終わりの始まり
~Two years later~
今日は卒業式。レオナさんも今日ナイトレイブンカレッジを卒業します。私も式典用の服に着替え、参加しました。順調に式典は終わり今は、在校生と卒業生が過ごす時間となっています。レオナさんに会いたいけれど、先ほどから姿が見えない。ラギー君たちと話でもしているのだろうかと思っていると、ヴィルさんが話しかけてきた。
ヴィル「ここにいたのね、ロゼッタ。」
「どうかしたんですか?」
ヴィル「行くわよ。」
「え?」
ヴィルさんに行くわよといわれ、連れられたのはポムフィオーレの談話室。
ヴィル「とりあえず、これに着替えなさい。」
ヴィルさんに渡されたのは、式典服とは違う、ドレス。どういうことかよくわからないが、ヴィルさんの言うとおりにしようと思い、ドレスに着替えた。
ヴィル「アタシが選んだだけあって、良く似合ってるわ。さあ、次はメイクよ。」
式典用のメイクを落とされ、このドレスに会うようなメイクをしてくれる。出来上がった姿は私ではないみたいだった。
「凄い‥」
ヴィル「一回あなたにメイクをしてみたかったのよね。ちょうどよかったわ。さあ、あなたの王子様のところにいってっらしゃい。」
どういうこと?と思っていると、後ろから話しかけられた。
???「ロゼッタ。」
その声は…
「レオナさん!!」
レオナさんは式典服ではなかった。いつの間に着替えたのか疑問に思っているとレオナさんは私の正面に立ちこう言った。
レ「俺は嫌われ者の第2王子で、ユニーク魔法も最悪だ。」
「いきなりどうし・・」
どうしたんですか?と聞く前に遮られ、レオナさんは話を続ける。
レ「俺に大切なヤツなんていらねえと思ってた。」
いきなりそんな言葉を言われて戸惑いを隠せない。私はいらない存在ってこと?でも思ってたってことは…
レ「お前に会ってからは、俺の見える景色全部変わった。そんなこと関係ねぇって思わせてくれた。お前は俺の守りたい大切なもんになった。」
「レオナさんの大切な人が私…?」
レ「あァ、そうだ。なあ、ロゼッタ。1回しか言わないから、よく聞け。」
「はい。」
レ「俺と結婚してくれ。苦労を掛けるかもしれないが、俺が守る。お前のことを幸せにする。」
その瞬間の時が止まったように感じた。左の薬指にはレオナさんの瞳と同じ色の宝石がついた指輪がはめられる。胸が締め付けられる思いだった。どんな反応したらよいかわからずあたふたしている私を見て、レオナさんはこう言った。
レ「お前の本当の気持ちを聞かせてくれ。」
レオナさんに思いを告げたときと同じ台詞だ…
「私のことを幸せにしてくれなかったら怒りますよ。」
レ「これでもかってくらいやってやるさ。覚悟しとけ。」
嬉しくて涙がこぼれる。その涙をレオナさんは優しくふき取り…
レ「俺のお嫁さんは随分と泣き虫だなァ。」
「レオナさんにだけの特権です。」
私がそういうとレオナさんは私にキスをした。
そこからはお祝いの嵐だった。一番喜んでくれたのはやはりお義父様だと思う。泣きながらおめでとうって言ってくれた。泣き止んだはずなのに、また泣きそうになった。
後から聞いた話だが、レオナさんはプロポーズを成功させるため、ラギー君を始めいろんな人に相談したらしい。お義父様にも許可を取ったと聞いた。
今日は卒業式。レオナさんも今日ナイトレイブンカレッジを卒業します。私も式典用の服に着替え、参加しました。順調に式典は終わり今は、在校生と卒業生が過ごす時間となっています。レオナさんに会いたいけれど、先ほどから姿が見えない。ラギー君たちと話でもしているのだろうかと思っていると、ヴィルさんが話しかけてきた。
ヴィル「ここにいたのね、ロゼッタ。」
「どうかしたんですか?」
ヴィル「行くわよ。」
「え?」
ヴィルさんに行くわよといわれ、連れられたのはポムフィオーレの談話室。
ヴィル「とりあえず、これに着替えなさい。」
ヴィルさんに渡されたのは、式典服とは違う、ドレス。どういうことかよくわからないが、ヴィルさんの言うとおりにしようと思い、ドレスに着替えた。
ヴィル「アタシが選んだだけあって、良く似合ってるわ。さあ、次はメイクよ。」
式典用のメイクを落とされ、このドレスに会うようなメイクをしてくれる。出来上がった姿は私ではないみたいだった。
「凄い‥」
ヴィル「一回あなたにメイクをしてみたかったのよね。ちょうどよかったわ。さあ、あなたの王子様のところにいってっらしゃい。」
どういうこと?と思っていると、後ろから話しかけられた。
???「ロゼッタ。」
その声は…
「レオナさん!!」
レオナさんは式典服ではなかった。いつの間に着替えたのか疑問に思っているとレオナさんは私の正面に立ちこう言った。
レ「俺は嫌われ者の第2王子で、ユニーク魔法も最悪だ。」
「いきなりどうし・・」
どうしたんですか?と聞く前に遮られ、レオナさんは話を続ける。
レ「俺に大切なヤツなんていらねえと思ってた。」
いきなりそんな言葉を言われて戸惑いを隠せない。私はいらない存在ってこと?でも思ってたってことは…
レ「お前に会ってからは、俺の見える景色全部変わった。そんなこと関係ねぇって思わせてくれた。お前は俺の守りたい大切なもんになった。」
「レオナさんの大切な人が私…?」
レ「あァ、そうだ。なあ、ロゼッタ。1回しか言わないから、よく聞け。」
「はい。」
レ「俺と結婚してくれ。苦労を掛けるかもしれないが、俺が守る。お前のことを幸せにする。」
その瞬間の時が止まったように感じた。左の薬指にはレオナさんの瞳と同じ色の宝石がついた指輪がはめられる。胸が締め付けられる思いだった。どんな反応したらよいかわからずあたふたしている私を見て、レオナさんはこう言った。
レ「お前の本当の気持ちを聞かせてくれ。」
レオナさんに思いを告げたときと同じ台詞だ…
「私のことを幸せにしてくれなかったら怒りますよ。」
レ「これでもかってくらいやってやるさ。覚悟しとけ。」
嬉しくて涙がこぼれる。その涙をレオナさんは優しくふき取り…
レ「俺のお嫁さんは随分と泣き虫だなァ。」
「レオナさんにだけの特権です。」
私がそういうとレオナさんは私にキスをした。
そこからはお祝いの嵐だった。一番喜んでくれたのはやはりお義父様だと思う。泣きながらおめでとうって言ってくれた。泣き止んだはずなのに、また泣きそうになった。
後から聞いた話だが、レオナさんはプロポーズを成功させるため、ラギー君を始めいろんな人に相談したらしい。お義父様にも許可を取ったと聞いた。