光明ノ神子
螢は、同級生たちの行動に困惑していた。
何故虐めるのだろう。動物を。
園庭に飛んできた鳩に向かい石を投げまくっていたのだ。
螢は、唖然としながら、どうしようかと必死に考える。
辺りを見渡し、建物の影に隠れると鳩に向かって念を飛ばした。
そのとたん鳩は、慌てなくなり、冷静に何かを判断し、飛んでいった。
「ちぇっ……逃げた!!」
「つまんないの~」
しらけたのか、同級生たちは、遊具で遊びだしたが、螢は、哀れなかおをし、同級生をみる。
「馬鹿は、死んでもなおらない……」
たぶんあいつらは、今ここで死んでもなにも変わらない。螢は、何となくそれがわかっていた。
夕方になり、お迎えの時間となっても、螢は、少し落ち込んでいた。
「螢くんお迎えが来たよー」
「うん」
先生に呼ばれ、園庭に出ると、友美が待っていた。
螢は、とぼとぼある来ながら、友美のところへ。
息子の異変に気づいた友美は、少し驚いた顔をしたがら優しく微笑み、螢の手を握った。
「螢帰ろっか!!」
「うん……」
幼稚園をで、友美は、螢をつれやって来たのは、近くの公園だった。
「お母さん帰らないの??」
「帰るけど、その前にお話ししよっか!!」
公園にあるベンチに友美は、座ると、螢も隣に座った。
「幼稚園で何かあったの??」
螢は、友美ならなんと言うだろうと思い話をする。
「幼稚園の子がね……いっぱい鳩に石投げてた……」
「あらま」
「お母さんおかしいよね??」
「おかしいわよ」
「なんであんなことやるの??」
友美は、少し考えると言った。
「それは、そういう役と生まれる前から決まってるからなの。あとは、前世でもやって来たとかねぇ……」
難しかったのか、螢は、難しい顔をしたまま固まっていた。
「螢ごめんなさい……」
「お母さんなら生まれる前から苛めてたってこと??」
「そういことよ」
「あと役ってもしかして、鳩が生まれる前に動物をいじめてたから、幼稚園の子に今いじめられてるってこと??」
「そうよ」
螢は、賢い。親が驚くほどに。
自分のなかで何かさらに気になることがあったのか、考えたのち、友美に聞いた。
「それって因果応報自業自得??」
「そうよ」
「なるほど。ならお母さん科学的には、なんで??」
そう来たか。友美は、光の事を思い出しながら話した。
「科学的!? ……お母さん、お父さんにいじめられてるとか……周りの人が驚くのが楽しくてやってるとか……そもそもそれをしちゃダメって知らないとか……心の病気だったり、脳のがんかぶっていうところの皮質が壊れててね、モノアミン酸化酵素A遺伝子が少しおかしくなってて、お母さんのお腹にいるときも、セロトニンをあびすぎて、生まれてからも精神安定性、鎮静効果がまったく効かなくなってるとかがあるの……」
難しい説明だが、これで理解できているのだろうか。
光ならもっと説明が上手いはずと思いながら、螢が赤子のときより、専門書ばかり読ませてた、光に少しばかり友美は、文句が言いたくなった。
「おー!!!」
螢は、瞳を煌めかせるが、友美は、それを見て、顔を青ざめる。
「螢お家に……」
「図書館いく!!」
「やっぱり……」
入ってしまった。本の虫スイッチが。こうなると、図書館に行かないと帰らないと螢は、言い出す。
「分かったわ」
友美は、微笑み言うと、螢は、笑うがすぐに暗い顔に。
「お母さん鳩を助けられない??」
「そうねぇ。ここは、危ないと教えれば、来なくなるとおもうわ。でも螢そこ園児には、言っちゃダメよ?? いじめるなって!! あとあと大変なことになるから」
「なんで??」
「力でその子をボコボコにしちゃうから」
螢は、納得してしまった。たしかにと。そしてその後、両親が相手の両親と色々もめることも想像できた。
「うん!!」
「お母さんとの約束よ!!」
「はーい!!」
こうして螢は、友美と約束をし、そこ後図書館に。
母の隣でいっぱい本を読むと、螢は、満足したのか、その後帰宅をした。
「螢が!?」
その夜友美は、螢との話を光にしていた。
珈琲を飲みながら、光は、驚く。
「そうなの。でと小さいときから動物に関して色々教えててよかったと改めて思ったわ」
白野威のおかげでもあるが。
友美の子供たちは、皆白野威と小さい頃から遊んでいる。そのお陰もあり、動物には、しては、いけないことを自然と学んでいる。
「白野威が体はってるからなぁ……」
ぐうぐういびきをかいている白野威を見て、光は、いう。
「でも光。なんで小さい頃から、難しいことばかり教えるのよ!!! 今日も大変だったんだから!!!」
光は、苦笑いを浮かべる。
「……それは、子供たちに聞いてほしい……なんで絵本より専門書に調味を示したのか……」
「だからって何故虐待したがるのか!! ってせつめいするのたいへんだったんだから……」
光は、自分が、帰ってきてからの螢のノーストップトークを思いだし困った顔をしていた。
「友美お疲れ様です」
「でも明日大丈夫かな……」
友美は、少し心配していた明日幼稚園で螢は、大丈夫かと。
「なら俺も迎えにいこうか」
「えっ!?」
「何かあったときのために」
たぶん大丈夫なきもするが。
友美は、微笑むと頷き、翌日二人は、時間を合わせ、螢を幼稚園に迎えにいった。
「お父さん!?」
「今日は、お二人でお迎えですね!!」
「はい先生」
教室から嬉しそうに出てきた螢の様子からして、大丈夫だったらしい。しかしその隣で、先生は、少し心配そうな顔をしていた。
「どうされたんですか??」
光は、声をかけると、先生は、話す。
「実は……園庭に雷が落ちて……園児が一人、雷にうたれたんです……」
友美と光は、唖然とする。想像よりも斜め上過ぎて。
「何時も園庭に鳩が来ていたんですが……その園児たちが、鳩に石を投げていたらしくて……私達も気づければよかったのですが……私達が見てるときは、していなくて……で今日も石を投げようとしたとき、雷が……」
こんな変なことできるのは、神しかいない。
友美と光は、目を合わせると言った。
「そうだったんですね」
「園長とその園児のクラスの担任は、今対応に追われています。もしかすると数日お休みをいただくかもしれません」
「分かりました」
二人は、頭を下げ、その後螢と共に幼稚園を後にした。
「光間違いなく……」
「雷神か水神の仕業だな……」
螢は、両親の会話を聞きながらいう。
「おじさんがね!! お母さんとお父さんに宜しくって言ってたよ!!」
「そうなの??」
友美は、脳裏にある神を思い出したが、彼が鳩を使役しているとは、聞いたことがない。
「あとはとを助けてくれてありがとう!!
って」
知らぬまに螢は、神の使いを助けていたらしい。
二人は、にっこり微笑む息子をみておもう。やはり自分達の子供だと。
「縁があるのねぇ……」
「そりゃ友美の子供だからなぁ」
「それを言うな、光もよ??」
「うんうん!!」
とりあえず息子が明るくなり何より、二人は、微笑みあうと、帰宅した我が子の楽しい話に耳を傾けながら。
何故虐めるのだろう。動物を。
園庭に飛んできた鳩に向かい石を投げまくっていたのだ。
螢は、唖然としながら、どうしようかと必死に考える。
辺りを見渡し、建物の影に隠れると鳩に向かって念を飛ばした。
そのとたん鳩は、慌てなくなり、冷静に何かを判断し、飛んでいった。
「ちぇっ……逃げた!!」
「つまんないの~」
しらけたのか、同級生たちは、遊具で遊びだしたが、螢は、哀れなかおをし、同級生をみる。
「馬鹿は、死んでもなおらない……」
たぶんあいつらは、今ここで死んでもなにも変わらない。螢は、何となくそれがわかっていた。
夕方になり、お迎えの時間となっても、螢は、少し落ち込んでいた。
「螢くんお迎えが来たよー」
「うん」
先生に呼ばれ、園庭に出ると、友美が待っていた。
螢は、とぼとぼある来ながら、友美のところへ。
息子の異変に気づいた友美は、少し驚いた顔をしたがら優しく微笑み、螢の手を握った。
「螢帰ろっか!!」
「うん……」
幼稚園をで、友美は、螢をつれやって来たのは、近くの公園だった。
「お母さん帰らないの??」
「帰るけど、その前にお話ししよっか!!」
公園にあるベンチに友美は、座ると、螢も隣に座った。
「幼稚園で何かあったの??」
螢は、友美ならなんと言うだろうと思い話をする。
「幼稚園の子がね……いっぱい鳩に石投げてた……」
「あらま」
「お母さんおかしいよね??」
「おかしいわよ」
「なんであんなことやるの??」
友美は、少し考えると言った。
「それは、そういう役と生まれる前から決まってるからなの。あとは、前世でもやって来たとかねぇ……」
難しかったのか、螢は、難しい顔をしたまま固まっていた。
「螢ごめんなさい……」
「お母さんなら生まれる前から苛めてたってこと??」
「そういことよ」
「あと役ってもしかして、鳩が生まれる前に動物をいじめてたから、幼稚園の子に今いじめられてるってこと??」
「そうよ」
螢は、賢い。親が驚くほどに。
自分のなかで何かさらに気になることがあったのか、考えたのち、友美に聞いた。
「それって因果応報自業自得??」
「そうよ」
「なるほど。ならお母さん科学的には、なんで??」
そう来たか。友美は、光の事を思い出しながら話した。
「科学的!? ……お母さん、お父さんにいじめられてるとか……周りの人が驚くのが楽しくてやってるとか……そもそもそれをしちゃダメって知らないとか……心の病気だったり、脳のがんかぶっていうところの皮質が壊れててね、モノアミン酸化酵素A遺伝子が少しおかしくなってて、お母さんのお腹にいるときも、セロトニンをあびすぎて、生まれてからも精神安定性、鎮静効果がまったく効かなくなってるとかがあるの……」
難しい説明だが、これで理解できているのだろうか。
光ならもっと説明が上手いはずと思いながら、螢が赤子のときより、専門書ばかり読ませてた、光に少しばかり友美は、文句が言いたくなった。
「おー!!!」
螢は、瞳を煌めかせるが、友美は、それを見て、顔を青ざめる。
「螢お家に……」
「図書館いく!!」
「やっぱり……」
入ってしまった。本の虫スイッチが。こうなると、図書館に行かないと帰らないと螢は、言い出す。
「分かったわ」
友美は、微笑み言うと、螢は、笑うがすぐに暗い顔に。
「お母さん鳩を助けられない??」
「そうねぇ。ここは、危ないと教えれば、来なくなるとおもうわ。でも螢そこ園児には、言っちゃダメよ?? いじめるなって!! あとあと大変なことになるから」
「なんで??」
「力でその子をボコボコにしちゃうから」
螢は、納得してしまった。たしかにと。そしてその後、両親が相手の両親と色々もめることも想像できた。
「うん!!」
「お母さんとの約束よ!!」
「はーい!!」
こうして螢は、友美と約束をし、そこ後図書館に。
母の隣でいっぱい本を読むと、螢は、満足したのか、その後帰宅をした。
「螢が!?」
その夜友美は、螢との話を光にしていた。
珈琲を飲みながら、光は、驚く。
「そうなの。でと小さいときから動物に関して色々教えててよかったと改めて思ったわ」
白野威のおかげでもあるが。
友美の子供たちは、皆白野威と小さい頃から遊んでいる。そのお陰もあり、動物には、しては、いけないことを自然と学んでいる。
「白野威が体はってるからなぁ……」
ぐうぐういびきをかいている白野威を見て、光は、いう。
「でも光。なんで小さい頃から、難しいことばかり教えるのよ!!! 今日も大変だったんだから!!!」
光は、苦笑いを浮かべる。
「……それは、子供たちに聞いてほしい……なんで絵本より専門書に調味を示したのか……」
「だからって何故虐待したがるのか!! ってせつめいするのたいへんだったんだから……」
光は、自分が、帰ってきてからの螢のノーストップトークを思いだし困った顔をしていた。
「友美お疲れ様です」
「でも明日大丈夫かな……」
友美は、少し心配していた明日幼稚園で螢は、大丈夫かと。
「なら俺も迎えにいこうか」
「えっ!?」
「何かあったときのために」
たぶん大丈夫なきもするが。
友美は、微笑むと頷き、翌日二人は、時間を合わせ、螢を幼稚園に迎えにいった。
「お父さん!?」
「今日は、お二人でお迎えですね!!」
「はい先生」
教室から嬉しそうに出てきた螢の様子からして、大丈夫だったらしい。しかしその隣で、先生は、少し心配そうな顔をしていた。
「どうされたんですか??」
光は、声をかけると、先生は、話す。
「実は……園庭に雷が落ちて……園児が一人、雷にうたれたんです……」
友美と光は、唖然とする。想像よりも斜め上過ぎて。
「何時も園庭に鳩が来ていたんですが……その園児たちが、鳩に石を投げていたらしくて……私達も気づければよかったのですが……私達が見てるときは、していなくて……で今日も石を投げようとしたとき、雷が……」
こんな変なことできるのは、神しかいない。
友美と光は、目を合わせると言った。
「そうだったんですね」
「園長とその園児のクラスの担任は、今対応に追われています。もしかすると数日お休みをいただくかもしれません」
「分かりました」
二人は、頭を下げ、その後螢と共に幼稚園を後にした。
「光間違いなく……」
「雷神か水神の仕業だな……」
螢は、両親の会話を聞きながらいう。
「おじさんがね!! お母さんとお父さんに宜しくって言ってたよ!!」
「そうなの??」
友美は、脳裏にある神を思い出したが、彼が鳩を使役しているとは、聞いたことがない。
「あとはとを助けてくれてありがとう!!
って」
知らぬまに螢は、神の使いを助けていたらしい。
二人は、にっこり微笑む息子をみておもう。やはり自分達の子供だと。
「縁があるのねぇ……」
「そりゃ友美の子供だからなぁ」
「それを言うな、光もよ??」
「うんうん!!」
とりあえず息子が明るくなり何より、二人は、微笑みあうと、帰宅した我が子の楽しい話に耳を傾けながら。