光明ノ神子2
気づけば一面の火の海。たぶん地獄とは、このような光景なのだろう。
目玉だけ動かせるが、足と腕の感覚は、ない。
(私は……死ぬ……このまま……)
燃える火と、立ち込める黒煙。崩れる建物の音と、人々の泣き叫ぶ声。
「母上!!」
何処かで幼子が母親を呼ぶ声が聞こえる。しかし今の自分には、なにも出来ない。
火災により、建物が崩れ、瓦礫が自分の上に降ってきた。
瓦礫に埋もれ、腹になにか刺さってしまった自分に誰かを助けるなんてこと出来るわけがない。
体の先から忍び寄る冷えは、あの世へ向かうのカウントダウンにも思えた。
「女神なのに……私は……」
誰も助けられなかった。神々の争いから。
「ミレイ様!! こちらにおられます!!」
男の声が響き、慌ただしい足音と共に、瓦礫が一瞬にして、消えた。
「ミレイ様!!」
「早く助けなさい!!」
そんな女の声が響き、女神は、見た意識を手放すなか、プラチナブロンドの美しい髪を。
気づいた時には、街は、すでに火の海だった。
「テューポーン兄様と母上には、困ったものね」
寝台で眠る女神をみながら、ミレイは、呟く。そもそもこれは、神々の喧嘩がもたらした厄災。
「でも悪いのは、ゼウス……」
ガイアが、オリュンポス神一族が、ティターノマキアーにて、勝つように手を貸したが、タルタロスに幽閉された、ティターン神族もガイアの子供であり、その扱いに不満をもったガイアがゼウスに反旗を翻し、今の戦争が始まってしまった。
とうとうガイアは、産んだ。怪物の父といわれるテューポーンを。いまゼウスと争っている。
「……私もまた兄上と同じように兵器として生まれた。でも私は、兵器にならない」
ミレイは、父から無駄な争いに手を貸すなと言われ、今は、領土にてこの、戦争で傷ついた人々や神々を救助し、かくまっている。
「ミレイあの女神そうとうヤバイだろ??」
黙っていたコンラットがようやく口を開けた。
「峠は、越えたと思う。でも彼女が目覚めてももう帰るところは、ない……正直救ってよかったのか……」
治ったところで帰る場所も、人々ももうあの街には、いない。
「ミレイ救ったのは、あってると思う。間違いなくテューポーンやガイア様とは、違うことをミレイは、やっている」
コンラットは、励ますように言うと、ミレイは、少しだけ笑った。
「ありがとう」
その後女神は、更に数週間眠り続け、ある日の昼下がりに、目を覚ました。
目を覚ました女神は、見慣れぬ天蓋に少し驚く。
「ここは……」
「目が覚めたのね」
ミレイを見た女神は、飛び起きた。
「ここは!!?? 私は、死んだの!?」
これだけ飛び起きれるのなら元気になったのだろう。
ミレイは、ほっとした顔をし言う。
「死んでない。ここは、私が統治する土地の私の宮殿」
ミレイから、感じる気配に女神は、身震いした。
「貴女は……」
「詳しいことは、まぁおいおい。とりあえず体の方は、どう??」
女神は、手足が動くことを確認し、ほっとしたとき、ぐぅーと腹の虫が。
「大丈夫ってことね。とりあえずスープをもってこさせるから」
ミレイは、そういうと、部屋を出ていき、女神は、寝台から抜けると、外を見た。
広く青い空が広がり、この景色は、まさに平和というもの。
「ここは……ガイアとカオスの娘がおさめるって……本当にあったんだ……」
唯一この戦で戦場をはしり、傷ついた者達を救う女神ミレイ。
その権能は、謎が多いが、ゼウスが迂闊に手出しできない存在といえる。
「助かったのか……」
でもこの先の言葉が出てこなかった。帰る場所などなく、皆は、すでに亡くなっているだろう。
これか、自分は、何処に行けばいいのか。そう思うと、頬を雫がつたう。
「私は……どうすれば……」
しかし答えなど出るわけもない。女神は、寝台に戻ると、弱々しく寝台に、座るしかなかった。
しばらくしてミレイがスープをもって戻ってくると、女神は、スープを受け取り食べる。
「貴女名前は??」
把握は、しているが確認は、大切と、ミレイは、女神に聞く。
女神は、スプーンを器に置くといった。
「モアと申します」
「ありがとう。私は、ミレイ」
「存じ上げてます」
ガイアとカオスの娘なんて、いう存在を知らない神は、この世界にいない。それほどにミレイは、強大な力を秘めているのだ。
しかしとうのミレイは、少し驚いていた。
「私有名じゃないけど!?」
「この戦争において、貴女くらいよ。怪我をおったものや行き場のないものを保護してまわってるのは」
「それくらいしか出来ないから」
ミレイは、切なく微笑むという。
「これから貴女は、どうしたい??」
「え??」
どうするつもりと聞かれるかと思ったら、希望を聞かれるとは。
モアは、少し困り顔に。
「それは……」
「モアが望むならここに住んでもいいわ。後は、この世界を離れたいのなら紹介できるつては、ある……」
まさか異界を提示されるとはモアは、驚く。
聞いたことは、あった。この世界の外には、多くの異界があると。しかし世界を渡れるものは、この世界には、ある女神と側近しかいないと聞いた。
そうその女神とは、ミレイの事だ。
「……私には、もう帰るところも……信仰してくれる民もいません……」
「えぇ」
「どうしたいか、正直分からないんです」
異界に行ったところで、その世界の理を侵すことになりかねない。しかしここにいては、邪魔になる。ならばやれることをしたいと、モアは、思った。
「ここね!!」
鈴のような可憐な声が聞こえ、ミレイは、顔をひきつる。
「何故ここに!?」
ミレイは、そういうと、部屋に美しい濡鴉を持つ、女神が入ってきた。その瞳は、見とれるほど美しい夜空が秘められていた。
「ミレイ何故ってこの子を引き取るためよ??」
女神は、可憐に笑うと、ミレイとモアは、その発言に目を丸くした。
「なんですって!?」
「私は、理も司るし、問題ないと判断した。それにこの子にぴったりな仕事があるのよ」
女神は、そういうと、モアの前に。
「日ノ本に来てくれるかしら??」
「日ノ本??」
「ギリシアよりは、そうねぇ……湿気多めだけど!!」
女神は、何者なのだろうか。しかしその力は、身震いほどに強いと神気からも感じられた。
「モアどうする??」
ミレイは、もう止められなと、最終決定権をモアに委ねる。
モアは、しばらく考えていった。
「行きます」
どうせやることがないのなら求められている所へ行くのもまた縁。
女神は、満足そうに笑うと、ミレイは、困った顔をしていた。
その後数日後に、モアは、ミレイそしてコンラットに別れを告げ、女神と共に、世界を渡り、連れてこられたのは、ススキの原にたつ宮殿だった。
「羽月連れてきたわ!!」
女神と共に、宮殿の執務してに行くと、部屋の奥では、仕事をしている女神が。
「天之御中主神様」
女神は、立ち上がると、頭をたれ、その後、モアを見る。
「この女神が言っていたギリシャの……」
「そう!! どう??」
羽月は、モアの前にたつと、じっくり品定めするように見る。
「問題ないかと。むしろよくこんな強い力の女神を見つけてきましたね!?」
「まぁ色々あってね!!」
天之御中主神は、詳しくは、話さなかった。
「色々ねぇ……ギリシャは、神々のいざこざが多いですから……」
羽月は、あきれた顔をしいうと、モアを見る。
「私は、夜をすべる月詠。羽月と名で呼んでくれてもいいわ。貴女は??」
「モアといいます。その……私もその……」
「モアって本名じゃないでしょう??」
モアは、ドキッとしてしまった。思わず視線をそらす。
「確か夜の権能ぽいけど……羽月の仕事の補佐って月の権能も必要よね??」
「はい夢珠様。この子ルーナかディアナかと」
モアは、顔を青ざめる。
「その……色々ありまして……私は、何故かセレーネと同一視されてしまって……なんなら、ディアナと同じともされて、でも違うんです!! 私は……」
このまで話してくれたら、彼女が何者なのか羽月と夢珠には、すぐ分かった。
「ルーナがこうして、1柱として残ってたって凄いわ!!」
夢珠は、嬉しそうに笑う。
「その……」
「モアと私は、呼ぶけどいいかしら??」
モアは、頷くと、羽月は、わらった。
「なら私の補佐としてこれからよろしくね!! でもこの場合遣いというのかしら??」
「分かりませんが、私頑張ります!!」
こうして、月詠羽月の遣い月花ノ神子は、その道を歩みだしたのだった。
春の風が頬を撫で、モアは、目を覚ました。
「寝てた……」
懐かしい記憶を夢見たような気がした。今この世界で自分の真名を知るのは、羽月と神子達くらい。
「モア様!! 羽月様がお茶にしようと!!」
呼びに来た兎をモアは、抱き上げる。
「行きましょう!!」
「はい!!」
兎を抱き上げ、廊下を歩くモアふと、庭でゆれる木々の新芽を見て、切なく微笑む。
もしあの時自分が民を守れていたら、どうなっていたのだろうと。
しかしその答えの問いは、帰ってくることは、ない。出来ることをする。
モアは、あの地獄を見てからそれをモットーに走り抜けてきた。
「モア様??」
「すみません行きましょうか!!」
まだ自分が羽月の為に何か出来ているとは、思わない。だがこの時は、無駄では、ないと思っている。
もっと出来ることをしよう。そして進もう。モアは、そう改めて思いながら、羽月の待つ部屋へと向かうのであった。
強い決意と意志を瞳に宿して。
目玉だけ動かせるが、足と腕の感覚は、ない。
(私は……死ぬ……このまま……)
燃える火と、立ち込める黒煙。崩れる建物の音と、人々の泣き叫ぶ声。
「母上!!」
何処かで幼子が母親を呼ぶ声が聞こえる。しかし今の自分には、なにも出来ない。
火災により、建物が崩れ、瓦礫が自分の上に降ってきた。
瓦礫に埋もれ、腹になにか刺さってしまった自分に誰かを助けるなんてこと出来るわけがない。
体の先から忍び寄る冷えは、あの世へ向かうのカウントダウンにも思えた。
「女神なのに……私は……」
誰も助けられなかった。神々の争いから。
「ミレイ様!! こちらにおられます!!」
男の声が響き、慌ただしい足音と共に、瓦礫が一瞬にして、消えた。
「ミレイ様!!」
「早く助けなさい!!」
そんな女の声が響き、女神は、見た意識を手放すなか、プラチナブロンドの美しい髪を。
気づいた時には、街は、すでに火の海だった。
「テューポーン兄様と母上には、困ったものね」
寝台で眠る女神をみながら、ミレイは、呟く。そもそもこれは、神々の喧嘩がもたらした厄災。
「でも悪いのは、ゼウス……」
ガイアが、オリュンポス神一族が、ティターノマキアーにて、勝つように手を貸したが、タルタロスに幽閉された、ティターン神族もガイアの子供であり、その扱いに不満をもったガイアがゼウスに反旗を翻し、今の戦争が始まってしまった。
とうとうガイアは、産んだ。怪物の父といわれるテューポーンを。いまゼウスと争っている。
「……私もまた兄上と同じように兵器として生まれた。でも私は、兵器にならない」
ミレイは、父から無駄な争いに手を貸すなと言われ、今は、領土にてこの、戦争で傷ついた人々や神々を救助し、かくまっている。
「ミレイあの女神そうとうヤバイだろ??」
黙っていたコンラットがようやく口を開けた。
「峠は、越えたと思う。でも彼女が目覚めてももう帰るところは、ない……正直救ってよかったのか……」
治ったところで帰る場所も、人々ももうあの街には、いない。
「ミレイ救ったのは、あってると思う。間違いなくテューポーンやガイア様とは、違うことをミレイは、やっている」
コンラットは、励ますように言うと、ミレイは、少しだけ笑った。
「ありがとう」
その後女神は、更に数週間眠り続け、ある日の昼下がりに、目を覚ました。
目を覚ました女神は、見慣れぬ天蓋に少し驚く。
「ここは……」
「目が覚めたのね」
ミレイを見た女神は、飛び起きた。
「ここは!!?? 私は、死んだの!?」
これだけ飛び起きれるのなら元気になったのだろう。
ミレイは、ほっとした顔をし言う。
「死んでない。ここは、私が統治する土地の私の宮殿」
ミレイから、感じる気配に女神は、身震いした。
「貴女は……」
「詳しいことは、まぁおいおい。とりあえず体の方は、どう??」
女神は、手足が動くことを確認し、ほっとしたとき、ぐぅーと腹の虫が。
「大丈夫ってことね。とりあえずスープをもってこさせるから」
ミレイは、そういうと、部屋を出ていき、女神は、寝台から抜けると、外を見た。
広く青い空が広がり、この景色は、まさに平和というもの。
「ここは……ガイアとカオスの娘がおさめるって……本当にあったんだ……」
唯一この戦で戦場をはしり、傷ついた者達を救う女神ミレイ。
その権能は、謎が多いが、ゼウスが迂闊に手出しできない存在といえる。
「助かったのか……」
でもこの先の言葉が出てこなかった。帰る場所などなく、皆は、すでに亡くなっているだろう。
これか、自分は、何処に行けばいいのか。そう思うと、頬を雫がつたう。
「私は……どうすれば……」
しかし答えなど出るわけもない。女神は、寝台に戻ると、弱々しく寝台に、座るしかなかった。
しばらくしてミレイがスープをもって戻ってくると、女神は、スープを受け取り食べる。
「貴女名前は??」
把握は、しているが確認は、大切と、ミレイは、女神に聞く。
女神は、スプーンを器に置くといった。
「モアと申します」
「ありがとう。私は、ミレイ」
「存じ上げてます」
ガイアとカオスの娘なんて、いう存在を知らない神は、この世界にいない。それほどにミレイは、強大な力を秘めているのだ。
しかしとうのミレイは、少し驚いていた。
「私有名じゃないけど!?」
「この戦争において、貴女くらいよ。怪我をおったものや行き場のないものを保護してまわってるのは」
「それくらいしか出来ないから」
ミレイは、切なく微笑むという。
「これから貴女は、どうしたい??」
「え??」
どうするつもりと聞かれるかと思ったら、希望を聞かれるとは。
モアは、少し困り顔に。
「それは……」
「モアが望むならここに住んでもいいわ。後は、この世界を離れたいのなら紹介できるつては、ある……」
まさか異界を提示されるとはモアは、驚く。
聞いたことは、あった。この世界の外には、多くの異界があると。しかし世界を渡れるものは、この世界には、ある女神と側近しかいないと聞いた。
そうその女神とは、ミレイの事だ。
「……私には、もう帰るところも……信仰してくれる民もいません……」
「えぇ」
「どうしたいか、正直分からないんです」
異界に行ったところで、その世界の理を侵すことになりかねない。しかしここにいては、邪魔になる。ならばやれることをしたいと、モアは、思った。
「ここね!!」
鈴のような可憐な声が聞こえ、ミレイは、顔をひきつる。
「何故ここに!?」
ミレイは、そういうと、部屋に美しい濡鴉を持つ、女神が入ってきた。その瞳は、見とれるほど美しい夜空が秘められていた。
「ミレイ何故ってこの子を引き取るためよ??」
女神は、可憐に笑うと、ミレイとモアは、その発言に目を丸くした。
「なんですって!?」
「私は、理も司るし、問題ないと判断した。それにこの子にぴったりな仕事があるのよ」
女神は、そういうと、モアの前に。
「日ノ本に来てくれるかしら??」
「日ノ本??」
「ギリシアよりは、そうねぇ……湿気多めだけど!!」
女神は、何者なのだろうか。しかしその力は、身震いほどに強いと神気からも感じられた。
「モアどうする??」
ミレイは、もう止められなと、最終決定権をモアに委ねる。
モアは、しばらく考えていった。
「行きます」
どうせやることがないのなら求められている所へ行くのもまた縁。
女神は、満足そうに笑うと、ミレイは、困った顔をしていた。
その後数日後に、モアは、ミレイそしてコンラットに別れを告げ、女神と共に、世界を渡り、連れてこられたのは、ススキの原にたつ宮殿だった。
「羽月連れてきたわ!!」
女神と共に、宮殿の執務してに行くと、部屋の奥では、仕事をしている女神が。
「天之御中主神様」
女神は、立ち上がると、頭をたれ、その後、モアを見る。
「この女神が言っていたギリシャの……」
「そう!! どう??」
羽月は、モアの前にたつと、じっくり品定めするように見る。
「問題ないかと。むしろよくこんな強い力の女神を見つけてきましたね!?」
「まぁ色々あってね!!」
天之御中主神は、詳しくは、話さなかった。
「色々ねぇ……ギリシャは、神々のいざこざが多いですから……」
羽月は、あきれた顔をしいうと、モアを見る。
「私は、夜をすべる月詠。羽月と名で呼んでくれてもいいわ。貴女は??」
「モアといいます。その……私もその……」
「モアって本名じゃないでしょう??」
モアは、ドキッとしてしまった。思わず視線をそらす。
「確か夜の権能ぽいけど……羽月の仕事の補佐って月の権能も必要よね??」
「はい夢珠様。この子ルーナかディアナかと」
モアは、顔を青ざめる。
「その……色々ありまして……私は、何故かセレーネと同一視されてしまって……なんなら、ディアナと同じともされて、でも違うんです!! 私は……」
このまで話してくれたら、彼女が何者なのか羽月と夢珠には、すぐ分かった。
「ルーナがこうして、1柱として残ってたって凄いわ!!」
夢珠は、嬉しそうに笑う。
「その……」
「モアと私は、呼ぶけどいいかしら??」
モアは、頷くと、羽月は、わらった。
「なら私の補佐としてこれからよろしくね!! でもこの場合遣いというのかしら??」
「分かりませんが、私頑張ります!!」
こうして、月詠羽月の遣い月花ノ神子は、その道を歩みだしたのだった。
春の風が頬を撫で、モアは、目を覚ました。
「寝てた……」
懐かしい記憶を夢見たような気がした。今この世界で自分の真名を知るのは、羽月と神子達くらい。
「モア様!! 羽月様がお茶にしようと!!」
呼びに来た兎をモアは、抱き上げる。
「行きましょう!!」
「はい!!」
兎を抱き上げ、廊下を歩くモアふと、庭でゆれる木々の新芽を見て、切なく微笑む。
もしあの時自分が民を守れていたら、どうなっていたのだろうと。
しかしその答えの問いは、帰ってくることは、ない。出来ることをする。
モアは、あの地獄を見てからそれをモットーに走り抜けてきた。
「モア様??」
「すみません行きましょうか!!」
まだ自分が羽月の為に何か出来ているとは、思わない。だがこの時は、無駄では、ないと思っている。
もっと出来ることをしよう。そして進もう。モアは、そう改めて思いながら、羽月の待つ部屋へと向かうのであった。
強い決意と意志を瞳に宿して。
