荒野の反逆者
~エリーゼSide~
この前、リドル君がオバーブロットをしてしまいました。。話で聞いたことはありましたが、まさか学園内でオバーブロットをする生徒が出てしまうとは驚きです。異世界から来たというユウと、リドル君と同じ寮生であったエース君たちのおかげで何とか収めることができましたが、、、今日は、お義父様が、エース君たちに、オーバーブロットについて説明するみたい。
デュース「学園長失礼します。」
エース「失礼しまーす。あれ?エリーゼさんもいるんすか?」
「ええ、私もお義父様に呼ばれていたの。さあ、入って。」
クロウリー「みな揃っていますね。では、さっそく本題に入りますが。。。。先日のハーツラビュル寮の件がひと段落ついたので、キミたちにもきちんと話をしておこうと思いまして。魔法士になるからには、ローズハート君が陥った暴走状態について詳しく知っておく必要があります。エリーゼもこのことについては知っているので同席してもらうことにしました。」
デュ「オーバーブロット、でしたっけ。」
「ええ、そうよ。」
エ「オレも兄貴から話を聞いたことくらいはあったけど、ブロットが溜まりすぎるとまさかあんなふうになるなんてなあー。マジで闇落ちバーサーカー状態ってカンジだったね。」
グリム「なあなあ、まずブロットってなんなんだゾ?」
ク「そうでした。きみとグリム君にはそこから説明が必要でしたね。では教えて差し上げましょう。私、優しいので。ゴホン。ブロットというのは、魔法の使用に伴う廃棄物のようなものです。例えば、自動車は燃料を消費して走り同時に排気ガスを吐き出しますよね。」
「そうねえ、魔法は魔力を消費して発現して、同時にブロットが吐き出される…と考えるとわかりやすいかしら。」
監督生「つまり、魔法の排気ガス?」
ク「その通りです。有史以来、現在に至るまでブロットについてはさまっざまな研究が進められていますが、その存在にはいまだ謎が多い。1つだけハッキリわかっているのは非常に毒素が多く、溜めすぎると魔法士の心身を害するということだけ。」
エ「そういや、昔ばーちゃんから「ブロットが溜まるから気軽に魔法を使うな」って口酸っぱく言われたっけ。」
ク「大きな力にはリスクが伴う。どんなに優れた魔法士でも、無尽蔵に魔法を使えるわけではないんです。」
グ「つまり魔法を使えば使うほど不健康になるってことなんだゾ!?」
ク「いいえ、そうとも限りません。ふうむ。こればかりは説明するより見せた方が話が早そうですね。ゴーストのみなさん、お仕事ですよ!」
ゴーストA「やあやあ。お呼びかね、学園長。」
エ「え?な、なになに?」
ク「一つ、この若人たちに胸を貸して鍛えてやってください。」
デュ「ええっ?」
ゴーストB「よし来た。いっちょ揉んでやりますかな。」
ク「さあ、君たちマジカルペンを構えなさい。学園長の特別授業はまだまだ続きますよ。エリーゼは見学しててください。手出しをしたらいけませんよ。」
「はい。わかりました。」
お義父様張り切ってるわね(笑)。さて、1年生のお手並みを拝見しましょうか。
この前、リドル君がオバーブロットをしてしまいました。。話で聞いたことはありましたが、まさか学園内でオバーブロットをする生徒が出てしまうとは驚きです。異世界から来たというユウと、リドル君と同じ寮生であったエース君たちのおかげで何とか収めることができましたが、、、今日は、お義父様が、エース君たちに、オーバーブロットについて説明するみたい。
デュース「学園長失礼します。」
エース「失礼しまーす。あれ?エリーゼさんもいるんすか?」
「ええ、私もお義父様に呼ばれていたの。さあ、入って。」
クロウリー「みな揃っていますね。では、さっそく本題に入りますが。。。。先日のハーツラビュル寮の件がひと段落ついたので、キミたちにもきちんと話をしておこうと思いまして。魔法士になるからには、ローズハート君が陥った暴走状態について詳しく知っておく必要があります。エリーゼもこのことについては知っているので同席してもらうことにしました。」
デュ「オーバーブロット、でしたっけ。」
「ええ、そうよ。」
エ「オレも兄貴から話を聞いたことくらいはあったけど、ブロットが溜まりすぎるとまさかあんなふうになるなんてなあー。マジで闇落ちバーサーカー状態ってカンジだったね。」
グリム「なあなあ、まずブロットってなんなんだゾ?」
ク「そうでした。きみとグリム君にはそこから説明が必要でしたね。では教えて差し上げましょう。私、優しいので。ゴホン。ブロットというのは、魔法の使用に伴う廃棄物のようなものです。例えば、自動車は燃料を消費して走り同時に排気ガスを吐き出しますよね。」
「そうねえ、魔法は魔力を消費して発現して、同時にブロットが吐き出される…と考えるとわかりやすいかしら。」
監督生「つまり、魔法の排気ガス?」
ク「その通りです。有史以来、現在に至るまでブロットについてはさまっざまな研究が進められていますが、その存在にはいまだ謎が多い。1つだけハッキリわかっているのは非常に毒素が多く、溜めすぎると魔法士の心身を害するということだけ。」
エ「そういや、昔ばーちゃんから「ブロットが溜まるから気軽に魔法を使うな」って口酸っぱく言われたっけ。」
ク「大きな力にはリスクが伴う。どんなに優れた魔法士でも、無尽蔵に魔法を使えるわけではないんです。」
グ「つまり魔法を使えば使うほど不健康になるってことなんだゾ!?」
ク「いいえ、そうとも限りません。ふうむ。こればかりは説明するより見せた方が話が早そうですね。ゴーストのみなさん、お仕事ですよ!」
ゴーストA「やあやあ。お呼びかね、学園長。」
エ「え?な、なになに?」
ク「一つ、この若人たちに胸を貸して鍛えてやってください。」
デュ「ええっ?」
ゴーストB「よし来た。いっちょ揉んでやりますかな。」
ク「さあ、君たちマジカルペンを構えなさい。学園長の特別授業はまだまだ続きますよ。エリーゼは見学しててください。手出しをしたらいけませんよ。」
「はい。わかりました。」
お義父様張り切ってるわね(笑)。さて、1年生のお手並みを拝見しましょうか。