短編
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上鳴は本当に空気が読めない男である。ただ、時にそれが勇敢な行動と称される時もある。例えば、今みたいな時とか。
「なぁ、おい、ばくごー」
「あ?ンだよ」
「お前って名前と付き合ってんの?」
「あ?」
「は?」
「え?」
「死ぬか?」
みんながずっと気になっていた、けど聞けなかったことをこうもあっさり。帰り寄り道しよーぜと言うかのごとく軽いノリで聞くことができるのはこのクラスで唯一上鳴だけだ。隣で切島はおいおいと狼狽えている。言われた本人はウッセーボケと答える気は無さそうだけど。そっかそっかと特に気にする様子もなく、あっさり標的を名前に変える。
「なぁなぁ」
「ん?どした?」
「名前って爆豪と付き合ってんの?」
「え?死にたいの?」
気になったことは解決しないと気が済まない主義なのか、血管の浮き上がっている爆豪を尻目にずけずけと言ってのける。名前は真顔でバカだこいつと言っているが一切心に響いていない。それどころか聞こえてないのか?ってレベルで催促してくる。
「いや、あんた死ぬよ」
「なんだかんだ爆豪って名前贔屓なところあるから付き合ってんじゃねーの?って思ってるんだけどさ、どう?正解?」
「贔屓されたことないけど。贔屓されてたらこんなに耳引っ張られないと思うんだけど、その辺どう思う?上鳴少年。これ完全にとばっちりだよ?あんたのせいで私まで暴力受けてるんですけど、許せないんですけど」
「いでででてっ!!おい!爆豪イテェッ!」
「いっぺん死ねや」
「お前本当にそれでもヒーロー志望かよ!」
ギブ!と手を挙げた上鳴と顔を真っ青にし痛みを堪えていた名前を同時に解放し、上鳴の頭を改めて殴る。次ふざけたことしたら個性で殺す、と釘を刺し席に戻っていった。チェッと残念そうに唇を尖らせしゃーねーといい名前の元を去ろうとするがそれは叶わなかった。
「…じゃ…ない」
「ん?」
「いっぺん死ねや」
「ッギャ、ギャァァァアアッッ」
どこかでスイッチの入った名前は個性を使わずして上鳴の腕を引きちぎろうとする。たまらず暴れるが名前の圧倒的な力で容量オーバーしアホになっていた。
「ウェーイ」
「っぷ!はははっ!うち、…ダメなんだって…!!」
「ザマーミロ!」
そのあとの小話
「思ったんだけどさ」
「あら、どうされたの?」
「あの二人、上鳴くんの質問怒りはしたけど否定しなかったよね…」
「確かに」
「いやまさか…」
「あの二人に限って」
「ケロッ」
「な、ないよね。きっと!」
「そう思うしかないですわ」
「爆豪にキレられたらたまったもんじゃないからこの話はもーおしまい!」
「なぁ、おい、ばくごー」
「あ?ンだよ」
「お前って名前と付き合ってんの?」
「あ?」
「は?」
「え?」
「死ぬか?」
みんながずっと気になっていた、けど聞けなかったことをこうもあっさり。帰り寄り道しよーぜと言うかのごとく軽いノリで聞くことができるのはこのクラスで唯一上鳴だけだ。隣で切島はおいおいと狼狽えている。言われた本人はウッセーボケと答える気は無さそうだけど。そっかそっかと特に気にする様子もなく、あっさり標的を名前に変える。
「なぁなぁ」
「ん?どした?」
「名前って爆豪と付き合ってんの?」
「え?死にたいの?」
気になったことは解決しないと気が済まない主義なのか、血管の浮き上がっている爆豪を尻目にずけずけと言ってのける。名前は真顔でバカだこいつと言っているが一切心に響いていない。それどころか聞こえてないのか?ってレベルで催促してくる。
「いや、あんた死ぬよ」
「なんだかんだ爆豪って名前贔屓なところあるから付き合ってんじゃねーの?って思ってるんだけどさ、どう?正解?」
「贔屓されたことないけど。贔屓されてたらこんなに耳引っ張られないと思うんだけど、その辺どう思う?上鳴少年。これ完全にとばっちりだよ?あんたのせいで私まで暴力受けてるんですけど、許せないんですけど」
「いでででてっ!!おい!爆豪イテェッ!」
「いっぺん死ねや」
「お前本当にそれでもヒーロー志望かよ!」
ギブ!と手を挙げた上鳴と顔を真っ青にし痛みを堪えていた名前を同時に解放し、上鳴の頭を改めて殴る。次ふざけたことしたら個性で殺す、と釘を刺し席に戻っていった。チェッと残念そうに唇を尖らせしゃーねーといい名前の元を去ろうとするがそれは叶わなかった。
「…じゃ…ない」
「ん?」
「いっぺん死ねや」
「ッギャ、ギャァァァアアッッ」
どこかでスイッチの入った名前は個性を使わずして上鳴の腕を引きちぎろうとする。たまらず暴れるが名前の圧倒的な力で容量オーバーしアホになっていた。
「ウェーイ」
「っぷ!はははっ!うち、…ダメなんだって…!!」
「ザマーミロ!」
そのあとの小話
「思ったんだけどさ」
「あら、どうされたの?」
「あの二人、上鳴くんの質問怒りはしたけど否定しなかったよね…」
「確かに」
「いやまさか…」
「あの二人に限って」
「ケロッ」
「な、ないよね。きっと!」
「そう思うしかないですわ」
「爆豪にキレられたらたまったもんじゃないからこの話はもーおしまい!」