日常編2
正雪が夏と楸の指導により、力の流れを把握していた頃、高天ヶ原の屋敷では、国広は、神妙な顔をし友美の前に座っていた。
「まさか父が大暴れしてる??」
友美は、そういうと、国広は、否定した。
「オモヒカネ殿は、特にないが……」
「ならなに??」
国広は、立ち上がると、机の上にドンと夜光貝を置いた。
「なぜ集めてるか不明のやつ!!」
「そうだ。今年も一応参加してるが……」
国広は、溜め息をつく。
「連帯戦にいってるやつらから、海に行きたい!! と言われたんだ」
「海で水鉄砲武器にしてるのに!?」
「それのこれは、別らしい」
「それは、いいと思うわよ。博多の株のお陰で、資金も揃ったし、あとは、お休みを取って皆で夏休みをたのしもうー!! って差段だしね」
「それとこれは、話が別だ!!」
「別なの!?」
博多のお陰で資金が予定の5倍ほど集まった。それもあり、先日日頃の皆の頑張りへのお礼と労いをこめて、夏休みは、好きなところに行ってバカンスを楽しんできと伝えたのだ。
その話かと思ったら違うとは。ならなんの話だろうか。
「国広なら何が……」
「皆正雪と海に行きたい!! と言ってるんだ!!」
国広の困り顔を見ていると笑えるが、友美は、笑うのを我慢した。
「国広の悩み平和ね……」
「何が平和だまったく。こっちら、色々大変なんだが!? 男所帯に女子一人も正直はらはらしてるんだぞ!! 何時も!!」
「国広過保護すぎよ。あの子生前は、荒くれ浪人を集めて、私塾してたくらいなのよ。そこまで心配しなくても」
友美は、呑気に言うが、国広は、そんな主に言った。
「荒くれ浪人がどれ程可愛いか。うちには、神隠ししそうなやからがいるんだが!?」
友美は、すぐに思い浮かんだ。
「あー宗近と髭切ね」
あの二振りのほほんとしてるが本心が見えないので有名かもしれない。
「さすがの正雪でも神域に入れられたら出てこれないだろ……」
「……まぁ宮本伊織じゃないしね」
「姫本来の歴史の宮本伊織は、とても人望あつい幕臣だっただろ?? 正雪の惚れた宮本伊織は、どんなやつだ??」
国広も一応どんな顔をし、どのように暮らしていたかは、知っているが、全てを知るわけでは、ない。
友美は、うーんと悩ましそうな顔をしいう。
「古今東西英霊の技を習得するヤバイ武士!! あと伊吹童子とーヤマトタケルのお気に入り!! まぁ私の同類ねー」
国広は、真顔になると言った。
「なんだ。姫の劣化版か」
「劣化版!?」
「そうだろ」
「うーんそりゃ殺し合いをしたいところは、認めるけど……伊吹童子やヤマトタケルに気に入られるのは……」
「姫の場合ヤマタノオロチとタケミカヅチか」
「……国広もしかして私……なかなかの危険人物!?」
「今更だな」
友美は、顔をひきつりながら、茶を飲んだ。
「正雪ごめん……こんなヤバイ女に好かれてしまって……」
泣いてる主に国広は、なにいってんだと呆れていた。
「丑御前と鬼子母神に比べたらましだろ」
「本来の鬼子母神は、すごくいい神様だからね!!??」
「知ってる」
「国広……私まともになる……」
「破天荒だがまともだとは、思うが??」
「ありがとう……飴食べる??」
「もらう」
友美は、飴を渡すと国広は、食べた。
「正雪ってヤバイやつに好かれる因縁!?」
「それいわれたら俺達全員ヤバイやつだからやめろ」
「確かに」
と話がそれた。友美は、ごほんと咳払いをすると話を戻す。
「で国広は、何が心配なの??」
「海での格好だ」
「水着か!!」
友美は、そんなに心配することかと思ったが、国広にとっては、大きな悩みのようだ。
「現在の女性ものの水着は、露出が多すぎる!!」
「今年は、見えない!! 隠す!!がトレンドだけどね」
主の突っ込みに国広は、真顔になる。
「そこは、男のロマンを感じさせてくれ!?」
「国広キショ」
友美は、軽蔑の眼差しで国広をみた。
「……すまん」
「いいけど」
国広は、茶を飲む。
「まぁ何を着るかは、正雪しだいだしね。あのこまったく露出には、抵抗があまりないみたいだし」
「嘘だろ??」
国広は、信じられないと顔に。友美は、分かるよその気持ちとおもいながら、指を鳴らした。
「あの謎のレオタードこうなってるみたい」
国広の前に一枚の写真が。国広は、真顔で見るといった。
「姫これは……プロトスーツか?? ガン○ムの」
「それをいうならエ○ァでしょう」
「モノトーンの謎のスーツ……」
「まぁこのエロいスーツ着てるぐらいだか、ねぇ」
「森宗意軒変態か??」
「すでに変態なんだから今更何を」
「確かに」
「まぁ可愛いものもあるし、ワンピースタイプもあるし考えすぎじゃない??」
「胸元が見えるだろ」
「着痩せするタイプで意外にあるもんなぁ」
「そうだろ」
友美は、こうなったらとある提案をした。
「なら男士が貝殻の水着をつければいいのよ!!」
国広は、顔を青ざめるが、友美は、瞳を煌めかせていた。
「姫……まさか貝殻のビキニか??」
「そう!! ふるさと納税の返礼品としてもあるから!!」
「そもそもあるのか??」
「あるわよ。なら早速着て……」
「着るな!! 旦那に殺される!!」
友美は、頬を膨らます。
「ならしゃない!! でもそのインパクトの後の正雪なら誰も正雪を見ないわよ!?」
「そんなわけあるか!!」
「なら正雪にも貝殻ビキニを……」
「混ぜるな危険に更に危険物を混ぜるな!!」
「ならもう野郎全員股間に葉っぱつければいいじゃない!!」
「それ変態集団じゃないか!!」
「大丈夫よ!! 面がいいんだから変態度合いが中和されるわ!! なんか、セクシー集団!!」
何時もよりも主がボケるので突っ込むのが追い付かない。
「……なら褌の方がましだろ」
「なら陸奥守吉行がはきそうなはでなやつにする!?」
「するかー!!!! 普通のでいい!!」
「なら白にして脱いで旗にして俺達は、無害アピールする??」
「それどこそこ世界で戦き巻き込まれないように武官たちがやったやつだろうがー!!!!! ある官吏の指示で!!!! 隠れ村を守るために!!!!」
だめだ疲れてきた。国広は、肩で息をする。
「姫……ボケすぎだ……」
「そう??」
友美は、楽しげに笑うといった。
「でも国広稀有してるのは、正雪のことだけじゃないんでしょう??」
「あぁ」
「なら私が一肌脱ぎましょう!!」
「嫌な予感がするんだが!?」
友美は、執務室を出ていくとしばらくして、戻ってきた。その姿は、水着。しかもビキニだった。
「一応下は、ショートパンツにしたけど!! ドヤ!! このフリル可愛いやろ!!??」
国広は、じっと見ていった。
「馬子にも衣装だな」
「なにそれ!! とりあえずこれで皆のところに!! これで検証だ!!」
とりあえず国広もついていくことにし、友美は、早速台所に。
「光忠お疲れ様!!」
友美の声に光忠は、ふりかえるとかおをまっかにした。
「姫!! その格好は!!」
「これ……下着じゃないんだけど……」
「だとしてもだよ!! 上着て!!」
友美は、真顔になる。
「国広次」
「だな」
そして次に正秀と清麿にあったが、正秀は、友美を見たとたん顔真っ赤にし、倒れた。
「正秀!?」
「姫とりあえず……上を……」
友美は、国広を見ると、彼は、いう。
「姫は、本当に四人子供を産んだのか疑いたくなる体型だからな」
「といいますと??」
「魅力的すぎるんだよ……」
清麿は、視線をそらしいうと、友美は、困った顔に。
「国広もしかして、気にしてたのこれ!?」
「そうだ。うちの連中は、遊廓なんかに行かないしな。肌のみえる服までならともかく水着となると皆慌てるとおもって」
「……これ使える武器じゃない?? その格好で皆を追いかけ回せば面白いことに……」
「そんなことやらないで!!」
「まったくだ!!」
怒られた清麿と国広に、友美は、つまらんとおもいつつ謝ると、すぐに着替え、光忠と正秀そして清麿に謝った。
「ごめんなさい」
食堂に集まり、光忠、正秀、清麿は、いう。
「大丈夫だよ姫」
「そうだ……」
なぜか正秀と目が合わないが友美は、とりあえず笑ったが。
「ねぇ国広。正秀に貝殻のビキニ着せた……」
清麿から殺気が、そして正秀は、顔を青ざめていた。
「抱けそうな気がする」
「姫抱くのは、旦那だけにしろ」
「抱くとは……」
「正秀まぐわるってこと!!」
友美は、キメ顔でいうが、正秀は、更に顔を青ざめた。
「姫そこまでだよ!!」
「光忠も初ね」
「誰もが姫みたいだとおもうな」
「国広五月蝿い!!」
なんだろう友美の中でも正秀は、いじり対象になっている気がする。
「姫は、水心子をいじることが楽しくなってしまったみたいだ」
やれやれと清麿は、呆れるなか、正秀は、唖然としていた。
「なぜ!?」
「真面目だからよ。うふふ」
友美は、楽しげに笑う。
「でもこんなに初だと正雪に着せる水着、それこそ、明治の頃のシマシマになってしまうわよ……アニメとかで出てくる白黒のシマシマ衆人服に」
四振りは、想像した。そして口を揃え。
「なし」
「よね……こうなったらスキューバのスーツになるわよ」
「それもなしかな」
「だな」
清麿と正秀がそういうと国広と光忠も首をたてに振った。
友美は、めんどいなコイツらと思いながらいう。
「なら男士全員貝殻のビキニか、葉っぱか選べ!!」
「えっ!!!???」
友美の発言に四振りは、固まった。
「それなら正雪がなに着ても自分の事だけでていいっぱいでなにも考えられなくなるから!!」
「姫それ……僕たちの……」
「見えてもいいでしょう。そんなもん。男気見せろ」
友美の声色が恐ろしいが、光忠はじめ皆は、いう。
「見せれるかー!!!!! そんなところで男気を!!」
「皆抜けば一緒なんだからいいでしょう」
「友美それ全員わいせつ罪で捕まるからやめろ」
助けが来たと、皆は、光を見た。そして光は、呆れた顔をしていたが、その目には、涙が。
「あら光」
「友美頼むからあまり笑わせないでくれ!!」
どうやら廊下で笑い転げていたようだ。
「旦那君は、他人事だから笑えるんだよ!!」
光忠は、訴える。
「すまん……」
「光もこうなったら虹色の褌でよくない!? 男士は!!」
葉っぱよりましたが、想像するとなかなか大変な光景だ。
光は、思わず吹き出しかけた。
「ぷっ!!」
「旦那!!」
「旦那殿は、姫の味方か!?」
「もうお父さんに知恵借りるか……」
「姫ここで高天ヶ原の知恵の神を使うな!!」
「呼んだ??」
ソワソワしながら、オモヒカネまで出てきたので国広は、もう頼むから帰ってくれと思っていた。
「お父さん、水着って男なら褌よね!?」
「昔は、それしかなかったからな……褌でいいのでは??」
「ほら」
「そこの知恵の神!! 娘に弱すぎだろ!?」
国広の突っ込みにオモヒカネは、首をかしげた。
「知能が低くなってるな!?」
「国広突っ込みすごい……私もああならねば……」
「水心子ならなくていいよー」
むしろなるのは、無理だろう。突っ込む度胸が必要だから。
「友美メロン食べないか?? 美味しいのが手に入ったから持ってきた!! その……お母さんからも友美は、好きだと聞いたし……」
「なら一緒に食べよう!!」
オモヒカネは、嬉しそうに頷くと、光忠がメロンを切り分け、結局皆で美味しく食べた。
「メロン最高~!!」
「よかったな友美」
「えぇ光」
美味しくメロンを食べたが、結局問題は、かけつしていない。
「もう褌か、葉っぱで選ばせる??」
メロンを食べ終え、また友美がいうので男士四振りは、言った。
「海パンをはかせてくれ!!!!!!」
「ならブーメランパンツね!!」
「なんでそうなるんだー!!!!!」
ある意味男目線だけで話をしたからこそ、ならあんたらも着るもの指定されてそれを着ろとなっているのかもしれない。
光とオモヒカネは、苦笑いを浮かべていた。
「気づかない限りたぶんこのまま……」
「だと思うよ光。友美あえてやってるしね」
楽しげな友美だが、その目の奥は、まったく笑っていなかった。
恐ろしい。光とオモヒカネは、そう思いながら、黙ってお茶を飲むのであった。男士達から助けてくれと視線を送られていたが。
「まさか父が大暴れしてる??」
友美は、そういうと、国広は、否定した。
「オモヒカネ殿は、特にないが……」
「ならなに??」
国広は、立ち上がると、机の上にドンと夜光貝を置いた。
「なぜ集めてるか不明のやつ!!」
「そうだ。今年も一応参加してるが……」
国広は、溜め息をつく。
「連帯戦にいってるやつらから、海に行きたい!! と言われたんだ」
「海で水鉄砲武器にしてるのに!?」
「それのこれは、別らしい」
「それは、いいと思うわよ。博多の株のお陰で、資金も揃ったし、あとは、お休みを取って皆で夏休みをたのしもうー!! って差段だしね」
「それとこれは、話が別だ!!」
「別なの!?」
博多のお陰で資金が予定の5倍ほど集まった。それもあり、先日日頃の皆の頑張りへのお礼と労いをこめて、夏休みは、好きなところに行ってバカンスを楽しんできと伝えたのだ。
その話かと思ったら違うとは。ならなんの話だろうか。
「国広なら何が……」
「皆正雪と海に行きたい!! と言ってるんだ!!」
国広の困り顔を見ていると笑えるが、友美は、笑うのを我慢した。
「国広の悩み平和ね……」
「何が平和だまったく。こっちら、色々大変なんだが!? 男所帯に女子一人も正直はらはらしてるんだぞ!! 何時も!!」
「国広過保護すぎよ。あの子生前は、荒くれ浪人を集めて、私塾してたくらいなのよ。そこまで心配しなくても」
友美は、呑気に言うが、国広は、そんな主に言った。
「荒くれ浪人がどれ程可愛いか。うちには、神隠ししそうなやからがいるんだが!?」
友美は、すぐに思い浮かんだ。
「あー宗近と髭切ね」
あの二振りのほほんとしてるが本心が見えないので有名かもしれない。
「さすがの正雪でも神域に入れられたら出てこれないだろ……」
「……まぁ宮本伊織じゃないしね」
「姫本来の歴史の宮本伊織は、とても人望あつい幕臣だっただろ?? 正雪の惚れた宮本伊織は、どんなやつだ??」
国広も一応どんな顔をし、どのように暮らしていたかは、知っているが、全てを知るわけでは、ない。
友美は、うーんと悩ましそうな顔をしいう。
「古今東西英霊の技を習得するヤバイ武士!! あと伊吹童子とーヤマトタケルのお気に入り!! まぁ私の同類ねー」
国広は、真顔になると言った。
「なんだ。姫の劣化版か」
「劣化版!?」
「そうだろ」
「うーんそりゃ殺し合いをしたいところは、認めるけど……伊吹童子やヤマトタケルに気に入られるのは……」
「姫の場合ヤマタノオロチとタケミカヅチか」
「……国広もしかして私……なかなかの危険人物!?」
「今更だな」
友美は、顔をひきつりながら、茶を飲んだ。
「正雪ごめん……こんなヤバイ女に好かれてしまって……」
泣いてる主に国広は、なにいってんだと呆れていた。
「丑御前と鬼子母神に比べたらましだろ」
「本来の鬼子母神は、すごくいい神様だからね!!??」
「知ってる」
「国広……私まともになる……」
「破天荒だがまともだとは、思うが??」
「ありがとう……飴食べる??」
「もらう」
友美は、飴を渡すと国広は、食べた。
「正雪ってヤバイやつに好かれる因縁!?」
「それいわれたら俺達全員ヤバイやつだからやめろ」
「確かに」
と話がそれた。友美は、ごほんと咳払いをすると話を戻す。
「で国広は、何が心配なの??」
「海での格好だ」
「水着か!!」
友美は、そんなに心配することかと思ったが、国広にとっては、大きな悩みのようだ。
「現在の女性ものの水着は、露出が多すぎる!!」
「今年は、見えない!! 隠す!!がトレンドだけどね」
主の突っ込みに国広は、真顔になる。
「そこは、男のロマンを感じさせてくれ!?」
「国広キショ」
友美は、軽蔑の眼差しで国広をみた。
「……すまん」
「いいけど」
国広は、茶を飲む。
「まぁ何を着るかは、正雪しだいだしね。あのこまったく露出には、抵抗があまりないみたいだし」
「嘘だろ??」
国広は、信じられないと顔に。友美は、分かるよその気持ちとおもいながら、指を鳴らした。
「あの謎のレオタードこうなってるみたい」
国広の前に一枚の写真が。国広は、真顔で見るといった。
「姫これは……プロトスーツか?? ガン○ムの」
「それをいうならエ○ァでしょう」
「モノトーンの謎のスーツ……」
「まぁこのエロいスーツ着てるぐらいだか、ねぇ」
「森宗意軒変態か??」
「すでに変態なんだから今更何を」
「確かに」
「まぁ可愛いものもあるし、ワンピースタイプもあるし考えすぎじゃない??」
「胸元が見えるだろ」
「着痩せするタイプで意外にあるもんなぁ」
「そうだろ」
友美は、こうなったらとある提案をした。
「なら男士が貝殻の水着をつければいいのよ!!」
国広は、顔を青ざめるが、友美は、瞳を煌めかせていた。
「姫……まさか貝殻のビキニか??」
「そう!! ふるさと納税の返礼品としてもあるから!!」
「そもそもあるのか??」
「あるわよ。なら早速着て……」
「着るな!! 旦那に殺される!!」
友美は、頬を膨らます。
「ならしゃない!! でもそのインパクトの後の正雪なら誰も正雪を見ないわよ!?」
「そんなわけあるか!!」
「なら正雪にも貝殻ビキニを……」
「混ぜるな危険に更に危険物を混ぜるな!!」
「ならもう野郎全員股間に葉っぱつければいいじゃない!!」
「それ変態集団じゃないか!!」
「大丈夫よ!! 面がいいんだから変態度合いが中和されるわ!! なんか、セクシー集団!!」
何時もよりも主がボケるので突っ込むのが追い付かない。
「……なら褌の方がましだろ」
「なら陸奥守吉行がはきそうなはでなやつにする!?」
「するかー!!!! 普通のでいい!!」
「なら白にして脱いで旗にして俺達は、無害アピールする??」
「それどこそこ世界で戦き巻き込まれないように武官たちがやったやつだろうがー!!!!! ある官吏の指示で!!!! 隠れ村を守るために!!!!」
だめだ疲れてきた。国広は、肩で息をする。
「姫……ボケすぎだ……」
「そう??」
友美は、楽しげに笑うといった。
「でも国広稀有してるのは、正雪のことだけじゃないんでしょう??」
「あぁ」
「なら私が一肌脱ぎましょう!!」
「嫌な予感がするんだが!?」
友美は、執務室を出ていくとしばらくして、戻ってきた。その姿は、水着。しかもビキニだった。
「一応下は、ショートパンツにしたけど!! ドヤ!! このフリル可愛いやろ!!??」
国広は、じっと見ていった。
「馬子にも衣装だな」
「なにそれ!! とりあえずこれで皆のところに!! これで検証だ!!」
とりあえず国広もついていくことにし、友美は、早速台所に。
「光忠お疲れ様!!」
友美の声に光忠は、ふりかえるとかおをまっかにした。
「姫!! その格好は!!」
「これ……下着じゃないんだけど……」
「だとしてもだよ!! 上着て!!」
友美は、真顔になる。
「国広次」
「だな」
そして次に正秀と清麿にあったが、正秀は、友美を見たとたん顔真っ赤にし、倒れた。
「正秀!?」
「姫とりあえず……上を……」
友美は、国広を見ると、彼は、いう。
「姫は、本当に四人子供を産んだのか疑いたくなる体型だからな」
「といいますと??」
「魅力的すぎるんだよ……」
清麿は、視線をそらしいうと、友美は、困った顔に。
「国広もしかして、気にしてたのこれ!?」
「そうだ。うちの連中は、遊廓なんかに行かないしな。肌のみえる服までならともかく水着となると皆慌てるとおもって」
「……これ使える武器じゃない?? その格好で皆を追いかけ回せば面白いことに……」
「そんなことやらないで!!」
「まったくだ!!」
怒られた清麿と国広に、友美は、つまらんとおもいつつ謝ると、すぐに着替え、光忠と正秀そして清麿に謝った。
「ごめんなさい」
食堂に集まり、光忠、正秀、清麿は、いう。
「大丈夫だよ姫」
「そうだ……」
なぜか正秀と目が合わないが友美は、とりあえず笑ったが。
「ねぇ国広。正秀に貝殻のビキニ着せた……」
清麿から殺気が、そして正秀は、顔を青ざめていた。
「抱けそうな気がする」
「姫抱くのは、旦那だけにしろ」
「抱くとは……」
「正秀まぐわるってこと!!」
友美は、キメ顔でいうが、正秀は、更に顔を青ざめた。
「姫そこまでだよ!!」
「光忠も初ね」
「誰もが姫みたいだとおもうな」
「国広五月蝿い!!」
なんだろう友美の中でも正秀は、いじり対象になっている気がする。
「姫は、水心子をいじることが楽しくなってしまったみたいだ」
やれやれと清麿は、呆れるなか、正秀は、唖然としていた。
「なぜ!?」
「真面目だからよ。うふふ」
友美は、楽しげに笑う。
「でもこんなに初だと正雪に着せる水着、それこそ、明治の頃のシマシマになってしまうわよ……アニメとかで出てくる白黒のシマシマ衆人服に」
四振りは、想像した。そして口を揃え。
「なし」
「よね……こうなったらスキューバのスーツになるわよ」
「それもなしかな」
「だな」
清麿と正秀がそういうと国広と光忠も首をたてに振った。
友美は、めんどいなコイツらと思いながらいう。
「なら男士全員貝殻のビキニか、葉っぱか選べ!!」
「えっ!!!???」
友美の発言に四振りは、固まった。
「それなら正雪がなに着ても自分の事だけでていいっぱいでなにも考えられなくなるから!!」
「姫それ……僕たちの……」
「見えてもいいでしょう。そんなもん。男気見せろ」
友美の声色が恐ろしいが、光忠はじめ皆は、いう。
「見せれるかー!!!!! そんなところで男気を!!」
「皆抜けば一緒なんだからいいでしょう」
「友美それ全員わいせつ罪で捕まるからやめろ」
助けが来たと、皆は、光を見た。そして光は、呆れた顔をしていたが、その目には、涙が。
「あら光」
「友美頼むからあまり笑わせないでくれ!!」
どうやら廊下で笑い転げていたようだ。
「旦那君は、他人事だから笑えるんだよ!!」
光忠は、訴える。
「すまん……」
「光もこうなったら虹色の褌でよくない!? 男士は!!」
葉っぱよりましたが、想像するとなかなか大変な光景だ。
光は、思わず吹き出しかけた。
「ぷっ!!」
「旦那!!」
「旦那殿は、姫の味方か!?」
「もうお父さんに知恵借りるか……」
「姫ここで高天ヶ原の知恵の神を使うな!!」
「呼んだ??」
ソワソワしながら、オモヒカネまで出てきたので国広は、もう頼むから帰ってくれと思っていた。
「お父さん、水着って男なら褌よね!?」
「昔は、それしかなかったからな……褌でいいのでは??」
「ほら」
「そこの知恵の神!! 娘に弱すぎだろ!?」
国広の突っ込みにオモヒカネは、首をかしげた。
「知能が低くなってるな!?」
「国広突っ込みすごい……私もああならねば……」
「水心子ならなくていいよー」
むしろなるのは、無理だろう。突っ込む度胸が必要だから。
「友美メロン食べないか?? 美味しいのが手に入ったから持ってきた!! その……お母さんからも友美は、好きだと聞いたし……」
「なら一緒に食べよう!!」
オモヒカネは、嬉しそうに頷くと、光忠がメロンを切り分け、結局皆で美味しく食べた。
「メロン最高~!!」
「よかったな友美」
「えぇ光」
美味しくメロンを食べたが、結局問題は、かけつしていない。
「もう褌か、葉っぱで選ばせる??」
メロンを食べ終え、また友美がいうので男士四振りは、言った。
「海パンをはかせてくれ!!!!!!」
「ならブーメランパンツね!!」
「なんでそうなるんだー!!!!!」
ある意味男目線だけで話をしたからこそ、ならあんたらも着るもの指定されてそれを着ろとなっているのかもしれない。
光とオモヒカネは、苦笑いを浮かべていた。
「気づかない限りたぶんこのまま……」
「だと思うよ光。友美あえてやってるしね」
楽しげな友美だが、その目の奥は、まったく笑っていなかった。
恐ろしい。光とオモヒカネは、そう思いながら、黙ってお茶を飲むのであった。男士達から助けてくれと視線を送られていたが。