光明ノ神子2
まさかこうなるとは。
「夏音とりあえず救急車呼んだから」
友美の目の前には、ソファーにへたり込む夏音が。
「成績を……それに予算……」
少し用事があり、友美は、夏音の研究室に来ていたが、まさか来て早々倒れている夏音の介抱をすることになるとは。
「まさかまた寝てないな??」
夏音は、ビクッとし、いう。
「……みずあまりとってないかも……」
「倒れることをするな」
「すみません……」
友美は、怒ると怖い。昔レポートや国家試験の時も友美に同じようなことをさせたような気がする。
「うぅ……」
「まったく斬ることには、気を付けるのに、自分の事は、何故こうなのかしら……」
「研究にも気を付けてます……」
とりあえずしゃべる元気は、あるようでホッとした。
サイレンの音がし、しばらくして、救急隊が研究室に。
「ありがとうございます。こちらです」
友美は、夏音の方をみて、いうと、救急隊たちは、手際よく対処し、そのまま夏音は、搬送されていった。
「戸締まり……」
と弱々しく言い残し。
「夏音大丈夫かな……」
ソファーからようやく出てきた一閃は、心配そうな顔に。
「一閃の加護でも無理なレベルに疲労蓄積だったのね」
「見事に。おいらも言ったよ!? 無理するな!! 寝なさいって!!」
「知ってるわよ。一閃優しいもの」
友美は、優しく微笑むと、一閃を手のひらに乗せた。
「じゃ付き添いで行きますか!!」
「友美でもいいの?? 光には……」
「大丈夫!! 連絡するから!!」
といい、友美は、一閃を肩に乗せ、メールを光に送ると、戸締まりをし、夏音の荷物を持つと、そのまま研究室の外に。そして部屋を施錠し、そのまま救急車へと向かった。
「なぁ!?」
そしてここからがある意味友美らしいといえる文面だが、これは、と不安になるメールが光のスマホに受信された。
光は、メールを読み神妙な顔に。
「友美……主語抜けてるんだが……」
メールには。
『光へ救急車乗って病院行ってきます!!』
とだけ記されていたのだ。
普通なら、友美に何かあり、救急外来に搬送されたと思うが、光は、違った。
「友美というより……夏音か??」
今朝夏音に、用があり、大学に行くと光は、聞いてきたので、このままで予測できた。
「友美……楽しそうだな……」
そして友美と光は、繋がりが強く、その気になれば相手のみている光景や感じている事を感知することができる。
そして友美は、今現在とても楽しそうなのだ。
「好奇心旺盛だかなぁ……友美、救急車に乗れて、絶対……楽しんでる……」
光は、溜め息をつくと、とりあえず返信した。
「とりあえずこれでいいか。早く終わらせよう」
そして光は、凄い早さで仕事を片付け、診療室を後にした。
(凄い!! 救急車!! こうしてタンカを固定してるの!? なにより、簡易的だけど、椅子が二つある!! ここで処置するのね!!)
友美は、キラキラとひした瞳で救助隊の作業をみていた。
それぞれの役目に分かれ、的確に作業を進めていく。
そしてなにより驚いたのが、カーナビを使っていることだった。
(おーカーナビが!! 少しビックリ!! でもそりゃそうか……)
的確に迅速に搬送するには、カーナビは、強い味方相棒といえよう。
凄いなと友美は、思うなか、夏音は、ノックダウンしていた。
「目がぐるぐる……」
「あと少しで着きますよ」
「はい……」
友美は、後で夏音の実家に連絡しようと思った。
その後無事に病院に。
友美は、そのまま救急外来の受付にいき手続きを済ませ、待合室で待つ。
椅子に座り、スマホを確認すると、光から返信が。
「行くって……」
友美は、わざわざと思ったが、なんと目の前に光が。
「スクラブ姿のまま!?」
自分を見下げる光に友美は、驚くが、彼の顔は、呆れ顔に。
「いきなり、救急車乗って病院行ってきます!! ってすぐ駆けつけるのが普通だ!! こんな連絡もらったら!!」
光は、安心した顔になり、友美のとなりに座った。
「で夏音が??」
「そう」
「様態は??」
「睡眠不足と水分不足によるめまいだと思う」
「それで動けなかったのか」
それよりも友美は、気になっていた。
「光見られてるけど!?」
救急外来の待合室で待つ患者やその家族たちに。
そりゃスクラブ姿の人が立っていたら、この病院の関係者かと思う。
「……あっ」
「ようやく気づいた!?」
「ごめんつい」
光は、少し気まずそうな顔に。
「光こことは、関係ないでしょう??」
「学会で時々ここの、先生とは、会うくらいだな……」
「関係ないわね。ほぼ」
「うん」
光と友美がそう話していると、また、目があった。この病院の医師と。
「先生!! 何故救急外来に??」
「知り合いが搬送されまして……」
「で来たんですか」
「はい」
光と医師が話すなか、友美は、ニコニコ微笑みながら、話を聞いていた。
「では」
「また」
と話を終え、となりに座る友美をみて、首をかしげる。
「友美??」
「光がお医者さんしてるなぁーと」
「一応今は、現役だけど!?」
「救急外来で活躍する光も見てみたい!!」
「嫌です」
「ケチ」
「って友美見れないと思うけど……」
「壁になって見るわ」
どこそのオタクかと光は、思いつつ苦笑い。
そんな話をしていると、しばらくして、看護師が待合室に来た。
「すみません……」
「はい」
どうやら夏音の家族に連絡をしてくれるらしい。
話をし、看護師が去っていくと、友美は、ホッとした顔に。
「よし!! 帰ろう!!」
「その前に夏音にその事伝えないと」
友美は、確かにと頷く。そしてしばらくして、夏音が処置室から出てきた。自分の足で。
「友美ありがとうございます……なんとか、回復……」
「一閃がもしかして手伝った??」
夏音は、頷く。
「処置室に入ってきて」
「そっか」
夏音は、頷き気づいた光が居ることに。
「光先生……」
「日頃からよく寝て、水飲めっていってたよな??」
怖い。夏音は、顔を青が目身震いする。
「友美助けて!?」
「嫌よ」
夏音は、涙目に。
「うぇーん!!」
と泣くが、見事に、光に説教され、友美は、呆れ顔に。
「夏音!! まったく!!」
「お父さん……」
とうとう夏音の父まで現れ、今度は、父親に説教をされることに。
「ごめんなさい……」
ここまでしょぼんとしている夏音を見るのも珍しいことだ。
「皐月さんやっぱりなんやかんな夏音を愛してるんだな……」
「そりゃ娘だもの」
才能があるのに家を継がず薬学の道に進んだ夏音。
父親としては、色々思うところもあるだろう。しかしこうして娘に何かあればいち早く駆けつける。
「母さんも心配してた。このまま帰るぞ」
「でも仕事が!!」
「それは、明日にしなさい!!」
こうして夏音は、実家に帰ることになり、そのまま友美と光は、夏音達を見送った。
「普通のお父さんてあぁよね??」
友美は、自身の父を思いだし言うと、光は、苦笑い。
「思金神殿は、今ヒートアップしてるだけだから、まぁ気にしないで……」
「収まるのかしら??」
「いつかね」
それがいつなんだと友美は、思いつつ困り顔に。
「とりあえず帰ろっか」
「そうね光」
友美は、頷くと呟く。
「ここなかなか新しい所だから、ハイテクな器具も多そう」
「多いよ」
「やっぱり!? 検査受けてみたい……」
「機会があればね」
「その機会絶対に与えてくれなさそう光」
光は、頷く。
「当たり前だろ。そもそも俺が医学部行ったのは、友美を守るためだから」
友美は、微笑む。
「そうだったわね」
友美は、懐かしいことを思い出した。
「ふふふ」
「じゃ帰るよ」
「そうね!!」
友美と光は、微笑み合うとそのまま帰路に着いたのであった。
懐かしい記憶を互いに思い出しながら。
「夏音とりあえず救急車呼んだから」
友美の目の前には、ソファーにへたり込む夏音が。
「成績を……それに予算……」
少し用事があり、友美は、夏音の研究室に来ていたが、まさか来て早々倒れている夏音の介抱をすることになるとは。
「まさかまた寝てないな??」
夏音は、ビクッとし、いう。
「……みずあまりとってないかも……」
「倒れることをするな」
「すみません……」
友美は、怒ると怖い。昔レポートや国家試験の時も友美に同じようなことをさせたような気がする。
「うぅ……」
「まったく斬ることには、気を付けるのに、自分の事は、何故こうなのかしら……」
「研究にも気を付けてます……」
とりあえずしゃべる元気は、あるようでホッとした。
サイレンの音がし、しばらくして、救急隊が研究室に。
「ありがとうございます。こちらです」
友美は、夏音の方をみて、いうと、救急隊たちは、手際よく対処し、そのまま夏音は、搬送されていった。
「戸締まり……」
と弱々しく言い残し。
「夏音大丈夫かな……」
ソファーからようやく出てきた一閃は、心配そうな顔に。
「一閃の加護でも無理なレベルに疲労蓄積だったのね」
「見事に。おいらも言ったよ!? 無理するな!! 寝なさいって!!」
「知ってるわよ。一閃優しいもの」
友美は、優しく微笑むと、一閃を手のひらに乗せた。
「じゃ付き添いで行きますか!!」
「友美でもいいの?? 光には……」
「大丈夫!! 連絡するから!!」
といい、友美は、一閃を肩に乗せ、メールを光に送ると、戸締まりをし、夏音の荷物を持つと、そのまま研究室の外に。そして部屋を施錠し、そのまま救急車へと向かった。
「なぁ!?」
そしてここからがある意味友美らしいといえる文面だが、これは、と不安になるメールが光のスマホに受信された。
光は、メールを読み神妙な顔に。
「友美……主語抜けてるんだが……」
メールには。
『光へ救急車乗って病院行ってきます!!』
とだけ記されていたのだ。
普通なら、友美に何かあり、救急外来に搬送されたと思うが、光は、違った。
「友美というより……夏音か??」
今朝夏音に、用があり、大学に行くと光は、聞いてきたので、このままで予測できた。
「友美……楽しそうだな……」
そして友美と光は、繋がりが強く、その気になれば相手のみている光景や感じている事を感知することができる。
そして友美は、今現在とても楽しそうなのだ。
「好奇心旺盛だかなぁ……友美、救急車に乗れて、絶対……楽しんでる……」
光は、溜め息をつくと、とりあえず返信した。
「とりあえずこれでいいか。早く終わらせよう」
そして光は、凄い早さで仕事を片付け、診療室を後にした。
(凄い!! 救急車!! こうしてタンカを固定してるの!? なにより、簡易的だけど、椅子が二つある!! ここで処置するのね!!)
友美は、キラキラとひした瞳で救助隊の作業をみていた。
それぞれの役目に分かれ、的確に作業を進めていく。
そしてなにより驚いたのが、カーナビを使っていることだった。
(おーカーナビが!! 少しビックリ!! でもそりゃそうか……)
的確に迅速に搬送するには、カーナビは、強い味方相棒といえよう。
凄いなと友美は、思うなか、夏音は、ノックダウンしていた。
「目がぐるぐる……」
「あと少しで着きますよ」
「はい……」
友美は、後で夏音の実家に連絡しようと思った。
その後無事に病院に。
友美は、そのまま救急外来の受付にいき手続きを済ませ、待合室で待つ。
椅子に座り、スマホを確認すると、光から返信が。
「行くって……」
友美は、わざわざと思ったが、なんと目の前に光が。
「スクラブ姿のまま!?」
自分を見下げる光に友美は、驚くが、彼の顔は、呆れ顔に。
「いきなり、救急車乗って病院行ってきます!! ってすぐ駆けつけるのが普通だ!! こんな連絡もらったら!!」
光は、安心した顔になり、友美のとなりに座った。
「で夏音が??」
「そう」
「様態は??」
「睡眠不足と水分不足によるめまいだと思う」
「それで動けなかったのか」
それよりも友美は、気になっていた。
「光見られてるけど!?」
救急外来の待合室で待つ患者やその家族たちに。
そりゃスクラブ姿の人が立っていたら、この病院の関係者かと思う。
「……あっ」
「ようやく気づいた!?」
「ごめんつい」
光は、少し気まずそうな顔に。
「光こことは、関係ないでしょう??」
「学会で時々ここの、先生とは、会うくらいだな……」
「関係ないわね。ほぼ」
「うん」
光と友美がそう話していると、また、目があった。この病院の医師と。
「先生!! 何故救急外来に??」
「知り合いが搬送されまして……」
「で来たんですか」
「はい」
光と医師が話すなか、友美は、ニコニコ微笑みながら、話を聞いていた。
「では」
「また」
と話を終え、となりに座る友美をみて、首をかしげる。
「友美??」
「光がお医者さんしてるなぁーと」
「一応今は、現役だけど!?」
「救急外来で活躍する光も見てみたい!!」
「嫌です」
「ケチ」
「って友美見れないと思うけど……」
「壁になって見るわ」
どこそのオタクかと光は、思いつつ苦笑い。
そんな話をしていると、しばらくして、看護師が待合室に来た。
「すみません……」
「はい」
どうやら夏音の家族に連絡をしてくれるらしい。
話をし、看護師が去っていくと、友美は、ホッとした顔に。
「よし!! 帰ろう!!」
「その前に夏音にその事伝えないと」
友美は、確かにと頷く。そしてしばらくして、夏音が処置室から出てきた。自分の足で。
「友美ありがとうございます……なんとか、回復……」
「一閃がもしかして手伝った??」
夏音は、頷く。
「処置室に入ってきて」
「そっか」
夏音は、頷き気づいた光が居ることに。
「光先生……」
「日頃からよく寝て、水飲めっていってたよな??」
怖い。夏音は、顔を青が目身震いする。
「友美助けて!?」
「嫌よ」
夏音は、涙目に。
「うぇーん!!」
と泣くが、見事に、光に説教され、友美は、呆れ顔に。
「夏音!! まったく!!」
「お父さん……」
とうとう夏音の父まで現れ、今度は、父親に説教をされることに。
「ごめんなさい……」
ここまでしょぼんとしている夏音を見るのも珍しいことだ。
「皐月さんやっぱりなんやかんな夏音を愛してるんだな……」
「そりゃ娘だもの」
才能があるのに家を継がず薬学の道に進んだ夏音。
父親としては、色々思うところもあるだろう。しかしこうして娘に何かあればいち早く駆けつける。
「母さんも心配してた。このまま帰るぞ」
「でも仕事が!!」
「それは、明日にしなさい!!」
こうして夏音は、実家に帰ることになり、そのまま友美と光は、夏音達を見送った。
「普通のお父さんてあぁよね??」
友美は、自身の父を思いだし言うと、光は、苦笑い。
「思金神殿は、今ヒートアップしてるだけだから、まぁ気にしないで……」
「収まるのかしら??」
「いつかね」
それがいつなんだと友美は、思いつつ困り顔に。
「とりあえず帰ろっか」
「そうね光」
友美は、頷くと呟く。
「ここなかなか新しい所だから、ハイテクな器具も多そう」
「多いよ」
「やっぱり!? 検査受けてみたい……」
「機会があればね」
「その機会絶対に与えてくれなさそう光」
光は、頷く。
「当たり前だろ。そもそも俺が医学部行ったのは、友美を守るためだから」
友美は、微笑む。
「そうだったわね」
友美は、懐かしいことを思い出した。
「ふふふ」
「じゃ帰るよ」
「そうね!!」
友美と光は、微笑み合うとそのまま帰路に着いたのであった。
懐かしい記憶を互いに思い出しながら。
