光明ノ神子
本日は、母の日だ。
「お母さん!!」
「ママ!!」
朝からのんびりとテレビを友美は、観ていると、子供達がリビングにやって来た。
「お母さん何時もありがとう!!」
「これ僕たちから!!」
差し出された可愛らしい花束に友美は、首をかしげる。
「今日はなんの日だった??」
この反応は。子供達は、苦笑いを浮かべる。
「お母さん母の日!!」
友美は、榎麟に言われ、はっとした顔をした。
そういえば、今日は、母の日だったと。
「だから僕たちから……」
遊李は、そう言うと、友美は、微笑み、そして花束を受け取った。
「ありがとう!! すごく可愛いわ!!」
これは、ブリザードフラワーだろうか。とても可愛い。
「ねぇちょっと待ってて!!」
友美は、子供達にそう言うと、和室へ。そして戻ってくると、可愛らしい小袋を四人に渡した。
「お花のお礼よ!!」
「ママ開けてもいい??」
「もちろん柊麗」
四人は、袋を開けると、中から小さな犬のぬいぐるみが出てきた。
「ぬいぐるみ??」
「ママこれかったの??」
螢が首をかしげ、遊李は、気になり聞く。
友美は、恥ずかしそうに言う。
「ママが作ったの……変だったらごめんなさい!! 一応パパに教えてもらってやったんだけど……」
子供達は、驚く。見えない手作りに。
「お母さんクオリティー高!! ほんまに、なんでも出来るんやなぁ……」
「そんなことないわよ!! それに皆ぬいぐるみいっぱい持ってるし……」
子供達は、顔を見合わせると苦笑いを浮かべる。
「そもそもパパが作っては、持ってくるからだよ……」
遊李が遠い目をするなか、友美も同じような顔をしていた。
「正直パパからは、もういいけど、ママからは、別よ!!」
「せや」
「そうそう!!」
柊麗、榎麟、螢は、そう言うと、友美は、安心した顔に。
「ならよかったわ。本当にありがとうね!!」
さっそく花束を、友美は、リビングに飾り、それを見ていた子供達も嬉しそうに笑うなか、一人、廊下で光は、落ち込んでいた。
「ぬいぐるみ……もう要らないって……」
「光が作りすぎるからでしょう……」
「だって水郷作るの楽しいから!!」
こりゃ子供達に今度から作って渡すのは、少し控えなければ。
光は、そう思いながら、気を取り直し、リビングに。
「お父さんそれ……」
榎麟の呆気に取られた声色が聞こえるが、光は、とりあえず友美のところへ。
「友美何時もありがとう!!」
差し出された物を見て、友美は、唖然としていた。
さすが親子似ているが、光は、何時もスケールが大きすぎる。
友美は、受けてると、顔が見えなくなってしまった。
「ありがとう……」
「パパそれ……」
「遊李、カーネーション100本だ!!」
バラ100本なら聞いたことあるが、カーネーション100本の花束とは。
「光……嬉しいけどやりすぎ……」
「そうかな?? でも友美には、これでも足りないくらいだよ??」
十分すぎる。というより置場所がない。
友美にカメラを向け、ご機嫌よく愛する妻をとる光に、友美は、内心ため息をこぼす。
「とりあえずママ花瓶持ってくるわ!!」
「柊麗ありがとう。でも重いわ!!」
「大丈夫!!」
柊麗が花瓶を取りに行き、持ってきてくれた。
友美は、その花瓶にカーネーションを生けると、子供達がくれたブリザードフラワーの花束の隣においた。
「華やか!!」
「だね螢」
螢と遊李がそう言う。
「今年もありがとうね!! 皆!!」
「こちらこそ、何時もありがとう!!」
母の日とは、とても暖かな日であり、幸せなときとも言える。
友美達は、そう思いながら家族で笑うのであった。
幸せな空気に包まれながら。
「お母さん!!」
「ママ!!」
朝からのんびりとテレビを友美は、観ていると、子供達がリビングにやって来た。
「お母さん何時もありがとう!!」
「これ僕たちから!!」
差し出された可愛らしい花束に友美は、首をかしげる。
「今日はなんの日だった??」
この反応は。子供達は、苦笑いを浮かべる。
「お母さん母の日!!」
友美は、榎麟に言われ、はっとした顔をした。
そういえば、今日は、母の日だったと。
「だから僕たちから……」
遊李は、そう言うと、友美は、微笑み、そして花束を受け取った。
「ありがとう!! すごく可愛いわ!!」
これは、ブリザードフラワーだろうか。とても可愛い。
「ねぇちょっと待ってて!!」
友美は、子供達にそう言うと、和室へ。そして戻ってくると、可愛らしい小袋を四人に渡した。
「お花のお礼よ!!」
「ママ開けてもいい??」
「もちろん柊麗」
四人は、袋を開けると、中から小さな犬のぬいぐるみが出てきた。
「ぬいぐるみ??」
「ママこれかったの??」
螢が首をかしげ、遊李は、気になり聞く。
友美は、恥ずかしそうに言う。
「ママが作ったの……変だったらごめんなさい!! 一応パパに教えてもらってやったんだけど……」
子供達は、驚く。見えない手作りに。
「お母さんクオリティー高!! ほんまに、なんでも出来るんやなぁ……」
「そんなことないわよ!! それに皆ぬいぐるみいっぱい持ってるし……」
子供達は、顔を見合わせると苦笑いを浮かべる。
「そもそもパパが作っては、持ってくるからだよ……」
遊李が遠い目をするなか、友美も同じような顔をしていた。
「正直パパからは、もういいけど、ママからは、別よ!!」
「せや」
「そうそう!!」
柊麗、榎麟、螢は、そう言うと、友美は、安心した顔に。
「ならよかったわ。本当にありがとうね!!」
さっそく花束を、友美は、リビングに飾り、それを見ていた子供達も嬉しそうに笑うなか、一人、廊下で光は、落ち込んでいた。
「ぬいぐるみ……もう要らないって……」
「光が作りすぎるからでしょう……」
「だって水郷作るの楽しいから!!」
こりゃ子供達に今度から作って渡すのは、少し控えなければ。
光は、そう思いながら、気を取り直し、リビングに。
「お父さんそれ……」
榎麟の呆気に取られた声色が聞こえるが、光は、とりあえず友美のところへ。
「友美何時もありがとう!!」
差し出された物を見て、友美は、唖然としていた。
さすが親子似ているが、光は、何時もスケールが大きすぎる。
友美は、受けてると、顔が見えなくなってしまった。
「ありがとう……」
「パパそれ……」
「遊李、カーネーション100本だ!!」
バラ100本なら聞いたことあるが、カーネーション100本の花束とは。
「光……嬉しいけどやりすぎ……」
「そうかな?? でも友美には、これでも足りないくらいだよ??」
十分すぎる。というより置場所がない。
友美にカメラを向け、ご機嫌よく愛する妻をとる光に、友美は、内心ため息をこぼす。
「とりあえずママ花瓶持ってくるわ!!」
「柊麗ありがとう。でも重いわ!!」
「大丈夫!!」
柊麗が花瓶を取りに行き、持ってきてくれた。
友美は、その花瓶にカーネーションを生けると、子供達がくれたブリザードフラワーの花束の隣においた。
「華やか!!」
「だね螢」
螢と遊李がそう言う。
「今年もありがとうね!! 皆!!」
「こちらこそ、何時もありがとう!!」
母の日とは、とても暖かな日であり、幸せなときとも言える。
友美達は、そう思いながら家族で笑うのであった。
幸せな空気に包まれながら。