プロローグ
ついに謁見の時間が迫ってきました。熱砂の国の国王には会ったことがありますが、夕焼けの草原の王族の方に無礼なふるまいをしてしまわないか、ロゼッタはひどく緊張していました。
ロッゼタSide
ロゼッタの母「よく聞きなさい、ロゼッタ。これから会う王族の方たちには、レディらしい振る舞いをしなくてはいけないわ。でもね、もっと大事なことがあるの。それは何だと思う?」
「それ以外に何かあるのですか。ううん。私にはわかりません。お母さま答えを教えてください。」
ロゼッタの母「それはね、、あなたらしい態度で接することよ。もちろんレディらしい振る舞いを忘れてはいけないけどね。あなたらしくしていれば必ず王様たちはあなたのことを大切にしてくれるでしょう。わかったかしら。」
「はい。お母さま。」
お母様の今の言葉で少し安心した。私らしく振舞えるように頑張ろう。
ロゼッタSide Fin.
従者「夕焼けの草原王族の方々並びに我が国、国王のおなーりー。」
その声がかかった瞬間皆一斉に頭を下げます。ロゼッタも例外ではありません。先ほど母に言われたことを胸に固く誓い、頭を下げます。
夕焼けの草原の国王「頭を上げてくれ。シャーティー家の皆の衆久しぶりだなあ。娘さんは其方の近くにいるその女の子かい。」
ロゼッタの父「国王様お久しぶりでございます。隣にいるのが私の娘、ロゼッタにございます。ほら。挨拶なさい。」
ロゼッタ「お初にお目にかかります。シャーティー家の一人娘、ロゼッタ・シャーティーと申します。」
熱砂の国の王「久しぶりであるなあ。ロゼッタよ。挨拶もできてすばらしい。さて、其方の精霊様のご加護がどんなものか早速見せてもらってもよいかのう。」
ロゼッタ「はい。了解いたしました。」
ロゼッタはここにいる場の人たちに対し、精霊の舞を披露しました。この舞は、精霊の加護を受けた人でしか、舞うことができない舞であり、ロゼッタはこれを5歳ながらにして習得していたのです。夕焼けの草原の国王は精霊なんて見たこともなかったのでたいそう喜ばれます。
夕焼けの草原の国王「たいそう素晴らしい舞を見せてもらったよ。この舞で踊っている精霊はどんな妖精なのか教えてほしい。」
ロゼッタ「今回舞を踊った精霊様は、水の精霊でございます。夕焼けの草原では乾季の時期は水不足になると聞いたことがあります。ですから、少しでそれが解消できるよう思いを込めて踊らさせていただきました。」
夕焼けの草原の国王「そんなことも考えて踊るなど、大変すばらしい子だ。ぜひ私の息子であるレオナの許嫁にしたいものだ。その話も含めていろいろ話がしたい。国王様と私、それに旦那だけにしてくれるか。」
国王以外「かしこまりました。」
こういうわけで、ロゼッタの謁見は大成功。ヘドラの方は完全に出遅れてしまいました。舞を踊った後、ロゼッタは休憩がしたかったので、王宮の庭に行きます。そこで、運命の出会いが待ち受けているのです。
ロッゼタSide
ロゼッタの母「よく聞きなさい、ロゼッタ。これから会う王族の方たちには、レディらしい振る舞いをしなくてはいけないわ。でもね、もっと大事なことがあるの。それは何だと思う?」
「それ以外に何かあるのですか。ううん。私にはわかりません。お母さま答えを教えてください。」
ロゼッタの母「それはね、、あなたらしい態度で接することよ。もちろんレディらしい振る舞いを忘れてはいけないけどね。あなたらしくしていれば必ず王様たちはあなたのことを大切にしてくれるでしょう。わかったかしら。」
「はい。お母さま。」
お母様の今の言葉で少し安心した。私らしく振舞えるように頑張ろう。
ロゼッタSide Fin.
従者「夕焼けの草原王族の方々並びに我が国、国王のおなーりー。」
その声がかかった瞬間皆一斉に頭を下げます。ロゼッタも例外ではありません。先ほど母に言われたことを胸に固く誓い、頭を下げます。
夕焼けの草原の国王「頭を上げてくれ。シャーティー家の皆の衆久しぶりだなあ。娘さんは其方の近くにいるその女の子かい。」
ロゼッタの父「国王様お久しぶりでございます。隣にいるのが私の娘、ロゼッタにございます。ほら。挨拶なさい。」
ロゼッタ「お初にお目にかかります。シャーティー家の一人娘、ロゼッタ・シャーティーと申します。」
熱砂の国の王「久しぶりであるなあ。ロゼッタよ。挨拶もできてすばらしい。さて、其方の精霊様のご加護がどんなものか早速見せてもらってもよいかのう。」
ロゼッタ「はい。了解いたしました。」
ロゼッタはここにいる場の人たちに対し、精霊の舞を披露しました。この舞は、精霊の加護を受けた人でしか、舞うことができない舞であり、ロゼッタはこれを5歳ながらにして習得していたのです。夕焼けの草原の国王は精霊なんて見たこともなかったのでたいそう喜ばれます。
夕焼けの草原の国王「たいそう素晴らしい舞を見せてもらったよ。この舞で踊っている精霊はどんな妖精なのか教えてほしい。」
ロゼッタ「今回舞を踊った精霊様は、水の精霊でございます。夕焼けの草原では乾季の時期は水不足になると聞いたことがあります。ですから、少しでそれが解消できるよう思いを込めて踊らさせていただきました。」
夕焼けの草原の国王「そんなことも考えて踊るなど、大変すばらしい子だ。ぜひ私の息子であるレオナの許嫁にしたいものだ。その話も含めていろいろ話がしたい。国王様と私、それに旦那だけにしてくれるか。」
国王以外「かしこまりました。」
こういうわけで、ロゼッタの謁見は大成功。ヘドラの方は完全に出遅れてしまいました。舞を踊った後、ロゼッタは休憩がしたかったので、王宮の庭に行きます。そこで、運命の出会いが待ち受けているのです。