乖離

<ギーツとラパンは初参戦とは思えない抜群の戦闘センスでゲームを勝ち抜き幾度となく理想の世界をかなえる不敗のデザ神となった>

ジーン「全ては生き別れた母親を見つけるために…」

ジーンは英寿と紅留の方を見る

英寿「まさか母さんがデザグラの元ナビゲーターだとは知らなかったけどな」

<ギーツとラパンに負けじと多くの仮面ライダーが参戦した。その中でも目覚ましい活躍をしているのがタイクーンとナーゴだ>

ケケラ「お前が世界を変える男になる。そう確信したのはあの時だ」

祢音が屋上から落ちてしまうのを自分の危険を顧みず助けたあの時

ケケラ「世界平和を願うお前こそが仮面ライダーのかがみって思ったぜ」

景和「ケケラさんが見つけてくれなかったら、俺は仮面ライダーになってなかったんだね」

ケケラ「おうよ。感謝しろよ?」

景和「いや…喜んでいいことかはわかんないけど…」

ケケラ「何だ。未来から来た俺にビビってんのか?」

景和「ビビってないし!そりゃあ未来のカエルはしゃべるんだって知ってびっくりはしたけど、それだけじゃない…」

ケケラ「ジャマトの犠牲になっちまった奴らがいるからか」

景和「うん…」

景和は犠牲になってしまった人たちを思い出す

景和「退場した全ての人たちをいつか蘇らせないと…」

祢音「言えに居場所を失くし孤独に彷徨う君を放っておけなかった」

母親に反抗し家出する祢音

祢音が望む愛は家にはなかった

祢音「誰よりも幸せになってほしい。そう願って君を支援しようと決めたんだ」

手紙を読み上げる祢音

祢音「そこまで思ってくれるなら姿を見せてくれてもいいのに…」

手紙が光り輝き、文字が浮かび上がる

祢音「君が幸せになってくれさえすればそれでいいんだ。Kyuun

いつかなれるかな…」

<彼らは互いに理想の世界を目指して激戦を繰り広げた>

今までのデザイアグランプリの戦いの様子が映し出される

<ところが一部の悪質なサポーターによってデザイアグランプリにトラブルが発生>

べロバがデザイアドライバーを奪い取るシーンが映る

<デザイアグランプリを一時中断せざるを得ない状況となった>

サマス「長い歴史を持つデザイアグランプリ史上でも例のない事態です。今後我々はどのように対応すればいいのでしょうか?」

ニラム「奪われたドライバーを取り返す…その一点に尽きる。そのためには…」

ノイズがはしった

サマス「何が起きたの!?」

ツムリ「何者かに電波ジャックされたようです!」

画面が一瞬消えて、べロバが映し出された

べロバ『デザイアグランプリには欠かせない存在がいる。ふふっ…それはジャマトよ』

<本来ジャマトはデザイアグランプリの敵役として造られた存在です

あくまでもゲームの駒としてデザインされていました

開発担当者の溢れる愛情を受け、やがて奇跡の進化を遂げました

人間を栄養分として利用し言葉や教養自由と尊厳を手に入れ

人類との生存競争に立ち向かえるようになったのです

もうジャマトはデザイアグランプリでやられるだけの敵や区ではありません

これからはジャマトの世界が始まるのです

その名も…ジャマトグランプリ>

ジーン「ジャマトグランプリ…?」

ケケラ「何考えてやがる…!」

べロバ『ゲームの目的はただ1つ。ラスボスのプロデューサー、ニラムを倒してドライバーを奪うこと~!』

ニラム「ほう…」

べロバ『見事成し遂げたジャマトはジャマ神となり…理想の世界をかなえる権利を手に入れる』

ツムリがカメラの画面を何回か叩くと、ジャックされる前に戻った

ツムリ「番組の途中ですが緊急事態です!町中にジャマトが現れました!」

ライダーたちは立ち上がる

ジーン「どこへ行くんだい?」

英寿・紅留「「散歩だ/散歩」」

それを聞いたジーンはにやりと笑った

べロバ「ミッチー。ジャマトになりかけているあんたにもエントリー権はある。期待してるわ。」

道長「物好きな女だ」

べロバ「ふふっ…私があんたを気に入ったのはね仮面ライダーにも敵意をむき出す不屈の精神よ。」

道長は透がゲームオーバになったときのことを思い出す

そしてギーツと戦ってきたことも

べロバ「ジャマトになりかけてでも生きるあんたを見て決めたの。ともに世界を変えようってね。人間がみんな不幸になるゾクゾクするような世界を私に見せて」

道長「お前の趣味なんて興味ない。俺の理想の世界がかなえられればそれでいい」
28/29ページ
スキ