終わりの始まり
???「ユニーク魔法により忌み嫌われていた第2王子は、身分を一度捨てた秘密のお嬢様と真実の愛で結ばれました。
2人の結婚式は盛大に行われ、国はお祭り騒ぎ。町は、現在の王様が結婚式をした時や、その王様のお子様が誕生したときのような賑わいを見せました。その時の第2王子の笑顔は今までに見たこともないような幸せそうなお顔だったそうです。
王子は結婚後、国の宰相となり、国が豊かなものになるよう尽力を尽くしているといいます。初めはいい印象を持っていなかった国民も力を尽くして頑張る王子様の顔と妃となったお嬢様と幸せそうに接しているお姿を見て、その考えを改めます。
お嬢様はというと、精霊の力を存便に発揮しつつ、国の干ばつの問題や教育の問題に尽力を尽くしました。水不足は格段に減り、スラムも減ったそうです。宰相である王弟殿下が出る会議も積極的に参加し、物おじせず発言をする場面もあったそうです。
2人はお互いのことを献身的に支えあい、より良い国を作っていったのです。
2人はのちに3人の子供を授かります。国民は2人の子供が誕生したことに大喜び。2人が結婚式を挙げた日のような盛り上がりを見せました。
一度は引き離された二人が最後は結ばれる。この話は世界中の話題の種となり、語られています。 おしまい。」
???「この絵本のお話って、パパとママのこと?」
???「さあ、どうかしら。」
???「えー、おしえてよ。」
???「おねがーい」
???「本当かどうかパパに聞きにいく?」
???「そうしよう。ルナも行こう!!」
ルナ「うん。」
???「待って、パパはお仕事中よ!!」
???「私たちが追いかけます。」
???「あの子たちを止めきれなかった私が悪いんだし、私が追いかけるわ。ありがとうジンジャー。」
~夕焼けの草原 執務室~
???「これで今日の仕事は終わりッス。」
???「…あァ。」
???「パパ~」
???「お前たちどうしてここに!?ママはどうした?」
???「ごめんなさい。レオナさん。ラギー君。子どもたちを止めようとしたんだけど、先に行ってしまって…お仕事の邪魔だったらまたあとで来るから。」
レ「いや、ちょうど終わったから大丈夫だが…カイン、ユリア、ルナ。ママの言うことはちゃんと聞かなきゃダメだろ?」
カイン・ユリア・ルナ「ごめんなさい。」
レ「ちゃんと謝れて偉いな。それで、何の用事があったんだ?」
ユリア「ねえ、ラギー。この絵本の話ってパパとママの話?」
ラ「この絵本のモチーフは、正真正銘レオナさんとロゼッタちゃんッスねえ~。」
カイン「ボクたちの考えあってたね。」
ルナ「パパとママ、今幸せ?」
レ「お前たちがいて、ロゼッタがいて…幸せだ。」
ロゼッタ「私もよ。カイン・ユリア・ルナ、あなた達がいて、レオナさんがいて・・・幸せ。」
~拝啓~
お父様・お母様。そちらで元気にしていますか?私は今、3人の子供がいて、何よりレオナさんと日々を過ごすことができて、とても幸せです。そちらに行くのはいつになるかわかりませんが今はこの幸せをかみしめて生きていこうと思います。見守っていてくださいね。
~ロゼッタ・キングスカラーより~
Fin.
2人の結婚式は盛大に行われ、国はお祭り騒ぎ。町は、現在の王様が結婚式をした時や、その王様のお子様が誕生したときのような賑わいを見せました。その時の第2王子の笑顔は今までに見たこともないような幸せそうなお顔だったそうです。
王子は結婚後、国の宰相となり、国が豊かなものになるよう尽力を尽くしているといいます。初めはいい印象を持っていなかった国民も力を尽くして頑張る王子様の顔と妃となったお嬢様と幸せそうに接しているお姿を見て、その考えを改めます。
お嬢様はというと、精霊の力を存便に発揮しつつ、国の干ばつの問題や教育の問題に尽力を尽くしました。水不足は格段に減り、スラムも減ったそうです。宰相である王弟殿下が出る会議も積極的に参加し、物おじせず発言をする場面もあったそうです。
2人はお互いのことを献身的に支えあい、より良い国を作っていったのです。
2人はのちに3人の子供を授かります。国民は2人の子供が誕生したことに大喜び。2人が結婚式を挙げた日のような盛り上がりを見せました。
一度は引き離された二人が最後は結ばれる。この話は世界中の話題の種となり、語られています。 おしまい。」
???「この絵本のお話って、パパとママのこと?」
???「さあ、どうかしら。」
???「えー、おしえてよ。」
???「おねがーい」
???「本当かどうかパパに聞きにいく?」
???「そうしよう。ルナも行こう!!」
ルナ「うん。」
???「待って、パパはお仕事中よ!!」
???「私たちが追いかけます。」
???「あの子たちを止めきれなかった私が悪いんだし、私が追いかけるわ。ありがとうジンジャー。」
~夕焼けの草原 執務室~
???「これで今日の仕事は終わりッス。」
???「…あァ。」
???「パパ~」
???「お前たちどうしてここに!?ママはどうした?」
???「ごめんなさい。レオナさん。ラギー君。子どもたちを止めようとしたんだけど、先に行ってしまって…お仕事の邪魔だったらまたあとで来るから。」
レ「いや、ちょうど終わったから大丈夫だが…カイン、ユリア、ルナ。ママの言うことはちゃんと聞かなきゃダメだろ?」
カイン・ユリア・ルナ「ごめんなさい。」
レ「ちゃんと謝れて偉いな。それで、何の用事があったんだ?」
ユリア「ねえ、ラギー。この絵本の話ってパパとママの話?」
ラ「この絵本のモチーフは、正真正銘レオナさんとロゼッタちゃんッスねえ~。」
カイン「ボクたちの考えあってたね。」
ルナ「パパとママ、今幸せ?」
レ「お前たちがいて、ロゼッタがいて…幸せだ。」
ロゼッタ「私もよ。カイン・ユリア・ルナ、あなた達がいて、レオナさんがいて・・・幸せ。」
~拝啓~
お父様・お母様。そちらで元気にしていますか?私は今、3人の子供がいて、何よりレオナさんと日々を過ごすことができて、とても幸せです。そちらに行くのはいつになるかわかりませんが今はこの幸せをかみしめて生きていこうと思います。見守っていてくださいね。
~ロゼッタ・キングスカラーより~
Fin.
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