光明ノ神子
朝晩の冷えが厳しくなり、友美は、炬燵に入りながら、手を擦り合わせていた。
「友美どうしたんだ??」
「冷えるなぁーと」
女性は、男性よりも冷えを感じやすい。筋肉量の多さの関係もあり、筋肉量の少ない女性は、ホルモンの乱れもあり、男性に比べ冷えを感じる。
光は、どうしたものかと考える。
「光……」
「なに??」
友美は、溜め息をつくといった。
「確かに冷えると言ったけど……」
「うん」
「だからって光がくっつくことある!?」
考えた結果光は、友美を抱きしめることにした。 しかし友美は、不満らしい。
光は、友美を膝に乗せ考える。
「床暖も炬燵も出してるし、なら後は、これしかないと!!」
「カイロや湯タンポがあるでしょう……」
友美は、思わず突っ込むと光は、少ししょぼんとした。
「湯タンポやカイロに負けた……」
「負けてないから。あと光しんどくないの?? 私重いわよ??」
光は、微笑むといった。
「友美重くないよー」
「平均体重あるのに!?」
「世の中の女性が痩せすぎなんだ」
友美は、そうだろうかと考えていた。しかしBMY18.5から24.9が医学的には、いいとされているが、最近の女性は、18.4以下が多く、痩せ方の人が多いという。
「光が言うんだからそうなんや……」
しみじみという友美に光は、微笑む。
「肥りすぎも困ったもんだが、痩せすぎも問題なんだ。免疫も落ちるし……最悪寝たきり、声すら出せなくなる」
「えっ……」
「シンデレ体重なんてもうもってのほか!!」
「そうなのや……」
思わず方言がでている友美に光は、可愛いと思いながらも頷いた。
「ということで、友美は、そのまま!!」
「えぇ……」
肥るつもりも痩せるつもりも友美は、ないのでとりあえず頷いといた。
「それよりもこの冷えよ!!」
「生姜湯飲む??」
「却下!!」
「ならジンジャーブレッド……」
「NO!!」
ここまで拒否されるとは。光は、眉を下げた。
「なら俺??」
なんとなく言ってみると友美は、しばらく考えた後、光に抱きついた。
「5つ星ホテルも認めるシトラスの香り……」
「柔軟剤の香りと言えばいいと思うけど……」
「深く突っ込まないで」
「分かったよ」
友美が光の温もりと香りを堪能するなか、光は、優しく友美の頭を撫でた。
「光温いけど……抱き心地は、いまいち……」
友美は、そういうと光から離れたが、光は、友美の言葉にショックを受ける。
「え??」
これは、肥れと言うことかと光は、思ってしまったが、友美が次に白野威にへばりついているのを見るとそういう考えも収まった。
「これこれ……もふもふ……ぽかぽか……」
突然友美に抱きつかれ、白野威は、驚いたが、すぐに尻尾を振り、友美の好きにさせた。
「この時期かー」
「そうその時期だ白野威」
毎年こうして抱きしめられると、嫌でもなれてくる。
白野威は、優しげに微笑むと友美に言った。
「少しは、温もった??」
「うん……」
友美は、白野威から離れると、たちあがる。
「クッキー持ってくる」
「クッキー??」
「光昼間に作ったのさ友美が」
光は、瞳を煌めかすと、友美は、そんな光を見て微笑むとキッチンに。
ココアでも一緒にいれようか。友美は、したくをし、ふと、カウンター越しにリビングを見る。
嬉しくて、揺れている光に思わず笑ってしまった。
「本当に可愛い」
光は、本当に心も暖かくしてくれる存在だ。
ココアをいれ、友美は、クッキーとマグカップを3つお盆にのせると、リビングに。
「はいクッキーとココア」
炬燵の上に置くと、白野威は、礼をいいさっさとココアを飲みだしたが、光は、違った。
「ココア……」
なんだろうこの反応要らなかったのだろうか。
友美は、少し不安になる。
「光要らなかった??」
素直に聞くと、光は、首を振る。
「……友美の淹れてくれたココア……飲むのに惜しい代物……」
友美は、呆れた顔をする。
「飲んで!!」
「わかってるよ……」
光は、残念そうにココアを飲む。
「美味しい」
「ならよし!!」
クッキーもどこか名残惜しそうに光は、食べる。
「クッキーですぐなくなるよな……」
「……そりゃ食べるために作ってるんだから!!」
「だとしてもだ……」
普通ここまで切なくクッキーを食べるだろうか。いや食べないだろう。
友美は、クッキーを食べながら、光を見ていると、光は、クッキーを食べ終えると時計を見る。
「これ以上は、肥る……」
「よくいうわ。ケーキ何時も食べてるのに」
光は、体をビクッとさせると、なんともいえない顔をし友美を見ていた。
「ばらさないで!?」
「隠し事してないのに、何をばらさないでよ」
友美は、ココアを飲み終えると立ち上がる。
「とりあえず光は、もう食べないらしいから白野威マドレーヌ一緒に食べよう」
「マドレーヌ!!」
「なに!?」
光は、悲しげな顔をすると友美の服の袖を掴む。
「食べたいです……」
「あら肥るのに??」
「その分動く!!」
友美は、楽しげに笑うと、マドレーヌをキッチンに取りに行き、持ってきた。
炬燵の上にマドレーヌの乗った皿を置くと、真っ先に光がマドレーヌをとり、食べた。
「美味しい~幸せ~」
「はや!!」
白野威の突っ込みなど気にせずに、光は、マドレーヌを食べる。そして食べ終えると満足げに隣に座っている友美を抱きしめた。
「ありがとうー」
「それは、よかったわ」
ぬくぬくの光に友美は、少しくらいいいだろうと、体をくっつけた。
「友美……」
光は、目を細めるとさらにぎゅっと抱きしめた。
「ぬくい??」
「うん!!」
笑う友美を見ていると心がほっこりとする。
光は、やはり冬は、いいなと思いながら、友美を堪能するのだった。
冬だからこそ、友美からくっついてきてくれることを利用して。
「友美どうしたんだ??」
「冷えるなぁーと」
女性は、男性よりも冷えを感じやすい。筋肉量の多さの関係もあり、筋肉量の少ない女性は、ホルモンの乱れもあり、男性に比べ冷えを感じる。
光は、どうしたものかと考える。
「光……」
「なに??」
友美は、溜め息をつくといった。
「確かに冷えると言ったけど……」
「うん」
「だからって光がくっつくことある!?」
考えた結果光は、友美を抱きしめることにした。 しかし友美は、不満らしい。
光は、友美を膝に乗せ考える。
「床暖も炬燵も出してるし、なら後は、これしかないと!!」
「カイロや湯タンポがあるでしょう……」
友美は、思わず突っ込むと光は、少ししょぼんとした。
「湯タンポやカイロに負けた……」
「負けてないから。あと光しんどくないの?? 私重いわよ??」
光は、微笑むといった。
「友美重くないよー」
「平均体重あるのに!?」
「世の中の女性が痩せすぎなんだ」
友美は、そうだろうかと考えていた。しかしBMY18.5から24.9が医学的には、いいとされているが、最近の女性は、18.4以下が多く、痩せ方の人が多いという。
「光が言うんだからそうなんや……」
しみじみという友美に光は、微笑む。
「肥りすぎも困ったもんだが、痩せすぎも問題なんだ。免疫も落ちるし……最悪寝たきり、声すら出せなくなる」
「えっ……」
「シンデレ体重なんてもうもってのほか!!」
「そうなのや……」
思わず方言がでている友美に光は、可愛いと思いながらも頷いた。
「ということで、友美は、そのまま!!」
「えぇ……」
肥るつもりも痩せるつもりも友美は、ないのでとりあえず頷いといた。
「それよりもこの冷えよ!!」
「生姜湯飲む??」
「却下!!」
「ならジンジャーブレッド……」
「NO!!」
ここまで拒否されるとは。光は、眉を下げた。
「なら俺??」
なんとなく言ってみると友美は、しばらく考えた後、光に抱きついた。
「5つ星ホテルも認めるシトラスの香り……」
「柔軟剤の香りと言えばいいと思うけど……」
「深く突っ込まないで」
「分かったよ」
友美が光の温もりと香りを堪能するなか、光は、優しく友美の頭を撫でた。
「光温いけど……抱き心地は、いまいち……」
友美は、そういうと光から離れたが、光は、友美の言葉にショックを受ける。
「え??」
これは、肥れと言うことかと光は、思ってしまったが、友美が次に白野威にへばりついているのを見るとそういう考えも収まった。
「これこれ……もふもふ……ぽかぽか……」
突然友美に抱きつかれ、白野威は、驚いたが、すぐに尻尾を振り、友美の好きにさせた。
「この時期かー」
「そうその時期だ白野威」
毎年こうして抱きしめられると、嫌でもなれてくる。
白野威は、優しげに微笑むと友美に言った。
「少しは、温もった??」
「うん……」
友美は、白野威から離れると、たちあがる。
「クッキー持ってくる」
「クッキー??」
「光昼間に作ったのさ友美が」
光は、瞳を煌めかすと、友美は、そんな光を見て微笑むとキッチンに。
ココアでも一緒にいれようか。友美は、したくをし、ふと、カウンター越しにリビングを見る。
嬉しくて、揺れている光に思わず笑ってしまった。
「本当に可愛い」
光は、本当に心も暖かくしてくれる存在だ。
ココアをいれ、友美は、クッキーとマグカップを3つお盆にのせると、リビングに。
「はいクッキーとココア」
炬燵の上に置くと、白野威は、礼をいいさっさとココアを飲みだしたが、光は、違った。
「ココア……」
なんだろうこの反応要らなかったのだろうか。
友美は、少し不安になる。
「光要らなかった??」
素直に聞くと、光は、首を振る。
「……友美の淹れてくれたココア……飲むのに惜しい代物……」
友美は、呆れた顔をする。
「飲んで!!」
「わかってるよ……」
光は、残念そうにココアを飲む。
「美味しい」
「ならよし!!」
クッキーもどこか名残惜しそうに光は、食べる。
「クッキーですぐなくなるよな……」
「……そりゃ食べるために作ってるんだから!!」
「だとしてもだ……」
普通ここまで切なくクッキーを食べるだろうか。いや食べないだろう。
友美は、クッキーを食べながら、光を見ていると、光は、クッキーを食べ終えると時計を見る。
「これ以上は、肥る……」
「よくいうわ。ケーキ何時も食べてるのに」
光は、体をビクッとさせると、なんともいえない顔をし友美を見ていた。
「ばらさないで!?」
「隠し事してないのに、何をばらさないでよ」
友美は、ココアを飲み終えると立ち上がる。
「とりあえず光は、もう食べないらしいから白野威マドレーヌ一緒に食べよう」
「マドレーヌ!!」
「なに!?」
光は、悲しげな顔をすると友美の服の袖を掴む。
「食べたいです……」
「あら肥るのに??」
「その分動く!!」
友美は、楽しげに笑うと、マドレーヌをキッチンに取りに行き、持ってきた。
炬燵の上にマドレーヌの乗った皿を置くと、真っ先に光がマドレーヌをとり、食べた。
「美味しい~幸せ~」
「はや!!」
白野威の突っ込みなど気にせずに、光は、マドレーヌを食べる。そして食べ終えると満足げに隣に座っている友美を抱きしめた。
「ありがとうー」
「それは、よかったわ」
ぬくぬくの光に友美は、少しくらいいいだろうと、体をくっつけた。
「友美……」
光は、目を細めるとさらにぎゅっと抱きしめた。
「ぬくい??」
「うん!!」
笑う友美を見ていると心がほっこりとする。
光は、やはり冬は、いいなと思いながら、友美を堪能するのだった。
冬だからこそ、友美からくっついてきてくれることを利用して。