光明ノ神子2
光は、神子の間でもスパダリとして認知されている。
それほどに彼は、夫として気付きと察する能力が高い。
「光先生って離婚っていわれたこあんの??」
薬問屋の縁側で燕青は、茶を飲む光に聞いていた。
光は、湯呑みを茶托に置くと、怪訝そうな顔に。
「はぁ??」
「だからさ離婚っていわれたことあるのか気になって」
光は、眉を潜めた。
「燕青離婚調停でもしすぎたか??」
「確かに多いけど俺は、してないから!! 経営の方で忙しいから!!」
この男神子達からけちょんけちょんにいわれているが実は、会社経営者だ。
燕青が神子達にいじられるのは、神子のくせに術がからっきしで、けっこう大雑把。
そのうえその大雑把は、普段の私生活にまで及んでおり、色々と呆れられている。
あと性格がとても明るく人懐っこいからともいえる。
「まがりなりにも社長だもんな。弁護士で」
「そうそう~まがりなりにも弁護士~って光先生その言いぐさひどくね!?」
一応ノリツッコミをしてきたと光は、思っていた。
「大雑把なのが問題だろ」
光は、ビシッというと、燕青は、なにも言い返せなくなった。
「光先生マジで友美には、優しいのにそれ例外のやつは、ゴミみたいにみてない??」
「はぁ?? なわけあるか」
何故そうなるんだと光は、思った。
「少なくとも普通の人や神子は、そんな目でみてない。カスは、見てるがな」
「光先生の口からカスって言葉が出るとは……」
「そりゃでることもある」
光は、そういうと続けた。
「で離婚なんて冗談で友美に何度かいわれたことは、ある。あとは、離婚したくないって夫婦で話してる時とか」
そして光は、基本誠実なため燕青に、とくに隠すこともなく率直に伝えた。
「冗談……」
確かにあの友美ならやりかねない。
「友美って冗談が冗談に聞こえない」
顔を青ざめる燕青の隣で光は、いう。
「たいてい笑顔でいってくるかな」
「怖い~!!!」
「まぁ冗談の時は、真顔でいってきても目が笑ってるから分かる」
さすがあの友美の旦那。そんなことまで分かるのかと燕青は、尊敬の眼差しを光に向けていた。
「ていうか勇音は、分かりやすいだろ??」
「まぁ分かりやすいけどさ……」
燕青は、遠い目に。
「まぁ俺が悪いんだけどさ。重い……」
光は、顔をひきつらせた。
「神は、人の十倍くらい色々と……だもんな」
光もあくまでも水郷から聞いた例えなので、神々により違いがある。
「俺が悪いんだけどね!?」
「そもそも地獄の官吏として引き留めてた閻魔大王にも責任は、あるんじゃないのか」
「まぁそうともいえるけど、閻魔大王様にそれは、いえねぇよ」
光も閻魔大王と燕青の関係に関しては、あまり知らない。
「燕青地獄の官吏をしてる時は、閻魔大王とは、どんな関係だったんだ??」
光は、とりあえず聞いてみた。
「どんな関係??」
燕青は、しばらく考えていった。
「そうだなぁ……」
とりあえずなんて答えようかと考えたのちいった。
「恩人みたいなもん」
「恩人か」
光は、燕青がそこまでいうのだからたいそう世話になったんだなと思った。
「ほら俺前世鎌倉武士じゃん??」
「そういえば」
「それだけ生きるために殺生してきたわけ」
普通ならば地獄に落ち罪を償う。
「それでさー閻魔大王の前でもう全部認めて、素直に地獄行きます!! みたいなこと宣言したんだけど」
「けど??」
「それがあまりにも潔すぎるって事で、地獄は、地獄でも官吏として働け!! ってなったわけ」
たぶん閻魔大王がそんなことをいうとなると燕青は、そうとう清廉潔白にみえたのだろう。
「そうか」
「そうそう」
そして長年地獄の官吏として燕青は、働いたが。
「任期過ぎても延長延長されて、ようやく転生できたの平成だったわけ。アハハ」
燕青は、笑うが、その間待ってた勇音の事を思うと少し不憫に思う。
「……そりゃ勇音怒るな!?」
「だろ?? まぁ約束とかしてないし、俺も生きてるか分からない相手を探すし、会えたら幸運と思ってたんだぜ??」
「見事に女神でなおかつすごーーーーーく待っていたし、なんなら、重くなっていた……」
「見事に」
光は、ふともし友美ならと思ったが。
『光が死んじゃった。よし!! 次に行こう!!』
という友美の笑顔と言葉しか出てこなかった。
「友美って薄情!?」
「なわけないだろ」
「確かに」
いったいなにを考えたんだと燕青は、光に聞きたくなった。
「そういえば、桜花との出会いを聞いたことがなかったな」
「そうだっけ??」
燕青は、空を見る。
「俺が高校生の時に空から降ってきたんだよなぁ~」
「え??」
光は、思わず間抜けな顔に。
「空!?」
「そう!! たまたま下校中に白い猿が降ってきて助けたら、なんか人の言葉な話すし、懐かれるし、知らぬまにおまえ神子!! っていわれるし……よく分からんけど、そっか!! オッケー!! っていってイマココ」
光は、顔をひきつらせる。
自分よりやばいやつがいたと。
「水郷こっちの方がヤバくないか??」
光は、水郷に話しかけると白銀の蛇が姿を見せた。
「水郷様こんにちはー」
「こんにちは燕青」
とりあえず挨拶をかわしたのち。
「光の方がヤバいからね!?」
と神子につっこむ。
「……そういえば光先生は、全てをあげるから、力をくれ!! みたいな事を水郷様に言ったんだっけ??」
「まぁ……」
光は、呆れ顔に。
「こんな馬鹿真っ直ぐだから友美に認められたとも言えるけれどねぇー」
「そんなに??」
「そんなに」
一歩間違えればストーカーである。
「だって捨てられても、ネバーギブアップの精神だけで、着いていったのよ??」
燕青は、それ間違えたら、裁判沙汰と内心思った。
「ヤバ」
「ドン引きするな!?」
光は、怪訝そうな顔をしている燕青に言う。
「でも宇迦の事だから、たぶん狙ってやったと思うけれど」
「そうなのか?? 水郷」
「えぇ光」
燕青は、まさかとこの時水郷の言葉に耳を疑う。
「でもさ水郷様あのお気楽がそんなことする??」
「お気楽にみえて、裏で色々動くのが狐というものよ。狐と狸は、化かすのが得意だし」
そして宇迦之御霊神は、狐では、ないが眷属が狐だ。
「蛇も執念深いけど」
「見事に神子もじゃね??」
「確かに」
光は、不服そうな顔に。
「どこがだ!?」
「諦め悪いじゃない」
水郷に言われるとなにと言えない。
「でもそこまでの事を考えてたならあるいみさすが神だぜ」
燕青がそういった頃、店の方では、勇音が少し困り顔に。
「聞いてしまった」
盗み聞きをするつもりは、もうとうなかった。
たまたま聞こえてきてしまった。
「勇音まぁ大丈夫大丈夫!! でもまさか私が燕青を見つけた方法や理由を水郷様に少し当てられるとは……」
薬剤を見ていた宇迦は、困り顔に。
「まさか……私のために??」
「まぁそれもあるけど、あの色恋なんかに興味のない勇音をずっと惹き付けている男が気になったの」
そしてたまたま見つけた。
大あくびをし、下校する青年を。
「で接触するにしても、時間がないって猿の姿にたって飛び込んだわけ」
そして今に至る。
「まぁ狐以外の眷属も居てもいいかなっておもったし、なにより、徳を持ち合わせてたしね」
「神子になるには、十分だったと??」
「そういうこと」
そして神子にしてみたら、なかなか魅力的な面白い男だった。
「宇迦は、燕青の実家になにかしら、加護を与えてるんですか??」
「燕青の実家普通に農業もしてるから、そっちで豊作にしてるよ」
まさかの事実だ。
「けっこう都会ですよね!?」
「趣味で農業もやってるの。本業とは、別に」
実は、けっこうな資産家出身の燕青である。
「それにあの家神仏に関しては、本当にきっちりやってて、私も手を貸したくなるからねぇー」
その結果さらに今は、大繁盛らしい。
「すごい」
勇音がそういい驚く頃、燕青と光は、話をしていた。
「俺も色々あるけど頑張ろー」
そういう燕青の隣で、光は、少し口角を上げるのであった。
口には、しないが十分頑張ってると燕青に心のなかで呟きながら。
それほどに彼は、夫として気付きと察する能力が高い。
「光先生って離婚っていわれたこあんの??」
薬問屋の縁側で燕青は、茶を飲む光に聞いていた。
光は、湯呑みを茶托に置くと、怪訝そうな顔に。
「はぁ??」
「だからさ離婚っていわれたことあるのか気になって」
光は、眉を潜めた。
「燕青離婚調停でもしすぎたか??」
「確かに多いけど俺は、してないから!! 経営の方で忙しいから!!」
この男神子達からけちょんけちょんにいわれているが実は、会社経営者だ。
燕青が神子達にいじられるのは、神子のくせに術がからっきしで、けっこう大雑把。
そのうえその大雑把は、普段の私生活にまで及んでおり、色々と呆れられている。
あと性格がとても明るく人懐っこいからともいえる。
「まがりなりにも社長だもんな。弁護士で」
「そうそう~まがりなりにも弁護士~って光先生その言いぐさひどくね!?」
一応ノリツッコミをしてきたと光は、思っていた。
「大雑把なのが問題だろ」
光は、ビシッというと、燕青は、なにも言い返せなくなった。
「光先生マジで友美には、優しいのにそれ例外のやつは、ゴミみたいにみてない??」
「はぁ?? なわけあるか」
何故そうなるんだと光は、思った。
「少なくとも普通の人や神子は、そんな目でみてない。カスは、見てるがな」
「光先生の口からカスって言葉が出るとは……」
「そりゃでることもある」
光は、そういうと続けた。
「で離婚なんて冗談で友美に何度かいわれたことは、ある。あとは、離婚したくないって夫婦で話してる時とか」
そして光は、基本誠実なため燕青に、とくに隠すこともなく率直に伝えた。
「冗談……」
確かにあの友美ならやりかねない。
「友美って冗談が冗談に聞こえない」
顔を青ざめる燕青の隣で光は、いう。
「たいてい笑顔でいってくるかな」
「怖い~!!!」
「まぁ冗談の時は、真顔でいってきても目が笑ってるから分かる」
さすがあの友美の旦那。そんなことまで分かるのかと燕青は、尊敬の眼差しを光に向けていた。
「ていうか勇音は、分かりやすいだろ??」
「まぁ分かりやすいけどさ……」
燕青は、遠い目に。
「まぁ俺が悪いんだけどさ。重い……」
光は、顔をひきつらせた。
「神は、人の十倍くらい色々と……だもんな」
光もあくまでも水郷から聞いた例えなので、神々により違いがある。
「俺が悪いんだけどね!?」
「そもそも地獄の官吏として引き留めてた閻魔大王にも責任は、あるんじゃないのか」
「まぁそうともいえるけど、閻魔大王様にそれは、いえねぇよ」
光も閻魔大王と燕青の関係に関しては、あまり知らない。
「燕青地獄の官吏をしてる時は、閻魔大王とは、どんな関係だったんだ??」
光は、とりあえず聞いてみた。
「どんな関係??」
燕青は、しばらく考えていった。
「そうだなぁ……」
とりあえずなんて答えようかと考えたのちいった。
「恩人みたいなもん」
「恩人か」
光は、燕青がそこまでいうのだからたいそう世話になったんだなと思った。
「ほら俺前世鎌倉武士じゃん??」
「そういえば」
「それだけ生きるために殺生してきたわけ」
普通ならば地獄に落ち罪を償う。
「それでさー閻魔大王の前でもう全部認めて、素直に地獄行きます!! みたいなこと宣言したんだけど」
「けど??」
「それがあまりにも潔すぎるって事で、地獄は、地獄でも官吏として働け!! ってなったわけ」
たぶん閻魔大王がそんなことをいうとなると燕青は、そうとう清廉潔白にみえたのだろう。
「そうか」
「そうそう」
そして長年地獄の官吏として燕青は、働いたが。
「任期過ぎても延長延長されて、ようやく転生できたの平成だったわけ。アハハ」
燕青は、笑うが、その間待ってた勇音の事を思うと少し不憫に思う。
「……そりゃ勇音怒るな!?」
「だろ?? まぁ約束とかしてないし、俺も生きてるか分からない相手を探すし、会えたら幸運と思ってたんだぜ??」
「見事に女神でなおかつすごーーーーーく待っていたし、なんなら、重くなっていた……」
「見事に」
光は、ふともし友美ならと思ったが。
『光が死んじゃった。よし!! 次に行こう!!』
という友美の笑顔と言葉しか出てこなかった。
「友美って薄情!?」
「なわけないだろ」
「確かに」
いったいなにを考えたんだと燕青は、光に聞きたくなった。
「そういえば、桜花との出会いを聞いたことがなかったな」
「そうだっけ??」
燕青は、空を見る。
「俺が高校生の時に空から降ってきたんだよなぁ~」
「え??」
光は、思わず間抜けな顔に。
「空!?」
「そう!! たまたま下校中に白い猿が降ってきて助けたら、なんか人の言葉な話すし、懐かれるし、知らぬまにおまえ神子!! っていわれるし……よく分からんけど、そっか!! オッケー!! っていってイマココ」
光は、顔をひきつらせる。
自分よりやばいやつがいたと。
「水郷こっちの方がヤバくないか??」
光は、水郷に話しかけると白銀の蛇が姿を見せた。
「水郷様こんにちはー」
「こんにちは燕青」
とりあえず挨拶をかわしたのち。
「光の方がヤバいからね!?」
と神子につっこむ。
「……そういえば光先生は、全てをあげるから、力をくれ!! みたいな事を水郷様に言ったんだっけ??」
「まぁ……」
光は、呆れ顔に。
「こんな馬鹿真っ直ぐだから友美に認められたとも言えるけれどねぇー」
「そんなに??」
「そんなに」
一歩間違えればストーカーである。
「だって捨てられても、ネバーギブアップの精神だけで、着いていったのよ??」
燕青は、それ間違えたら、裁判沙汰と内心思った。
「ヤバ」
「ドン引きするな!?」
光は、怪訝そうな顔をしている燕青に言う。
「でも宇迦の事だから、たぶん狙ってやったと思うけれど」
「そうなのか?? 水郷」
「えぇ光」
燕青は、まさかとこの時水郷の言葉に耳を疑う。
「でもさ水郷様あのお気楽がそんなことする??」
「お気楽にみえて、裏で色々動くのが狐というものよ。狐と狸は、化かすのが得意だし」
そして宇迦之御霊神は、狐では、ないが眷属が狐だ。
「蛇も執念深いけど」
「見事に神子もじゃね??」
「確かに」
光は、不服そうな顔に。
「どこがだ!?」
「諦め悪いじゃない」
水郷に言われるとなにと言えない。
「でもそこまでの事を考えてたならあるいみさすが神だぜ」
燕青がそういった頃、店の方では、勇音が少し困り顔に。
「聞いてしまった」
盗み聞きをするつもりは、もうとうなかった。
たまたま聞こえてきてしまった。
「勇音まぁ大丈夫大丈夫!! でもまさか私が燕青を見つけた方法や理由を水郷様に少し当てられるとは……」
薬剤を見ていた宇迦は、困り顔に。
「まさか……私のために??」
「まぁそれもあるけど、あの色恋なんかに興味のない勇音をずっと惹き付けている男が気になったの」
そしてたまたま見つけた。
大あくびをし、下校する青年を。
「で接触するにしても、時間がないって猿の姿にたって飛び込んだわけ」
そして今に至る。
「まぁ狐以外の眷属も居てもいいかなっておもったし、なにより、徳を持ち合わせてたしね」
「神子になるには、十分だったと??」
「そういうこと」
そして神子にしてみたら、なかなか魅力的な面白い男だった。
「宇迦は、燕青の実家になにかしら、加護を与えてるんですか??」
「燕青の実家普通に農業もしてるから、そっちで豊作にしてるよ」
まさかの事実だ。
「けっこう都会ですよね!?」
「趣味で農業もやってるの。本業とは、別に」
実は、けっこうな資産家出身の燕青である。
「それにあの家神仏に関しては、本当にきっちりやってて、私も手を貸したくなるからねぇー」
その結果さらに今は、大繁盛らしい。
「すごい」
勇音がそういい驚く頃、燕青と光は、話をしていた。
「俺も色々あるけど頑張ろー」
そういう燕青の隣で、光は、少し口角を上げるのであった。
口には、しないが十分頑張ってると燕青に心のなかで呟きながら。
