光明ノ神子2
燕青は、悩ましい顔をし、ご飯を食べていた。
「いまだに顎いてぇ……」
親知らずを抜歯して、二週間一応普通に食べれるようになったがそれでも激痛といわなくとも、まだ顎がいたい時がある。
そして今がまさにそれだ。
「なら抜かなければよかったのに」
勇音は、思わずいうと、燕青は、そんな彼女に真剣な顔でいう。
「水平に生えたんだからしかたがないじゃん!!」
「水平……」
そもそも勇音からすれば、親知らずとは、何なのかという感じである。
一応歯である事は、知っているが。
「あとで光先生に聞こう」
「なにを!?」
燕青は、思わず聞くが、その勇音は、もくもくと、ご飯を食べていた。
それよりも光がもしくるのならこれは、絶好のチャンスかもしれない。
その後とりあえずご飯を食べ終え、片付けを終えたころ、光が店にやってきた。
「光先生ありがとうございます」
「それは、いいが……」
勇音に光は、竜神の鱗を渡した後、聞いた。
「なんで、燕青までいるんだ??」
それは、番台の中に居る勇音の隣に、怖い顔をした燕青も居たからだ。
「光先生ちょっといいか??」
「なに」
改まってなんだと光は、思う。
燕青は、言う。真剣な声色で。
「親知らず抜いたところがまだ、痛いんだ!! どうすりゃいい!!」
光は、真顔に。
「俺は、だから口腔外科じゃないといってるだろ!?」
「でも詳しいじゃん!!」
「詳しくないわ!!!」
「俺にとって緊急案件!! まだ少し痛いお陰で、勇音と……夜も共に、できないんだぜ!?」
光は、冷たい顔に。
「……去勢なら出来るぞ??」
燕青は、固まる。
「生憎お飾りの医師免許があるからな。それに外科も研修医として居たから」
「光先生本気??」
「本気」
燕青は、顔を青ざめた。
「光先生、口腔外科医と、普通の医師は、違うんですか??」
勇音は、気になり聞くと、光は、普段の爽やかな顔付きに。
「大学から違うんだ」
「以外です……てっきり一緒だと……」
「口腔外科医は、歯科大学を出ていて、卒業後にそれぞれ、一般歯科、口腔外科、矯正歯科とその他……と分かれるんだ」
「というこたは、一通り学びそこから専門を極めるということですか??」
「そういうことだな。医師と同じで、研修医として学び、その後それぞれの分野に進んでいくらしい」
さすがに光も詳しくは、分からないのでとりあえず分かりやすいように大まかに説明した。
「なるほど……」
「だから普通の一般歯科だと親知らずは、抜けない場合が多いから、口腔外科にって言われるんだ」
そして燕青は、口腔外科にいき、抜歯してきた。
「親知らずとは、歯なんですよね??」
「そうだが……勇音は、知らないのか??」
勇音は、頷く。
「はい」
「一番奥の歯の事を親知らずと言うんだよ」
これで勇音も分かるだろうと、おもい光は、話をした。
「一番奥の歯!!」
「そう」
「なら何故水平に??」
光は、これは、話が長くなるぞと覚悟を決めた。
「燕青パソコンあるか??」
「そりゃあるけどさ」
「貸してくれ」
「おっ……」
とりあえずノートパソコンを奥から燕青は、出してきて、立ち上げる。
「USB差していい??」
「うん」
本当になにをするのかと思っていたら、答えは、直ぐでた。
「歯のレントゲン!?」
見事にパソコンの画面には、歯と顎を撮ったレントゲンが。
「勇音この一番端っこの横になってるやつが水平って呼ばれる親知らずの生え方だ」
確かに見事に横になっている。
「なんと」
思わずこういってしまうほどに。
「燕青は、こう生えてたんですね……」
「そういうこと。でこれが一番抜歯しにくい」
「開業医で抜けないんですか??」
「抜けるが、普通の歯科だとほぼ、総合病院送りだな」
思ったより抜歯は、大変らしい。
「燕青が大袈裟かと思ってたけど違うんだ……」
勇音の発言にさすがに光も燕青が不憫に見えた。
「燕青……」
「色々俺も大変なの!!」
主に、勇音のけんで。
「でもここまで痛いって言うんですか??」
「げんに言ってるから!!」
「燕青黙って」
勇音に怒られ燕青は、お口チャック。
「燕青のレントゲンをみてないからなんとも言えないが、根っこが深かったのかもな」
燕青は、頷いていた。
「たぶん神経にも近かったんだろ」
うんうんと、燕青は、頷くのだがその勢いがなんとなく光は、鬱陶しと感じていた。
「燕青五月蝿いな」
燕青は、アワアワ。
「動きが大きいからですね。ごめんなさい」
「勇音が謝ることじゃない」
光は、そういうと続けた。
「そこまで深いと歯や顎に負担がかかるから、治るのにも時間を要する。だから、二週間経っても少し痛むんだろうな」
光は、そういうと燕青をみていう。
「あと肩こりか」
「最近凝ってるからなぁ……」
「それに梅雨だし??」
「たぶんな勇音」
燕青は、げんなりした顔に。
「地味にいてぇ……」
「血餅も剥がれたとか言ってたし、口腔外科にいけ」
「もういってきて、処置してもらってこれ!!」
「なら担当医の言いつけを聞いて、薬飲んで、我慢することだな」
燕青は、しょぼん。
「やっぱりそうですよね」
「勇音そうだ」
光は、溜め息を付く。
「光先生なら術で……」
「はぁ??」
これは、自力で治せと言うことだろう。
「光さん怖い……」
思わず燕青は、言ってしまった。
光の殺気がすごすぎて。
「すまん」
「光先生ストレス溜まってます?? 友美になにか言われました??」
心配してくれる勇音に光は、言う。
「ありがとう。友美からは、とくに。今朝も美味しい珈琲いれてくれた」
光は、嬉しそうに笑った。
「ただ、男なら根性を出せと思ってな。友美も出してるぞ??」
燕青は、開いた口が塞がらない。
「友美と一緒にするな!?」
「光先生それは、私も思います。友美は、色々と凄すぎるんです」
確かにそうかもしれない。
「俺もそう思う」
だからこそ、そのかっこよさに光は、惚れてしまった。
「友美やっぱりいい……」
光が一人惚気るなか、燕青は、日にち薬かと溜め息を付いた。
「はぁ……」
「燕青私頑張るから!! 女神の奉仕ってなかなかないよ!?」
勇音の発言に光と燕青は、凍りついた。
「燕青早く治せ!?」
「無理無理!!!!」
勇音が困惑して首をかしげるなか、男性陣は、とてと内心焦っていた。冷や汗を流しながら。
「……この際自己発電でなんとかしろ」
「光先生露骨に言うな……」
勇音は、にっこり。
「そこは、私が上に乗ればいいだけですから」
光は、唖然とし、燕青をみる。
「……確かに」
「ふふふ」
光は、仲良しでなによりと思ったが、友美がいたら、二人でやれとあきれ顔で言ってそうだ。
「アハハ……」
光は、乾いた笑みを浮かべるも、勇音と燕青は、はっとして顔を赤める。
「ごめんなさい」
「すみません」
「それは、いいけど、他のやからの前では、気をつけて」
「とりあえず抜歯に関しては、少し学べました」
「日本人は、ほぼ、水平か斜めに生えてくるから、真っ直ぐ生える方が珍しいんだ」
「これもまた人の進化の過程と??」
「江戸の頃より固いものも現代は、少ないから」
顎が鍛えられず、顎が小さくなり、親知らずもきっちり生えることな出来なくなっている。
「それに最近だとそもそも生えてない人も出てきてるんだ」
「人間の進化すご」
燕青は、そういいつつ自分は、生えてきたなと少し己の親知らずを恨めしく思っていた。
「じゃ俺は、帰るから」
「はいありがとうございます」
「先生ありがとう」
光は、そのまま帰っていった。
「燕青今晩やる??」
「いきなり!?」
「はい!!」
燕青は、思う今晩が恐ろしいと。そして勇音は、そんな燕青をみて、にっこり微笑むのであった。
「いまだに顎いてぇ……」
親知らずを抜歯して、二週間一応普通に食べれるようになったがそれでも激痛といわなくとも、まだ顎がいたい時がある。
そして今がまさにそれだ。
「なら抜かなければよかったのに」
勇音は、思わずいうと、燕青は、そんな彼女に真剣な顔でいう。
「水平に生えたんだからしかたがないじゃん!!」
「水平……」
そもそも勇音からすれば、親知らずとは、何なのかという感じである。
一応歯である事は、知っているが。
「あとで光先生に聞こう」
「なにを!?」
燕青は、思わず聞くが、その勇音は、もくもくと、ご飯を食べていた。
それよりも光がもしくるのならこれは、絶好のチャンスかもしれない。
その後とりあえずご飯を食べ終え、片付けを終えたころ、光が店にやってきた。
「光先生ありがとうございます」
「それは、いいが……」
勇音に光は、竜神の鱗を渡した後、聞いた。
「なんで、燕青までいるんだ??」
それは、番台の中に居る勇音の隣に、怖い顔をした燕青も居たからだ。
「光先生ちょっといいか??」
「なに」
改まってなんだと光は、思う。
燕青は、言う。真剣な声色で。
「親知らず抜いたところがまだ、痛いんだ!! どうすりゃいい!!」
光は、真顔に。
「俺は、だから口腔外科じゃないといってるだろ!?」
「でも詳しいじゃん!!」
「詳しくないわ!!!」
「俺にとって緊急案件!! まだ少し痛いお陰で、勇音と……夜も共に、できないんだぜ!?」
光は、冷たい顔に。
「……去勢なら出来るぞ??」
燕青は、固まる。
「生憎お飾りの医師免許があるからな。それに外科も研修医として居たから」
「光先生本気??」
「本気」
燕青は、顔を青ざめた。
「光先生、口腔外科医と、普通の医師は、違うんですか??」
勇音は、気になり聞くと、光は、普段の爽やかな顔付きに。
「大学から違うんだ」
「以外です……てっきり一緒だと……」
「口腔外科医は、歯科大学を出ていて、卒業後にそれぞれ、一般歯科、口腔外科、矯正歯科とその他……と分かれるんだ」
「というこたは、一通り学びそこから専門を極めるということですか??」
「そういうことだな。医師と同じで、研修医として学び、その後それぞれの分野に進んでいくらしい」
さすがに光も詳しくは、分からないのでとりあえず分かりやすいように大まかに説明した。
「なるほど……」
「だから普通の一般歯科だと親知らずは、抜けない場合が多いから、口腔外科にって言われるんだ」
そして燕青は、口腔外科にいき、抜歯してきた。
「親知らずとは、歯なんですよね??」
「そうだが……勇音は、知らないのか??」
勇音は、頷く。
「はい」
「一番奥の歯の事を親知らずと言うんだよ」
これで勇音も分かるだろうと、おもい光は、話をした。
「一番奥の歯!!」
「そう」
「なら何故水平に??」
光は、これは、話が長くなるぞと覚悟を決めた。
「燕青パソコンあるか??」
「そりゃあるけどさ」
「貸してくれ」
「おっ……」
とりあえずノートパソコンを奥から燕青は、出してきて、立ち上げる。
「USB差していい??」
「うん」
本当になにをするのかと思っていたら、答えは、直ぐでた。
「歯のレントゲン!?」
見事にパソコンの画面には、歯と顎を撮ったレントゲンが。
「勇音この一番端っこの横になってるやつが水平って呼ばれる親知らずの生え方だ」
確かに見事に横になっている。
「なんと」
思わずこういってしまうほどに。
「燕青は、こう生えてたんですね……」
「そういうこと。でこれが一番抜歯しにくい」
「開業医で抜けないんですか??」
「抜けるが、普通の歯科だとほぼ、総合病院送りだな」
思ったより抜歯は、大変らしい。
「燕青が大袈裟かと思ってたけど違うんだ……」
勇音の発言にさすがに光も燕青が不憫に見えた。
「燕青……」
「色々俺も大変なの!!」
主に、勇音のけんで。
「でもここまで痛いって言うんですか??」
「げんに言ってるから!!」
「燕青黙って」
勇音に怒られ燕青は、お口チャック。
「燕青のレントゲンをみてないからなんとも言えないが、根っこが深かったのかもな」
燕青は、頷いていた。
「たぶん神経にも近かったんだろ」
うんうんと、燕青は、頷くのだがその勢いがなんとなく光は、鬱陶しと感じていた。
「燕青五月蝿いな」
燕青は、アワアワ。
「動きが大きいからですね。ごめんなさい」
「勇音が謝ることじゃない」
光は、そういうと続けた。
「そこまで深いと歯や顎に負担がかかるから、治るのにも時間を要する。だから、二週間経っても少し痛むんだろうな」
光は、そういうと燕青をみていう。
「あと肩こりか」
「最近凝ってるからなぁ……」
「それに梅雨だし??」
「たぶんな勇音」
燕青は、げんなりした顔に。
「地味にいてぇ……」
「血餅も剥がれたとか言ってたし、口腔外科にいけ」
「もういってきて、処置してもらってこれ!!」
「なら担当医の言いつけを聞いて、薬飲んで、我慢することだな」
燕青は、しょぼん。
「やっぱりそうですよね」
「勇音そうだ」
光は、溜め息を付く。
「光先生なら術で……」
「はぁ??」
これは、自力で治せと言うことだろう。
「光さん怖い……」
思わず燕青は、言ってしまった。
光の殺気がすごすぎて。
「すまん」
「光先生ストレス溜まってます?? 友美になにか言われました??」
心配してくれる勇音に光は、言う。
「ありがとう。友美からは、とくに。今朝も美味しい珈琲いれてくれた」
光は、嬉しそうに笑った。
「ただ、男なら根性を出せと思ってな。友美も出してるぞ??」
燕青は、開いた口が塞がらない。
「友美と一緒にするな!?」
「光先生それは、私も思います。友美は、色々と凄すぎるんです」
確かにそうかもしれない。
「俺もそう思う」
だからこそ、そのかっこよさに光は、惚れてしまった。
「友美やっぱりいい……」
光が一人惚気るなか、燕青は、日にち薬かと溜め息を付いた。
「はぁ……」
「燕青私頑張るから!! 女神の奉仕ってなかなかないよ!?」
勇音の発言に光と燕青は、凍りついた。
「燕青早く治せ!?」
「無理無理!!!!」
勇音が困惑して首をかしげるなか、男性陣は、とてと内心焦っていた。冷や汗を流しながら。
「……この際自己発電でなんとかしろ」
「光先生露骨に言うな……」
勇音は、にっこり。
「そこは、私が上に乗ればいいだけですから」
光は、唖然とし、燕青をみる。
「……確かに」
「ふふふ」
光は、仲良しでなによりと思ったが、友美がいたら、二人でやれとあきれ顔で言ってそうだ。
「アハハ……」
光は、乾いた笑みを浮かべるも、勇音と燕青は、はっとして顔を赤める。
「ごめんなさい」
「すみません」
「それは、いいけど、他のやからの前では、気をつけて」
「とりあえず抜歯に関しては、少し学べました」
「日本人は、ほぼ、水平か斜めに生えてくるから、真っ直ぐ生える方が珍しいんだ」
「これもまた人の進化の過程と??」
「江戸の頃より固いものも現代は、少ないから」
顎が鍛えられず、顎が小さくなり、親知らずもきっちり生えることな出来なくなっている。
「それに最近だとそもそも生えてない人も出てきてるんだ」
「人間の進化すご」
燕青は、そういいつつ自分は、生えてきたなと少し己の親知らずを恨めしく思っていた。
「じゃ俺は、帰るから」
「はいありがとうございます」
「先生ありがとう」
光は、そのまま帰っていった。
「燕青今晩やる??」
「いきなり!?」
「はい!!」
燕青は、思う今晩が恐ろしいと。そして勇音は、そんな燕青をみて、にっこり微笑むのであった。
