光明ノ神子
友美は、顔をこわばらせていた。
「友美??」
夫の声などこ消えていない。友美がみているのは、体重計だ。
「増えてる!!!!!」
そう増えてしまっている。体重が。
友美は、その場でうなだれるが、数値をみた光は、そんな友美に言った。
「太ったって一キロじゃないか……人間一キロくらいなら変動するよ毎日」
「だとしてもよ!! 毎日光が美味しいご飯とお菓子を食べさせるから!!」
友美は、困ったと溜め息をついた。
「最近ブラが少しキツいと感じたからはかってみたらこれだなんて……」
「それ……」
光は、何か言いたげに友美の胸をみた。
「なに!?」
「先に謝っとくごめんなさい」
光は、そういうと続けた。
「単純に胸大きくなったんだろ」
友美は、唖然とし固まった。
太ったのならともかくそれ以外で胸が大きくなる原因なんてあまりないはずだ。
「確か……胸を大きくするには、乳腺を発達てさせる必要があって……」
「それで??」
「確かヨガ、マッサージ、筋トレ、生活習慣や睡眠の質なんかで胸のサイズが変わる場合があるんだ」
友美は、じっと光を凝視した。
「それまるっと光が原因じゃ!!」
「なんでそうなるんだ!!!??」
「だって光のお陰で、生活質凄くいいもの!! あとよく……夜伽で……」
最後だけ恥ずかしそうに友美は、いうと、光は、確かにと納得してしまった。
「確かに」
「どうしよう……ブラ高いのに……」
友美は、体重計から降りると、困った顔をしていた。
「ブラか……」
「そう。安くてもいいけど、さすがにブラは、いいものをと思うから……ナイトブラとかは、しないからまだいいけどするとなるとさらに予算が……」
そもそもしたところで光に取られるかと友美は、思った。
「光のエッチ」
何故か友美は、そう呟くと、体重計を片付け、和室にはいってしまった。
残された光は、困った顔をしていた。
「光どうしたのさ」
「白野威……」
友美と入れ違いにリビングにやってきた白野威に事の経緯を光は、話すと、白野威は、ニヤリと笑う。
「熱々~」
「そこは、認めるが……エッチって……これでも健全な男なんですが……」
それにそこまでいやらしくない。光は、そう思いながら白野威にこぼした。
「友美……胸の大きさ気にしてたんだな……」
「それは、違うでしょう」
「そうなのか??」
「あれは、ドケチ精神さ。下着買うのが嫌なだけのね」
光は、友美も人のこといえないと思った。光が服の値段をけちり出すと、そこは、いいものをと友美は、いうのに下着のことになると友美は、けちになる。
下着こそいいものを選ぶべきと光は、考えているため、どうすべきかと悩んだ。
「なるほど……」
「まぁ友美をランジェリーやらうってる店に連行すれば嫌でも買うんじゃないの??」
「それ凄くハードル高いぞ白野威」
たぶんこれは、光に連れていけと言っている。
女性の下着専門店に男が入るのは、いささか、場違いと言える。
「いっそうノーブラで過ごせば楽なのにねぇー」
白野威がそう言ったとき、和室からなんと座布団が飛んできた。
「そんなもん無理!!」
座布団は、白野威の頭にヒットし、白野威は、その場に倒れた。
「友美……」
「光お願い!! 私にパワーをちょうだい!!」
「パワー??」
「着いてきて!!」
光は、困った顔になると言う。
「無理」
「なんで!?」
「いくら妻の付き添いとは、言え、男が入れるか!! それこそ、変な目でみられる!!」
確かにそれは、困る。
友美は、溜め息をつくと言った。
「そうよね……」
「とりあえず友美、サイズをはかるのもありだと思うよ??」
友美は、こくりとうなづく。
「ひとまず、お店行くか……」
しかたがないと、友美は、さっそく翌日デパートに向かった。
翌日さっそく友美は、デパートに。女性の肌着を売っているエリアに着くと、とりあえず色々見てみた。
「光からナイトブラは買え!! って言われたけど……」
昨晩のことを思い出すと顔から火が出る。
顔を手でおおい、あわあわしていると店員の女性にこえをかけられた。
「どうされましたか??」
我に返り、友美は、微笑む。これは、チャンスだと。
「実は……」
サイズをはかり、あった下着がほしいと店員に伝えると、さっそく女性は、動いてくれた。
採寸しアドバイスも貰え、後は、選ぶだけ。
友美は、ここからは、自分でやるしかないと色々見て回るなか、どんどん顔が青くなる。
「高い……」
来る場所を間違えたような。しかし今あるのも使えるので追加と考える少しくらい値段を気にしなくてもいいだろう。
そう思ったとき、スマホの着信がなった。
「もしもし友美」
「光」
光からの連絡にどうしたのかと思ったとき、電話の向こうで明るい声が。
「今朝伝え忘れてごめん。軍資金財布に入れておいたから、好きなの選んで!!」
友美は、財布を取り出し確認すると驚いた顔に。
「二万円!!??」
「気にせずとなるとそのくらいかな?? と。女性の下着の値段に関しては、俺は、分からないから!!」
「ありがとう光」
「どういたしまして」
光は、そういうと通話切った。
友美は、困ったように笑うと思う。本当に私のことになると凄いんだからと思いながら。
「とりあえずナイトブラは、決まったからあとは、可愛いの選ぶぞ!!」
そこからは、値段を少しだけ気にしながら、友美は、下着を選ぶと会計をしそのエリアを後にした。
「光からの軍資金は、少し余ったし、ケーキ買って帰ろう」
光の好きなのパティスリーのケーキを友美は、買うと、帰宅した。
夜遅く友美は、本を読む光に話しかけた。
「光ありがとう。これお礼!!」
光の前にケーキと軍資金を置くと、光は、微笑む。
「お気に入り見つけられた??」
「うん」
嬉しそうに笑う友美に光は、目を細めた。
「よかった」
「ケーキも美味しいと思うわ」
光は、ケーキに目を落とすと、フォークを手に取り、一口すくうと、そのまま友美の口に持っていく。
「あーん」
「ありがとう」
友美は、ケーキを食べる。
「美味しい」
「それは、よかった!!」
光は、微笑むと、優しく友美の頭を撫でる。
「光」
「なに??」
「私を甘やかそうとしてるでしょう!?」
何故友美がそう思ったか、それは、光の手にクッキーの袋があったからだ。
「してるよ。だって甘やかしたいから!!」
無邪気な笑みを浮かべ光は、そういうとクッキーを袋を差し出す。
「一緒に食べよう!!」
「それは、いいけど……」
「珈琲いる??」
「貰う……」
光は、友美を抱き締めるとすぐに離れそして珈琲をいれにキッチンに。
その間まさか睡眠薬でももられるのだろうかと友美は、思っていた。
「はい友美」
「ありがとう」
珈琲のはいったマグカップを受け取ると、友美は、珈琲を飲む。
「普通ね」
「美味しくなかった??」
友美は、はっとし不安そうな光に首を降った。
「美味しいわよ。今のは、気にしないで」
思わず口に出てしまっただけである。
友美は、珈琲を飲みながら、もしかしたら疲れてるのかもしれないと思った。
「クッキー美味しい……甘みが身に染みる……」
「そっか」
やはりそのようだ。光の様子からして自分でも自覚してないだけど疲れている。そうとう。
友美は、クッキーを食べながら思った。甘えられるときには、いっぱい甘えてもいいかもと。
「光買ってきた……」
「やめとく」
下着を見るかと聞こうとしたとたん光に断られた。
「俺だって健全な男だぞ」
「分かったわよ。ふふふ」
友美は、楽しげに微笑むといった。
「でも気になるんだ??」
「そりゃそうだよ」
友美は、素直な夫に目を細めると思う。これは、これからの光の反応が楽しみだと。
「光可愛い」
不服な顔をする光をみて、友美は、楽しげに微笑む。これからの事を考えた。
「光これからハラハラしそうね」
「知りません」
この反応は、今から楽しみだ。
友美のそんな気持ちも露知らず、光は、一人頼むから過激なのだけは、選んでませんようにと思うのであった。
「友美??」
夫の声などこ消えていない。友美がみているのは、体重計だ。
「増えてる!!!!!」
そう増えてしまっている。体重が。
友美は、その場でうなだれるが、数値をみた光は、そんな友美に言った。
「太ったって一キロじゃないか……人間一キロくらいなら変動するよ毎日」
「だとしてもよ!! 毎日光が美味しいご飯とお菓子を食べさせるから!!」
友美は、困ったと溜め息をついた。
「最近ブラが少しキツいと感じたからはかってみたらこれだなんて……」
「それ……」
光は、何か言いたげに友美の胸をみた。
「なに!?」
「先に謝っとくごめんなさい」
光は、そういうと続けた。
「単純に胸大きくなったんだろ」
友美は、唖然とし固まった。
太ったのならともかくそれ以外で胸が大きくなる原因なんてあまりないはずだ。
「確か……胸を大きくするには、乳腺を発達てさせる必要があって……」
「それで??」
「確かヨガ、マッサージ、筋トレ、生活習慣や睡眠の質なんかで胸のサイズが変わる場合があるんだ」
友美は、じっと光を凝視した。
「それまるっと光が原因じゃ!!」
「なんでそうなるんだ!!!??」
「だって光のお陰で、生活質凄くいいもの!! あとよく……夜伽で……」
最後だけ恥ずかしそうに友美は、いうと、光は、確かにと納得してしまった。
「確かに」
「どうしよう……ブラ高いのに……」
友美は、体重計から降りると、困った顔をしていた。
「ブラか……」
「そう。安くてもいいけど、さすがにブラは、いいものをと思うから……ナイトブラとかは、しないからまだいいけどするとなるとさらに予算が……」
そもそもしたところで光に取られるかと友美は、思った。
「光のエッチ」
何故か友美は、そう呟くと、体重計を片付け、和室にはいってしまった。
残された光は、困った顔をしていた。
「光どうしたのさ」
「白野威……」
友美と入れ違いにリビングにやってきた白野威に事の経緯を光は、話すと、白野威は、ニヤリと笑う。
「熱々~」
「そこは、認めるが……エッチって……これでも健全な男なんですが……」
それにそこまでいやらしくない。光は、そう思いながら白野威にこぼした。
「友美……胸の大きさ気にしてたんだな……」
「それは、違うでしょう」
「そうなのか??」
「あれは、ドケチ精神さ。下着買うのが嫌なだけのね」
光は、友美も人のこといえないと思った。光が服の値段をけちり出すと、そこは、いいものをと友美は、いうのに下着のことになると友美は、けちになる。
下着こそいいものを選ぶべきと光は、考えているため、どうすべきかと悩んだ。
「なるほど……」
「まぁ友美をランジェリーやらうってる店に連行すれば嫌でも買うんじゃないの??」
「それ凄くハードル高いぞ白野威」
たぶんこれは、光に連れていけと言っている。
女性の下着専門店に男が入るのは、いささか、場違いと言える。
「いっそうノーブラで過ごせば楽なのにねぇー」
白野威がそう言ったとき、和室からなんと座布団が飛んできた。
「そんなもん無理!!」
座布団は、白野威の頭にヒットし、白野威は、その場に倒れた。
「友美……」
「光お願い!! 私にパワーをちょうだい!!」
「パワー??」
「着いてきて!!」
光は、困った顔になると言う。
「無理」
「なんで!?」
「いくら妻の付き添いとは、言え、男が入れるか!! それこそ、変な目でみられる!!」
確かにそれは、困る。
友美は、溜め息をつくと言った。
「そうよね……」
「とりあえず友美、サイズをはかるのもありだと思うよ??」
友美は、こくりとうなづく。
「ひとまず、お店行くか……」
しかたがないと、友美は、さっそく翌日デパートに向かった。
翌日さっそく友美は、デパートに。女性の肌着を売っているエリアに着くと、とりあえず色々見てみた。
「光からナイトブラは買え!! って言われたけど……」
昨晩のことを思い出すと顔から火が出る。
顔を手でおおい、あわあわしていると店員の女性にこえをかけられた。
「どうされましたか??」
我に返り、友美は、微笑む。これは、チャンスだと。
「実は……」
サイズをはかり、あった下着がほしいと店員に伝えると、さっそく女性は、動いてくれた。
採寸しアドバイスも貰え、後は、選ぶだけ。
友美は、ここからは、自分でやるしかないと色々見て回るなか、どんどん顔が青くなる。
「高い……」
来る場所を間違えたような。しかし今あるのも使えるので追加と考える少しくらい値段を気にしなくてもいいだろう。
そう思ったとき、スマホの着信がなった。
「もしもし友美」
「光」
光からの連絡にどうしたのかと思ったとき、電話の向こうで明るい声が。
「今朝伝え忘れてごめん。軍資金財布に入れておいたから、好きなの選んで!!」
友美は、財布を取り出し確認すると驚いた顔に。
「二万円!!??」
「気にせずとなるとそのくらいかな?? と。女性の下着の値段に関しては、俺は、分からないから!!」
「ありがとう光」
「どういたしまして」
光は、そういうと通話切った。
友美は、困ったように笑うと思う。本当に私のことになると凄いんだからと思いながら。
「とりあえずナイトブラは、決まったからあとは、可愛いの選ぶぞ!!」
そこからは、値段を少しだけ気にしながら、友美は、下着を選ぶと会計をしそのエリアを後にした。
「光からの軍資金は、少し余ったし、ケーキ買って帰ろう」
光の好きなのパティスリーのケーキを友美は、買うと、帰宅した。
夜遅く友美は、本を読む光に話しかけた。
「光ありがとう。これお礼!!」
光の前にケーキと軍資金を置くと、光は、微笑む。
「お気に入り見つけられた??」
「うん」
嬉しそうに笑う友美に光は、目を細めた。
「よかった」
「ケーキも美味しいと思うわ」
光は、ケーキに目を落とすと、フォークを手に取り、一口すくうと、そのまま友美の口に持っていく。
「あーん」
「ありがとう」
友美は、ケーキを食べる。
「美味しい」
「それは、よかった!!」
光は、微笑むと、優しく友美の頭を撫でる。
「光」
「なに??」
「私を甘やかそうとしてるでしょう!?」
何故友美がそう思ったか、それは、光の手にクッキーの袋があったからだ。
「してるよ。だって甘やかしたいから!!」
無邪気な笑みを浮かべ光は、そういうとクッキーを袋を差し出す。
「一緒に食べよう!!」
「それは、いいけど……」
「珈琲いる??」
「貰う……」
光は、友美を抱き締めるとすぐに離れそして珈琲をいれにキッチンに。
その間まさか睡眠薬でももられるのだろうかと友美は、思っていた。
「はい友美」
「ありがとう」
珈琲のはいったマグカップを受け取ると、友美は、珈琲を飲む。
「普通ね」
「美味しくなかった??」
友美は、はっとし不安そうな光に首を降った。
「美味しいわよ。今のは、気にしないで」
思わず口に出てしまっただけである。
友美は、珈琲を飲みながら、もしかしたら疲れてるのかもしれないと思った。
「クッキー美味しい……甘みが身に染みる……」
「そっか」
やはりそのようだ。光の様子からして自分でも自覚してないだけど疲れている。そうとう。
友美は、クッキーを食べながら思った。甘えられるときには、いっぱい甘えてもいいかもと。
「光買ってきた……」
「やめとく」
下着を見るかと聞こうとしたとたん光に断られた。
「俺だって健全な男だぞ」
「分かったわよ。ふふふ」
友美は、楽しげに微笑むといった。
「でも気になるんだ??」
「そりゃそうだよ」
友美は、素直な夫に目を細めると思う。これは、これからの光の反応が楽しみだと。
「光可愛い」
不服な顔をする光をみて、友美は、楽しげに微笑む。これからの事を考えた。
「光これからハラハラしそうね」
「知りません」
この反応は、今から楽しみだ。
友美のそんな気持ちも露知らず、光は、一人頼むから過激なのだけは、選んでませんようにと思うのであった。