光明ノ神子

 ふとSNSを友美は、見ていたとき驚いた顔をしていた。
「友美どうしました??」
 遊びに来ていたユニがそんな友美を不思議そうに見るなか、友美は、いう。
「世の中の奥さんのなかには、旦那の服と自分と子供の服を分けて洗う人がいるの??」
 友美は、スマホを友美に見せると彼女は、困ったように笑った。
「みたいですね……」
「ユニの所は、分けてる??」
「分けてませんよ。それに……ソーマ和服だから一番洗濯物少ないかも……」
 年がら年中なぜか和服しか機会男。それがソーマだ。
 友美は、確かにと思いながら遠い目をしていた。
「ちなみにポリの着物??」
「いえ……木綿が多いかと……あと絹とか……」
「なるほど」
「とりあえず毎日では、ありませんし……着物は、分けた方がいいと……ソーマが自分で着物は、洗ってます」
 友美は、友人を少し見直した。全て妻に任せるわけでは、ないんだなと。
「ちなみに友美ところは??」
「分ける理由がないから同じよ」
「ですよね」
 例えば、ひどい油汚れや、子供が幼い、等の理由があれば分けるのも分かる。しかしあの投稿からはら分ける理由は、微塵も感じなかった。
「まさかやろうが臭いから??」
「まぁその分の殺菌消毒を考えたらありえるかも……」
 しかしそれだけで分けるかは、不明である。
「なかなか難しい事案……」
「そこまでのことは、ないですよ!?」
 ユニは、そういうが、友美からすれば不思議で難しいことなのだ。
「まさか生理的??」
「たぶん仕事柄分けた方がいい方以外は、そうかと……」
 友美は、驚いた顔をすると呟いた。
「性的関係持っておいて、生理的に無理だから洗濯物分けるって……なかなかやね……」
 ユニは、苦笑いを浮かべるしかできなかった。そこまでいくには、色々あったんだろうと思いながら。
 友美には、分からないことがこの世には、色々ある。これもまたその一つだが、なかなかシビアな話だろう。
「友美絶対に他の方にこんな話をしては、駄目ですからね!?」
 友美は、頷くが、やはりどこか物言いたげだ。
「夫婦って色々あるんですから!! 分かりましたね!?」
 友美は、ユニの意見にも確かにとおもい、頷く。
「分かったわよ……なかなか夫婦って難しいわね……」
「難しいです!! だから色々問題がここるんです!!」
 色々問題とは、どういうものだろうかと友美は、思ったが、考えるのをやめた。
 たぶん自分には、検討もつかないことが溢れていると思ったからだ。
「光がどれだけ素敵かなんとなく分かった気がする……」
「光先生は、世間だと超高級物件……」
 あれだけできた夫なら誰しも欲しいと思うだろう。
「ソーマもだよねー」
「それは……そうかと」
 ユニの反応をみながら、友美は、ソーマもまたいい夫なのだろうと思った。
「幸せに感謝」
「ですね」
 二人は、そういうとお茶をのみ、染々とうちの夫最高と思うのであった。

 
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