日常編2
皆は、驚いていた。正雪の姿に。
「正雪さんが洋服!?」
水色のパーカーに白いTシャツにサーモンピンクのショートパンツとレギンスという普段からは、想像しにくい服装だった。
「光忠殿そこまで驚かなくても……」
「ごめんね……でもビックリしたよ……」
「熱中症で倒れたゆえ……ナカツクニで身に付けている服できた」
パーカーも日除け用の涼しい素材のものだ。
「これは、少しは、安心かな」
「だといいとだが……」
正雪が屋敷に来てすぐに台所に来たか。だがそれは、それは、麦茶を確保するためであった。
「光忠殿……もしあればなのだが……麦茶を貰っても??」
「もちろん!! 氷は、要るかい??」
正雪は、友美から借りた水筒を差し出した。
「氷は、入れてきた。その……ちょうど麦茶は、切れていて……」
「夏は、よく飲むもんね!!」
光忠は、水筒を受けとると、ふたを開け、冷えた麦茶をいれ、ふたを閉めると、正雪に渡した。
「かたじけない」
「いいよ。とりあえず無くなったらいってね!! 新しいの淹れるから」
「承知した」
正雪は、そういうと台所を後にした。その足ですれ違う刀剣に挨拶をすると、皆口を揃えて、服装の話をし、その度に可愛いといわれる。
そんなにも可愛いのだろうかと正雪は、思いながら、国広の執務室についた。
「国広殿」
中に入るとテーブルの上に可愛いウサギのポーチが。
「ウサギ??」
国広には、似つかわしいポーチに、何故ここにあるのだろうと正雪は、思った。
「正雪おはよう」
「おはよう」
国広は、正雪の後に部屋に入ってきた。
「国広殿これは……??」
正雪の指差す先には、ウサギのポーチが。国広は、長椅子に座ると言った。
「正雪話がある」
正雪は、座ると、国広は、話した。
「正雪にやる」
「私に……??」
「あぁ。中味は、塩タブレットや梅タブレットだ」
「タブレット??」
タブレットといわれたら、タブレット端末が頭に浮かぶ。
国広は、ポーチを開けると、小分けにされた菓子が出てきた。
「国広殿この小さな落雁は……」
「……そっか。江戸時代にこれは、なかったな」
「む??」
「これは、落雁の製造法を参考に明治の頃に作られた菓子だ」
「落雁では、ない??」
「落雁とは、別物だな。錠菓だ。タブレットというんだ」
「なるほど」
「でこの菓子は、カリウム、塩分やクエン酸等が入ってる」
「ふむ」
「熱中症対策に夏場には、よく食べるものだ」
正雪は、ハッとした顔をする。
「ならこの巾着は、熱中症対策道具ということかな??」
「そうだ。これだけじゃ足りないが、ないよりましだからな。中身が無くなったら言ってくれ備品であるから」
国広は、タブレットをポーチに入れ直すと、口を閉め、正雪に渡した。
「ありがとう国広殿」
「水分も持ってきたな??」
「むろん!! 水筒を姫から借りてきて、光忠殿に麦茶を淹れて貰った!!」
「ならいいな」
国広は、目を細めると、立つ。その後書類仕事をし始めた。
正雪は、何時ものように手伝いをし、資料を書庫に取りに行くことになった。
「国広殿では、行って……」
国広さ、立ち上がるとウサギのポーチを正雪の首に下げた。
「む!?」
「これでよし。あと水筒も持って、これも忘れるな」
水筒も持たされ、クールネックリングを首につけられた。
「国広殿さすがにこれは……」
「倒れたやつがなにいってる」
事実なので言い返せない。それでもこれは、やりすぎのような気もする。
正雪は、書類を持つと、しかたがないと書庫に向かった。
書庫は、本の管理のこともあり、涼しく湿度も低いように管理している。
骨喰は、本の整理をしていると正雪が来た。
「骨喰殿こちらの返却とこの資料を借りたいとだが……」
受付に正雪は、資料を置くと、骨喰がすぐに手続きをしてくれた。
「……正雪凄い重装備だな」
手続きを終え、骨喰は、口を開く。正雪は、げんなりとしたかおをしていた。
「うむ……国広殿が……」
「国広か」
骨喰は、納得したようだ。
「倒れた後だから余計にだな」
「さよう。私としても室内ならここまでする必要は、ないと思う……」
「室内で倒れたあんたがそれを言うか??」
正雪が倒れたとき光のお陰もあり、屋敷では、騒動には、ならなかった。しかし刀剣男士の情報網は、はやい。皆彼女が倒れたことは、知っていた。
「うむ……」
「あれから去年と違い屋敷全体が冷えるよう術をかけ、クーラーもいれてるが、熱中症は、それでもなる確率は、ある。国広の対応も分かるが……」
少しやりすぎのような気もする。骨喰は
じっと正雪をみるとあるものを頭にかぶせた。
「頭の冷却ができる帽子だ。これでさらにいいな」
正雪は、真顔になる。
「骨喰殿。貴殿もやりすぎでは!?」
「……覚えていない。記憶は、炎に焼きけされたようだ」
「都合の悪いときのみ初の姿のふりをするな!! 私は、知っているぞ!! 貴殿が極だと!!」
「何故分かる」
「髪が少し長い!!」
骨喰は、ため息をつくと言った。
「熱中症は、俺達でも危ない。人のあんたに何かあったら、俺は、泣く」
しゅんとし言えば乗りきれると思ったがそうでもなかった。
「骨喰殿!!」
ぷくーと怒る正雪も可愛い。骨喰は、無表情で書庫から逃げた。
さすがに正雪も追ってこないだろうと思ったら、背後に気配を感じふりかえると正雪が追いかけ来ていた。
「骨喰殿!!!!!」
「足速いな……」
よくよく見ると今日は、洋服。そりゃ速いかと骨喰は、思うなか、逃げる。
「骨喰どうした??」
「国永じぃ避けろ」
「はぁ??」
骨喰は、姿勢を低くすると、なんと、国永の前に水の弾丸が。
これは、不味いと思ったが遅し、避ける前に、弾丸は、国永のこめかみに当たり、彼は、飛んだ。
「ぐは!!」
「待て!! 骨喰殿!!」
ざぶんとその前の国永は、池に落ちた。
「あれ?? 鶴さんどうしたんだ??」
髪に水草のついた国永に太鼓鐘貞宗は、言うと、国永は、ノロりと立ち上がる。
「正雪から……弾丸を食らった……」
「はぁ??」
「貞坊追いかけるぞ!!」
国永は、そういうと正雪を追いかけ、貞ちゃんは、モップを押しながら、追いかけた。
「待て!! 骨喰殿!!」
追いかけられる骨喰は、とうとう国広の執務室に逃げ込んだ。
「骨喰??」
「国広匿ってくれ」
どう言うことかと思ってると、正雪が行った時より重装備で戻ってきた。
「国広殿!! 骨喰殿をこちらに渡して貰おう!!」
借りてきた資料を机の上に置くと、正雪は、国広の後ろに隠れる骨喰を見ながらいう。
「それは、こっちの台詞だぜ?? 正雪」
正雪は、ふりかえるとそこには、国永が眉間にシワを寄せこめかみをピクピクさせ立っていた。
「ずぶ濡れだな」
「国永殿何故ずぶ濡れなのだ??」
国永は、言った。
「正雪の水の弾丸をここにくらったからだが!?」
こめかみを指差し、国永は、起こった顔をすると、正雪は、顔を青ざめた。
「むー!!!!???」
「正雪何故魔術を使った」
「骨喰殿が逃げるゆえ……」
「正雪が熱中症で倒れないように冷却の帽子を俺は、かぶせただけだ」
国広は、溜め息をつく。
「とりあえず正雪国永じぃに謝る」
正雪は、深々と頭を下げた。
「国永殿すまない……」
「分かった。今回は、これでいいぜ」
国永は、微笑み言うと、正雪は、ホッとした顔に。しかし国広は、違った。
「国永じじいこれは、どういうことだ??」
国広の指差す先には、べちょべちょの廊下が。
「国広これは……」
「つべこべいわず掃除しろ!!!」
「ひぃー!!!!」
国永が凄い勢いで逃げるなか、太鼓鐘は、そんな国永を見送っていた。
「太鼓鐘借りるぞ!!」
「分かった国広」
モップを渡すと国広は、モップをかまえ、国永を追いかけだした。
「正雪すまない……」
「私こそ……骨喰殿……その帽子は、また使わせて貰おう」
「あぁ」
骨喰と正雪は、仲直り出来た。
「正雪さんせっかくだしこれからかき氷食べない??」
太鼓鐘は、執務室に顔を出すといった。
「正雪せっかくだし」
「だな、骨喰殿」
正雪、骨喰、太鼓鐘は、仲良く話なら、食堂に。
「はい!! かき氷だよ!!」
「ありがとうみっちゃん!!」
「光忠ありがとう」
「ありがとう光忠殿」
仲良くかき氷を食べ始めると、国広の声が聞こえ、皆は、顔を見合わせた。
「鶴さんまだ逃げてるみたいだな」
「だな。本当に凄い」
「国広殿から逃れるのは、大変なのでは……」
正雪の疑問に二振りは、頷く。
「至難の技だぜ」
「本当に大変だ」
「なるほど……」
これは、国広が諦めるのが先は、国永が捕まるのが先かの勝負になりそうだ。
「かき氷うまい……」
「だな!!」
「あぁ」
国永の、悲鳴が聞こえるが、とくに誰も反応せず、正雪たちは、美味しく夏の醍醐味であるかき氷を食べるのであった。
「正雪さんが洋服!?」
水色のパーカーに白いTシャツにサーモンピンクのショートパンツとレギンスという普段からは、想像しにくい服装だった。
「光忠殿そこまで驚かなくても……」
「ごめんね……でもビックリしたよ……」
「熱中症で倒れたゆえ……ナカツクニで身に付けている服できた」
パーカーも日除け用の涼しい素材のものだ。
「これは、少しは、安心かな」
「だといいとだが……」
正雪が屋敷に来てすぐに台所に来たか。だがそれは、それは、麦茶を確保するためであった。
「光忠殿……もしあればなのだが……麦茶を貰っても??」
「もちろん!! 氷は、要るかい??」
正雪は、友美から借りた水筒を差し出した。
「氷は、入れてきた。その……ちょうど麦茶は、切れていて……」
「夏は、よく飲むもんね!!」
光忠は、水筒を受けとると、ふたを開け、冷えた麦茶をいれ、ふたを閉めると、正雪に渡した。
「かたじけない」
「いいよ。とりあえず無くなったらいってね!! 新しいの淹れるから」
「承知した」
正雪は、そういうと台所を後にした。その足ですれ違う刀剣に挨拶をすると、皆口を揃えて、服装の話をし、その度に可愛いといわれる。
そんなにも可愛いのだろうかと正雪は、思いながら、国広の執務室についた。
「国広殿」
中に入るとテーブルの上に可愛いウサギのポーチが。
「ウサギ??」
国広には、似つかわしいポーチに、何故ここにあるのだろうと正雪は、思った。
「正雪おはよう」
「おはよう」
国広は、正雪の後に部屋に入ってきた。
「国広殿これは……??」
正雪の指差す先には、ウサギのポーチが。国広は、長椅子に座ると言った。
「正雪話がある」
正雪は、座ると、国広は、話した。
「正雪にやる」
「私に……??」
「あぁ。中味は、塩タブレットや梅タブレットだ」
「タブレット??」
タブレットといわれたら、タブレット端末が頭に浮かぶ。
国広は、ポーチを開けると、小分けにされた菓子が出てきた。
「国広殿この小さな落雁は……」
「……そっか。江戸時代にこれは、なかったな」
「む??」
「これは、落雁の製造法を参考に明治の頃に作られた菓子だ」
「落雁では、ない??」
「落雁とは、別物だな。錠菓だ。タブレットというんだ」
「なるほど」
「でこの菓子は、カリウム、塩分やクエン酸等が入ってる」
「ふむ」
「熱中症対策に夏場には、よく食べるものだ」
正雪は、ハッとした顔をする。
「ならこの巾着は、熱中症対策道具ということかな??」
「そうだ。これだけじゃ足りないが、ないよりましだからな。中身が無くなったら言ってくれ備品であるから」
国広は、タブレットをポーチに入れ直すと、口を閉め、正雪に渡した。
「ありがとう国広殿」
「水分も持ってきたな??」
「むろん!! 水筒を姫から借りてきて、光忠殿に麦茶を淹れて貰った!!」
「ならいいな」
国広は、目を細めると、立つ。その後書類仕事をし始めた。
正雪は、何時ものように手伝いをし、資料を書庫に取りに行くことになった。
「国広殿では、行って……」
国広さ、立ち上がるとウサギのポーチを正雪の首に下げた。
「む!?」
「これでよし。あと水筒も持って、これも忘れるな」
水筒も持たされ、クールネックリングを首につけられた。
「国広殿さすがにこれは……」
「倒れたやつがなにいってる」
事実なので言い返せない。それでもこれは、やりすぎのような気もする。
正雪は、書類を持つと、しかたがないと書庫に向かった。
書庫は、本の管理のこともあり、涼しく湿度も低いように管理している。
骨喰は、本の整理をしていると正雪が来た。
「骨喰殿こちらの返却とこの資料を借りたいとだが……」
受付に正雪は、資料を置くと、骨喰がすぐに手続きをしてくれた。
「……正雪凄い重装備だな」
手続きを終え、骨喰は、口を開く。正雪は、げんなりとしたかおをしていた。
「うむ……国広殿が……」
「国広か」
骨喰は、納得したようだ。
「倒れた後だから余計にだな」
「さよう。私としても室内ならここまでする必要は、ないと思う……」
「室内で倒れたあんたがそれを言うか??」
正雪が倒れたとき光のお陰もあり、屋敷では、騒動には、ならなかった。しかし刀剣男士の情報網は、はやい。皆彼女が倒れたことは、知っていた。
「うむ……」
「あれから去年と違い屋敷全体が冷えるよう術をかけ、クーラーもいれてるが、熱中症は、それでもなる確率は、ある。国広の対応も分かるが……」
少しやりすぎのような気もする。骨喰は
じっと正雪をみるとあるものを頭にかぶせた。
「頭の冷却ができる帽子だ。これでさらにいいな」
正雪は、真顔になる。
「骨喰殿。貴殿もやりすぎでは!?」
「……覚えていない。記憶は、炎に焼きけされたようだ」
「都合の悪いときのみ初の姿のふりをするな!! 私は、知っているぞ!! 貴殿が極だと!!」
「何故分かる」
「髪が少し長い!!」
骨喰は、ため息をつくと言った。
「熱中症は、俺達でも危ない。人のあんたに何かあったら、俺は、泣く」
しゅんとし言えば乗りきれると思ったがそうでもなかった。
「骨喰殿!!」
ぷくーと怒る正雪も可愛い。骨喰は、無表情で書庫から逃げた。
さすがに正雪も追ってこないだろうと思ったら、背後に気配を感じふりかえると正雪が追いかけ来ていた。
「骨喰殿!!!!!」
「足速いな……」
よくよく見ると今日は、洋服。そりゃ速いかと骨喰は、思うなか、逃げる。
「骨喰どうした??」
「国永じぃ避けろ」
「はぁ??」
骨喰は、姿勢を低くすると、なんと、国永の前に水の弾丸が。
これは、不味いと思ったが遅し、避ける前に、弾丸は、国永のこめかみに当たり、彼は、飛んだ。
「ぐは!!」
「待て!! 骨喰殿!!」
ざぶんとその前の国永は、池に落ちた。
「あれ?? 鶴さんどうしたんだ??」
髪に水草のついた国永に太鼓鐘貞宗は、言うと、国永は、ノロりと立ち上がる。
「正雪から……弾丸を食らった……」
「はぁ??」
「貞坊追いかけるぞ!!」
国永は、そういうと正雪を追いかけ、貞ちゃんは、モップを押しながら、追いかけた。
「待て!! 骨喰殿!!」
追いかけられる骨喰は、とうとう国広の執務室に逃げ込んだ。
「骨喰??」
「国広匿ってくれ」
どう言うことかと思ってると、正雪が行った時より重装備で戻ってきた。
「国広殿!! 骨喰殿をこちらに渡して貰おう!!」
借りてきた資料を机の上に置くと、正雪は、国広の後ろに隠れる骨喰を見ながらいう。
「それは、こっちの台詞だぜ?? 正雪」
正雪は、ふりかえるとそこには、国永が眉間にシワを寄せこめかみをピクピクさせ立っていた。
「ずぶ濡れだな」
「国永殿何故ずぶ濡れなのだ??」
国永は、言った。
「正雪の水の弾丸をここにくらったからだが!?」
こめかみを指差し、国永は、起こった顔をすると、正雪は、顔を青ざめた。
「むー!!!!???」
「正雪何故魔術を使った」
「骨喰殿が逃げるゆえ……」
「正雪が熱中症で倒れないように冷却の帽子を俺は、かぶせただけだ」
国広は、溜め息をつく。
「とりあえず正雪国永じぃに謝る」
正雪は、深々と頭を下げた。
「国永殿すまない……」
「分かった。今回は、これでいいぜ」
国永は、微笑み言うと、正雪は、ホッとした顔に。しかし国広は、違った。
「国永じじいこれは、どういうことだ??」
国広の指差す先には、べちょべちょの廊下が。
「国広これは……」
「つべこべいわず掃除しろ!!!」
「ひぃー!!!!」
国永が凄い勢いで逃げるなか、太鼓鐘は、そんな国永を見送っていた。
「太鼓鐘借りるぞ!!」
「分かった国広」
モップを渡すと国広は、モップをかまえ、国永を追いかけだした。
「正雪すまない……」
「私こそ……骨喰殿……その帽子は、また使わせて貰おう」
「あぁ」
骨喰と正雪は、仲直り出来た。
「正雪さんせっかくだしこれからかき氷食べない??」
太鼓鐘は、執務室に顔を出すといった。
「正雪せっかくだし」
「だな、骨喰殿」
正雪、骨喰、太鼓鐘は、仲良く話なら、食堂に。
「はい!! かき氷だよ!!」
「ありがとうみっちゃん!!」
「光忠ありがとう」
「ありがとう光忠殿」
仲良くかき氷を食べ始めると、国広の声が聞こえ、皆は、顔を見合わせた。
「鶴さんまだ逃げてるみたいだな」
「だな。本当に凄い」
「国広殿から逃れるのは、大変なのでは……」
正雪の疑問に二振りは、頷く。
「至難の技だぜ」
「本当に大変だ」
「なるほど……」
これは、国広が諦めるのが先は、国永が捕まるのが先かの勝負になりそうだ。
「かき氷うまい……」
「だな!!」
「あぁ」
国永の、悲鳴が聞こえるが、とくに誰も反応せず、正雪たちは、美味しく夏の醍醐味であるかき氷を食べるのであった。