光明ノ神子
雨の降る日夜は、何かと注意しないといけない。
光は、その日夕食を終え、片付けをしていた。
「さてこれで終わり……」
そう思い、ふと窓をみたとき、目があった。クマネズミと。
確かに都会には、ネズミも多い。田舎に比べ、人の生き物の距離が近いからだ。
時よりイタチを見かけることもあったが、光は、今までネズミは、見てこなかった。
「えっ??」
ネズミは、器用にさっしを登り、中に入れないかと探っている。
ネズミといえば、一閃を思い出すが、とりあえず夏音がネズミが好きという理由でネズミの姿でいる一閃すら凄い食欲。
確かに彼女のもとからの食欲のことを考えれば納得がいくが、それでもネズミの姿であれなら、本来のネズミの事も想像がつく。
もし室内にいれたら大変なことになるのは、容易に想像できた。
「パパネズミだわ!!」
そしてそこに襲来せしは、次女。興味をもったら最後、室内にいれようとすること間違いなしだ。
「柊麗見間違いだよ!?」
しかしネズミは、そんな来ないと窓ガラスをかきかきする。
「ネズミめ余計なことを……」
「雨の日だからかしら……」
柊麗は、窓辺にいくと、ガラスを叩くがネズミは、逃げもせず、そしらぬかおをして、入り口を探した。
「ネズミ……こうみると……尾っぽ長いな……」
「そうだね!!」
こうなったら、娘とネズミを監視するしかないと、光は、柊麗の隣にいることにした。
ネズミを興味津々で見ている柊麗。光は、やはり実物を見ること知ることの大切さを感じつつも、不安もあった。
「ネズミかわいい……」
柊麗は、呟くがそれだけだ。予想外の反応に光は、少し驚く。
「柊麗その……おうちの中に入れるとか言わないのか??」
「言わないわ。だってもし言ったら白野威発狂するもん!!」
白野威がと光は、驚くと、柊麗は、理由を言った。
「ネズミ嫌いなんだって!!」
「一閃は、いけるのに!?」
「そう!!」
確かに白野威が暴れたら大変なことになる。
今回ばかりは、グッジョブと光は、白野威に思った。
「それにネズミって汚いんでしょう??」
「雑菌まみれだからな」
ネズミは、体そしてその排出物まで雑菌まみれで、健康に悪い。
柊麗は、げっという顔をする。
「可愛いけど……うごくバイオテロだね……」
「だよな」
ネズミは、入れないと諦めると、何処かに去っていった。
「パパ雨の日って、ネズミ活発なのかしら」
「うーん違うかも」
「そっか」
柊麗は、そういうと、窓辺からはなれた。
「ネズミといえは、蛇か……」
水郷なら、ネズミをくわえそうだが、光は、想像するのをやめた。
「失礼なやらないわよ!!」
水郷に心をよまれていたらしい。
光は、水郷に頭をペチペチされた。
「ごめん」
「もう!!」
カエルを咥えるのだからネズミもと考えるのも普通な気がする。
光は、窓辺からは離れると、またキッチンに。
「とりあえず温くなってきてるから……きおつけないと」
でないと、ネズミが入ってくるかもしれない。
入ってきたら最後、家具の隙間に糞をされ、なおかつおいてある食材を食べられてしまう。そして白野威の大暴れも。
「水郷」
「なに??」
「白野威が大暴れしたらどうなるんだ??」
白野威と住んで十年以上だが、光は、白野威が大暴れしたことを見たことがない。
暴れたことがあったとしても家の中のものが散乱するくらい。
光の問いに水郷は、悩む。
「うーん私も見たことがないのよ」
「水郷も!?」
「ほら白野威様すぐにポックリ逝っちゃったし……」
確かにそうなると白野威が暴れるとどうなるのか誰も知らないことになる。
とうの本神は、今リビングには、いない。何処にいるのかと探してみると、和室でぐうぐうねていた。
「……水郷本当に神なのかな??」
思わず聞いてしまった。
「私も思うわよ。本当に神なのかって!!」
しかしこれが神なのである。とうとうへそ天で寝はじめた。
「うーん」
「暴れてもぎゃー!!! って騒ぐくらいかも??」
「しれないわね」
あくまでもよそうであるが。この時光は、もしかしたらとある可能性に気づいた。
「友美なら知ってるかも」
「確かに!!」
光は、リビングを出て、書庫に行くと、友美がいた。
「友美少しいい??」
本を読んでいた友美は、顔を上げると頷く。
「水郷まで珍しい」
「ちょっと気になることがあってね!!」
「気になること??」
光は、友美の向かいに座るとさっそく聞いた。
「白野威が暴れたところ見たことある??」
「白野威の??」
「そう!!」
友美は、う~んと腕を組み悩む。そしてあることを思い出した。
「そういえば、ネズミに雷落としてたけど」
光と水郷は、真顔になると顔を見合わせ唖然とした。
「えっ!!??」
「前に雨の日にネズミを見かけたときにね。こいつめ!! ってネズミ感電してたけど、どっかそのあと行ってしまったの」
それ絶対にポックリいってるやつと水郷は、思い、光は、それ逃げたなネズミとおもっていた。
「因みにほかは??」
「水郷そうねぇ……」
友美は、更に考える。長い沈黙がおち、そう言えばと友美は、思い出した。
「天照を投げ飛ばしてたわ」
「投げ飛ばしてた!!??」
光と水郷がハモるなか、友美は、頷く。
「天照があまりにも仕事いやー!!! って泣くから、ええ加減にしろー!!! って背負い投げして、技かけてたけど」
水郷は、天照気の毒にとおもったが、光は、それくらいやった方がいいなとおもった。
「後は……あまりにも蓮が五月蝿いと首根っこ咥えて、放り投げてたし……」
その後も白野威が怒ったエピソードは、出てきたが、どれも彼女らしいもので、家が壊れた等の話は、なかった。
「もしや白野威様……そこまでキレないのかしら……」
「ちょこちょこキレてるからこそ大惨事になってないんだろうな」
「だと思うわ。あともとから優しいし」
ぶっきらぼうだが優しいのが白野威だ。口では、めんどいといいつつ付き合ってくれたり、手伝ってくれたりもする。
「白野威様仕事させるのはやいしねぇ」
「なら高天ヶ原の仕事もあんなに貯まらないのか??」
「えぇ白野威様ならたぶん暇ーいいつつ天照よりはやく終わらせてるわ。だからあんなに忙しくならない」
能ある鷹は爪を隠すというが、白野威もか。と友美と光は、思っていた。
「天照頑張ってるのにね」
「友美まぁ……天照は、しっかりゆっくりやるタイプだから」
慌てるとろくなことが起きないと天照本神もいっているので。
「柊麗は、ならなぜあんなことを……」
「あーそれは、前に柊麗がはしゃぎすぎて、五月蝿い!! って白野威が柊麗に風を起こして、吹っ飛ばしたらかも」
「えっ!!??」
「でも吹っ飛ばしたといっても、風で柊麗おおってリビングから出したって感じ」
もしかしたらそれを柊麗は、大変なことになるといったのかもしれない。
光は、御転婆な次女に少し呆れながらも言った。
「さすがとしか言えない」
「まぁあの時白野威を質問攻めにしてたしねぇー」
友美は、本を閉じると立ち上がった。
「話は、これでいい??」
「ありがとう」
「なら私は、リビングでケーキ食べようー」
光は、ケーキという単語に反応した。
「ケーキ!!??」
「そうよ。光の分もあるわ」
「食べます」
「なら行こう!!」
友美と光は、リビングに戻ると、ケーキを食べるしたくしを、ケーキを食べた。
「美味しい~」
水郷の分ももちろんあり、水郷が食べているのを友美と光は、見ていた。
「まぁ問題解決してなにより」
「そうだな」
美味しいケーキに舌鼓をうちながら、今度は、お腹をかいている白野威を見て、二人は、微笑む。今回の雨の日は、平和そうでよかったと思いながら。
光は、その日夕食を終え、片付けをしていた。
「さてこれで終わり……」
そう思い、ふと窓をみたとき、目があった。クマネズミと。
確かに都会には、ネズミも多い。田舎に比べ、人の生き物の距離が近いからだ。
時よりイタチを見かけることもあったが、光は、今までネズミは、見てこなかった。
「えっ??」
ネズミは、器用にさっしを登り、中に入れないかと探っている。
ネズミといえば、一閃を思い出すが、とりあえず夏音がネズミが好きという理由でネズミの姿でいる一閃すら凄い食欲。
確かに彼女のもとからの食欲のことを考えれば納得がいくが、それでもネズミの姿であれなら、本来のネズミの事も想像がつく。
もし室内にいれたら大変なことになるのは、容易に想像できた。
「パパネズミだわ!!」
そしてそこに襲来せしは、次女。興味をもったら最後、室内にいれようとすること間違いなしだ。
「柊麗見間違いだよ!?」
しかしネズミは、そんな来ないと窓ガラスをかきかきする。
「ネズミめ余計なことを……」
「雨の日だからかしら……」
柊麗は、窓辺にいくと、ガラスを叩くがネズミは、逃げもせず、そしらぬかおをして、入り口を探した。
「ネズミ……こうみると……尾っぽ長いな……」
「そうだね!!」
こうなったら、娘とネズミを監視するしかないと、光は、柊麗の隣にいることにした。
ネズミを興味津々で見ている柊麗。光は、やはり実物を見ること知ることの大切さを感じつつも、不安もあった。
「ネズミかわいい……」
柊麗は、呟くがそれだけだ。予想外の反応に光は、少し驚く。
「柊麗その……おうちの中に入れるとか言わないのか??」
「言わないわ。だってもし言ったら白野威発狂するもん!!」
白野威がと光は、驚くと、柊麗は、理由を言った。
「ネズミ嫌いなんだって!!」
「一閃は、いけるのに!?」
「そう!!」
確かに白野威が暴れたら大変なことになる。
今回ばかりは、グッジョブと光は、白野威に思った。
「それにネズミって汚いんでしょう??」
「雑菌まみれだからな」
ネズミは、体そしてその排出物まで雑菌まみれで、健康に悪い。
柊麗は、げっという顔をする。
「可愛いけど……うごくバイオテロだね……」
「だよな」
ネズミは、入れないと諦めると、何処かに去っていった。
「パパ雨の日って、ネズミ活発なのかしら」
「うーん違うかも」
「そっか」
柊麗は、そういうと、窓辺からはなれた。
「ネズミといえは、蛇か……」
水郷なら、ネズミをくわえそうだが、光は、想像するのをやめた。
「失礼なやらないわよ!!」
水郷に心をよまれていたらしい。
光は、水郷に頭をペチペチされた。
「ごめん」
「もう!!」
カエルを咥えるのだからネズミもと考えるのも普通な気がする。
光は、窓辺からは離れると、またキッチンに。
「とりあえず温くなってきてるから……きおつけないと」
でないと、ネズミが入ってくるかもしれない。
入ってきたら最後、家具の隙間に糞をされ、なおかつおいてある食材を食べられてしまう。そして白野威の大暴れも。
「水郷」
「なに??」
「白野威が大暴れしたらどうなるんだ??」
白野威と住んで十年以上だが、光は、白野威が大暴れしたことを見たことがない。
暴れたことがあったとしても家の中のものが散乱するくらい。
光の問いに水郷は、悩む。
「うーん私も見たことがないのよ」
「水郷も!?」
「ほら白野威様すぐにポックリ逝っちゃったし……」
確かにそうなると白野威が暴れるとどうなるのか誰も知らないことになる。
とうの本神は、今リビングには、いない。何処にいるのかと探してみると、和室でぐうぐうねていた。
「……水郷本当に神なのかな??」
思わず聞いてしまった。
「私も思うわよ。本当に神なのかって!!」
しかしこれが神なのである。とうとうへそ天で寝はじめた。
「うーん」
「暴れてもぎゃー!!! って騒ぐくらいかも??」
「しれないわね」
あくまでもよそうであるが。この時光は、もしかしたらとある可能性に気づいた。
「友美なら知ってるかも」
「確かに!!」
光は、リビングを出て、書庫に行くと、友美がいた。
「友美少しいい??」
本を読んでいた友美は、顔を上げると頷く。
「水郷まで珍しい」
「ちょっと気になることがあってね!!」
「気になること??」
光は、友美の向かいに座るとさっそく聞いた。
「白野威が暴れたところ見たことある??」
「白野威の??」
「そう!!」
友美は、う~んと腕を組み悩む。そしてあることを思い出した。
「そういえば、ネズミに雷落としてたけど」
光と水郷は、真顔になると顔を見合わせ唖然とした。
「えっ!!??」
「前に雨の日にネズミを見かけたときにね。こいつめ!! ってネズミ感電してたけど、どっかそのあと行ってしまったの」
それ絶対にポックリいってるやつと水郷は、思い、光は、それ逃げたなネズミとおもっていた。
「因みにほかは??」
「水郷そうねぇ……」
友美は、更に考える。長い沈黙がおち、そう言えばと友美は、思い出した。
「天照を投げ飛ばしてたわ」
「投げ飛ばしてた!!??」
光と水郷がハモるなか、友美は、頷く。
「天照があまりにも仕事いやー!!! って泣くから、ええ加減にしろー!!! って背負い投げして、技かけてたけど」
水郷は、天照気の毒にとおもったが、光は、それくらいやった方がいいなとおもった。
「後は……あまりにも蓮が五月蝿いと首根っこ咥えて、放り投げてたし……」
その後も白野威が怒ったエピソードは、出てきたが、どれも彼女らしいもので、家が壊れた等の話は、なかった。
「もしや白野威様……そこまでキレないのかしら……」
「ちょこちょこキレてるからこそ大惨事になってないんだろうな」
「だと思うわ。あともとから優しいし」
ぶっきらぼうだが優しいのが白野威だ。口では、めんどいといいつつ付き合ってくれたり、手伝ってくれたりもする。
「白野威様仕事させるのはやいしねぇ」
「なら高天ヶ原の仕事もあんなに貯まらないのか??」
「えぇ白野威様ならたぶん暇ーいいつつ天照よりはやく終わらせてるわ。だからあんなに忙しくならない」
能ある鷹は爪を隠すというが、白野威もか。と友美と光は、思っていた。
「天照頑張ってるのにね」
「友美まぁ……天照は、しっかりゆっくりやるタイプだから」
慌てるとろくなことが起きないと天照本神もいっているので。
「柊麗は、ならなぜあんなことを……」
「あーそれは、前に柊麗がはしゃぎすぎて、五月蝿い!! って白野威が柊麗に風を起こして、吹っ飛ばしたらかも」
「えっ!!??」
「でも吹っ飛ばしたといっても、風で柊麗おおってリビングから出したって感じ」
もしかしたらそれを柊麗は、大変なことになるといったのかもしれない。
光は、御転婆な次女に少し呆れながらも言った。
「さすがとしか言えない」
「まぁあの時白野威を質問攻めにしてたしねぇー」
友美は、本を閉じると立ち上がった。
「話は、これでいい??」
「ありがとう」
「なら私は、リビングでケーキ食べようー」
光は、ケーキという単語に反応した。
「ケーキ!!??」
「そうよ。光の分もあるわ」
「食べます」
「なら行こう!!」
友美と光は、リビングに戻ると、ケーキを食べるしたくしを、ケーキを食べた。
「美味しい~」
水郷の分ももちろんあり、水郷が食べているのを友美と光は、見ていた。
「まぁ問題解決してなにより」
「そうだな」
美味しいケーキに舌鼓をうちながら、今度は、お腹をかいている白野威を見て、二人は、微笑む。今回の雨の日は、平和そうでよかったと思いながら。