光明ノ神子

 朝朝食のしたくを、していた時の事。
「光おはよう~!!」
「おはよう……友美!!??」
 光は、開いた口が塞がらない。その理由は、友美の格好だ。
「どうだ!! 彼シャツ!!」
 光のワイシャツを着ていたからだ。しかも下は、なにも履かずに。
 顔をひきつりながら、光は、友美に近づく。
「友美さん下は……」
 友美は、自慢がにシャツの裾を持つと、なんと、めくった。
「うわぁ!!」
 思わず光は、手で目を隠す。
「履いてるわ!!」
 手をどけると、確かに友美は、履いていた。短パンを。
「もちろん上も!! ノースリーブだけど!!」
 友美は、そういうとどうだと胸を張るが、光としては、ほっとできた。
「喜ぶと思ったけど違うわね」
 友美は、疑問に思いいうが、光としては、喜べるかと内心思っていた。
「子供達も起きてくるのに、喜べるか!!」
「何故??」
「俺も健全な男ですが!?」
 友美は、ニヤリと笑う。
「なら履いてなければ事を起こしていたと!?」
「……よからぬ欲は、出てたと思う。我慢できるだろうが」
 友美は、嬉しそうに笑った。
「そっか!!」
 そして満足げに微笑むと、和室へはいっていった。
 本当に朝からやめてくれと光は、心底思う。色々我慢できなくなりそうなので。
 光は、そのまま朝のようじを始め、しばらくすると友美が出てきた。何時もの服装で。
「光これならいい??」
「もちろん」
 友美は、光の所へ行くと、光に抱きついた。
「光~」
 今日は、朝から甘えたいモードのようだ。
 友美可愛いなと、光は、思いながら、抱き締め返した。
「なに??」
「ぬくぬく~」
 そういえば今朝少し冷える。光は、暖をとるために抱きつきに着たのかと少し悲しかったがそこは、友美は、自分だから、そうしてくれてると思うことにした。
「友美もぬくぬく~だよ」
「お互いにぬくぬくだね!!」
「そうだね」
 お互いに微笑むと、友美と光は、優しく口づけをした。
「光朝御飯作ろうか??」
「作るからいいよ」
「作らせてよ!!」
「友美は、美味しく食べてね!!」 
 光は、優しく友美を撫でると、微笑み、友美に口づけをした。
「もう!!」
 友美は、不満そうに光から離れる。
「とりあえず洗濯物干してくるわ」
「お願い!!」
 友美は、頷く、洗濯物をとりに、洗面所に。かごに洗濯物を入れると、友美は、そのままテラスに。
 爽やかな風が頬に触れ微笑む。
「もう秋ねぇ……」
 数年前まで秋は、もう少し長かったのに。今は、本の一瞬だ。
 洗濯物を干し、友美ふと下を見るとアマビエがのんびりと日向ぼっこをしていた。
「気持ちいいね!!」
 アマビエに話しかけると、アマビエは、頬を赤く染め、頷く。
 よし話しかけても隠れなくなったと友美は、内心喜んだ。
 以前は、すぐに逃げられたアマビエ。
 原因としては、アマビエが友美に憧れており、推しに話しかけられとしどろもどろになるオタクとなっていたからだ。
「え?? 何時もありがとう!! って??」
 アマビエは、頷く。
「こちらこそ!! アマビエのお陰で皆健康に過ごせてるもの!! ありがとう!!」
 友美は、微笑むと、アマビエは、友美の笑みに、心を撃ち抜かれ、小屋に戻ってしまった。
「まだ耐性低かったのね……」
 友美は、そう呟くと洗濯物を干し終え、中に。
「白野威」
 床に落ちていた白野威に友美は、声をかけるの、かごをはしにおき、白野威にくっつく。
「もふもふ~なにより、お日様のかおり~」
「何時もと同じだろ??」
「何時もと一緒でもいいの!! 特別だもの!!」
 友美じゃなければ白野威は、はやくどけというが、友美だからかそう言うことは、いわず、友美が白野威を堪能していても見ているだけ。
 光は、その様子をキッチンから見て目を細めた。
「秋だな……白野威をもふる友美が見れる時期になったなら……」
 光の秋の感じがたが独特だがこれもまたこの家の秋の風物詩といえる。
「光栗食べたい!!」
 出てした水郷に光は、微笑む。
「また栗ご飯でも作るよ」
「焼き栗も作って欲しいわ」
「分かったよ」
 これもまた秋の風物詩。
 光は、さてまた栗を買ってくるなと思いながら、朝食のしたくをした。
 子供達もリビングにやってきて皆で朝食を食べ、片付けた。
 その後友美は、子供達と光は、幼稚園、学校、仕事、出かけ、友美は、仕事をリビングで始めた。
 白野威は、あくびをすると立ち上がり、テラスに。
 鼻をクンクンと動かすと秋の匂いがする。
「コスモス……」
 そう呟くと白野威は、中に。
「友美ちょっと出かけてくる」
「分かったわ。お昼いる??」
「もちろん!!」
 白野威は、そう言うとテラスから空へと飛んだ。
 上空は、やはり夏に比べ寒いと思いながら、白野威は、あまかけ、ついたのは、羽月のナカツクニの畑だった。
 畑につくと、そのままコスモス畑へと降り立った。
「羽月には、摘んでいいって言われてるし、さっそく」
 一応羽月には、連絡し、白野威は、さっそくコスモスを摘むと、持ってきた籠に入れ、そして籠が一杯になるのまた、空へ。 
 家に着くと、玄関から鍵を開け、入り、足を拭く。
 中に入るとそのまま風呂場に行き、籠を置くと、納戸から花瓶を咥え、持ってきた。
 コスモスを、器用に前足を使い、生けると、そのまま花瓶を念力で浮かせ、リビングに。
「友美ただいまー」
「おかえり」
 なにやら、友美は、忙しそうだ。
 白野威は、和室へ入ると床の間にコスモスを飾った。
「いい感じ!!」
 そしてまた納戸へ行き、花瓶を咥えると風呂場に行き、生け、念力浮かせ、リビングに。そして花瓶を窓辺に置くと満足そうにコスモスを見ていた。
「白野威そのコスモス……」
「摘んできた。羽月の畑から」
 友美は、すごい行動力と思いながら、微笑む。
「ありがとう!! これでおうちの中も秋ね!!」
 本当に秋とは、いろんな感じかたがある。
 友美は、立ち上がると、キッチンに。そしてお昼ご飯を作り、出したのは、キノコのパスタだった。
「ある意味秋だね」
「キノコだからねー!!」
 いただきますと手を合わせ、食べる。
「塩コショウとニンニクうま」
「それは、よかったわ」
 白野威が美味しそうに食べているので友美もほっとひと安心。
 にしても自分で作ったわりには、美味しい。
「友美焼き芋~!!!」
「白野威後で買いに行きましょう」
「やったー!!!」
 これもまた、秋の風物詩だ。
 友美は、微笑むと、パスタを食べた。さてさて焼き芋でも殿品種を買おうかなと考えながら。
「私は、安穏芋か甘太君!!」 
「どちらも甘いのね……」
 白野威は、もう決まってそうだ。
 食事を終え、片付けると、友美と白野威は、スーパーへ出かけた。
 秋の風を感じそして、焼き芋を買いに行くのであった。
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