光明ノ神子2

 平日の夜のこと。
「光」
 リビングで光がテレビを観てるの友美が話しかけてきた。
「友美どうしたの??」
 何だろうと思い、友美を見ると、彼女は、何故かモジモジ。
「つららちゃんどこやろ??」
「つららなら和室で遊んでるけど」
「ありがとう!!」
 友美は、そういうと、和室に。
 何だったんだろうと思いながら、光は、テレビをまた観ると、和室から声が。
「つららちゃんほんまかわええ!!」
 珍しく友美が関西弁なのが気になるところ。
 光は、和室の方をみると、つららが、友美の膝に乗り、優しく撫でられていた。
「ママありがとう!!」
「ほんま可愛い!!」
 そして光は、驚く。友美が珍しく目尻を下げていたからだ。
「つららちゃんいいこー」
 友美は、せんぞつららをなで、つららがもういいと、友美の膝から降りると、満足気な顔をし、リビングに。
「光ありがとう」
「それは、いいけど、珍しいねぇ」
 友美は、ほほを赤く染めると、光のとなりに座った。
「その……」
「なに??」
「今更ながら……」
「今更ながら??」
「ホッキョクグマの可愛さに……気づいてしまって!!」
 光は、思わず笑う。
「なにそれ。ふふふ」
「だって!! あのこの影響で……」
 光は、目を細めた。
「そっか」
「それとね!! 大阪のホッキョクグマさんが色々と……」
 友美は、スマホを光に見せる。
 画面には、ガス管を頭か、かぶり、プールに飛び込むホッキョクグマが。
「……観客の反応確認までしてるだと!?」
「そう!! 飛び込んで、顔だして、みんなの反応確認して、また飛び込むの!!」
 そのうえ、ガス管や、三角コーンまでかぶっており、その他の写真をみて光は、確信してしまった。
「……関西」
 観客の反応まで確認し、笑いを取りに行く。愛くるしいホッキョクグマの様子と言えばそうなのだが、少し違う気もする。
「友美……関西人ってこんなんだよね??」
「まぁ大阪人は、こうやな。他の地域よりボケ、突っ込み、お笑い」
 友美があえて関西弁で話してくれた。
 光にとっては、とても嬉しいことだ。なによりも方言で話す友美が可愛い。
「俺の姫可愛い~」
「俺の姫よりホッキョクグマの方がかわいいやろ……」
 友美は、真顔でいうが、光は、否定した。
「ホッキョクグマより友美だ!! もう可愛いもん!!」
 これこそ、愛のなせる技なのかと、友美は、本気で思う。
 そして等の友美も思う。確かにホッキョクグマよりも光の方が可愛いし、いじりがいがあると。
「友美なんでにやけてるの??」
「なにもない」
 さすがに、いじるのが面白くて笑ったなんて等の本人である光には、口が裂けてもいえない。
「ゴホン!! とりあえずホッキョクグマさんは、可愛い!!」
 あえて友美は、咳払いし言うと、光は、そんな友美をみて笑っていた。
「見に行く??」
 光の発言に友美は、驚く。
「子供達の事は!?」
 本当に友美は、いいお母さんだなと光は、思いながらいう。
「下見がてらに二人でいって後日よかったら行こうよ。家族で」
 友美は、これは、光の策では、と思ったが、せっかくの光の気遣いに乗らないと失礼と思った。
「ならそういうことで……」
「でも子供達ホッキョクグマさんに興味あるかな……つららで満足してそうだし……」
 つららは、光が家にいる時は、よく出てきては、遊んでいる。
 子供達にとって、つららは、いい遊び相手なのだ。
「確かに。ホッキョクグマの話しても興味なさそうよね……」
「だから見に行ってきてから、判断しても遅くないよ!!」
 まるでだから気にしないでと光は、言ってるみたいだ。
「そうね。なら光平日に行きましょう!!」
「オッケー!!」
 光は、そういうと微笑み、友美も楽しみだなとこの時思った。

 平日の昼間といえどけっこう混んでいることに友美は、驚いていた。
「昔ここホームレスとおっさんと溜まり場だったのよ!?」
「天王寺公園ってそうだったんだ……」
「今は、芝生でピクニックや昼寝してる人……凄いシャレオツ!!」
「それだけ綺麗になったということだな」
「そうね!!」
 思わず友美は、芝生で寝たいと思ってしまったが、さすがにこれだけ人がいるならやるのは、恥ずかしい。
「我慢我慢……」
「レジャーシート持ってきたから座れるよ??」
 友美は、真顔に。
「相変わらず準備よすぎ!?」
「友美の旦那さんだからな!!」
「理由になってない!! でもとりあえず先にホッキョクグマ!!」
「ラジャー」
 ということで、そのまま動物園にいき、中に入ると、ホッキョクグマの飼育エリアに。
「友美それ一眼レフ!?」
 友美は、ごそごそと一眼レフを出してきていた。
「ふふふ。少しは、使わないとね!! いつも子供達の運動会やお遊戯会の時くらいだし活躍!!」
 レジャーシートで準備しすぎといわれたが、光からすればホッキョクグマを見るのに、一眼レフを持ってきている友美も同じでは、と思ってしまった。
「光……あれ……犬神家よね??」
「……逆さまだな」
 確かにホッキョクグマは、可愛いが、動きが面白い。
 今は、水中で逆さになり、足だけが地上に出ていた。
「私もやろうかしら……」
「友美真面目にやめて」
「つまらん」
 友美は、写真を撮りながら、呟くが、光からすれば、なんでそうなると思っていた。
「めっちゃ可愛い~ほんまに可愛いわ!!」
 水中から顔を出したホッキョクグマは、今度は、おもちゃを頭からかぶり、プールに飛び込んでいた。
「しかも凄いお客さんの反応見てる……なかなかの策士かもしれん……」
「策士!?」
 友美は、真面目な顔をしていった。
「たぶん中人はいってる」
「人……」
「ホッキョクグマは、人気あるし、この動物園を盛り上げるためにもたぶん人が中にはいってホッキョクグマのふるしてはるんよ。だから反応見て、まさせ時もっと面白いの見せたるわ!! ってなってるんやわ」
 ホッキョクグマの写真を撮りながら、本気でいう友美に光は、思う。これ完全にボケてるなと。
 なにより、友美の目が光なら出来るでしょうと語っていた。
「なるほど、ならバックで着替えて……るわけないだろ!! ただ、何故かお笑い魂あるだけだ!! ホッキョクグマだけど!!」
 友美は、満足げに微笑む。
「さすが光!! でも人気な理由分かるわ……かわええもん!!」
 そのごしばらくホッキョクグマの前で光と友美は、写真を撮り、そのごほかを見るのかと思いきや。
「帰ろう」
「友美!? レッサーパンダさんとかは!?」
「見る必要ある??」
「ある!! 俺が見たい~!!!!」
 友美は、それは、しかたがないと、そのごアシカを見て、レッサーパンダのところに向かったが。
「この鶴凄い……」
 オオヅルの前で友美は、鶴と見つめあっていた。
「友美……レッサーパンダ……」
「鶴でよくない??」
「よくない!!」
 その後光に引きずられ、友美は、レッサーパンダの所に。
「きゃわー!!!」
 と光が隣ではしゃぐなか、友美は、光を見てる方がおもしろいなとレッサーパンダと光を画角にいれ、写真を撮る。
「寝てる~こっちは、ご飯食べてる!! レッサーパンダ可愛い……」
「そうやな」
 友美は、微笑む。
「光さっき買った豚まん食べへん?? てんしばで」
「そうだね」
 その後一通り友美と光は、見て回ると、その後、動物園をあとにし、てんしばに戻ってきた。
「最高~」
 青い空のした友美は、レジャーシートの上で、寝転がっていた。
「それは、よかった」
 恥ずかしいと思ったが、やってみて正解だ。これは、いい。
「都会でこれやもんなぁ……いいねぇ……」
「だな」
 光は、肉まんを鞄から出すと、箱を開け、食べる。
「友美でも二箱って多くないか??」
「大人二人で二箱は、多くないよ」
 そうなのかと光は、おもったが、友美の食べる量を考えるとむしろ足りないのでは、と思う。
「美味しな肉まん」
「関西名物の豚まんやもん!! その中でも天王寺駅のは、さらに美味しいよ!!」
 友美は、起き上がると箱から豚まんをだし、食べた。
「辛子もらって正解!!」
「餃子のタレまで貰ってたが……」
 友美は、辛子と餃子のタレを豚まんにつけ、食べる。
「これが美味しいの!!」-
 光も興味本位でやってみたがこれがなかなか美味しい。
「肉汁と辛子とタレがいい感じで美味しいな」
「でしょう!!」
 青空のしたこうして肉まんをたべる。これもまた贅沢は時間だ。
 友美と光は、そう思いながら、微笑みあうと美味しそうに肉まんを食べるのであった。 
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