邂逅
祢音「もしもし」
祢音はとある人物に電話をかけた。
それを景和は隠れて聞く
祢音母「祢音!今どこにいるんですか?これ以上ママを困らせないで!」
祢音「知り合いの家です」
祢音母「今すぐ帰ってきなさい!」
そこで電話は切れてしまった。そして倒れ込んでしまう
景和「大丈夫!?」
祢音「近づいちゃっていいの?景和も感染するかも…」
景和「人の心配してる場合じゃないでしょ。いずれ君は…ゾンビに…」
森魚「その子から離れな」
景和「えっ?」
森魚「ちょっと付き合ってもらうぜ。子ネコちゃん」
一方そのころ、墨田は道長の手によって柱に縛られていた。
墨田「ゾンビに噛まれたものは人権なしってか」
道長「いつ俺たちを襲うかわからないからな」
それを見つめる英寿と紅留
景和「祢音ちゃんをどうする気ですか!?」
森魚「彼女ゾンビだから…野放しにできないでしょ?」
そして道長が水のバックルも用い変身しようとする。
紅留「あなた…血の気が多い」
紅留は道長を睨みながら言う
道長「ただのゾンビ狩りだ」
道長「そいつのスコアは俺が頂く」
景和「やめろ!」
景和はそういいながらタイクーンに変身し、バッファを止めようとする
『参加者への攻撃は違反行為です スコアを減点します』
道長「ゾンビを狩って何が悪い?」
墨田「そうだよ。ゾンビは倒していいってルールなんだから」
英寿「なんで俺と紅留がとどめを刺さなかったかわかるか?」
墨田「はあ?」
紅留「まだ…完全にゾンビになっていないから。」
英寿「つまり…ゾンビのスコアにはならない。」
それを聞いたバッファは変身を解除した
道長「マジになんなよ。ただのジョークだろ」
それだけ言うと去っていった。森魚も去る。
祢音「みんなとはここでさよならかな…」
景和「さよならって…?」
祢音「ゾンビになってみんなに噛みつくわけにはいかないし…かといって拘束されるのも嫌だし…それに…」
紅留は祢音の方に近寄り、目線を合わせると、心配するような声で話しかける
紅留「どうしたの?」
デザイアグランプリが始まって初めて聞いたような声だったので景和は驚いていた。
祢音「変だよね…ずっと家出したい家出したいって思ってたのに自分が死んじゃうかもって思ったら家に帰りたくなっちゃった…」
祢音は涙を流しながら言う
景和「死ぬなんて言葉簡単に言うなよ。大丈夫。人はそう簡単に死なないから。」
祢音「ありがとう。でも私のことはほっといて」
紅留は祢音のことをそっと抱きしめる。
祢音「!」
紅留「あなたなら…大丈夫」
英寿「(久しぶりに紅留のそんな顔見た)」
景和「なんでみんな次から次へと辛い思いをしなきゃならないんだよ」
道長「それだけのリスクを背負ってまで叶えたい願いがあるってことだろ。」
景和「命よりも大切な願いなんてあるんですか?」
森魚「あるから戦ってんでしょうが!金だってなんだって叶う世界だ。命だってかけるさ」
英寿「願いがかなうのはあくまで努力に対する対価に過ぎない」
紅留「参加者のおかげで世界は守られている…幾度悲劇が起ころうと…世界はやり直されてきた。」
英寿「犠牲になった人たちの分も戦い抜くしかない。」
景和「それでも俺は…簡単には割り切れない」
ギロリ「第3ウェーブまで時間が空くことが予想されます。ご自宅にお戻りになるのも自由ですよ。」
祢音は地上に戻りスマホを確認した。そこで自分の出した動画が削除されていることに気づいた。
そしてSPから戻りましょうと告げられる。
生配信していたわけでもないのにどうして居場所がわかったのか不思議な祢音だったが、JPSが自分に着けられていることに気づく
祢音「どういうことですか!?私に内緒でこんなにGPSを仕込むなんて異常でしょ!」
その瞬間、母は思い切り頬を叩いた
祢音母「あなたのことをパパとママがどれだけ心配してるかわかっているのですか?もうあの悲劇を繰り返したくないんです。」
・・・昔、誘拐された・・・
祢音母「鞍馬の一人娘と言うだけであなたはリスクを背負っているんです。最近圏外になることが増えて…これ以上あなたの好きにさせるには…」
祢音「私は…!私はお母様の人形じゃない!」
祢音母「待って…!」
母親は出ていこうとする祢音を後ろから抱きしめ
祢音母「ずっとそばにいてちょうだい。あなたの欲しいものは何だって用意させますから」
夜になり、祢音は自宅から出る
祢音「ここには私の欲しいものなんて…もうない」
出ていこうとするが、眩暈がして倒れ込んでしまう
景和「大丈夫!?」
祢音「なんでここに?」
景和は後ろを見る。祢音もそこに視線を向けると英寿と紅留がいた
場所を移動し、景和は水を祢音に手渡す
祢音「ほっといてって言ったのになんで?」
景和「ほっとけるわけないでしょ」
英寿「もしゾンビになったらスコア稼ぎになるからな」
紅留「お兄ちゃん…そんなこと言ったらだめ。ナーゴ…祢音のことが心配で来たの」
祢音「英寿様、紅留様らしい。」
景和「体調はどう?」
祢音「むしろすっごく生きてるって感じがする。いくらお金があっても買えない理想の世界を夢見て生きていられるんだもん。デザイアグランプリ最高だよね。」
祢音は涙ぐんでいる
祢音「あーあ…これで終わりか…仕方ないよね。きっと私…愛想つかされたんだよ、神様に。これまでわがまま言い続けてみんなに迷惑かけたから…」
祢音は3人の方を振り返る
祢音「頑張ってね。3人のこと応援してるから」
景和「応援って…まだ終わったって決まったわけじゃ」
祢音「きれいごとだけじゃ!…気持ちだけじゃどうすることもできないことだってあるんだよ」
紅留と英寿はその光景を黙ったまま見つめていた。
祢音はとある人物に電話をかけた。
それを景和は隠れて聞く
祢音母「祢音!今どこにいるんですか?これ以上ママを困らせないで!」
祢音「知り合いの家です」
祢音母「今すぐ帰ってきなさい!」
そこで電話は切れてしまった。そして倒れ込んでしまう
景和「大丈夫!?」
祢音「近づいちゃっていいの?景和も感染するかも…」
景和「人の心配してる場合じゃないでしょ。いずれ君は…ゾンビに…」
森魚「その子から離れな」
景和「えっ?」
森魚「ちょっと付き合ってもらうぜ。子ネコちゃん」
一方そのころ、墨田は道長の手によって柱に縛られていた。
墨田「ゾンビに噛まれたものは人権なしってか」
道長「いつ俺たちを襲うかわからないからな」
それを見つめる英寿と紅留
景和「祢音ちゃんをどうする気ですか!?」
森魚「彼女ゾンビだから…野放しにできないでしょ?」
そして道長が水のバックルも用い変身しようとする。
紅留「あなた…血の気が多い」
紅留は道長を睨みながら言う
道長「ただのゾンビ狩りだ」
道長「そいつのスコアは俺が頂く」
景和「やめろ!」
景和はそういいながらタイクーンに変身し、バッファを止めようとする
『参加者への攻撃は違反行為です スコアを減点します』
道長「ゾンビを狩って何が悪い?」
墨田「そうだよ。ゾンビは倒していいってルールなんだから」
英寿「なんで俺と紅留がとどめを刺さなかったかわかるか?」
墨田「はあ?」
紅留「まだ…完全にゾンビになっていないから。」
英寿「つまり…ゾンビのスコアにはならない。」
それを聞いたバッファは変身を解除した
道長「マジになんなよ。ただのジョークだろ」
それだけ言うと去っていった。森魚も去る。
祢音「みんなとはここでさよならかな…」
景和「さよならって…?」
祢音「ゾンビになってみんなに噛みつくわけにはいかないし…かといって拘束されるのも嫌だし…それに…」
紅留は祢音の方に近寄り、目線を合わせると、心配するような声で話しかける
紅留「どうしたの?」
デザイアグランプリが始まって初めて聞いたような声だったので景和は驚いていた。
祢音「変だよね…ずっと家出したい家出したいって思ってたのに自分が死んじゃうかもって思ったら家に帰りたくなっちゃった…」
祢音は涙を流しながら言う
景和「死ぬなんて言葉簡単に言うなよ。大丈夫。人はそう簡単に死なないから。」
祢音「ありがとう。でも私のことはほっといて」
紅留は祢音のことをそっと抱きしめる。
祢音「!」
紅留「あなたなら…大丈夫」
英寿「(久しぶりに紅留のそんな顔見た)」
景和「なんでみんな次から次へと辛い思いをしなきゃならないんだよ」
道長「それだけのリスクを背負ってまで叶えたい願いがあるってことだろ。」
景和「命よりも大切な願いなんてあるんですか?」
森魚「あるから戦ってんでしょうが!金だってなんだって叶う世界だ。命だってかけるさ」
英寿「願いがかなうのはあくまで努力に対する対価に過ぎない」
紅留「参加者のおかげで世界は守られている…幾度悲劇が起ころうと…世界はやり直されてきた。」
英寿「犠牲になった人たちの分も戦い抜くしかない。」
景和「それでも俺は…簡単には割り切れない」
ギロリ「第3ウェーブまで時間が空くことが予想されます。ご自宅にお戻りになるのも自由ですよ。」
祢音は地上に戻りスマホを確認した。そこで自分の出した動画が削除されていることに気づいた。
そしてSPから戻りましょうと告げられる。
生配信していたわけでもないのにどうして居場所がわかったのか不思議な祢音だったが、JPSが自分に着けられていることに気づく
祢音「どういうことですか!?私に内緒でこんなにGPSを仕込むなんて異常でしょ!」
その瞬間、母は思い切り頬を叩いた
祢音母「あなたのことをパパとママがどれだけ心配してるかわかっているのですか?もうあの悲劇を繰り返したくないんです。」
・・・昔、誘拐された・・・
祢音母「鞍馬の一人娘と言うだけであなたはリスクを背負っているんです。最近圏外になることが増えて…これ以上あなたの好きにさせるには…」
祢音「私は…!私はお母様の人形じゃない!」
祢音母「待って…!」
母親は出ていこうとする祢音を後ろから抱きしめ
祢音母「ずっとそばにいてちょうだい。あなたの欲しいものは何だって用意させますから」
夜になり、祢音は自宅から出る
祢音「ここには私の欲しいものなんて…もうない」
出ていこうとするが、眩暈がして倒れ込んでしまう
景和「大丈夫!?」
祢音「なんでここに?」
景和は後ろを見る。祢音もそこに視線を向けると英寿と紅留がいた
場所を移動し、景和は水を祢音に手渡す
祢音「ほっといてって言ったのになんで?」
景和「ほっとけるわけないでしょ」
英寿「もしゾンビになったらスコア稼ぎになるからな」
紅留「お兄ちゃん…そんなこと言ったらだめ。ナーゴ…祢音のことが心配で来たの」
祢音「英寿様、紅留様らしい。」
景和「体調はどう?」
祢音「むしろすっごく生きてるって感じがする。いくらお金があっても買えない理想の世界を夢見て生きていられるんだもん。デザイアグランプリ最高だよね。」
祢音は涙ぐんでいる
祢音「あーあ…これで終わりか…仕方ないよね。きっと私…愛想つかされたんだよ、神様に。これまでわがまま言い続けてみんなに迷惑かけたから…」
祢音は3人の方を振り返る
祢音「頑張ってね。3人のこと応援してるから」
景和「応援って…まだ終わったって決まったわけじゃ」
祢音「きれいごとだけじゃ!…気持ちだけじゃどうすることもできないことだってあるんだよ」
紅留と英寿はその光景を黙ったまま見つめていた。