光明ノ神子
「パパ動画サイト観ていい??」
テレビの前に座っている遊李は、リモコンをもち、和室へ入っていこうとした父に聞いた。
「テレビで??」
「うん!!」
そういえば、友美が何かしていたようなと光は、思い出しながら言った。
「いいよ」
「ありがとう!!」
さてさてどんなものを息子は、見るのは、洗濯物を光は、タンスにしまうと、本をもち、リビングに戻る。
慣れたてつにで、動画サイトをひらき、動画を探している息子のとなりに光は、座った。
「これこれ!!」
そして息子が選んだのは。
「アホウドリのライブカメラ!?」
「ニュージーランドのなんだけど、面白いんだ!!」
それは、アホウドリが生息する地域につけられたライブカメラであり、何時でも彼らの状態をみれるように配信してるものだった。
光は、思う。子供ってもう少し違うもの観ないのかと。
「遊李ーゲーム配信とか観ないの?? あとVTuberとか……」
遊李は、ため息をつくという。
「ゲーム配信で荒ぶってるやつなんてみないよ。それにVTuberもあの動きが不自然すぎて僕嫌い」
「そうなのか……でも同級生とかは、けっこう観てるんじゃ」
「みたいだけど、僕は、興味ない!! アホウドリの方が面白いよ!!」
面白いと言えるのだろうか。ひとまず、体験してみるべし。
光は、何気なくアホウドリを観ながら、本を読んでいた。
しばらく体験しわかったことがある。
「アホウドリ……動いてない……」
「パパ顔の向きは、変えてるよ」
「そういえば……」
「羽ばたこうとして……やめたねパパ……」
「……諦め早すぎないか!?」
アホウドリ。なんとも可哀想な名前だが、和名でなぜこのように呼ばれているか。それは、昔、アホウドリの楽園に人が踏みいったが、警戒心が薄くまったく逃げなかった。
撥水性のいい毛皮に目をつけられ、なおかつ逃げなかったアホウドリたちは、たちまち、乱獲され、姿を消した。
その警戒心の薄さそして、歩くのが下手で、逃げなかったその様子からアホウドリと名付けられてしまったのである。
「……こう観ると名前の由来が分かりやすいな……」
「でもパパ今は、別の読み方もあるんでしょう??」
「うん……オキノタユウって呼ばれてることもあるが……まだまだ知名度は、低いかな……」
それにまだ日本の学名を管轄している組織では、アホウドリのままだ。
「そう!! オキノタユウ!! でもアホウドリの方が通じるんだよねー」
遊李は、そういうと、アホウドリを嬉しそうにみていた。
アホウドリがあまりにも名前としてふさわしくないと、保護をしている方たちが、オキノタユウと名を変え、ひろめだしまだ、日が浅いと言える。
一度は、絶滅したと言われた、日本のアホウドリは、今では、復活を遂げることができたい。
ライブカメラにうつるニュージーランドのアホウドリたちも平和に暮らしている。
光は、こんなにのんきで、平和だからこそ、観ていて面白く、癒されるんだなとこのとき感じた。
「でもなんか……みお覚えあるんだよなぁ……この感じ……」
何気なく、光は、窓辺にあるクッションをみた。そして気づく。既存感は、これだったと。
人をダメにするといわれくらいにふわふわなクッションに埋もれる白銀の狼。そう白野威だ。
「……白野威も向き変えるくらいであまり動かないし、なにか取ろうとして、とれなかったら、すぐ諦めるし……これか……」
もしかするとアホウドリより白野威の方が面白いかもしれない。
そんな発見をしながら、彼は、息子を見て微笑むのであった。愛おしそうに、目を細めて。
テレビの前に座っている遊李は、リモコンをもち、和室へ入っていこうとした父に聞いた。
「テレビで??」
「うん!!」
そういえば、友美が何かしていたようなと光は、思い出しながら言った。
「いいよ」
「ありがとう!!」
さてさてどんなものを息子は、見るのは、洗濯物を光は、タンスにしまうと、本をもち、リビングに戻る。
慣れたてつにで、動画サイトをひらき、動画を探している息子のとなりに光は、座った。
「これこれ!!」
そして息子が選んだのは。
「アホウドリのライブカメラ!?」
「ニュージーランドのなんだけど、面白いんだ!!」
それは、アホウドリが生息する地域につけられたライブカメラであり、何時でも彼らの状態をみれるように配信してるものだった。
光は、思う。子供ってもう少し違うもの観ないのかと。
「遊李ーゲーム配信とか観ないの?? あとVTuberとか……」
遊李は、ため息をつくという。
「ゲーム配信で荒ぶってるやつなんてみないよ。それにVTuberもあの動きが不自然すぎて僕嫌い」
「そうなのか……でも同級生とかは、けっこう観てるんじゃ」
「みたいだけど、僕は、興味ない!! アホウドリの方が面白いよ!!」
面白いと言えるのだろうか。ひとまず、体験してみるべし。
光は、何気なくアホウドリを観ながら、本を読んでいた。
しばらく体験しわかったことがある。
「アホウドリ……動いてない……」
「パパ顔の向きは、変えてるよ」
「そういえば……」
「羽ばたこうとして……やめたねパパ……」
「……諦め早すぎないか!?」
アホウドリ。なんとも可哀想な名前だが、和名でなぜこのように呼ばれているか。それは、昔、アホウドリの楽園に人が踏みいったが、警戒心が薄くまったく逃げなかった。
撥水性のいい毛皮に目をつけられ、なおかつ逃げなかったアホウドリたちは、たちまち、乱獲され、姿を消した。
その警戒心の薄さそして、歩くのが下手で、逃げなかったその様子からアホウドリと名付けられてしまったのである。
「……こう観ると名前の由来が分かりやすいな……」
「でもパパ今は、別の読み方もあるんでしょう??」
「うん……オキノタユウって呼ばれてることもあるが……まだまだ知名度は、低いかな……」
それにまだ日本の学名を管轄している組織では、アホウドリのままだ。
「そう!! オキノタユウ!! でもアホウドリの方が通じるんだよねー」
遊李は、そういうと、アホウドリを嬉しそうにみていた。
アホウドリがあまりにも名前としてふさわしくないと、保護をしている方たちが、オキノタユウと名を変え、ひろめだしまだ、日が浅いと言える。
一度は、絶滅したと言われた、日本のアホウドリは、今では、復活を遂げることができたい。
ライブカメラにうつるニュージーランドのアホウドリたちも平和に暮らしている。
光は、こんなにのんきで、平和だからこそ、観ていて面白く、癒されるんだなとこのとき感じた。
「でもなんか……みお覚えあるんだよなぁ……この感じ……」
何気なく、光は、窓辺にあるクッションをみた。そして気づく。既存感は、これだったと。
人をダメにするといわれくらいにふわふわなクッションに埋もれる白銀の狼。そう白野威だ。
「……白野威も向き変えるくらいであまり動かないし、なにか取ろうとして、とれなかったら、すぐ諦めるし……これか……」
もしかするとアホウドリより白野威の方が面白いかもしれない。
そんな発見をしながら、彼は、息子を見て微笑むのであった。愛おしそうに、目を細めて。