光明ノ神子2
友美は、歩いているとベル音がした。
「これって……」
なんとなく気になり、音のする方に歩いていくと、チャペルから出てくる新郎新婦が。「ここは、結婚式場だった……」
そういえば、今は、6月。日本では、梅雨に辺り、湿気が多いが、欧州では、いい気候のため結婚式が多く行われる。
「ジューンブライドだもんね……」
とりあえず友美は、新郎新婦を見て、微笑むと、そのまま目的の場所に歩き出した。
「モア」
「友美こんにちは!!」
やって来たのは、モアの店だ。
「こんにちは」
「では、さっそくお願いします!!」
とりあえず和菓子の奥の居住スペースに友美は、案内された。
モアは、普段は、月詠宮である月の宮に居るがこうした時より、不定期に和菓子屋を開けており、店に一応居住スペースも作っている。
「最近は、こっちなのね」
生活感ある和室を見渡し友美は、言う。
「はい!! 通うのも大変ですしね!! お店のオープン時期は!!」
友美とモアは、座布団の上に座る。
「はい友美」
さっそくモアは、友美に味見して欲しい新作の和菓子と茶を友美の前に出した。
「和菓子だけじゃないんだ……」
「新作のフレーバーティーもお願いします」
「分かったわ。いただきます」
さっそく手を合わせ、友美は、皿を持つと食べた。
「美味しい~」
「変とかないですか??」
「ないない。上品な味わいでいいわ」
モアは、ホッとした顔に。
友美は、次に、フレーバーティーを飲み、
ホッと息を吐く。
「これも檸檬の香がいいわ」
モアは、さらに安心した顔に。
「よかった」
友美は、あっという間に食べ終えた。
「ごちそうさま」
「おそまつさまでした」
モアは、皿を片付ける。
「そういえば、さっき結婚式をみたわ」
友美は、茶を飲みながら、言う。
「ジューンブライドですもんね」
友美は頷く。
「モアも知ってるんだ」
「そりゃそうですよ!! 私一応そちらの女神でもありますから!!」
モアは、ルーナであり、色々あり、今は、日本で月詠の神子をしている。
友美は、そういえばとあることを思い出した。
「ジューンブライドってローマ神話か、来てるんだっけ……」
「はい」
モアは、頷く。
「ユーノーが結婚の女神ですから」
「確か、英語だと、ジューノウ。フランス語だとジュノンだったわよね」
「はい」
そしてここであることに繋がる。
「もしかして、ジューンってユーノーから来てる??」
「そうですよ。ユーノーは、6月を司る女神でもあるんです」
「で結婚の女神だか、ジューンブライドか……」
「はい。その月に結婚した夫婦は、ユーノーの加護を受けれると言う信仰から」
友美からすればそんなもんで、加護なんて受けれるのなと思う。
6月に結婚し、夫婦円満をユーノーのお陰と、感謝していればユーノーならの加護を受けれるのかもしれないが。
「私には分からないわ……」
遠い目をして言う友美に、モアは、思わず笑った。
「過去のヨーロッパの人達からすれば、そういうのも神にすがりたかったともいえます」
「すがりたかったねぇ…‥」
友美は、とても何かいいたげだった。
「友美落ち着いて!!」
まさかモアから、いわれるなんて。友美は、自嘲する。
「最近異教徒ってだけでイラッとするのよね……」
「友美が珍しい……」
「ほら、最近の横暴ぶりをみてると……」
「分かります……オリュンポスも似た者……ふふふ」
なんだろう。モアから黒いオーラが見える。
さすがの友美も少し驚いていた。
「モアステイ!!」
「わかってます」
モアは、すぐににっこり。
「結婚式かーいいなぁ~」
モアからこんな発言が出るとは。
「結婚する予定は??」
「あるわけないです」
「ならさんまで占ったら??」
友美は、足のはえたサンマを思い出し言うと、モアは、苦笑い。
「やらないです!!」
「開発しといて!?」
「最近的中率がすごくて……ちょっと怖い」
友美は、思わずずっこけた。
「なんでや!!」
「だって……それで一生独身とか言われたらいやー!!!」
そもそも女神であるモアが一生独身なのも普通だとは、思う。
なんなら、結婚する方が難しそうだ。
「サンマあいつやりあがるわねぇ……」
「はい。天照が占いする意味ない!? と嘆いてます」
そういえばと天照は、占いで先読みをすることがあったなと友美は、懐かしい記憶を掘り起こしていた。
「友美は、天照の占いの的中率知ってるんですよね??」
「まぁ育ての親だしね??」
「そんなにすごいんですか??」
「まぁお陰で、私今大家さんでけっこう稼げてるし」
「えっ!!??」
「私の持ってる物件は、天照が選んだのよ」
「天照そんな事を!?」
天照は、己の運命を分かっていたうえて、かけをしていたのかもしれない。
この運命がもしかわり、死ぬはずの娘が、生きる道が出来たとき、苦労せぬように動いていたのだろう。
「天照は、確かに現実をみていたけれど、希望も忘れてなかったから」
ある意味天照の思っていた未来とは、違う未来になってしまったかもしれないが。
「そういえば友美の魂のこと、天照は、知ってたんですか??」
友美は、しばらく考えたのち。
「たぶん知らない」
「伊弉諾は……」
「たぶん知らない」
そもそも知っていたら、煌の策略を止めようとしたはずだ。
モアは、信じられないと言う顔になっていた。
「まぁ伊弉諾の策略も全て煌にバレてたみたいだし……」
「でも必要なことだからあえて、放置して、期を熟するのを待っていた」
「そういうこと」
さすがとも言える。
「日本の神は、やはり、裏で動くのが得意なのかも……」
「というより、容赦ない」
「確かに」
なんなら、相手が一番ダメージを負う方法を煌は、あえてとった。
「まぁお陰で私居るんだけど」
友美は、今思うに、煌は、なぜ自分の死を望まなかったのか疑問に。
彼の大切な者は、友美が死んだ方がやはり彼の元に帰ってくるからだ。
「友美??」
「なにもないわ」
とりあえずこの日は、モアと少しだけ話してすぐに友美は、帰った。
そして夜。
隣で寝る夫を見据えて友美は、言った。
「煌」
さすがに夫の意識がないのなら出てくるだろう。
静寂のなか友美の声が和室に響き、しばらくして、青く光る靄が形となる。
「友美どうした??」
煌は首をかしげる。
「ちょっと聞きたいことが」
「光に聞かれても困らぬことか??」
友美は、しばらく悩み言う。
「煌が嫌でなければ」
煌は、しばらく考えていった。
「ならば、隣で話をすりとしよう」
とりあえずリビングに移動しさっそく友美は、聞いた。
「煌的に私が早く死ねば夢珠は、すぐにあなたのそばに戻ってきていた。なのになぜわざわざ代償を払ってまで人にとりあえず生まれることを選んだの??」
煌は、しばらく考えて言った。
「俺のわがままだな」
「わがまま??」
「神のエゴというやつだ」
「エゴ……」
「俺と夢珠の血筋のものを、みすみす道具にされ、殺されなど許せぬ。ならば、伊弉諾にそれ相応の代償を支払わせることにした」
友美は、目が点に。
「えっ!?」
「それに、待つよりも俺は、共にある方を選ぶ。夢珠が選んだ選択に追随するのも俺らしさだ。だから、思金神に怒られる……」
のほほんと笑う煌だが、友美は、思う。
絶対に父は、目の前の神に胃をやられているだろうと。
「そりゃ怒るわ。父上ー!!!! の意味がなんとなく分かったわ」
そして友美は、気付く。
「……煌は、私の祖父!?」
「そういえばそうだな」
煌は、ピースしたが、友美なぜ今まで気付かなかったのかと己の失望した。
「ついつい……自分の前世の方を気にしてたけれど……そうだったわ……」
「孫の為ならじぃじぃは、頑張るというやつだな」
「結果としてね!?」
友美は、光の時より見せる天然は、絶対に、煌から来てると思った。
「友美よ疑問は、解けたか??」
「一応は」
「ならば俺は、戻ろう」
「ありがとう」
煌は、微笑み消えた。
友美は、これもまた愛なんだなと思いつつどこか嬉しそうに笑うのであった。
「これって……」
なんとなく気になり、音のする方に歩いていくと、チャペルから出てくる新郎新婦が。「ここは、結婚式場だった……」
そういえば、今は、6月。日本では、梅雨に辺り、湿気が多いが、欧州では、いい気候のため結婚式が多く行われる。
「ジューンブライドだもんね……」
とりあえず友美は、新郎新婦を見て、微笑むと、そのまま目的の場所に歩き出した。
「モア」
「友美こんにちは!!」
やって来たのは、モアの店だ。
「こんにちは」
「では、さっそくお願いします!!」
とりあえず和菓子の奥の居住スペースに友美は、案内された。
モアは、普段は、月詠宮である月の宮に居るがこうした時より、不定期に和菓子屋を開けており、店に一応居住スペースも作っている。
「最近は、こっちなのね」
生活感ある和室を見渡し友美は、言う。
「はい!! 通うのも大変ですしね!! お店のオープン時期は!!」
友美とモアは、座布団の上に座る。
「はい友美」
さっそくモアは、友美に味見して欲しい新作の和菓子と茶を友美の前に出した。
「和菓子だけじゃないんだ……」
「新作のフレーバーティーもお願いします」
「分かったわ。いただきます」
さっそく手を合わせ、友美は、皿を持つと食べた。
「美味しい~」
「変とかないですか??」
「ないない。上品な味わいでいいわ」
モアは、ホッとした顔に。
友美は、次に、フレーバーティーを飲み、
ホッと息を吐く。
「これも檸檬の香がいいわ」
モアは、さらに安心した顔に。
「よかった」
友美は、あっという間に食べ終えた。
「ごちそうさま」
「おそまつさまでした」
モアは、皿を片付ける。
「そういえば、さっき結婚式をみたわ」
友美は、茶を飲みながら、言う。
「ジューンブライドですもんね」
友美は頷く。
「モアも知ってるんだ」
「そりゃそうですよ!! 私一応そちらの女神でもありますから!!」
モアは、ルーナであり、色々あり、今は、日本で月詠の神子をしている。
友美は、そういえばとあることを思い出した。
「ジューンブライドってローマ神話か、来てるんだっけ……」
「はい」
モアは、頷く。
「ユーノーが結婚の女神ですから」
「確か、英語だと、ジューノウ。フランス語だとジュノンだったわよね」
「はい」
そしてここであることに繋がる。
「もしかして、ジューンってユーノーから来てる??」
「そうですよ。ユーノーは、6月を司る女神でもあるんです」
「で結婚の女神だか、ジューンブライドか……」
「はい。その月に結婚した夫婦は、ユーノーの加護を受けれると言う信仰から」
友美からすればそんなもんで、加護なんて受けれるのなと思う。
6月に結婚し、夫婦円満をユーノーのお陰と、感謝していればユーノーならの加護を受けれるのかもしれないが。
「私には分からないわ……」
遠い目をして言う友美に、モアは、思わず笑った。
「過去のヨーロッパの人達からすれば、そういうのも神にすがりたかったともいえます」
「すがりたかったねぇ…‥」
友美は、とても何かいいたげだった。
「友美落ち着いて!!」
まさかモアから、いわれるなんて。友美は、自嘲する。
「最近異教徒ってだけでイラッとするのよね……」
「友美が珍しい……」
「ほら、最近の横暴ぶりをみてると……」
「分かります……オリュンポスも似た者……ふふふ」
なんだろう。モアから黒いオーラが見える。
さすがの友美も少し驚いていた。
「モアステイ!!」
「わかってます」
モアは、すぐににっこり。
「結婚式かーいいなぁ~」
モアからこんな発言が出るとは。
「結婚する予定は??」
「あるわけないです」
「ならさんまで占ったら??」
友美は、足のはえたサンマを思い出し言うと、モアは、苦笑い。
「やらないです!!」
「開発しといて!?」
「最近的中率がすごくて……ちょっと怖い」
友美は、思わずずっこけた。
「なんでや!!」
「だって……それで一生独身とか言われたらいやー!!!」
そもそも女神であるモアが一生独身なのも普通だとは、思う。
なんなら、結婚する方が難しそうだ。
「サンマあいつやりあがるわねぇ……」
「はい。天照が占いする意味ない!? と嘆いてます」
そういえばと天照は、占いで先読みをすることがあったなと友美は、懐かしい記憶を掘り起こしていた。
「友美は、天照の占いの的中率知ってるんですよね??」
「まぁ育ての親だしね??」
「そんなにすごいんですか??」
「まぁお陰で、私今大家さんでけっこう稼げてるし」
「えっ!!??」
「私の持ってる物件は、天照が選んだのよ」
「天照そんな事を!?」
天照は、己の運命を分かっていたうえて、かけをしていたのかもしれない。
この運命がもしかわり、死ぬはずの娘が、生きる道が出来たとき、苦労せぬように動いていたのだろう。
「天照は、確かに現実をみていたけれど、希望も忘れてなかったから」
ある意味天照の思っていた未来とは、違う未来になってしまったかもしれないが。
「そういえば友美の魂のこと、天照は、知ってたんですか??」
友美は、しばらく考えたのち。
「たぶん知らない」
「伊弉諾は……」
「たぶん知らない」
そもそも知っていたら、煌の策略を止めようとしたはずだ。
モアは、信じられないと言う顔になっていた。
「まぁ伊弉諾の策略も全て煌にバレてたみたいだし……」
「でも必要なことだからあえて、放置して、期を熟するのを待っていた」
「そういうこと」
さすがとも言える。
「日本の神は、やはり、裏で動くのが得意なのかも……」
「というより、容赦ない」
「確かに」
なんなら、相手が一番ダメージを負う方法を煌は、あえてとった。
「まぁお陰で私居るんだけど」
友美は、今思うに、煌は、なぜ自分の死を望まなかったのか疑問に。
彼の大切な者は、友美が死んだ方がやはり彼の元に帰ってくるからだ。
「友美??」
「なにもないわ」
とりあえずこの日は、モアと少しだけ話してすぐに友美は、帰った。
そして夜。
隣で寝る夫を見据えて友美は、言った。
「煌」
さすがに夫の意識がないのなら出てくるだろう。
静寂のなか友美の声が和室に響き、しばらくして、青く光る靄が形となる。
「友美どうした??」
煌は首をかしげる。
「ちょっと聞きたいことが」
「光に聞かれても困らぬことか??」
友美は、しばらく悩み言う。
「煌が嫌でなければ」
煌は、しばらく考えていった。
「ならば、隣で話をすりとしよう」
とりあえずリビングに移動しさっそく友美は、聞いた。
「煌的に私が早く死ねば夢珠は、すぐにあなたのそばに戻ってきていた。なのになぜわざわざ代償を払ってまで人にとりあえず生まれることを選んだの??」
煌は、しばらく考えて言った。
「俺のわがままだな」
「わがまま??」
「神のエゴというやつだ」
「エゴ……」
「俺と夢珠の血筋のものを、みすみす道具にされ、殺されなど許せぬ。ならば、伊弉諾にそれ相応の代償を支払わせることにした」
友美は、目が点に。
「えっ!?」
「それに、待つよりも俺は、共にある方を選ぶ。夢珠が選んだ選択に追随するのも俺らしさだ。だから、思金神に怒られる……」
のほほんと笑う煌だが、友美は、思う。
絶対に父は、目の前の神に胃をやられているだろうと。
「そりゃ怒るわ。父上ー!!!! の意味がなんとなく分かったわ」
そして友美は、気付く。
「……煌は、私の祖父!?」
「そういえばそうだな」
煌は、ピースしたが、友美なぜ今まで気付かなかったのかと己の失望した。
「ついつい……自分の前世の方を気にしてたけれど……そうだったわ……」
「孫の為ならじぃじぃは、頑張るというやつだな」
「結果としてね!?」
友美は、光の時より見せる天然は、絶対に、煌から来てると思った。
「友美よ疑問は、解けたか??」
「一応は」
「ならば俺は、戻ろう」
「ありがとう」
煌は、微笑み消えた。
友美は、これもまた愛なんだなと思いつつどこか嬉しそうに笑うのであった。
