本日は、母の日だ。
「何時もありがとう！！」
「ありがとう！！」
　子供たちからカーネーションをもらい嬉しそうな友美。
　お礼にと友美は、本を子供たちにあげると、子供たちは、驚く。
「ママありがとう！！」
　遊李は、嬉しそうに微笑む。そして螢、榎麟もお礼を言い本を読み出した。
「ママこれ……」
「柊麗もしかして……嫌いなやつだった？？」
　柊麗は、首を横にふると興奮気味にいう。
「実験してもいいの！！？？」
「練習になるしね！！」
「ありがとう！！　なら早速！！」
　柊麗は、リビングを飛び出していき、なにやら嫌な予感がするとキッチンにいた光は、友美に聞いた。
「友美なにを……」
「錬金術の本よ」
「錬金術！！？？」
　光は、慌てて、リビングを飛び出し、しばらくするとこえが。
「ホムンクルスを作るなー！！！！」
「パパこれは、実験！！　出来れば凄い発明よ！？」
「だからっめ生命錬成は、いけません！！」
「蔦様は、春を司る神でもあるのよ！！　私の力を使えば……」
「使わないでくれ！！　頼むから！！」
　友美は、困ったように笑う。
「これは……動く植物とかできそうね……」
「ダンスするやつとかな」
「だね」
　榎麟と遊李がそう言ったとき、柊麗が逃げてきた。本をもって。
「パパゴンがくるー！！！！」
「柊麗待ちなさい！！」
　　光が柊麗を追いかけ、柊麗は、逃げる。そのようすをみながら、友美は、笑っていた。
「ふふふ」
　本当に楽しい素敵な家族。よかった。この家族に出会えて。
　友美は、そう思いながら、微笑む。幸せな顔をして。