光明ノ神子2
寒猫神社は、龍穴の上にあり、神子達にとって重要な場所といえる。
その寒猫神社を代々守っているのが仲村家。初代光明ノ巫女が育ては、娘を祖とする一族だ。
「ユニまた何かあったのか??」
神社の社務所で、溜め息を着くユニにソーマは、聞いていた。
「ソーマ……祓い屋よ……」
「またか」
「どうやら、この神社の龍穴が狙いみたい……」
祓い屋にとっても強い力は、欲しい。
龍穴とは、龍の住まう穴とされ、陰陽道でも大地の気をあげる場所とされ、重要視されている。
「狙ってどうするんだ?? そもそもうちの龍穴は、神産巣日神が捨てた闇を、時間をかけ浄化するために、封印し、その鍵として使ってただけだろ??」
ある意味もったいないと使い方をしているといえるが、それだけ、神の自我とは、恐ろしいものなのだ。
「ソーマその使い方普通の人からすれざば、もったいないの!!」
「そうか」
「龍穴は、生気が吹き上げるとされるから、普通の人でも運気が上がるっていうでしょう??」
なら、祓い屋ならどうなるのだろう。答えは、明白だ。
「霊力が上がるか……」
「彼らは、基本強い力を欲する。龍穴なんて、喉から手が出るほどほしいのよ。それにうちは、基本伊勢のようには、大きくもないし」
だなら狙いやすいともいえるのかもしれない。
だが太古からそれを追っ払ってきた仲村の家にとっては、祓い屋などハエのような存在だ。
「アイツら、一門としてまとまっているようでまとまってないしな……」
「勇音さんの話からしても活発になってるし……少し懲らしめないと」
「懲らしめるか……」
鬼の一件で少しは、ましになるかと思ったが、案外そうでもなく。
友美が笑顔で出てくる前に神社の事だけでも片付けたいのが事実だ。
「友美が出てきたら、それこそ、ゴキブリ扱いだしな……」
「友美は、容赦ないから……」
「それユニもだぞ??」
ソーマの言葉に、失礼なとユニは、思ったが、友美にも容赦無いと言われので、なにも言い返せなかった。
「……ノーコメント」
「そうか」
さてこれからどうしようか。
ユニは、困ったように溜め息を着いたとに、何かが、侵入してくる気配がした。
「ソーマ結界に入りました」
「祓い屋か??」
「かも……しかしあの迷いの術を抜けてくるなんて……」
この神社には、特殊な術がかけられている。
初代光明ノ巫女の術で、選ばれた者しかこの神社に入れないようにする迷いの術だ。
「とりあえず、正面から迎え撃つか??」
「ソーマ待って」
ユニは、立ち上がる。
「私が行きます。なのでソーマは、ここにいて」
「わかった」
ユニは、そういうと社務所をで、鳥居の前に。長い階段を見下ろすと、和装姿の男性が階段を上がってきた。
「ここになにようですか」
男性は、ユニの低い声に身震いがした。しかしここで逃げるわけには、いかない。
「話があります!!」
単刀直入にこんなことをいうのも失礼だと分かりつつも叫ぶ。
「祓い屋を追っ払ってください!!」
ユニは、耳を疑った。
「貴方祓い屋ですよね??」
「そうです。ですが、追っ払って欲しいんです!! もう懲り懲りだ!!」
男性は、ユニの近くまで階段をあがってきた。
「うちの一派のやっていることは、最近ひどすぎる。だから神子との対立もおき、大変なことになってしまっている!! 私は、一派を抜けた!! だがあいつらは、諦めず追いかけてくるんだ!! 力の強い祓い屋は、いると!!」
そして男は、聞き付けた。この龍穴を狙おうとしていると。
だからこうして出向いた。この神社に。
「あいつらの狙いは、ここだ!! 今は、入れず辺りをうろちょろしてるが、何時来るか……」
ユニは、話を聞き終えるといった。
「貴方がここにこれた理由は、分かりました」
「え??」
「たぶん祓い屋は、ここに来れません」
「なんだって!?」
ユニは、微笑む。
「ここは、そういうところですから」
「ならなぜ私は……」
「祓い屋をやめたからでしょう」
男性は、驚く。
「何故それを……」
「分かります。気配から」
ユニは、そういうと続ける。
「教えてくださり、ありがとうございます。後は、私達で何とかしますから、貴方は、帰って」
「本当に……」
「いいから」
男性は、ユニの声に身震いすると、頷き、慌てて帰っていった。
男性が神社を出たことをユニは、確認するの社務所に戻った。
「ソーマ出番」
「わかった」
「何時もどおりで」
ソーマは、頷くと社務所を出ていき、ユニの足元には、陣が浮かぶ。
「さぁ……始めましょう……」
ユニが怪しく笑った時、祓い屋達に異変が。
「ここは!?」
住宅街にいたはずが、気づけば、鬱蒼と茂る森の中。
おかしい。祓い屋の二人組は、息を飲む。
「まさか神子にばれた……」
「だろうな。龍穴となれば、嫌でも空間ノ神子の懐に入ることになる」
空間ノ神子が、どのような人物かは、祓い屋の中でも情報は、無く。
ただ、神子のしちゅうに入れば最後、出られないとだけ知れ渡っていた。
「どうするんだよ!!」
「しるか!!」
仲間割れがおき始めたとき、なんと、一人の祓い屋の頭に竹の子がクリンヒットし、祓い屋は、倒れた。気絶して。
「竹の子!?」
何処からと残った一人は、辺りを警戒し見渡すが、とくだんへんな様子は、無い。
祓い屋は、ホッとしたとき、後頭部に衝撃を感じ、そのまま地面に倒れ、気絶した。
藪からソーマは、姿を見せると、竹の子を回収した。
「まだ使えるな」
ソーマよ。確認するのは、そこか。
彼にとっては、祓い屋より竹の子の方が大切なのだ。
「後は、任せる」
ソーマは、そういうと、その場を離れ、ユニは、社務所から、空間をそのまま転移され、深い山奥のあやかしのいる森に祓い屋を落とした。
「これで問題なし」
やはり、ユニは、怖い。やることに容赦がない友美よりも。
ソーマは、社務所に戻ってくると、スッキリした顔をしているユニをみて、少しばかり、恐怖を感じていた。
「ユニ目が笑ってないぞ」
「そりゃそうよ。それ相応の報いは、受けてもらうから」
こりゃ何処に捨てたのか、聞かない方が良さそうだ。
「ソーマ」
「なんだ」
ユニは、ふと気になることがあり、ソーマに聞く。
「何故祓い屋達は、神子に順位をつけてるの??」
ソーマもこの話は、聞いたことがあった。祓い屋達は、神子達に順位をあえてつけ、恐れていると。
しかしそれは、意味があって意味がないことを神子達は、しっている。
「友美も一応順位は、考えてるけど……ほぼ無意味と言ってるし……」
「あいつらの順位は、あくまでも自分達への脅威としての物だからな」
「なるほど……」
ソーマは、腰を下ろす。
「もし、その順位でいうなら、夏音が上の方に来るだろ。純粋な実力だと夏音の目と能力は、恐ろしいものだからな」
因と縁をつかい、一つの線を作り出し、どれだけ、離れようとも逃れることの出来ない刃。
唯一防げるとすれば、咄嗟に縁を変えることしかないだろう。しかしそれが咄嗟に出来ることかといえば違う。
「確かに。しかしそうなるとソーマも」
「俺やユニは、あいつらの中では、四、五位らしいぞ」
ユニは、少し驚いた。
「私低いと思ってた……」
「見えない敵ほど恐ろしいもんは、無い」
「確かに」
ユニは、そういう戦法をとる。だからこそ、相手からすれば恐ろしい存在だ。
ソーマは、微笑むユニをみてやはり怖いと少し思う。だからこそ、夫婦喧嘩だけは、起こさないようにしなくてはと思うのであった。
祓い屋のお陰で。ユニの恐ろしさを再確認出来たので。
その寒猫神社を代々守っているのが仲村家。初代光明ノ巫女が育ては、娘を祖とする一族だ。
「ユニまた何かあったのか??」
神社の社務所で、溜め息を着くユニにソーマは、聞いていた。
「ソーマ……祓い屋よ……」
「またか」
「どうやら、この神社の龍穴が狙いみたい……」
祓い屋にとっても強い力は、欲しい。
龍穴とは、龍の住まう穴とされ、陰陽道でも大地の気をあげる場所とされ、重要視されている。
「狙ってどうするんだ?? そもそもうちの龍穴は、神産巣日神が捨てた闇を、時間をかけ浄化するために、封印し、その鍵として使ってただけだろ??」
ある意味もったいないと使い方をしているといえるが、それだけ、神の自我とは、恐ろしいものなのだ。
「ソーマその使い方普通の人からすれざば、もったいないの!!」
「そうか」
「龍穴は、生気が吹き上げるとされるから、普通の人でも運気が上がるっていうでしょう??」
なら、祓い屋ならどうなるのだろう。答えは、明白だ。
「霊力が上がるか……」
「彼らは、基本強い力を欲する。龍穴なんて、喉から手が出るほどほしいのよ。それにうちは、基本伊勢のようには、大きくもないし」
だなら狙いやすいともいえるのかもしれない。
だが太古からそれを追っ払ってきた仲村の家にとっては、祓い屋などハエのような存在だ。
「アイツら、一門としてまとまっているようでまとまってないしな……」
「勇音さんの話からしても活発になってるし……少し懲らしめないと」
「懲らしめるか……」
鬼の一件で少しは、ましになるかと思ったが、案外そうでもなく。
友美が笑顔で出てくる前に神社の事だけでも片付けたいのが事実だ。
「友美が出てきたら、それこそ、ゴキブリ扱いだしな……」
「友美は、容赦ないから……」
「それユニもだぞ??」
ソーマの言葉に、失礼なとユニは、思ったが、友美にも容赦無いと言われので、なにも言い返せなかった。
「……ノーコメント」
「そうか」
さてこれからどうしようか。
ユニは、困ったように溜め息を着いたとに、何かが、侵入してくる気配がした。
「ソーマ結界に入りました」
「祓い屋か??」
「かも……しかしあの迷いの術を抜けてくるなんて……」
この神社には、特殊な術がかけられている。
初代光明ノ巫女の術で、選ばれた者しかこの神社に入れないようにする迷いの術だ。
「とりあえず、正面から迎え撃つか??」
「ソーマ待って」
ユニは、立ち上がる。
「私が行きます。なのでソーマは、ここにいて」
「わかった」
ユニは、そういうと社務所をで、鳥居の前に。長い階段を見下ろすと、和装姿の男性が階段を上がってきた。
「ここになにようですか」
男性は、ユニの低い声に身震いがした。しかしここで逃げるわけには、いかない。
「話があります!!」
単刀直入にこんなことをいうのも失礼だと分かりつつも叫ぶ。
「祓い屋を追っ払ってください!!」
ユニは、耳を疑った。
「貴方祓い屋ですよね??」
「そうです。ですが、追っ払って欲しいんです!! もう懲り懲りだ!!」
男性は、ユニの近くまで階段をあがってきた。
「うちの一派のやっていることは、最近ひどすぎる。だから神子との対立もおき、大変なことになってしまっている!! 私は、一派を抜けた!! だがあいつらは、諦めず追いかけてくるんだ!! 力の強い祓い屋は、いると!!」
そして男は、聞き付けた。この龍穴を狙おうとしていると。
だからこうして出向いた。この神社に。
「あいつらの狙いは、ここだ!! 今は、入れず辺りをうろちょろしてるが、何時来るか……」
ユニは、話を聞き終えるといった。
「貴方がここにこれた理由は、分かりました」
「え??」
「たぶん祓い屋は、ここに来れません」
「なんだって!?」
ユニは、微笑む。
「ここは、そういうところですから」
「ならなぜ私は……」
「祓い屋をやめたからでしょう」
男性は、驚く。
「何故それを……」
「分かります。気配から」
ユニは、そういうと続ける。
「教えてくださり、ありがとうございます。後は、私達で何とかしますから、貴方は、帰って」
「本当に……」
「いいから」
男性は、ユニの声に身震いすると、頷き、慌てて帰っていった。
男性が神社を出たことをユニは、確認するの社務所に戻った。
「ソーマ出番」
「わかった」
「何時もどおりで」
ソーマは、頷くと社務所を出ていき、ユニの足元には、陣が浮かぶ。
「さぁ……始めましょう……」
ユニが怪しく笑った時、祓い屋達に異変が。
「ここは!?」
住宅街にいたはずが、気づけば、鬱蒼と茂る森の中。
おかしい。祓い屋の二人組は、息を飲む。
「まさか神子にばれた……」
「だろうな。龍穴となれば、嫌でも空間ノ神子の懐に入ることになる」
空間ノ神子が、どのような人物かは、祓い屋の中でも情報は、無く。
ただ、神子のしちゅうに入れば最後、出られないとだけ知れ渡っていた。
「どうするんだよ!!」
「しるか!!」
仲間割れがおき始めたとき、なんと、一人の祓い屋の頭に竹の子がクリンヒットし、祓い屋は、倒れた。気絶して。
「竹の子!?」
何処からと残った一人は、辺りを警戒し見渡すが、とくだんへんな様子は、無い。
祓い屋は、ホッとしたとき、後頭部に衝撃を感じ、そのまま地面に倒れ、気絶した。
藪からソーマは、姿を見せると、竹の子を回収した。
「まだ使えるな」
ソーマよ。確認するのは、そこか。
彼にとっては、祓い屋より竹の子の方が大切なのだ。
「後は、任せる」
ソーマは、そういうと、その場を離れ、ユニは、社務所から、空間をそのまま転移され、深い山奥のあやかしのいる森に祓い屋を落とした。
「これで問題なし」
やはり、ユニは、怖い。やることに容赦がない友美よりも。
ソーマは、社務所に戻ってくると、スッキリした顔をしているユニをみて、少しばかり、恐怖を感じていた。
「ユニ目が笑ってないぞ」
「そりゃそうよ。それ相応の報いは、受けてもらうから」
こりゃ何処に捨てたのか、聞かない方が良さそうだ。
「ソーマ」
「なんだ」
ユニは、ふと気になることがあり、ソーマに聞く。
「何故祓い屋達は、神子に順位をつけてるの??」
ソーマもこの話は、聞いたことがあった。祓い屋達は、神子達に順位をあえてつけ、恐れていると。
しかしそれは、意味があって意味がないことを神子達は、しっている。
「友美も一応順位は、考えてるけど……ほぼ無意味と言ってるし……」
「あいつらの順位は、あくまでも自分達への脅威としての物だからな」
「なるほど……」
ソーマは、腰を下ろす。
「もし、その順位でいうなら、夏音が上の方に来るだろ。純粋な実力だと夏音の目と能力は、恐ろしいものだからな」
因と縁をつかい、一つの線を作り出し、どれだけ、離れようとも逃れることの出来ない刃。
唯一防げるとすれば、咄嗟に縁を変えることしかないだろう。しかしそれが咄嗟に出来ることかといえば違う。
「確かに。しかしそうなるとソーマも」
「俺やユニは、あいつらの中では、四、五位らしいぞ」
ユニは、少し驚いた。
「私低いと思ってた……」
「見えない敵ほど恐ろしいもんは、無い」
「確かに」
ユニは、そういう戦法をとる。だからこそ、相手からすれば恐ろしい存在だ。
ソーマは、微笑むユニをみてやはり怖いと少し思う。だからこそ、夫婦喧嘩だけは、起こさないようにしなくてはと思うのであった。
祓い屋のお陰で。ユニの恐ろしさを再確認出来たので。
