光明ノ神子
友美は、顔が広い。その広さは、異国の神にまで及ぶ。
「メジェドまたいる」
白野威は、テレビを観て喜ぶメジェドを観ながら、呟いた。
「天照~」
そしてこの声は、と白野威は、顔を青ざめふりかえるといた。
コロコロとした体に犬の頭のものが。
「久しぶり!!」
「……アヌビス!!??」
そうなんと、冥府の神アヌビスがいた。異国お出かけ用の姿で。
「なんでおる!?」
白野威は、跳び上がり、距離を取った。
「メジェドに、着いてきた!!」
「カジュアルー!!!!!」
理由が軽すぎた。
「エジプトの冥府の神がそれでいいのかーー!!??」
「天照も来るじゃん!! マリカに着いてきたって!!」
「そりゃ友美は、神子だからなー!!?? 私の!!!」
「なら僕が来てもいいでしょう??」
「理由になるかー!!!!」
そうまったっくもって理由になってない。
白野威は、だからエジプトの、神は、苦手だと思いながら、アヌビスを見ていた。
「白野威どうしたの??」
ひょっこりとキッチンから顔を出した友美。
白野威の毛の逆立ちようからして、やはり原因は、マイペースなエジプトの神達だろう。
「友美!! コイツら追い出せ!!!」
「白野威の結界でいけるでしょう??」
「色々めんどいから言ってるんだー!!!」
確かにめんどい。そして追い出したところで、すぐに戻ってくるのがメジェドとアヌビスだ。
「あはは……」
「なんで、コイツらいるのさ!!」
「とりあえず暇だから来たらしいけど……」
「なんつう理由!?」
白野威は、呆れ顔になるが、その後ろでは、アヌビスが白野威の尻尾で遊んでいた。
「遊ぶな!!」
「天照の尻尾ふわふわ~」
白野威は、とうとうアヌビスを咥えると、ぺいっと放り投げてしまった。
投げられたアヌビスは、そのまま座布団の上に落ちた。
「天照もう一回!!」
「なんでやねん!!」
本当にマイペースだ。
友美は、困ったように笑うと、クッキーを持ってリビングに。
炬燵の上に置くと、メジェドとアヌビスが跳ねる。
「マリカいい??」
「どうぞ」
「ありがとう!!」
メジェドとアヌビスは、嬉しそうにクッキーを食べ出したが、白野威は、気にくわなさそうだ。
「ラーにクレームいれてやる!!」
「でもそのラーにいつもスルーされてるわよね??」
「だとしてもだ!! ここで日本の神としての言っておかないと!! また友美を寄越せと言われかねないからな!?」
白野威がエジプトの神が苦手な理由としては、ラーが原因だったりする。
どうやら、ラーは、よく友美だけで遊びにこさせてほしいと、白野威に言うらしく、白野威は、それをスルーもしくは、拒否している。
色々嫌な予感がするようだ。
「なんで友美だけで行かせなきゃ駄目なのさ!! 私も行くからな!?」
「白野威たぶんラー何も企んでないと……」
「エジプトの神だぞ!? そんなことあるか!!!!」
「なんつう、偏見……」
友美は、メジェドとアヌビスを見て思う。もしラーがその気なら、自分なんて簡単に拐えそうだと。
「ラー様は、そんなつもりないよ!!」
アヌビスは、そういったのち、メジェドがいった。
「むしろマリカのファン!! だから貢ぎたくて呼んでる!! 自分が行くと、色々まずいだろうからって!!」
「貢ぎたくてって……一応最高神だろ!?」
「知らないー!!」
メジェドは、そういうと、クッキーを食べる。
「メジェドって口どこにあるのかしら……いつも知らぬまに消えてるけど」
「マリカにも秘密!!」
あの布の中の黒い深淵のなかだろうか。
「うーん不思議」
メジェドを見ながら、友美は、言うと、アヌビスがいう。
「マリカも不思議だよ??」
「そりゃね。それより今日は、遊びに来ただけ??」
アヌビスは、パピルスを友美に渡した。
「ヒエログリフか」
読んでみると、どうやら、薬剤のようだ。
「この薬草を探してる!! マリカなら知ってると思って!!」
着いてきたといっていたが、目的は、これのようだ。
「たぶん勇音なら持ってると思うわ」
「マリカ所に無い??」
「あるけれど必要最低限しかないから」
「そっか……」
「聞いてみるわね」
友美は、すぐに勇音に連絡した。
「あるの!?」
「えぇ。一応ですが、でもこれ、ミイラ作るのに使う薬草ですよ?? 友美ミイラでも作るんですか??」
「作らない作らない。アヌビスが要るって言うから」
勇音は、一瞬固まる。
「アヌビス?? まさか……エジプトの冥府の神ですか!!??」
「そう」
勇音は、驚きのあまり言葉がでなかった。
「分かりました……来てください……」
「ありがとう!!」
友美は、通話を切ると、アヌビスにいう。
「譲ってくれるって!!」
「やったー!!!」
アヌビスは、喜ぶ。
「白野威も着いてくる??」
「当たり前さ!!」
でないと何をするか分からないのがエジプトの神だ。
その後すぐに友美は、アヌビスとメジェドをつれ、勇音の所に。
勇音は、ちんまりとしたアヌビスとメジェドをみて、目が点になっていた。
「こんな……フォルム!?」
「どうやら、お出かけ用フォルムらしいわ」
「お出かけ用……」
日本神話の神は、基本よその国に行くときもそのままの姿だ。
勇音ならば人の姿のように。
その感覚で考えるとなかなかメジェドとアヌビスは、勇音からすれば理解できない姿なのだろう。
「……犬の頭に、人の体……確かにこの姿の方がいいかもしれません……」
としかいいようがない。何せそれを決めているのは、最高神であるラーなのだから。
「僕は、そのままだよ!!」
「メジェドは……まぁそうですね……」
死者の書のままの姿に驚くが、そもそもメジェドは、知名度が低い。なのでそう困らないのだろう。
日本以外では。
「友美日本でメジェドは、いいの?? この格好って……」
勇音が敬語を忘れるほどに今動揺していた。
珍しい光景に友美は、少し驚く。
「まぁいいと思うけど……」
「メジェドファン押し寄せそう……」
「確かに」
しかしそれをどうにかしそうなのがメジェドである。
「あの……貴女薬師の権能の神ですね??」
アヌビスは、勇音に聞くと、勇音は、悩ましそうな顔をした。
「一応……」
「なるほど」
「アヌビスのように複数の権能があると思ってください」
「分かりました」
アヌビスは、笑った。
「とりあえず薬草用意しますね……」
勇音は、そういうと奥へ。そして薬草を取りながら、思う。
エジプトの神ってマイペースだなと。
「マリカありがとう!!」
「いえいえ」
アヌビスは、ちょこんと座り、待っていたが、メジェドは、違った。
「ミイラだー」
「それ魚の干物!!」
店の物を触ろうとするので、白野威が必死に止めていた。
「お待たせしました」
勇音は、紙袋にいれ、持ってきた。
「そのお代は……」
「ならこれで!!」
アヌビスが出してきたのは、ミイラだった。
「……」
勇音は、固まる。
「用途としては、燃料か、顔料か薬剤かしら……」
友美は、真面目にいうが、勇音としては、要らない。
確かに江戸時代では、ミイラは、薬剤として使われていたが。
「ありがとうございます……」
確かに対価としては、釣り合う。だが勇音の顔は、固まったまま。
「ありがとう!!」
アヌビスは、嬉しそうに紙袋を抱えると、メジェドと頭を下げた。
「じゃ僕たちは、これで!!」
「じゃあねマリカ!!」
「またねアヌビス、メジェド!!」
「ありがとうございました」
メジェドとアヌビスは、帰っていたが、そと途端勇音が、顔を青ざめた。
「ミイラー!!!!!!」
「勇音もしかして苦手??」
友美は、首をかしげ聞いた。
「苦手です!! なんでこれを江戸の人が薬にしたのか謎すぎです!! そりゃプロポリスが取れますが!! それでも不気味悪すぎ!!」
「人魚の干物売ってる人がいう??」
「ミイラの方が気味が悪い!!!!!」
勇音は、ミイラの入った棺をしまう。
「とりあえずとっとと売り飛ばす!!」
「欲しがる者いるのね」
友美は、不思議そうにいうと、思う。こうして貴重な文献が消え、燃料や画材や薬剤にされていくんだなと。
「友美もうエジプトの神々は、いいです!!」
「アヌビスまた来ると思うけど……」
「友美そんな怖いこと言わないで!!!!」
どうやら日本の神には、エジプトの神は、強烈なようだ。
友美か、すればどちらも凄いが。
白野威と友美は、顔を見合わせ苦笑いを浮かべるのであった。
無事にアヌビス達の用事は、済んだが、今度は、勇音が大変なことになったなと思いながら。
「メジェドまたいる」
白野威は、テレビを観て喜ぶメジェドを観ながら、呟いた。
「天照~」
そしてこの声は、と白野威は、顔を青ざめふりかえるといた。
コロコロとした体に犬の頭のものが。
「久しぶり!!」
「……アヌビス!!??」
そうなんと、冥府の神アヌビスがいた。異国お出かけ用の姿で。
「なんでおる!?」
白野威は、跳び上がり、距離を取った。
「メジェドに、着いてきた!!」
「カジュアルー!!!!!」
理由が軽すぎた。
「エジプトの冥府の神がそれでいいのかーー!!??」
「天照も来るじゃん!! マリカに着いてきたって!!」
「そりゃ友美は、神子だからなー!!?? 私の!!!」
「なら僕が来てもいいでしょう??」
「理由になるかー!!!!」
そうまったっくもって理由になってない。
白野威は、だからエジプトの、神は、苦手だと思いながら、アヌビスを見ていた。
「白野威どうしたの??」
ひょっこりとキッチンから顔を出した友美。
白野威の毛の逆立ちようからして、やはり原因は、マイペースなエジプトの神達だろう。
「友美!! コイツら追い出せ!!!」
「白野威の結界でいけるでしょう??」
「色々めんどいから言ってるんだー!!!」
確かにめんどい。そして追い出したところで、すぐに戻ってくるのがメジェドとアヌビスだ。
「あはは……」
「なんで、コイツらいるのさ!!」
「とりあえず暇だから来たらしいけど……」
「なんつう理由!?」
白野威は、呆れ顔になるが、その後ろでは、アヌビスが白野威の尻尾で遊んでいた。
「遊ぶな!!」
「天照の尻尾ふわふわ~」
白野威は、とうとうアヌビスを咥えると、ぺいっと放り投げてしまった。
投げられたアヌビスは、そのまま座布団の上に落ちた。
「天照もう一回!!」
「なんでやねん!!」
本当にマイペースだ。
友美は、困ったように笑うと、クッキーを持ってリビングに。
炬燵の上に置くと、メジェドとアヌビスが跳ねる。
「マリカいい??」
「どうぞ」
「ありがとう!!」
メジェドとアヌビスは、嬉しそうにクッキーを食べ出したが、白野威は、気にくわなさそうだ。
「ラーにクレームいれてやる!!」
「でもそのラーにいつもスルーされてるわよね??」
「だとしてもだ!! ここで日本の神としての言っておかないと!! また友美を寄越せと言われかねないからな!?」
白野威がエジプトの神が苦手な理由としては、ラーが原因だったりする。
どうやら、ラーは、よく友美だけで遊びにこさせてほしいと、白野威に言うらしく、白野威は、それをスルーもしくは、拒否している。
色々嫌な予感がするようだ。
「なんで友美だけで行かせなきゃ駄目なのさ!! 私も行くからな!?」
「白野威たぶんラー何も企んでないと……」
「エジプトの神だぞ!? そんなことあるか!!!!」
「なんつう、偏見……」
友美は、メジェドとアヌビスを見て思う。もしラーがその気なら、自分なんて簡単に拐えそうだと。
「ラー様は、そんなつもりないよ!!」
アヌビスは、そういったのち、メジェドがいった。
「むしろマリカのファン!! だから貢ぎたくて呼んでる!! 自分が行くと、色々まずいだろうからって!!」
「貢ぎたくてって……一応最高神だろ!?」
「知らないー!!」
メジェドは、そういうと、クッキーを食べる。
「メジェドって口どこにあるのかしら……いつも知らぬまに消えてるけど」
「マリカにも秘密!!」
あの布の中の黒い深淵のなかだろうか。
「うーん不思議」
メジェドを見ながら、友美は、言うと、アヌビスがいう。
「マリカも不思議だよ??」
「そりゃね。それより今日は、遊びに来ただけ??」
アヌビスは、パピルスを友美に渡した。
「ヒエログリフか」
読んでみると、どうやら、薬剤のようだ。
「この薬草を探してる!! マリカなら知ってると思って!!」
着いてきたといっていたが、目的は、これのようだ。
「たぶん勇音なら持ってると思うわ」
「マリカ所に無い??」
「あるけれど必要最低限しかないから」
「そっか……」
「聞いてみるわね」
友美は、すぐに勇音に連絡した。
「あるの!?」
「えぇ。一応ですが、でもこれ、ミイラ作るのに使う薬草ですよ?? 友美ミイラでも作るんですか??」
「作らない作らない。アヌビスが要るって言うから」
勇音は、一瞬固まる。
「アヌビス?? まさか……エジプトの冥府の神ですか!!??」
「そう」
勇音は、驚きのあまり言葉がでなかった。
「分かりました……来てください……」
「ありがとう!!」
友美は、通話を切ると、アヌビスにいう。
「譲ってくれるって!!」
「やったー!!!」
アヌビスは、喜ぶ。
「白野威も着いてくる??」
「当たり前さ!!」
でないと何をするか分からないのがエジプトの神だ。
その後すぐに友美は、アヌビスとメジェドをつれ、勇音の所に。
勇音は、ちんまりとしたアヌビスとメジェドをみて、目が点になっていた。
「こんな……フォルム!?」
「どうやら、お出かけ用フォルムらしいわ」
「お出かけ用……」
日本神話の神は、基本よその国に行くときもそのままの姿だ。
勇音ならば人の姿のように。
その感覚で考えるとなかなかメジェドとアヌビスは、勇音からすれば理解できない姿なのだろう。
「……犬の頭に、人の体……確かにこの姿の方がいいかもしれません……」
としかいいようがない。何せそれを決めているのは、最高神であるラーなのだから。
「僕は、そのままだよ!!」
「メジェドは……まぁそうですね……」
死者の書のままの姿に驚くが、そもそもメジェドは、知名度が低い。なのでそう困らないのだろう。
日本以外では。
「友美日本でメジェドは、いいの?? この格好って……」
勇音が敬語を忘れるほどに今動揺していた。
珍しい光景に友美は、少し驚く。
「まぁいいと思うけど……」
「メジェドファン押し寄せそう……」
「確かに」
しかしそれをどうにかしそうなのがメジェドである。
「あの……貴女薬師の権能の神ですね??」
アヌビスは、勇音に聞くと、勇音は、悩ましそうな顔をした。
「一応……」
「なるほど」
「アヌビスのように複数の権能があると思ってください」
「分かりました」
アヌビスは、笑った。
「とりあえず薬草用意しますね……」
勇音は、そういうと奥へ。そして薬草を取りながら、思う。
エジプトの神ってマイペースだなと。
「マリカありがとう!!」
「いえいえ」
アヌビスは、ちょこんと座り、待っていたが、メジェドは、違った。
「ミイラだー」
「それ魚の干物!!」
店の物を触ろうとするので、白野威が必死に止めていた。
「お待たせしました」
勇音は、紙袋にいれ、持ってきた。
「そのお代は……」
「ならこれで!!」
アヌビスが出してきたのは、ミイラだった。
「……」
勇音は、固まる。
「用途としては、燃料か、顔料か薬剤かしら……」
友美は、真面目にいうが、勇音としては、要らない。
確かに江戸時代では、ミイラは、薬剤として使われていたが。
「ありがとうございます……」
確かに対価としては、釣り合う。だが勇音の顔は、固まったまま。
「ありがとう!!」
アヌビスは、嬉しそうに紙袋を抱えると、メジェドと頭を下げた。
「じゃ僕たちは、これで!!」
「じゃあねマリカ!!」
「またねアヌビス、メジェド!!」
「ありがとうございました」
メジェドとアヌビスは、帰っていたが、そと途端勇音が、顔を青ざめた。
「ミイラー!!!!!!」
「勇音もしかして苦手??」
友美は、首をかしげ聞いた。
「苦手です!! なんでこれを江戸の人が薬にしたのか謎すぎです!! そりゃプロポリスが取れますが!! それでも不気味悪すぎ!!」
「人魚の干物売ってる人がいう??」
「ミイラの方が気味が悪い!!!!!」
勇音は、ミイラの入った棺をしまう。
「とりあえずとっとと売り飛ばす!!」
「欲しがる者いるのね」
友美は、不思議そうにいうと、思う。こうして貴重な文献が消え、燃料や画材や薬剤にされていくんだなと。
「友美もうエジプトの神々は、いいです!!」
「アヌビスまた来ると思うけど……」
「友美そんな怖いこと言わないで!!!!」
どうやら日本の神には、エジプトの神は、強烈なようだ。
友美か、すればどちらも凄いが。
白野威と友美は、顔を見合わせ苦笑いを浮かべるのであった。
無事にアヌビス達の用事は、済んだが、今度は、勇音が大変なことになったなと思いながら。
