光明ノ神子2

 夜遊李は、こそっと友美のところに来ていた。
「パパがいる!?」
 しかし見事に父がいる。母のとなりに。
「そりゃパパも居るぞ??」
 気まずい気まずすぎる。
 遊李は、とりあえず笑ったが内心ここまで父が邪魔だと思ったことは、なかった。
「光コンビニ行ってきて」
「えっ!?」
「私コンビニのアイス食べたい!!」
「友美!?」
「いいから!!」
 とりあえず友美は、凄い気迫で光に迫り、光は、そのまま慌ててコンビニに出かけた。
「よし!!」
 玄関の扉がしまる音がし、友美は、ひと安心。
「遊李これでいい??」
「ママありがとう……」
 父には、悪いことをしたと申し訳なさそうな息子に、友美は、光もこれくらい遠慮してくれてもと思っていた。色々と思い出して。
「でシールかしら??」
 遊李は、頷く。
「ママ僕は、グレる!!」
 遊李の発言に友美は、目が点に。
「明日学校休みたい」
「えっ!?」
 そして思わず声を出して驚いてしまった。あの真面目な遊李からこんな言葉が出るなんて。
「……僕だって……」
「僕だって……」
「シールを発売日にゲットしたいんだ!!」
 友美は、ニヤニヤ。
「ホホホ~」
「ママ僕を止めないで!! 僕は、グレるんだー!!」
 たぶんグレてる場合わざわざ親に学校休む宣言は、しないと思う。
 友美は、本当に真面目だなと思いつつ言った。
「いいわよ」
「本当に!?」
 遊李は、信じられないと言う顔に。
「でも子供一人で行くには、危ないから、ママもついていくからね」
「そこは、もちろん!! だからママに連れてってって頼もうと……」
「本当にいいこね」
 友美は、優しく遊李の頭を撫でる。
「お小遣いから出すから!!」
「それもいいけど、実物見てみないと分からないから、とりあえず余分にね」
「ありがとう」
「それと明日ってことは、これよね??」
 友美は、スマホの画面を遊李に見せると、彼は、頷いた。
「そう!!」
「立体シールだし……発売日に買えるかも不明って行ってたけど……まぁ目星がついてるから、とりあえずそこに行こうか」
「わかった」
「とりあえずオープンと同時ね」
「はーい!!」
 と話をし終える頃に、玄関の扉が開く音が。
「ただいま」
「おかえりなさい」
「パパおかえりなさい」
 光は、出かける前と違い、どこか嬉しそうな遊李を見て首をかしげる。
「遊李アイス食べるよね??」
 とりあえず息子から話してくれるかもととくに聞かずに、アイスの事だけ聞くことに。
「もちろん」
 とりあえず遊李は、そういい続けて。
「パパごめんなさい」
 とりあえず謝ると、光は、困惑していた。
「え??」
「僕グレるから」
「グレる!?」
 光は、開いた口が塞がらない。
「とりあえずそういうことだから、光アイス食べよう~」
「友美とりあえずそういうことだからって何が!?」
 まったく状況が分からずに、光は、困惑するなか、友美と遊李は、アイスを食べる準備をし始めた。
「パパとけちゃう!!」
「そうだな……」
「とりあえず食べよう!!」
 三人でアイスを食べた。光は、相変わらずポカーンとしていた。状況が飲み込めず、もどかしさをかんじながら。

 翌日遊李は、宣言通りグレた。
「遊李グラサンいる??」
 グラサンをかける我が子に友美は、聞く。
「身バレ防止」
 一応確かに身バレ防止には、なるかとも思ったが、特徴的な髪で誰か絞れるのでは、ともこの時思った。
「でなんで、パパもいるの!?」
 そうそこである。
 リビングの座布団の上にちょこんと座る父に遊李は、突っ込むと、光は、なにか言いたげな顔に。
「学校休むって体調不良かと思ったら元気だし……何なんだ!?」
「ママ……」
「遊李、ママお口固いから」
 そう友美は、大変口が固い。光が遊李の秘密を探ろうとはたが、まったく探れない程に。
「友美理由を知ってるなら教えてくれても……」
「駄目よ」
 しかし人では、居た方がいい。
「光ならお菓子買っていいから、ちょっとその身体貸しなさい」
「はぁ!?」 
 ますます光は、理解できなかった。しかし友美の事だ目的が必ずあるはずだ。
「ママいいのそれ……」
「使えるものは、使わないと!!」
「友美俺の意見は!?」
「ないけど??」
 遊李は、この時身震いした。友美は、やはり女傑だと思いながら。
 光は、相変わらず何か言いたげなので、友美は、何か耳打つと、光の目の色が変わった。
「分かった」
「よし!!」
「ママ何を……」
「遊李大丈夫!! あとパパもシール集めてる件は、知ってるから」
「それは、薄々気付いてた」
「だから問題なし!!」
 遊李は、本当にとうとう父まで巻き込むなんてと、友美を見て恐ろしいと感じていた。
 その後したくをし、友美達は、家を出た。
 オープン少し前に店につくと、オープンと同時に、百貨店に。
「友美なんで百貨店??」
「ショッピングモールより入りにくいからよ」
 登りのエスカレーターに乗り光と遊李は、首をかしげる。
「パパ分かる??」
「わからない」
「まぁみてて」
 そのまま目的の階まで登り、バラエティーグッズや文房具や日用品などを置いてる店に行くと、確かに人は、まばらで。
「ほらね」
 目的のシールもまだあった。
「友美立体シールが店にある!? いつ入荷するさわからないやつなのに……」
「あのメーカーのは、先行販売このお店のネットでしてたから、あると思ってね。とりあえず光話すよりてを動かす!!」
「はい!?」
 そのまま友美に引きずられ、光は、売場に。
 先に行っていた遊李は、とりあえず一通り、籠にいれ、悩むことに。
「う~ん」
 遊李がどれにしようかと悩んでいると、光が友美に。
「一つずついけるな、全種類行くよ」
「えっ!?」
「なら、私もそうするわ」
 大人の力凄いと遊李は、思うなか、悩みに悩んでとりあえず数種類に絞り混む。 
 そしてお小遣いを確認し、頷くと、言った。
「これでいい」
「よし!! 会計に行こう!!」
 ということで、そのまま会計に行き、無事にルールも守り買うことが出来た。
「でも人気のわりに残ってるような」
「お店のルールもあるけど、駅の方がデパートよりも行きやすいから、あっちの店舗は、もうないと思うわよ」
「そんなわけ……」
 とりあえず光がこういうこで、同じ店の駅の方の店舗に行くことに。
「ないだと!?」
 既にそちらは、シールがなかった。
「ほらね」
「名残として各種一枚までって紙だけあるね……」
 光は、改めてそんなに人気なのかとシールブームを知ることに。
「友美これ高く売れる??」
「かもしれないけど、売ったら離婚よ」
「分かってる」
 そんな話を両親がするなか、遊李は、こうしないと、普通の人がシールを買えないと知り、少し虚しくなった。
「ママが仕入れてるから僕は、手に入りやすいけど……こうだったら遊べないよ……」
「だから立体シールブームも少し落ち着いてきてるわよね」
「うんママ」
「遊李は、交換するのか??」
「パパ僕は、コレクションとして鑑賞」
 ある意味一番平和な楽しみかたかもしれない。
「友美ならいいよね??」
「もちろん」
 父は、何をするのかと遊李は、思っているとその後なんと、北欧雑貨の店で可愛らしい雑貨を父は、籠にいれだす。
「パパこれで丸め込まれたの!?」
「遊李、パパオトメンだから」
 なんせ可愛いものが大好きである。
「友美から駄目って言われて我慢してたけど堂々と買える!!」
「パパ増やしすぎないでよ!?」
 遊李は、光に狂気を感じ思わず言うと、友美は、微笑む。
 本当に親子って似てるな。
 息子は、シールとぬいぐるみ、父は、可愛いもの全般。
「遺伝子って凄いなぁー」
 そう呟きながらおろおろしている遊李と豚の貯金箱を買うか悩む光を見て、友美は、優しく微笑むのであった。
 貯金箱要らないのではとも思いながら。
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