後日談
国広の執務室に長義がきた。神妙な顔をして。
「どうした??」
「国広君これって」
長義がもってきたのは、政府の新聞だった。
「この記事の新種の刀剣男士って……」
記事を読み国広は、顔をひきつらせた。
「……間違いない」
この特徴は、彼らがよく知る人物だ。国広は、立ち上がった。
「見に行くぞ長義」
「言われなくとも」
ダブル山姥切は、支度をすると凄い勢いで屋敷を飛び出していった。
くしゅんと正雪は、くしゃをみすると空をみた。
「黄砂とやら……困るな……」
最近鼻が痒いのも、大陸から飛来する砂が原因のようだ。
主の家のテラスの掃除を終え、正雪は、家の中に。
「姫少し出かけてくる」
「わかったわ。行ってらっしゃい!!」
主に見送られ、正雪は、竹刀袋にいれた太刀を持つと、外にでた。
「蛍殿との約束に間に合いそうだ」
何時もの河川敷に急いでいると禍々しい気配がした。
「またか……」
正雪は、鋭い光を瞳に宿すと、屋根へ。
足に身体強化し、たのち、竹刀袋から太刀をとりだし、抜刀した。
集中し、辺りの気配を探った。
「六体か……」
空気が動いた。正雪めがけ、遡行軍が襲ってきた。
脳天を狙い下ろされる太刀を正雪は、受け止め、姿勢を低くし、敵の腹に蹴りをいれた。
「手加減は……無用……」
蹴られた遡行軍は、壁に打ち付けられ、塵になった。
動揺する遡行軍。今だ。
空気が動いたと思った時、首が飛んでいた。
「おいのち頂戴する」
落ちた首は、すぐに塵となり、あったのは、刀を構える武士。
頭上に四体の遡行軍が刀を振り下ろしてきた。
刀身に魔力を込め、正雪は、ざんげきを飛ばした。
風の刃は、遡行軍をえぐり、彼は宙で離散した。
深く息をし、正雪は、太刀を鞘に収めると、竹刀袋に片付けた。
「さて……準備運動には……」
なったと言いかけたとき、正雪の顔が青ざめた。
「国広……殿……長義……殿……」
まずい非常にまずい。彼らから何やら黒いオーラが出ている。
正雪は、逃げた。
「正雪!!」
「足はや!!」
背後から二降の声が聞こえるが、正雪は、逃げた。
屋根の上を移動しながら、何故か襲ってくる遡行軍を魔術で凪払いながら。
「国広君!! もしかして彼女……」
「そうとう強い……だが……」
それ以上に戦いを好まない。今戦っているのは、身を守るためそして彼らが悪だとはっきりしているからだ。
遡行軍を切り伏せ、正雪を追うと、河川敷にきた。
「あれ?? なんで国広と長義がいるの??」
蛍の後ろには、隠れるように小さく踞っている正雪が。
「蛍後ろの正雪と話させろ」
蛍は、にっこりほほえむ。
「やだ」
「なに!?」
蛍は、ニヤリと笑うとなんと刀を構える。
「俺に勝てたらチャンスあげる!!」
そういった時、蛍は、なんと二振に切り込み、意図も簡単に刀を手から振り払ってしまった。
「蛍殿……」
「本当に過保護は、困るよねぇー」
蛍は、そういうと唖然としている二振をみた。
「蛍……」
「で国広はなしってなに??」
とりあえずはなしを蛍が先ずきくことにした。長義は、タブレットを蛍に見せ蛍は、読むと呆れた顔をする。
「なにこの新刀剣男士って……これ正雪じゃん!!」
正雪も記事を確認し、顔を青ざめた。
「うぬ!?」
「蛍この件に関して話したかったんだが」
「さすがにまずいと思ってね」
本来審神者とは、本丸にて指揮をし、戦場に立つことは、少ない。しかし正雪は、成り行きでもそれとは逆のことをしている。
「俺達は、あくまでも利害関係がある場合、政府と行動を共にするがこれを突っ込まれたら色々まずいだろ」
「そうなのか……」
しかし蛍といると、遡行軍と戦いを瀕死になっている刀剣男士と会う確率が高い。その対処を正雪は、蛍とやっていただけだ。
「大丈夫じゃない?? ほら友美も戦場に立ってたし!!」
「……姫の場合とめても無駄だったんだ」
「遡行軍とけいびいしは、サンドバッグ!! っていう姫だからね」
正雪は、視線をそらす。たぶん同じことを思っている姫と。
「その……剣も振るわねば……錆びるし……」
「だとしてもだ!! 頼むから戦うな!!」
国広の訴えもわかるが、正雪は、いった。
「その申し出受け入れることは、出来ぬ!! 私も少しばかり実践をしなければ!! それに遡行軍は、それにちょうどよい!! その……殺人には……ならぬし……けいびいしは、歯応えあるし……」
国広と長義は、デジャブを感じた。
「友美と一緒だねー」
「姫と!?」
国広と長義は、ため息をつく。これは、とめれないと。
「分かった。だが無茶は、するな!!」
「怪我をしたらそのとには、正雪おとなしくしてもらうからな!!」
一応長義と国広は、納得してくれたようでよかった。正雪は、ほっとする。
「では、二振も私の鍛練に付き合ったくれぬか?? 蛍殿だと強すぎて……」
「分かった」
「しかたがない」
結界をはりその後国広と長義は、実戦けいしきで正雪の剣を交えたが。二振りは、思った。これは、姫二号が誕生してしまうかも知れないと。
「軍師っておとなしく本丸にいるのでは!?」
「それは、それということだろう長義……」
魔術を交え、向かってくる正雪に二振は、思った。たぶんもう既に誕生している姫二号がと。
「どうした??」
「国広君これって」
長義がもってきたのは、政府の新聞だった。
「この記事の新種の刀剣男士って……」
記事を読み国広は、顔をひきつらせた。
「……間違いない」
この特徴は、彼らがよく知る人物だ。国広は、立ち上がった。
「見に行くぞ長義」
「言われなくとも」
ダブル山姥切は、支度をすると凄い勢いで屋敷を飛び出していった。
くしゅんと正雪は、くしゃをみすると空をみた。
「黄砂とやら……困るな……」
最近鼻が痒いのも、大陸から飛来する砂が原因のようだ。
主の家のテラスの掃除を終え、正雪は、家の中に。
「姫少し出かけてくる」
「わかったわ。行ってらっしゃい!!」
主に見送られ、正雪は、竹刀袋にいれた太刀を持つと、外にでた。
「蛍殿との約束に間に合いそうだ」
何時もの河川敷に急いでいると禍々しい気配がした。
「またか……」
正雪は、鋭い光を瞳に宿すと、屋根へ。
足に身体強化し、たのち、竹刀袋から太刀をとりだし、抜刀した。
集中し、辺りの気配を探った。
「六体か……」
空気が動いた。正雪めがけ、遡行軍が襲ってきた。
脳天を狙い下ろされる太刀を正雪は、受け止め、姿勢を低くし、敵の腹に蹴りをいれた。
「手加減は……無用……」
蹴られた遡行軍は、壁に打ち付けられ、塵になった。
動揺する遡行軍。今だ。
空気が動いたと思った時、首が飛んでいた。
「おいのち頂戴する」
落ちた首は、すぐに塵となり、あったのは、刀を構える武士。
頭上に四体の遡行軍が刀を振り下ろしてきた。
刀身に魔力を込め、正雪は、ざんげきを飛ばした。
風の刃は、遡行軍をえぐり、彼は宙で離散した。
深く息をし、正雪は、太刀を鞘に収めると、竹刀袋に片付けた。
「さて……準備運動には……」
なったと言いかけたとき、正雪の顔が青ざめた。
「国広……殿……長義……殿……」
まずい非常にまずい。彼らから何やら黒いオーラが出ている。
正雪は、逃げた。
「正雪!!」
「足はや!!」
背後から二降の声が聞こえるが、正雪は、逃げた。
屋根の上を移動しながら、何故か襲ってくる遡行軍を魔術で凪払いながら。
「国広君!! もしかして彼女……」
「そうとう強い……だが……」
それ以上に戦いを好まない。今戦っているのは、身を守るためそして彼らが悪だとはっきりしているからだ。
遡行軍を切り伏せ、正雪を追うと、河川敷にきた。
「あれ?? なんで国広と長義がいるの??」
蛍の後ろには、隠れるように小さく踞っている正雪が。
「蛍後ろの正雪と話させろ」
蛍は、にっこりほほえむ。
「やだ」
「なに!?」
蛍は、ニヤリと笑うとなんと刀を構える。
「俺に勝てたらチャンスあげる!!」
そういった時、蛍は、なんと二振に切り込み、意図も簡単に刀を手から振り払ってしまった。
「蛍殿……」
「本当に過保護は、困るよねぇー」
蛍は、そういうと唖然としている二振をみた。
「蛍……」
「で国広はなしってなに??」
とりあえずはなしを蛍が先ずきくことにした。長義は、タブレットを蛍に見せ蛍は、読むと呆れた顔をする。
「なにこの新刀剣男士って……これ正雪じゃん!!」
正雪も記事を確認し、顔を青ざめた。
「うぬ!?」
「蛍この件に関して話したかったんだが」
「さすがにまずいと思ってね」
本来審神者とは、本丸にて指揮をし、戦場に立つことは、少ない。しかし正雪は、成り行きでもそれとは逆のことをしている。
「俺達は、あくまでも利害関係がある場合、政府と行動を共にするがこれを突っ込まれたら色々まずいだろ」
「そうなのか……」
しかし蛍といると、遡行軍と戦いを瀕死になっている刀剣男士と会う確率が高い。その対処を正雪は、蛍とやっていただけだ。
「大丈夫じゃない?? ほら友美も戦場に立ってたし!!」
「……姫の場合とめても無駄だったんだ」
「遡行軍とけいびいしは、サンドバッグ!! っていう姫だからね」
正雪は、視線をそらす。たぶん同じことを思っている姫と。
「その……剣も振るわねば……錆びるし……」
「だとしてもだ!! 頼むから戦うな!!」
国広の訴えもわかるが、正雪は、いった。
「その申し出受け入れることは、出来ぬ!! 私も少しばかり実践をしなければ!! それに遡行軍は、それにちょうどよい!! その……殺人には……ならぬし……けいびいしは、歯応えあるし……」
国広と長義は、デジャブを感じた。
「友美と一緒だねー」
「姫と!?」
国広と長義は、ため息をつく。これは、とめれないと。
「分かった。だが無茶は、するな!!」
「怪我をしたらそのとには、正雪おとなしくしてもらうからな!!」
一応長義と国広は、納得してくれたようでよかった。正雪は、ほっとする。
「では、二振も私の鍛練に付き合ったくれぬか?? 蛍殿だと強すぎて……」
「分かった」
「しかたがない」
結界をはりその後国広と長義は、実戦けいしきで正雪の剣を交えたが。二振りは、思った。これは、姫二号が誕生してしまうかも知れないと。
「軍師っておとなしく本丸にいるのでは!?」
「それは、それということだろう長義……」
魔術を交え、向かってくる正雪に二振は、思った。たぶんもう既に誕生している姫二号がと。