光明ノ神子2
友美は、浴槽につかりながら、じっと光を見ていた。
「うわぁ!?」
泡まみれになりながら、光は、しおしおに。
「シャンプーつけすぎた……」
ボトルからシャンプーを出しすぎたようだ。アワアワとしている光には、悪いがこういう彼もまた可愛い。
シャワーでシャンプーを流し、リンスーをつけ、前髪を光は、かきあげると、友美の視線に気付く。
「なに??」
「光普段からオールバックにすればいいのに」
「似合わないからやらない」
「そうかなぁ??」
「そうだよ」
リンスーが髪に浸透した頃合いで光は、シャワーで流し、タオルで拭く。
「まぁ私は、前髪ある方が好きかな」
タオルで髪を拭き終えると、光は、かけゆをし、浴槽にそして湯につかった。
「ありがとう。そうか」
相変わらず友美と光は、一緒に風呂に入ることが多い。
普通ならば途中で嫌にでもなりそうだなと友美は、光を見ながら、思っていた。他所を知らないが。
「光また筋肉ついた??」
思わず光の腕を友美は、掴む。
「友美!?」
「ちょっとだけ上腕二頭筋が……」
まじまじと見られると少し居たたまれなくなる。
光は、困り顔になるが、友美がお構い無し。
本当に他人といる時友美は、空気を読むのに、自分と二人と時は、とてもマイペースだ。
「かもな」
「まぁ誰かさんのせいで私も胸大きくなったし、上腕二頭筋くらいならつくか……」
さらりととんでとないことを友美は、言ったような気がする。
「友美さん……マジ??」
「マジ」
光は、気まずそうな顔になる。むしろ何故彼がそんな顔をするのかと友美は、言いたい。
「なに?? 私の面積が増えるのは、よくないと??」
「嬉しいけど……」
光は、念のためにとあることを聞いた。
「妊娠してないよね??」
友美は、頷く。
「してないわよ。そもそも避妊するように術かけてるし問題なし!!」
そんなことまで出来るのかと光は、思うが、少し申し訳なさも感じていた。
「……俺の方がやれば……」
「何故そうなるのよ」
「それだけ友美に負担をかけてるからだ。そんなの納得がいかない!! なら俺も同じだけ事をしないと!!」
友美は、盛大な溜め息をつく。
昔からそう光は、けっこう平等にこだわる。いや友美を甘やかしたくて、尽くしたくてしかたがないのだ。
「結婚するまで手を出さなかったんだから、それでいいでしょう??」
「それは、当たり前だろ!? 子を授かる行為を結婚もしてない女性と出来るか!! 男は、出せば終わりだが、女性は違う!!」
ある意味本当に律儀で、真面目である。
そうだからこそ結婚したのだが。
「光」
「はい」
「とりあえず術の避妊に関しては、私が光とのイチャイチャを気兼ねなくするための手段でもあるの」
「……それで納得しろと??」
「ということ!! 私の我が儘にイチャイチャする時は、付き合いなさい!!」
大義名分を出せば光も有無を言わなくなるだろうと、友美は、思い言った。
光は、少し不服そうなかおに。
「甘過ぎるとクレーム出すじゃないか……」
友美は、拗ねるなと思う。
「どがすぎるのよ!! どが!!」
ぷくーとほほを膨らませる光は、やはり可愛い。しかし今本人にそれをいうと、怒るので友美は、あえていわなかった。
「好きなんだもん!!」
「だからしかたがないと??」
「そう!!」
「といわれてもねぇ??」
本当に甘い囁きを降らせた来るのだ。雨のように。
「本当に何時もよくもまぁ可愛いと、綺麗とか、褒め言葉よく出てくるわね……」
「語彙力には、自身あるから!!」
キメ顔でいわれても困る。
「まぁ頭は、いいしね……」
光は、頷く。
「うむ!!」
「そこであの子の真似をしない」
光は、はっとした顔に。
「無意識だった……」
「まさかのまさかね」
友美は、少し呆れ顔で光を見る。しかししかたがない。
「まぁしかたがないか……」
「まぁね~」
思わずない髪をあえて、手で、払う仕草を光は、すると、友美は、少し退いた。
「そこで古いネタ出してこないで!?」
「関西人なら突っ込むところ」
「面倒」
一言で片付けられた。
光は、不服そうな顔になり、そのまま友美に迫る。
「このまま愛を囁かれるのと、風呂から出るのどっちを選ぶ??」
「股間蹴り飛ばして、風呂出る」
友美は、にっこり微笑みそういうと、光は、顔を青ざめ、友美から離れた。
「すみません……」
「まったく。普通の女の子ならそこで抵抗虚しく愛を囁かれる事になるだろうけど、生憎私は、普通の女の子じゃないので」
「分かってます……」
友美は、本当に困った旦那と、思い光を見ていた。
たぶん多くの家庭では、こんな旦那に愛想をつかせ、ATMとして見てる嫁も多いのかもしれない。
しかし友美は、実は、こういう光も好きである。
「で話戻すけど、後でイチャイチャしたいと??」
光は、まさかの誘いにビックリした顔に。
「えっ!?」
「違ったの?? なら別にいいけど」
光は、慌てて言った。
「やりたいです!! やりたいです!!」
「そこ、ことわらへんのや」
いきなりの関西弁にきゅんっとなるが、光は、いけないと咳払い。
「ゴホン!! 断りません!!」
「このままお風呂で事起こしてもエエのに??」
「衛生状よくない」
本当に真面目である。
「それだけ愛してくれてるって事やさかいまぁエエやろ」
友美は、立ち上がると浴槽を出た。
「友美??」
「のぼせるから」
「それは、よくない!! 出たら、水分とっね!?」
「分かったわよ」
友美は、本当に心配しすぎだなと思いつつシャワーを浴び、そのまま風呂を出た。
風呂からで、体、髪を拭き、着替えると、そのままキッチンに。
冷蔵庫から、冷えた茶をとると、コップにいれ、容器を冷蔵庫に片付け、扉を閉めると、茶を飲む。
「う~んうまい!!」
やはり冷えたお茶は、美味しいなと思いつつホッとしてると後ろからシャンプーのいい香りが。
「光はや!?」
「そりゃ俺も温もってたから」
光は、微笑むと、友美の頭に触れた。
「ドライヤーしないと」
「熱いからまだいいわ。それよりも水分補給!!」
友美は、冷蔵庫からペットボトルを出すと、光に渡した。
「ありがとう」
「どういたしまして」
光は、ペットボトルをあけ、水を飲む。
「美味しい」
「ならよかった」
友美は、光から離れると、コップを洗い、乾燥機にいれた。
「で光潔くやる??」
光は、飲んでいた水を吹き掛ける。
「なんで何時も男前なんだ!?」
「え?? やることとっととやった方がね??」
光は、ペットボトルの蓋を閉めると、冷蔵庫に片付けて言う。
「もう少しイチャイチャさせてくれ!?」
「イチャイチャするじゃない」
「前座!! 大切だから!!」
友美は、そんなにかと思いつつ光を見ていた。
「どうせ脱ぐのに」
「あのームードとか空気感とか雰囲気とか色々大切だから!!」
友美は、確かにと納得したが、自分よりも乙女だなと思い光を見ていた。
「友美色々男前過ぎるんだよなぁ……」
「へい!! 男前!!」
とあえてボケてみた。
「そんな、友美も好きです」
友美は、にっこり。
「ありがとう~」
とりあえずかっこよくもあり、勇ましくもあり、可愛くもあり、綺麗でもあるのが友美なのだ。
本当によく自分と結婚してくれたなと光は、思いつつ愛する人に微笑みかけた。
「とりあえず話そう」
「先ずそこからと??」
「当たり前。それに色々情報共有しておかないと!!」
確かに一理ある。
「それもそうね」
友美は、微笑むと、光にさっそく抱きついた。
「なら髪の毛乾かして??」
「もちろん!!」
甘えるのも時には、必要なこと。そしてそれが夫婦の時間にもなる。
友美は、甘えられる相手が夫でよかったと思いながら、光を見て笑った。
その後仲良く髪を乾かし、話を色々した。
こういう時間もいいものだ。そして愛を確かめ合うのも。
これもまた幸せなこと。そう思いながら、二人は、愛する人の温もりを感じ、そして互いに愛を深めたのであった。
「うわぁ!?」
泡まみれになりながら、光は、しおしおに。
「シャンプーつけすぎた……」
ボトルからシャンプーを出しすぎたようだ。アワアワとしている光には、悪いがこういう彼もまた可愛い。
シャワーでシャンプーを流し、リンスーをつけ、前髪を光は、かきあげると、友美の視線に気付く。
「なに??」
「光普段からオールバックにすればいいのに」
「似合わないからやらない」
「そうかなぁ??」
「そうだよ」
リンスーが髪に浸透した頃合いで光は、シャワーで流し、タオルで拭く。
「まぁ私は、前髪ある方が好きかな」
タオルで髪を拭き終えると、光は、かけゆをし、浴槽にそして湯につかった。
「ありがとう。そうか」
相変わらず友美と光は、一緒に風呂に入ることが多い。
普通ならば途中で嫌にでもなりそうだなと友美は、光を見ながら、思っていた。他所を知らないが。
「光また筋肉ついた??」
思わず光の腕を友美は、掴む。
「友美!?」
「ちょっとだけ上腕二頭筋が……」
まじまじと見られると少し居たたまれなくなる。
光は、困り顔になるが、友美がお構い無し。
本当に他人といる時友美は、空気を読むのに、自分と二人と時は、とてもマイペースだ。
「かもな」
「まぁ誰かさんのせいで私も胸大きくなったし、上腕二頭筋くらいならつくか……」
さらりととんでとないことを友美は、言ったような気がする。
「友美さん……マジ??」
「マジ」
光は、気まずそうな顔になる。むしろ何故彼がそんな顔をするのかと友美は、言いたい。
「なに?? 私の面積が増えるのは、よくないと??」
「嬉しいけど……」
光は、念のためにとあることを聞いた。
「妊娠してないよね??」
友美は、頷く。
「してないわよ。そもそも避妊するように術かけてるし問題なし!!」
そんなことまで出来るのかと光は、思うが、少し申し訳なさも感じていた。
「……俺の方がやれば……」
「何故そうなるのよ」
「それだけ友美に負担をかけてるからだ。そんなの納得がいかない!! なら俺も同じだけ事をしないと!!」
友美は、盛大な溜め息をつく。
昔からそう光は、けっこう平等にこだわる。いや友美を甘やかしたくて、尽くしたくてしかたがないのだ。
「結婚するまで手を出さなかったんだから、それでいいでしょう??」
「それは、当たり前だろ!? 子を授かる行為を結婚もしてない女性と出来るか!! 男は、出せば終わりだが、女性は違う!!」
ある意味本当に律儀で、真面目である。
そうだからこそ結婚したのだが。
「光」
「はい」
「とりあえず術の避妊に関しては、私が光とのイチャイチャを気兼ねなくするための手段でもあるの」
「……それで納得しろと??」
「ということ!! 私の我が儘にイチャイチャする時は、付き合いなさい!!」
大義名分を出せば光も有無を言わなくなるだろうと、友美は、思い言った。
光は、少し不服そうなかおに。
「甘過ぎるとクレーム出すじゃないか……」
友美は、拗ねるなと思う。
「どがすぎるのよ!! どが!!」
ぷくーとほほを膨らませる光は、やはり可愛い。しかし今本人にそれをいうと、怒るので友美は、あえていわなかった。
「好きなんだもん!!」
「だからしかたがないと??」
「そう!!」
「といわれてもねぇ??」
本当に甘い囁きを降らせた来るのだ。雨のように。
「本当に何時もよくもまぁ可愛いと、綺麗とか、褒め言葉よく出てくるわね……」
「語彙力には、自身あるから!!」
キメ顔でいわれても困る。
「まぁ頭は、いいしね……」
光は、頷く。
「うむ!!」
「そこであの子の真似をしない」
光は、はっとした顔に。
「無意識だった……」
「まさかのまさかね」
友美は、少し呆れ顔で光を見る。しかししかたがない。
「まぁしかたがないか……」
「まぁね~」
思わずない髪をあえて、手で、払う仕草を光は、すると、友美は、少し退いた。
「そこで古いネタ出してこないで!?」
「関西人なら突っ込むところ」
「面倒」
一言で片付けられた。
光は、不服そうな顔になり、そのまま友美に迫る。
「このまま愛を囁かれるのと、風呂から出るのどっちを選ぶ??」
「股間蹴り飛ばして、風呂出る」
友美は、にっこり微笑みそういうと、光は、顔を青ざめ、友美から離れた。
「すみません……」
「まったく。普通の女の子ならそこで抵抗虚しく愛を囁かれる事になるだろうけど、生憎私は、普通の女の子じゃないので」
「分かってます……」
友美は、本当に困った旦那と、思い光を見ていた。
たぶん多くの家庭では、こんな旦那に愛想をつかせ、ATMとして見てる嫁も多いのかもしれない。
しかし友美は、実は、こういう光も好きである。
「で話戻すけど、後でイチャイチャしたいと??」
光は、まさかの誘いにビックリした顔に。
「えっ!?」
「違ったの?? なら別にいいけど」
光は、慌てて言った。
「やりたいです!! やりたいです!!」
「そこ、ことわらへんのや」
いきなりの関西弁にきゅんっとなるが、光は、いけないと咳払い。
「ゴホン!! 断りません!!」
「このままお風呂で事起こしてもエエのに??」
「衛生状よくない」
本当に真面目である。
「それだけ愛してくれてるって事やさかいまぁエエやろ」
友美は、立ち上がると浴槽を出た。
「友美??」
「のぼせるから」
「それは、よくない!! 出たら、水分とっね!?」
「分かったわよ」
友美は、本当に心配しすぎだなと思いつつシャワーを浴び、そのまま風呂を出た。
風呂からで、体、髪を拭き、着替えると、そのままキッチンに。
冷蔵庫から、冷えた茶をとると、コップにいれ、容器を冷蔵庫に片付け、扉を閉めると、茶を飲む。
「う~んうまい!!」
やはり冷えたお茶は、美味しいなと思いつつホッとしてると後ろからシャンプーのいい香りが。
「光はや!?」
「そりゃ俺も温もってたから」
光は、微笑むと、友美の頭に触れた。
「ドライヤーしないと」
「熱いからまだいいわ。それよりも水分補給!!」
友美は、冷蔵庫からペットボトルを出すと、光に渡した。
「ありがとう」
「どういたしまして」
光は、ペットボトルをあけ、水を飲む。
「美味しい」
「ならよかった」
友美は、光から離れると、コップを洗い、乾燥機にいれた。
「で光潔くやる??」
光は、飲んでいた水を吹き掛ける。
「なんで何時も男前なんだ!?」
「え?? やることとっととやった方がね??」
光は、ペットボトルの蓋を閉めると、冷蔵庫に片付けて言う。
「もう少しイチャイチャさせてくれ!?」
「イチャイチャするじゃない」
「前座!! 大切だから!!」
友美は、そんなにかと思いつつ光を見ていた。
「どうせ脱ぐのに」
「あのームードとか空気感とか雰囲気とか色々大切だから!!」
友美は、確かにと納得したが、自分よりも乙女だなと思い光を見ていた。
「友美色々男前過ぎるんだよなぁ……」
「へい!! 男前!!」
とあえてボケてみた。
「そんな、友美も好きです」
友美は、にっこり。
「ありがとう~」
とりあえずかっこよくもあり、勇ましくもあり、可愛くもあり、綺麗でもあるのが友美なのだ。
本当によく自分と結婚してくれたなと光は、思いつつ愛する人に微笑みかけた。
「とりあえず話そう」
「先ずそこからと??」
「当たり前。それに色々情報共有しておかないと!!」
確かに一理ある。
「それもそうね」
友美は、微笑むと、光にさっそく抱きついた。
「なら髪の毛乾かして??」
「もちろん!!」
甘えるのも時には、必要なこと。そしてそれが夫婦の時間にもなる。
友美は、甘えられる相手が夫でよかったと思いながら、光を見て笑った。
その後仲良く髪を乾かし、話を色々した。
こういう時間もいいものだ。そして愛を確かめ合うのも。
これもまた幸せなこと。そう思いながら、二人は、愛する人の温もりを感じ、そして互いに愛を深めたのであった。