宝物

白野威は困っていた。
「友美これどうにかして!!」
「白野威それは無理かも…頑張って。」
「嘘でしょ…重い…」
「ちらぬいあったかい!」
「白野威遊ぼー!」
「白野威筆調べ見せて!」
なんと白野威の上には榎麟、遊李
柊麗が乗っていたのだ。
「あんたたち早くどいて!!」
「やだー!!」
友美はさすがに白野威が可哀想と思い
「こら!榎麟遊李柊麗白野威から降りなさい!!」
三人は友美に怒られしぶしぶ白野威から降りた。
「ゴメン。」
「ごめんなさい。」
「ほんまゴメン白野威。」
「別に良いわよ。ただ三人いっぺんに乗るのはやめて。」
三人は頷いた。そこに絳攸が帰って来た。
「ただいま…」
「パパおかえり!」
「お父さんおかえり!」
三人が走ってきたそして
「パパ遊ぼー!」
「パパ肩車して!」
「お父さん本読んで!」
「いきなりなんだ!ちょと待った!!部屋に入らせろ!」
「やだーパパがやってくれるていうまで動かない!!」
「お父さんおねがい!!」
リビングにいた白野威は
「今度は絳攸が標的になったのね。」
「白野威標的って…せめて甘えたいとか言ってよ。」
その時玄関から、
「友美!!榎麟遊李柊麗をどうにかしてくれ!!中に入れないんだ!」
友美はこのときあることを思い付いた。
「ねぇ。白野威私いいこと思い付いた。」
白野威は絳攸のことが可哀想と思った。子供たちだけならともかく大きいのも加わろうとしているのだ。友美は玄関までいくと、
「絳攸~私も!!」
「友美待て!飛び付くな!お前らもだ!」
友美が絳攸に飛び付くと同時に子供たちも飛び付いた。
「パパー!!」
「お父さんー!!」
「うわぁぁぁー!!」
ドッス!!と大きな音が響いた。
「絳攸大丈夫?」
「パパ大丈夫?」
「お父さん!?」
「お前らも…早くどけ…重い…」
絳攸はこの四人を支えよとしたが支えきれず四人の下敷きになっていた。リビングでこれを見ていた白野威は
「本当あんなところ友美そっくりなんだから。」
その後三人は疲れて寝るまで絳攸に遊んでもらったのであった。
「三人とも疲れて寝ちゃたね。寝てると天使なんだけどなぁ~。」
友美は子供たちもの寝顔を見ながら微笑んだ。そのか顔はまさに母親の顔だった。
「はぁ…起きてると怪獣だがな。」
絳攸はお茶を啜りながら本を読んでいた。
「絳攸お疲れ様です。」
「あぁ…だが可愛いな。」
「そうだね。皆お父さん子だからね。私と遊ぶ時より本当楽しそうだったよ。」
絳攸は嬉しそうに微笑んだ。
「そうか?俺から見ればお母さん子だがな。」
「結局どちらも好きなのかな。」
「そうかもな…友美どうした?」
友美は絳攸にもたれかけた。
「今更ながら何だけどあの子達は私達の子供なんだな~て思ったの。」
「ありがとう…」
「えっ?何が?」
「友美…あの子達を産んでくれてありがとう…」
「絳攸こちらこそ…私とあの子達を合わせくれてありがとう。」
「何で俺は…」
「だって絳攸がいて私が居たからあの子達を授かったんだよ。だから。」
友美は本当に嬉しそうな顔をした。
「貴方に会えて良かった…」
「俺も友美に会えて良かった。」
二人はどちらからともなくキスをした。
「絳攸大好き…愛してる。」
「いきなりななんだ。」
「いいでしょ!もうせっかくの雰囲気壊さないでよ!」
「すまない…」
友美は絳攸から離れ和室に入っていき布団の中に入った。
「もう…相変わらずなんだから。」
リビングに取り残された絳攸はあることをすると決めて本を待って和室に行った。友美は寝ているように見えた。絳攸は本を机に置くと、行動に移した。友美は空気があ動いたことに気がついた。
「絳攸?どうしたの?」
友美はまさか自分の上に絳攸が居るとは思わなかった。絳攸はあまりこんなことをしないからだ。いつもは友美がやっている。
「えっ…とだな。すまない…」
絳攸は顔を赤くしながら友美を見下ろしていた。
「絳攸もしかして私欲しいの?」
「……違う」
「へ~じゃどいて欲しいだけど…」
その時だ絳攸ははらを決め、友美に口付けをした。その顔は先程より赤くなっていた。
「友美…その…いいか?」
「絳攸…たら素直に言ったらいいのに。良いよ。」
「友美……愛してる…」
友美は微笑むと絳攸は艶目いた笑みをした。そして二人は甘い夜を過ごした。
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