再会と恋心

午後の授業受けるのかったりいなあ。さぼるか。

足音が聞こえてくる。ラギーのじゃねえし、誰のだ。
あいつは、、、、寮の奴らが噂してた今年から働くっつう譲さんじゃねえか。ちょうどいい退屈しのぎだ。遊んでやる。

「そこにいるのは誰だ?俺が寝てるの邪魔しやがって。しかし、見たことねえ顔だな。お前、名前は?」

こりゃ傑作だ、目を見開いて驚いてやがる。

???「寝ているのを邪魔してしまってごめんなさい。私は今年からここで働くことになりましたエリーゼ・クロウリーといいます。ここには薬草を取りに来たんです。取ったらすぐに去りますので」


エリーゼ・クロウリーねえ。この俺にビビらず話す女なんておもしれえ。だが、あいつに会ったことないのに、会ったような気になるのはなんでだ。まあ、いい。これから会うことも多くなるだろうしな。

~しばらくして~
ラギー(以下ラ)「レオナさーん。午後の授業必修だったっスよね。こんなとこでさぼってないで、ちゃんと受けてください!」

「おまえに言われなくてもちゃんと受けるさ。」

ラ「レオナさんが素直に授業受けるっていうなんて!?何かいいことでもあったんスか?」

「まあな」

違和感の正体を突き止めてやるから覚悟しとけよ、小動物さん(エリーゼ)。
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