光明ノ神子
寒すぎると動きたくなくなる。
「白野威ふわふわ……ぽかぽか……」
友美は、今動きたくなかった。
寒い冬の師走。やらなければならないこともあるが、動きたくない時もある。
炬燵にはいり、白野威を抱き締めるのが友美の冬の楽しみの一つだったりする。
友美に抱き締められ身動きのとれない白野威は、耳を下げあきれた顔をしていた。
「友美もういい??」
「なんで!!??」
「炬燵あったら私要らないだろ!!??」
友美は、寂しそうな顔をするという。
「炬燵の温さと白野威の温さは、違うの!! 白野威は、こう……なんというか……太陽の温もりなの!!」
そりゃ太陽の神なのだから、日溜まりの暖かさだろうと白野威は、思っていた。
毎年ながら友美にくっつかれる時期が来ると冬が来たなと白野威は、思う。
今年またこれが始まり、気づけば友美がくっついている日々だ。
白野威は、後ろ足をバタつかせ、身体を起こした。
「もふもふが……」
「私だって動きたいのさ」
白野威は、そういうと切ない目をしている友美を放置し、お気に入りの座布団の上に座った。
「……意地悪」
「少し身体を動かしたら??」
そうすれば温くなる。白野威は、そう思いいうと、友美は、めんどくさそうな顔に。
「寒いからいや」
こりゃ炬燵から引きずり出すのが難しい。
「なら家で暴れたらいいじゃん!!」
「ご近所迷惑になるから嫌よ」
しかしこのまま炬燵に入っとくわけにもいかない。
友美は、しかたがないと炬燵からでると、身震いした。
「寒い……」
暖房をけちるのは、よくないなと思いながら、キッチンに。
「光が確か……いちご大福作ってたような……」
冷蔵庫を開けると、いちご大福の皿が。
友美は、皿から二つだけいちご大福を取ると、小皿に移し、湯を沸かしてお茶をいれた。
「温かいのみものに限る!!」
湯のみと小皿をもち、リビングに戻るとまた、炬燵に入り、友美は、いちご大福を食べ始めた。
「食のためなら炬燵から出るんだ……」
「そりゃ食の為ですから!!」
本当に友美は、食べることが好きだ。白野威は、美味しそうにいちご大福を食べる友美をみた。
「白野威食べる??」
白野威は、頷くと、最後のいちご大福を白野威の前においた。
「美味しい」
「それは、よかったわ」
なんやかんなで白野威も食で動くところがある。
嬉しそうにいちご大福を食べている白野威を見ているとどこかほっこりしてくる。
友美は、目を細め白野威を見ていると、次の瞬間頭に何か触れた。
「そんなに見なくていいつうのー」
感覚からして人の手だ。
友美は、少し驚いたかおをする。
「白野威が本来の姿に!?」
恥ずかしそうに白野威は、視線をそらすという。
「こっちの方が撫でやすいのさ!!」
友美は、確かにと思っていたとき、白野威に抱き締められた。
「これで動ける??」
ポカポカな白野威に友美は、微笑むと言った。
「ありがとう。動けると思う!!」
白野威は、離れると狼の姿に戻り、座布団の上に寝始めた。
「さて買い物やら行ってくるか!!」
白野威からのポカポカ供給もあり、これは、動くしかない。
友美は、そう思い、立ち上がると買い物へと出かけていったのであった。
「白野威ふわふわ……ぽかぽか……」
友美は、今動きたくなかった。
寒い冬の師走。やらなければならないこともあるが、動きたくない時もある。
炬燵にはいり、白野威を抱き締めるのが友美の冬の楽しみの一つだったりする。
友美に抱き締められ身動きのとれない白野威は、耳を下げあきれた顔をしていた。
「友美もういい??」
「なんで!!??」
「炬燵あったら私要らないだろ!!??」
友美は、寂しそうな顔をするという。
「炬燵の温さと白野威の温さは、違うの!! 白野威は、こう……なんというか……太陽の温もりなの!!」
そりゃ太陽の神なのだから、日溜まりの暖かさだろうと白野威は、思っていた。
毎年ながら友美にくっつかれる時期が来ると冬が来たなと白野威は、思う。
今年またこれが始まり、気づけば友美がくっついている日々だ。
白野威は、後ろ足をバタつかせ、身体を起こした。
「もふもふが……」
「私だって動きたいのさ」
白野威は、そういうと切ない目をしている友美を放置し、お気に入りの座布団の上に座った。
「……意地悪」
「少し身体を動かしたら??」
そうすれば温くなる。白野威は、そう思いいうと、友美は、めんどくさそうな顔に。
「寒いからいや」
こりゃ炬燵から引きずり出すのが難しい。
「なら家で暴れたらいいじゃん!!」
「ご近所迷惑になるから嫌よ」
しかしこのまま炬燵に入っとくわけにもいかない。
友美は、しかたがないと炬燵からでると、身震いした。
「寒い……」
暖房をけちるのは、よくないなと思いながら、キッチンに。
「光が確か……いちご大福作ってたような……」
冷蔵庫を開けると、いちご大福の皿が。
友美は、皿から二つだけいちご大福を取ると、小皿に移し、湯を沸かしてお茶をいれた。
「温かいのみものに限る!!」
湯のみと小皿をもち、リビングに戻るとまた、炬燵に入り、友美は、いちご大福を食べ始めた。
「食のためなら炬燵から出るんだ……」
「そりゃ食の為ですから!!」
本当に友美は、食べることが好きだ。白野威は、美味しそうにいちご大福を食べる友美をみた。
「白野威食べる??」
白野威は、頷くと、最後のいちご大福を白野威の前においた。
「美味しい」
「それは、よかったわ」
なんやかんなで白野威も食で動くところがある。
嬉しそうにいちご大福を食べている白野威を見ているとどこかほっこりしてくる。
友美は、目を細め白野威を見ていると、次の瞬間頭に何か触れた。
「そんなに見なくていいつうのー」
感覚からして人の手だ。
友美は、少し驚いたかおをする。
「白野威が本来の姿に!?」
恥ずかしそうに白野威は、視線をそらすという。
「こっちの方が撫でやすいのさ!!」
友美は、確かにと思っていたとき、白野威に抱き締められた。
「これで動ける??」
ポカポカな白野威に友美は、微笑むと言った。
「ありがとう。動けると思う!!」
白野威は、離れると狼の姿に戻り、座布団の上に寝始めた。
「さて買い物やら行ってくるか!!」
白野威からのポカポカ供給もあり、これは、動くしかない。
友美は、そう思い、立ち上がると買い物へと出かけていったのであった。