光明ノ神子2
朝から光の悲鳴が家に響いた。
「眼鏡が~!!!!!!」
「なに!?」
友美は、慌ててリビングから和室を覗くと、光は、肩を落とし、座り込む。そしてそんな彼の前には、つららが、ちょこんと座り、咥えていた眼鏡を。
友美は、目が点に。
「あらま……」
「古い眼鏡を出していたのが失敗した……」
つららは、眼鏡が何故か好きで、よく狙っていたが、まさかここで古いのをおもちゃにされるとは、光は、思わなかったらしい。
「だから光ハーネスっていってるじゃん」
呆れ顔で白野威は、いう。
「ハーネスなんか、家のなかでつららにつけられるか!!」
「外でも、ホッキョクグマの子熊がハーネス着けて、歩いてても騒動になるわよ白野威」
つららは、首をかしげている。
「つらら頼むからフレーム折らないでね!?」
つららは、首をかしげ、立ち上がると、そのまま和室を出ていってしまい、光は、慌てて後を追いかける。
「つらら待って!?」
「パパ追いかけてくる~」
つららは、楽しそうだが光からすれば内心ヒヤヒヤ。
「パパ!?」
廊下で父とすれ違い、遊李は、ビックリ。
「つららちゃんと追いかけっこ??」
しかしそれにしては、父が必死だったような。
とりあえずリビングに行くと、友美が。
「ママ、パパどうしたの??」
「遊李、パパつららちゃんに眼鏡おもちゃにされて、今捕まえようとしてるのよ」
遊李は、苦笑い。
「パパいつもだよね……」
「つららちゃんが狙ってるのよね。眼鏡」
「そんなに??」
「そんなに!!」
遊李は、まさかと思った時、光がつららをだっこし戻ってきた。
「友美家中の眼鏡をとりあえずつららの手の届かない所に!!」
つららは、はむはむと、眼鏡のフレームを、咥えている。
「フレーム……」
友美は、まさかと、遊李にいう。
「遊李納戸から眼鏡何本か取ってきて」
「分かった!!」
遊李は、リビングを出ていき、しばらくして、戻ってくると、その手には、眼鏡の入った木箱が。
「それごと持ってきたの!?」
「壊すと怖いから」
この木箱の眼鏡は、古く貴重なものだ。しかし友美は、何に使うのだろうか。
「光つららちゃんの眼鏡取って」
「つらら眼鏡返してね」
「やー!!」
というが、光は、なんとかつららから眼鏡を取り返し友美に。
友美は、炬燵の上にあえて、光の眼鏡と木箱の眼鏡を並べる。
「光つららちゃん降ろして」
「えっ!?」
「いいから!!」
「わかった……」
つららを光は、床に降ろすと、つららは、眼鏡を求一直線に、炬燵に。
そして前足をかけ、立ち上がると、クンクンも眼鏡の匂いをかぐ。
固唾をのみ、見守っていると、つららは、光の眼鏡を咥える。
「やっぱり!!」
「友美何がやっぱりなんだ??」
「ママなになに??」
友美は、自慢げにいう。
「たぶんつららちゃん光の加齢臭が好きなのよ!!」
光は、ガーンとショックを受ける。
「もしかして、ママ、ワンコが加齢臭を好むっていうアレ??」
「遊李そうよ!! まぁ耳って臭いがキツいから、加齢臭がキツくなくてもつららちゃんにとっては、いい香りなのかもね!!」
「俺まだ三十代後半じゃないんですが!!!???」
「アラサーから、前半って私たちは、知ってるから、そんなに大きな声を出さなくてもいい」
友美は、呆れ顔に。
「つららちゃんパパいい匂い??」
「うん!!」
遊李は、つららの前に座ると、頭を撫でる。
「そっか」
しかし父から加齢臭がと聞くと、少しショックかもしれない。
「パパ……加齢臭……」
哀愁漂う息子の背中に、光は、更にショックを受ける。
「時間を停めるか……」
「光そもそも老いなんてあるの??」
光が目が点に。
「……どうなんだろう」
「パパもママも知らないの!?」
遊李は、少しビックリした。
「ママは、老いは、無いようなもんだけど、パパは、分からないわ」
なんせ友美の父は、思金神だ。半神であるため、それだけでも人よりも老いは、ゆっくりとも言える。
「ママは、そっか……」
「そうそう。まぁ魂と、力もあってだけど……」
光は、どうなのだろう。
「水郷らしいがどうなんだ??」
白銀の蛇が光の肩に表れる。
「神子だからまぁ普通の現人神よりかは……」
と水郷は、いいかけ、言葉をとめた。
「そもそも現人神って長生きなのかしら……??」
まさかの疑問に、友美達がずっこける。
「水郷様知らないの!?」
「遊李、現人神は、そんなに多くないの!!」
「天皇が現人神でしょう??」
とりあえず問いかけてみたが、水郷は、言葉煮詰まる。
「これ否定も肯定も出来ないのね……」
「まぁ普通の大和民族よりかは、力は、あるだろうが……」
水郷は、ノーコメントで済ませたいらしい。
「でも天皇家で考えると、まぁ普通よね。諏訪氏も現人神だけれど、普通だし……」
「時代にもよるけどな」
となると、光も普通と考えればいいのだろうか。
「でも神子って……」
友美は、水郷を見る。
「頑丈よ??」
「魂も普通と違うしなぁ……」
遊李も違うとは、聞いたことがあるが、はたしてどう違うのか。
「玉が関係してるの??」
「まぁそうとも言えるわね。友美は、違うけれど」
遊李は、ビックリした。
「ママ昔持ったよね!?」
「持ってたけど、白野威が要らないってそのまま取られちゃったから」
あくびをしている白野威は、後ろ足で耳をかいていた。
「友美の場合玉なんか無くても私とは、ずっともだからね~」
「白野威確か、玉って神子と神の絆の証とか言ってたよね??」
遊李は、確認した。
「そうさ。でも私と友美の関係性って証明書無くても明らかだしね」
「だから要らないらしいわ」
たぶんそれは、友美だからと光と水郷は、思ってしまった。
「ママ最強だもんね」
「遊李ありがとう!!」
はたして息子は、褒めたくてそういったのかは、分からない。
「水郷、神子って寿命は、長いんだろ??」
「えぇ。とくに光は、魂の事もあるし、間違いなくね」
「なら老いってあっても遅いよね??」
と遊李は、言った。
「で加齢臭は??」
「友美そこでこれをぶっ込まないで!?」
とりあえずつららが光の眼鏡を選んだのが答えかもしれない。
「友美だけは、臭いって言わないで……」
嘆願してくる光に友美は、呆れ顔に。
「はぁ……」
そして盛大な溜め息をつく。
「友美が露骨に……」
「そりゃ日頃から伝えてるだろって事だろうね」
水郷と白野威は、そういうと、顔を見合わす。
「まぁパパ僕達が証明だよね??」
遊李は、そういうと、今度は、別の意味で光が凍り付いた。
「ゆっ……遊李……」
「人間も動物なんだから、動物の番組見てたら薄々気付く」
「……そうか」
光は、ここは、冷静にならねばと思うなか、友美は、あくびをした。
「とりあえずつららちゃんの壊した眼鏡修理に出さないとね??」
「そもそも直るかも不明だが……そうだな……」
曲がったフレームを見て、光は、肩を落とした。
その後つららから眼鏡を取り返し、朝のしたくをし、光は、眼鏡屋に。
昼過ぎに、光は、帰ってきた。
「光眼鏡どうだった??」
帰ってきた光に、友美は、問いかけるの、光は、少し困ったように笑う。
「直ったが……」
鞄から眼鏡ケースをだし、光は、友美に眼鏡をみせる。
「無理矢理真っ直ぐにしてる!!??」
とりあえずかけると見えにくそうである。
「片付けとく……」
「ねぇ。で新しい眼鏡は??」
「一応作ったけど、使うかは、分からないかな。まだあるし」
光は、眼鏡を複数持っている。
なのでそれを使う予定だろう。
「つららちゃんにおもちゃにされないようにね!!」
光は、頷く。
「そういえば、遊李は??」
「図書館行ったわよ」
「そうか」
光は、微笑むと、友美のとなりに座り、彼女を抱き締めた。
友美は、優しく微笑むと、光の頭を撫でるのであった。
それは、まるで大丈夫と、安心させるようであった。
「眼鏡が~!!!!!!」
「なに!?」
友美は、慌ててリビングから和室を覗くと、光は、肩を落とし、座り込む。そしてそんな彼の前には、つららが、ちょこんと座り、咥えていた眼鏡を。
友美は、目が点に。
「あらま……」
「古い眼鏡を出していたのが失敗した……」
つららは、眼鏡が何故か好きで、よく狙っていたが、まさかここで古いのをおもちゃにされるとは、光は、思わなかったらしい。
「だから光ハーネスっていってるじゃん」
呆れ顔で白野威は、いう。
「ハーネスなんか、家のなかでつららにつけられるか!!」
「外でも、ホッキョクグマの子熊がハーネス着けて、歩いてても騒動になるわよ白野威」
つららは、首をかしげている。
「つらら頼むからフレーム折らないでね!?」
つららは、首をかしげ、立ち上がると、そのまま和室を出ていってしまい、光は、慌てて後を追いかける。
「つらら待って!?」
「パパ追いかけてくる~」
つららは、楽しそうだが光からすれば内心ヒヤヒヤ。
「パパ!?」
廊下で父とすれ違い、遊李は、ビックリ。
「つららちゃんと追いかけっこ??」
しかしそれにしては、父が必死だったような。
とりあえずリビングに行くと、友美が。
「ママ、パパどうしたの??」
「遊李、パパつららちゃんに眼鏡おもちゃにされて、今捕まえようとしてるのよ」
遊李は、苦笑い。
「パパいつもだよね……」
「つららちゃんが狙ってるのよね。眼鏡」
「そんなに??」
「そんなに!!」
遊李は、まさかと思った時、光がつららをだっこし戻ってきた。
「友美家中の眼鏡をとりあえずつららの手の届かない所に!!」
つららは、はむはむと、眼鏡のフレームを、咥えている。
「フレーム……」
友美は、まさかと、遊李にいう。
「遊李納戸から眼鏡何本か取ってきて」
「分かった!!」
遊李は、リビングを出ていき、しばらくして、戻ってくると、その手には、眼鏡の入った木箱が。
「それごと持ってきたの!?」
「壊すと怖いから」
この木箱の眼鏡は、古く貴重なものだ。しかし友美は、何に使うのだろうか。
「光つららちゃんの眼鏡取って」
「つらら眼鏡返してね」
「やー!!」
というが、光は、なんとかつららから眼鏡を取り返し友美に。
友美は、炬燵の上にあえて、光の眼鏡と木箱の眼鏡を並べる。
「光つららちゃん降ろして」
「えっ!?」
「いいから!!」
「わかった……」
つららを光は、床に降ろすと、つららは、眼鏡を求一直線に、炬燵に。
そして前足をかけ、立ち上がると、クンクンも眼鏡の匂いをかぐ。
固唾をのみ、見守っていると、つららは、光の眼鏡を咥える。
「やっぱり!!」
「友美何がやっぱりなんだ??」
「ママなになに??」
友美は、自慢げにいう。
「たぶんつららちゃん光の加齢臭が好きなのよ!!」
光は、ガーンとショックを受ける。
「もしかして、ママ、ワンコが加齢臭を好むっていうアレ??」
「遊李そうよ!! まぁ耳って臭いがキツいから、加齢臭がキツくなくてもつららちゃんにとっては、いい香りなのかもね!!」
「俺まだ三十代後半じゃないんですが!!!???」
「アラサーから、前半って私たちは、知ってるから、そんなに大きな声を出さなくてもいい」
友美は、呆れ顔に。
「つららちゃんパパいい匂い??」
「うん!!」
遊李は、つららの前に座ると、頭を撫でる。
「そっか」
しかし父から加齢臭がと聞くと、少しショックかもしれない。
「パパ……加齢臭……」
哀愁漂う息子の背中に、光は、更にショックを受ける。
「時間を停めるか……」
「光そもそも老いなんてあるの??」
光が目が点に。
「……どうなんだろう」
「パパもママも知らないの!?」
遊李は、少しビックリした。
「ママは、老いは、無いようなもんだけど、パパは、分からないわ」
なんせ友美の父は、思金神だ。半神であるため、それだけでも人よりも老いは、ゆっくりとも言える。
「ママは、そっか……」
「そうそう。まぁ魂と、力もあってだけど……」
光は、どうなのだろう。
「水郷らしいがどうなんだ??」
白銀の蛇が光の肩に表れる。
「神子だからまぁ普通の現人神よりかは……」
と水郷は、いいかけ、言葉をとめた。
「そもそも現人神って長生きなのかしら……??」
まさかの疑問に、友美達がずっこける。
「水郷様知らないの!?」
「遊李、現人神は、そんなに多くないの!!」
「天皇が現人神でしょう??」
とりあえず問いかけてみたが、水郷は、言葉煮詰まる。
「これ否定も肯定も出来ないのね……」
「まぁ普通の大和民族よりかは、力は、あるだろうが……」
水郷は、ノーコメントで済ませたいらしい。
「でも天皇家で考えると、まぁ普通よね。諏訪氏も現人神だけれど、普通だし……」
「時代にもよるけどな」
となると、光も普通と考えればいいのだろうか。
「でも神子って……」
友美は、水郷を見る。
「頑丈よ??」
「魂も普通と違うしなぁ……」
遊李も違うとは、聞いたことがあるが、はたしてどう違うのか。
「玉が関係してるの??」
「まぁそうとも言えるわね。友美は、違うけれど」
遊李は、ビックリした。
「ママ昔持ったよね!?」
「持ってたけど、白野威が要らないってそのまま取られちゃったから」
あくびをしている白野威は、後ろ足で耳をかいていた。
「友美の場合玉なんか無くても私とは、ずっともだからね~」
「白野威確か、玉って神子と神の絆の証とか言ってたよね??」
遊李は、確認した。
「そうさ。でも私と友美の関係性って証明書無くても明らかだしね」
「だから要らないらしいわ」
たぶんそれは、友美だからと光と水郷は、思ってしまった。
「ママ最強だもんね」
「遊李ありがとう!!」
はたして息子は、褒めたくてそういったのかは、分からない。
「水郷、神子って寿命は、長いんだろ??」
「えぇ。とくに光は、魂の事もあるし、間違いなくね」
「なら老いってあっても遅いよね??」
と遊李は、言った。
「で加齢臭は??」
「友美そこでこれをぶっ込まないで!?」
とりあえずつららが光の眼鏡を選んだのが答えかもしれない。
「友美だけは、臭いって言わないで……」
嘆願してくる光に友美は、呆れ顔に。
「はぁ……」
そして盛大な溜め息をつく。
「友美が露骨に……」
「そりゃ日頃から伝えてるだろって事だろうね」
水郷と白野威は、そういうと、顔を見合わす。
「まぁパパ僕達が証明だよね??」
遊李は、そういうと、今度は、別の意味で光が凍り付いた。
「ゆっ……遊李……」
「人間も動物なんだから、動物の番組見てたら薄々気付く」
「……そうか」
光は、ここは、冷静にならねばと思うなか、友美は、あくびをした。
「とりあえずつららちゃんの壊した眼鏡修理に出さないとね??」
「そもそも直るかも不明だが……そうだな……」
曲がったフレームを見て、光は、肩を落とした。
その後つららから眼鏡を取り返し、朝のしたくをし、光は、眼鏡屋に。
昼過ぎに、光は、帰ってきた。
「光眼鏡どうだった??」
帰ってきた光に、友美は、問いかけるの、光は、少し困ったように笑う。
「直ったが……」
鞄から眼鏡ケースをだし、光は、友美に眼鏡をみせる。
「無理矢理真っ直ぐにしてる!!??」
とりあえずかけると見えにくそうである。
「片付けとく……」
「ねぇ。で新しい眼鏡は??」
「一応作ったけど、使うかは、分からないかな。まだあるし」
光は、眼鏡を複数持っている。
なのでそれを使う予定だろう。
「つららちゃんにおもちゃにされないようにね!!」
光は、頷く。
「そういえば、遊李は??」
「図書館行ったわよ」
「そうか」
光は、微笑むと、友美のとなりに座り、彼女を抱き締めた。
友美は、優しく微笑むと、光の頭を撫でるのであった。
それは、まるで大丈夫と、安心させるようであった。
