光明ノ神子

「もういやー!!!!!」
 友美は、叫んでいた。
「なんで周り彩雲国まみれ!? やれ死にかけてるだの、やれ連れてこれられだの、やれBLだの知るかー!!!!!!」
 なぜこうも毎日彩雲国案件が多いのか。もういやだ。友美は、そう思っていた。
「そりゃ作者がすきだから……それにこのシリーズも始まりは、そこからだし?」
「光だからといってもや!! もう分離してるのに!? しばらく彩雲国みたくない!!」
 友美は、そういうが、さっそく連絡が。
「友美天佑殿から……」
「行きたくない!!」
「わかった……」
 光は、天佑からの文に返信をすると苦笑いを浮かべた。こりゃしばらく行きたくないというだろう。
「なにか李絳攸じゃい!! BL多すぎやろ!!!」
「友美それは、その人の好きなものだし……」
「だからといってもや!! ほんまなんやねん!! まったく!!」
「関西弁になってる……」
 光は、さらに困った顔に。
「もう知らん」
 友美は、そういうとこたつに潜ってしまった。
「友美のやつそうとう嫌気さしてるね」
「だな」
 とりあえず光は、リビングを出ると友美の神子としての執務室へ。そして、ファイルを手に取り、中を見るとこれはと納得していた。
「こんなに彩雲国案件やってたらなぁ……晏樹対策に、宝剣のことやら、紅家案件に……仙人案件……こりゃ嫌気さすな。自分達でやれ!! となる」
 光は、ファイルを片付けると、リビングに戻った。
「光豚まん食べに帰るわ」
「実家に!?」
 友美は、炬燵から出てると思ったら鞄をもち光にいった。
「まぁそういうことかな」
 友美は、そういうと出かけようとしたが、光にてを掴まれた。
「俺もいく!!」
「なんで!? 一人で行けるよ!!」
「いいから!!」
 まさか光もついてくるなんて、友美は、しかたがないとおもい、さっそく関西でも美味しいと言われる豚まんの店いくと、豚まんをかい食べた。
「お母さんと子供たちのぶんもオッケーやね。あとじいちゃんたちのぶんも」
 肉まんをほうおばる友美に光は、可愛いと思った。
「光??」
「ご機嫌な友美は、可愛いと思っただけだよ」
「……ありがとう」
 とりあえずこれで一件落着。
 光は、友美の隣でそう思いながら肉まんを食べるのであった。  
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