日常編2

 夏の研修は、一応進んでいたが。
「神子様まったく分かりません!!」
 楸がすでにお手上げ状態。
 夏は、霊力の流れは、分かったが、そこから意識して使い、更に同時に別の術を発動させるということが出来ない状態に今なっていた。
「しかしこれが出来ないと浄化は、出来ないよ……」
 本丸に居るだけならそれで、かまわないが、夏の目指すものは、ブラック本丸に赴き、刀剣男士のサポートをしながら、己を守り、なおかつ浄化もするということをしなくては、ならない。
(やはり……普通の審神者には、キツイか……)
 神子だから出来るわけでは、ないが、神子だからこそ普通の審神者よりもしやすいというのは、あるだろう。
「うーんもしかして夏さん大雑把??」
 夏は、グサッと言葉が刺さり、視線をそらした。
「それは……」
「やっぱり」
「といいますと」
 楸は、浦島と手合わせする加州を見ながらいった。
「神子にもいるんだ。大雑把過ぎて、術が使えないやつがね」
「それで神子が出来るんですか!?」
「神に遣いとして選定されてたらね」
 夏は、なら少し安心と思ったが、そういう問題では、ない。夏の場合出来なければならないのだから。
 顔を青ざめ頭を抱える夏に楸は、ある可能性を見いだしていた。しかしこれは、かけで、失敗すればもう楸には、なす術は、なく、他の神子が教えるが、そもそも夏には、適性がないとなる。
「夏殿明日は、ブラック本丸へ行く」
「えっ!?」
「君には、実践を踏ませるしかないと思ってね。安心して、私ももう一人熊を連れていくから」
「熊……」
「友美からは、早いといわれそうだが、君には、その方がいいと思ってね。正雪殿のように頭で理解してやるというよ夏殿は、体で覚える方が向いてる気がする」
 楸がそういうのならそうなのかもしれない。しかし大丈夫なのだろうか。
 夏は、不安になった。

 翌日になり、社務所に夏は、行くと、楸ともう一人男がいた。
「主あそこの男凄い力があるけど」
 加州がいうのなら間違いない神子だろう。
 夏は、きあいをいれ、社務所に。
「おはようございます!!」
「夏殿おはよう」
 楸は、爽やかだが、隣の男は、夏を見たとたん楸の胸ぐらをつかんでいた。
「おい!! THE一般人連れていくきか!!??」
「燕青。あの子は、審神者だ。それに実践をつませないとね」
「そんな問題じゃねえだろ!?」
  体格もよく、何より服装がつなぎ。夏は、この人凄いと思ってみていた。
「夏殿こいつは、燕青。神子の一人だ」
「とりあえず宜しくな。あんたの事は、友美から聞いてる」
 と燕青は、夏には、笑顔だが、楸の事は、睨んでいた。
「宜しくお願いいたします!!」
「ということでさっそく行こう!!」
「あっ!! 京都行こうみたいなのりで言うな!!」
 加州もこればかりは、同意だ。
「主場合によっては、逃げるから」
「分かりました……」
 もうどうなるのやらそもそも加州いがいの刀剣男士がいないことも気になる。
「あの……他の刀剣たちは……」
 夏は、聞くと楸は、答えた。
「浦島は、今日は、遊びに行ってるから私達だけだよ」
「遊びに……ってそっち優先!?」
「浦島には、楽しいこと優先して貰ってるからね!!」
「そのお陰で、仕事早めに切り上げるはめになったんだが!? 俺は!!」
「燕青まぁそう怒らない怒らない」
「だから光先生からあんたよく呆れられるんだろう」
「あれはもはやいじりだな」
 冷静に言う楸に燕青は、唖然とし、夏と加州は、ポカーンとしていた。分からん。話についていけないと。
「あの!! その行く本丸はどういうところですか!?」
 夏は、意を決死聞くと、楸は、言う。のんきな顔をして。
「審神者が気に入らない刀剣に乱暴をしてる本丸だよ。霊力が高くてね……刀剣を縛ってるみたいだ」
「それ色々危なくないですか!?」
「夏殿大丈夫大丈夫」
 本当に大丈夫なのだろうか。そんな不安を抱えながら、夏は、楸達と共に本丸へと向かった。

 荒んだ空気が流れ、体が重い。夏は、加州を見ると、彼も顔を歪んでいた。
「では、さっそく」
「おい。楸」
「なんだい燕青」
「この格好は、なんだ!?」
 楸達は、羽織を着ていた。加州にとっては、馴染みのある浅葱色の新撰組の羽織を。
「こういう時は、これかな!! って!!」
 楸は、そういうと、なんと本丸の門を蹴破った。
「ご用改めである!!」
 突然の表れたなぞの男に刀剣達は、唖然としていた。とたんにサイレンが鳴り響く。
「おや」
「そりゃそうなるつうの!!」
 燕青の突っ込みに夏と加州も頷くなか、楸は、襲ってきた、日本号の相手をしていた。
「お前らなんだ!!」
 そりゃこう言われるのも無理は、ない。
「ここの主を捕まえに来たんだ」
 楸は、そういうと軽々と日本号の槍をかわした。
「今の間に行くぞ」
「はい」
「えっ!?」
 とりあえず楸が注目を浴びている間に燕青と夏達は、なかに侵入し、迷うことなくなんと審神者がいる部屋にやってきた。
 パンっと開けられた障子と奥で怯えた顔をしている審神者そしてその審神者を守る近侍の毛利藤四郎が本体をかまえ、いた。
「あなた達なにものだ!!」
「えーとー……」
 燕青は、しばらく悩みそしていった。
「変哲もない弁護士だ!!」
「弁護士だったんですか!?」
「このみかけで!?」
「うるさい!! 加州、夏さん!!」
 そういい、燕青は、あるものをぶん投げたが、それを見たとき、燕青は、顔を青ざめた。
「間違えた!!」
 毛利に切られる物。それを見たとたん燕青は、泣きそうな顔に。
「六法全書がー!!!!」
「なんで持ち歩いてるんですか!!」
「……たまたま取ったんだ」
 しかたがない。燕青は、唖然としている毛利をなんと素手て、組伏せ、いう。
「夏さんそいつつかまえろ!!」
 逃げようとする審神者を夏は、行方を防ぐことでていいっぱい。
 審神者は、拳を振り上げたとき、審神者がたおれた。
「加州!!」
「気絶させるくらいなら俺もできるから」
「主様!!」
「あんたらの主の悪事は、もう証拠アリで公になってる。かんねんしろ」
 毛利は、ほっとした顔に。
「よかった……これで一兄達も……」
 報われると毛利は、小声でいい、夏は、これが自分がやりたいと進んでいる道なのかと少し怖くなった。
「主」
「ありがとう加州」
 しばらくすると政府職員が来て、審神者の引き渡しが行われた。
 その後刀剣男士達の事は、職員に任せ、楸達さ、本丸の地下へ。
 そこには、黒いものが渦巻いていた。
「これは……」
「神の怨念というべきかな。これが貯まると闇に落ちる。そうなると助けられない」
 楸は、そういうと続けた。
「これを浄化するのが私達神子の役目だ。さぁ夏殿やってみて」
 楸は、そういうと夏は、頷き、やってみることにした。
 黒いものに近づき、浄化をするがそのとたんに黒いものが襲ってきた。結界を展開し、浄化もする。
 力の流れをしり、配分する。この為に必要だったのか。
 夏は、集中し、全て終えた。浄化を終えると、空気が清浄なものに。しかし。
「主!!」
 夏は、倒れた。加州は、夏を受け止める。
「あんたらこれ主になにかあったら……」
「加州問題ないよ。力の配分に気力を使い果たしたみたいだ。すぐによくなる」
 もし嘘なら切ってやると加州は、楸を睨む。そして全て終わり、社務所に戻ると夏は、目を覚ました。
「加州ありがとう……」
「いいよ主」
「やっぱり実践が一番かもね」
 楸は、そういうが、燕青は、違った。
「実践型式の訓練が先だろ!! まったく!!」
「まぁそうだね」
 夏も今回の実践により課題見えた。
「もっと節約と配分を考えないと……」
「これは、第2ステップ終わりかな」
「えっ!?」
 楸の言葉に夏は、驚く。
「ここでは、課題を見つけ、配分と節約を意識させるまで。だからね」
「神子様……」
「第3ステップは、実践あるのみ。私は、第3ステップでも教官としているから宜しくね」
「ならあんな本丸に行くんですか??」
「いやここでやる。でも今回と同じことをしていく」
 夏は、頑張らないとと気合いをいれた。
「宜しくお願いいたします!!」
 楸は、微笑むといった。
「その気合いは、いいね。でも慌てなくていいから」
 楸からみて、夏は、空回りをしてしまうように見えていた。
 あえてそういうと夏は、視線をそらし、ほほをかく。
 さてさて次のステップは、どうなるのか。こうして第2ステップは、突然終わり、第3ステップへと進んだのであった。
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