冬の朝

ある寒い日の朝の事。
「 なんだ?この柔らかい物は…温い…温い…?」
絳攸は目を明け隣を見ると友美が気持ち良さそうに寝ていた。
「またか…一体いつ侵入してくるんだ?」
まぁ絳攸からすれば何時もの事なのでべつにいいのだが友美はお互いの気持ちがわかってからと言うもの特に冬場は彼の布団に侵入してくるそして抱きつき寝ている。
「気持ち良さそうに寝てるな。」
絳攸は自分より年下の彼女の髪をときながら触れるだけの口づけをした。いま思うにまさか女などどこがいいんだと言っていた自分が恋などするとは思わなかった。しかも相手は妹のように思っていた友美。しかも10歳は離れている。だが歳は自分が誤ってかけてしまった時を止める術式のお掛けで気にする必要はなくなっだが。昔は解くことができずそのままであったが今わ簡単に解くことができる。絳攸はせめて彼女が二十歳になるまではこのままでいようと決めた。
「絳攸…おはよ…」
「起きたのか。だが…」
「絳攸?くすぐったいよ…」
「もうしばらくはこうさせてくれ。」
「絳攸甘えただね。」
「お前に言われたくない。」
絳攸は友美の肩に顔をうめ眠りに入ったのだった。
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