ様の魔法石、なんか薄汚れてるんだゾ!?肉球で擦っても汚れがとれねえ!」
「魔法石にインクを垂らしたような黒いシミがあるでしょう。これこそが魔法の使用により生じたブロットなの。」
デュ「あっ、よく見ると俺のマジカルペンにもうっすらシミが・・・・!」
グ「うええ、なんだか汚ねえんだゾ!」
監「綺麗にする方法はあるんですか?」
「もちろんあるわよ。」
グ「特別な石鹸で洗うとかか?」
ク「十分な休息をとれば、時間経過とともにブロットは消えていきます。魔法石は魔法の発現を助けてくれるだけでなくブロットが直接術者の身体に蓄積されないようある程度肩代わりしてくれる素敵なアイテムなのです。」
デュ「なるほど。つまり魔法石が曇ってきたら身体を休めろ、ってことですね。」
「その通りよ。よく食べて、よく眠ることで大抵のブロットは解消されるから。」
グ「なーんだ!!じゃあオレ様が大魔法士になって、どでかい魔法をバンバン使えるようになっても安心なんだゾ!いつもよく食べてよく寝てるし。」
ク「魔力量は人によって千差万別ですがごく一部の例外を除いて、ブロットの許容量にそれほど大きな差はありません。」
グ「どういうことなんだゾ?」
ク「つまりローズハート君のように魔力量が多い人ほどブロット蓄積には細心の注意和払わなければならない、ということです。」
エ「たくさん使えるからって考えなしにバカスカ魔法をぶっ放しまくれば、あっという間にブロットが溜まっちまうってことか。」
ク「まあその点、君たち程度の魔力量ならそれほど気を遣わずとも大丈夫だとは思いますが。良かったですね!」
今、お義父様、あの子たちに向かって嫌味を言ったわね。
エ「なんか素直に喜びづらいんでスけど!?そのセリフ!」
グ「魔法の使い過ぎで魔法石が真っ黒になるとみんなこないだのリドルみたいに闇落ちバーサーカーになっちまうのか?でっけー魔神みたいなのも出てて怖かったんだゾ。」
「ブロットの蓄積量は魔法士自身の精神状態に大きく影響を受けるの。怒り、哀しみ、恐怖、混乱・・・・そういった負のエネルギーを抱えているとブロットが非常にたまりやすくなって、オバーブロットを引き起こしやすくなるの。」
デュ「負のエネルギー…」
ク「暴走状態のローズハート君の背後に現れた巨大な影。あれは負のエネルギーとブロットが融合して現れる化身だといわれていますが・・・・実際のところ、詳しいことはわかっていません。オバーブロットについては未知数なことが多い。何せ事例がそう多くはありませんから。」
エ「事例が多くてたまるかっつーの。あんなの二度とゴメンだわ。」
ク「ローズハート君は幸いにもその場で正気に戻すことができましたが、もしあのままだったら・・・・・ああーーっ!考えたくない!恐ろしい!」
グ「うっわ!いきなりでけえ声出すからびびったんだゾ!」
ク「ゴホン。失礼、つい取り乱してしまいました。長々と話しましたが、魔法の使用は常に危険が伴う、ということです。皆さんゆめゆめお忘れなきように。」
生徒たち『はーい。』
ク「というわけで、優しい学園長の特別授業はここまで!さ、皆さんさっさと教室に戻ってください。」
監「学園長、大事なことをお忘れでは?」
ク「あ、ああ~~~。君が元の世界に帰る方法ね。もちろん探していますとも。忘れてなんかいませんよ、いやですねえ。最近ちょっと忙しくて。」
グ「目が泳いでるんだゾ。」
ク「う、嘘じゃありませんよ。今私は10月に行われる寮対抗マジカルシフト大会の準備で大忙しなんです。この後も寮長を集めた会議がありますし・・・・」
グ「マジカルシフト大会?」
ゴーストさんたちとの戦いが終わりました。さて、あの子たちのマジカルペンはどうなってるのでしょうね。
グ「オイ学園長!ブロットの話と、ゴーストとの戦いなんの関係もなくねえか!?」
ク「グリムくん、首輪についた魔法石を見てごらんなさい。」
グ「ふな゛っ!?オレ様の魔法石、なんか薄汚れてるんだゾ!?肉球で擦っても汚れがとれねえ!」
「魔法石にインクを垂らしたような黒いシミがあるでしょう。これこそが魔法の使用により生じたブロットなの。」
デュ「あっ、よく見ると俺のマジカルペンにもうっすらシミが・・・・!」
グ「うええ、なんだか汚ねえんだゾ!」
監「綺麗にする方法はあるんですか?」
「もちろんあるわよ。」
グ「特別な石鹸で洗うとかか?」
ク「十分な休息をとれば、時間経過とともにブロットは消えていきます。魔法石は魔法の発現を助けてくれるだけでなくブロットが直接術者の身体に蓄積されないようある程度肩代わりしてくれる素敵なアイテムなのです。」
デュ「なるほど。つまり魔法石が曇ってきたら身体を休めろ、ってことですね。」
「その通りよ。よく食べて、よく眠ることで大抵のブロットは解消されるから。」
グ「なーんだ!!じゃあオレ様が大魔法士になって、どでかい魔法をバンバン使えるようになっても安心なんだゾ!いつもよく食べてよく寝てるし。」
ク「魔力量は人によって千差万別ですがごく一部の例外を除いて、ブロットの許容量にそれほど大きな差はありません。」
グ「どういうことなんだゾ?」
ク「つまりローズハート君のように魔力量が多い人ほどブロット蓄積には細心の注意和払わなければならない、ということです。」
エ「たくさん使えるからって考えなしにバカスカ魔法をぶっ放しまくれば、あっという間にブロットが溜まっちまうってことか。」
ク「まあその点、君たち程度の魔力量ならそれほど気を遣わずとも大丈夫だとは思いますが。良かったですね!」
今、お義父様、あの子たちに向かって嫌味を言ったわね。
エ「なんか素直に喜びづらいんでスけど!?そのセリフ!」
グ「魔法の使い過ぎで魔法石が真っ黒になるとみんなこないだのリドルみたいに闇落ちバーサーカーになっちまうのか?でっけー魔神みたいなのも出てて怖かったんだゾ。」
「ブロットの蓄積量は魔法士自身の精神状態に大きく影響を受けるの。怒り、哀しみ、恐怖、混乱・・・・そういった負のエネルギーを抱えているとブロットが非常にたまりやすくなって、オバーブロットを引き起こしやすくなるの。」
デュ「負のエネルギー…」
ク「暴走状態のローズハート君の背後に現れた巨大な影。あれは負のエネルギーとブロットが融合して現れる化身だといわれていますが・・・・実際のところ、詳しいことはわかっていません。オバーブロットについては未知数なことが多い。何せ事例がそう多くはありませんから。」
エ「事例が多くてたまるかっつーの。あんなの二度とゴメンだわ。」
ク「ローズハート君は幸いにもその場で正気に戻すことができましたが、もしあのままだったら・・・・・ああーーっ!考えたくない!恐ろしい!」
グ「うっわ!いきなりでけえ声出すからびびったんだゾ!」
ク「ゴホン。失礼、つい取り乱してしまいました。長々と話しましたが、魔法の使用は常に危険が伴う、ということです。皆さんゆめゆめお忘れなきように。」
生徒たち『はーい。』
ク「というわけで、優しい学園長の特別授業はここまで!さ、皆さんさっさと教室に戻ってください。」
監「学園長、大事なことをお忘れでは?」
ク「あ、ああ~~~。君が元の世界に帰る方法ね。もちろん探していますとも。忘れてなんかいませんよ、いやですねえ。最近ちょっと忙しくて。」
グ「目が泳いでるんだゾ。」
ク「う、嘘じゃありませんよ。今私は10月に行われる寮対抗マジカルシフト大会の準備で大忙しなんです。この後も寮長を集めた会議がありますし・・・・」
グ「マジカルシフト大会?」