私の好きな悪者がデスゲームをする話
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俺も佐野の言う通りだと思ったが、、俺は、、「なぁ、、俺も、、そう信じたいが、、、俺達は、、チャンスもなにも、、、ないんじゃないか?」と聞いてしまった。「はぁ~?何でだよ?」三途が不機嫌そうに俺を見る。「だって俺達はもう死んじまっているんだぞ、、」俺は三途の目を見て話した。「うっ、、それは、、」三途は目を逸らす。「そうですね、、」高遠も目を伏せて言う。「あぁ、」ジンは悲しそうに言った。「確かになぁ、俺達は死んだんだから、どうしようもなかったなぁ、、、」佐野は悲しげな表情で言う。「はい、、」高遠は悲しそうに俯いた。「あぁ、」俺はそんな皆の様子を見ながら、、やっぱり、、無理だろうなぁ、、と思って下を向いた。「じゃあ、、お前達が今ここに居るのはなんなんだ!?」三途は焦っているのか早口になっている。「分からない」ジンは首を横に振って答える。「でも、、何者かが俺達をこの世界に呼んだんじゃないか?」「あぁー、、そういう可能性もあるなぁ、、」佐野が納得するように呟く。「はい、、」高遠は悲しそうな表情をしている。「誰かが助けてくれたってのかぁ」三途が不思議そうに言う。「あぁ、そうだとしたら誰なんだ?誰が俺達を助けてくれるんだ?」ジンは不安げに聞いた。「……」誰も何も言わなかった。「確かにそうですね」高遠は腕を組んで考え込んでいるようだ。「あぁ」三途は俯いている。「あぁ、」そう俺達が話していると、突然目の前の黒い壁が消えていった。そしてそこから現れたのは……男だったが、背中に悪魔の様な羽があり、頭には角があった。「お前は!……何者だ!」三途は驚いて銃を構えた。「おい!やめろ」とジンは三途を止める。「はぁ?こいつが敵かもしれないだろぉ」三途はジンに向かって言う。「あぁ、確かになぁ」ジンは三途の意見に賛成する。「あぁ、そうだなぁ」俺も同意して銃を構える。「皆さん!落ち着いてください」と高遠は慌てて止めようとする。「あぁ、でも、、お前達も構えてるだろ」とジンは高遠に聞く。「はい、、すいません、、」高遠は申し訳なさそうにしている。「はぁ~、、」三途はため息をつくと、持っていた拳銃を下ろした。ジンも同じように拳銃を下ろす。「ありがとうございます」高遠も安心したようにホッとして手に持っていたナイフを服にしまう。「で、お前は一体、、」「私は貴方達の味方ですよ」男はそう言って俺達を見渡してニッコリと笑った。「はぁ?信じられるかよ」三途が疑うように睨みつける。「あぁ、俺もそう思う」と俺も続けて言った。「まあまあ、そうおっしゃらずに聞いて下さい」と言って男は続ける。「私が貴方達を助けたのは、、、私と貴方達が同じだからです」「はぁ~?意味わかんねぇんだけど」三途は不機嫌そうだ。「あぁ、俺もだ」俺もそう言うと、男が俺達に説明を始めた。「私は、、元々は人間だったんです、、私には恋人がいました。彼女はとても美しくて優しい女性でした。でも、ある日、、彼女が事故で亡くなってしまったのです。その日はとても良い天気で、彼女とデートに出掛けていました。すると、信号無視をした車が彼女に突っ込んできたのです。彼女は私を庇いました。しかし、車は彼女の身体を弾き飛ばしてそのまま行ってしまいました。私の方は奇跡的に助かったのですが、、ずっと後悔してた、、、何故彼女と一緒に死ねなかったのか?と、、そればかり考えるようになっりました。そんな時、、悪魔の囁きを聞いた気がしました。『彼女を蘇らせてあげようか?』と、、最初は信じていませんでしたが、、それからというもの、、毎日のように聞こえてくるようになったのです。そして気がつくと、目の前にご主人様が現れていた。そしてこう言った、『君が望むなら、君の大切な人を生き返らせる事が出来る』とね。私は恋人を蘇らせるために悪魔に魂を売って、、悪魔のしもべに成り下がった。それが今のこの姿さ」男は背中に生えている羽を触りながら悲しげな表情で言う。「ご主人様は貴方達のように毎回生き返りたい者達を呼んではゲームをさせるんだ。そのゲームで勝った者は願いを叶えて貰えて、しかも生き返ることが出来るけど負けたものは最初からゲームをやり直しになるんだ。私はご主人様からそのゲームの手伝いをするよう命令された。でも、今までに勝てた物は無い。それは何故か分かるかい?」「……」俺達は黙って聞いていた。「答えは簡単だよ、、だって、、皆、、何度も負けて、、ご主人様のしもべにされて、、るんですら」男はそう言うとニコッと笑ってからまた話し出した。「貴方達はこれからご主人様のゲームに参加することになるでしょう。私はご主人様にゲームの手助けをするように命令されているから、貴方達をサポートします。貴方達もご主人様のしもべにならないように頑張ってください、、諦めずに頑張ればきっといつかは勝ち目が出てくるはずですよ、、」「なぁ、お前はどうしたいんだ?」ジンは男に質問する。男は笑顔のまま答える。「私はただ、、もう一度、、蘇った彼女と過ごしたいだけなんだ」そう言うと彼は泣き出してしまった。「おい、大丈夫かぁ」佐野は心配しているようだ。「あぁ、、すまない、、」男は涙を拭いて話を続ける。「何で俺達をソイツの前に連れてこずにここに連れてきたんだよぉ?」三途はイラついている様子だ。「あぁ、、実は、、貴方達には、、このゲームに参加して欲しく無いんですよ」と男は少し困っているような感じだ。「あぁ?どういう事だぁ?俺達が弱いと思ってんのかぁ?!」「そうだ!俺はそんな弱くねぇ!」三途とジンは同時に叫ぶ。「いやいや、そういう訳じゃありませんよ」と男は慌てて否定する。「そうですか?ではどうして……?」高遠は不思議そうにしている。「私は恋人を生き返らせる為にご主人様に魂を売ったが、、ゲームに参加してきた人達は、、、望んで悪魔のしもべになったのではないですよ、、、だから、、貴方達に頼みがあったからここに来たのです」男はそう言って俺達を見渡した。「俺達に頼み?どんな頼みなんだい?言ってみろ」俺がそう言うと男はゆっくりと口を開いた。「私達、、、悪魔のしもべを、、助けて欲しい」そう言うと男は頭を下げた。「私達、、悪魔のしもべを、、助けて下さい」と男が言うと、「はぁ~?ふざけてんのかぁ?お前ぇ」三途が男に向かって拳銃を向ける。「あぁ、三途さん落ち着いてください。私は本気で言っているんです。私は、、もうこれ以上、、誰かが苦しむ姿を見たくはないんだ」男はそう言って三途を見つめている。「あぁ?何で俺達がテメェを助けねぇーといけねぇーんだよ?調子乗ってんじゃねぇぞ!!」三途は今にも銃を発砲しそうだ。「まあまあ、落ち着けって、三途」と佐野が止めに入る。「チッ、、分かりましたよ、、ボス」三途は渋々引き下がる。「ありがとうございます」男はそう言うとまた深々とお辞儀をした。「それで、、私達がその悪魔のしもべを助けるメリットはあるのでしょうか?」高遠がそう聞くと、男は「はい、皆を助けたら皆も貴方達も生き返らせられるかもしれないですからね」と答えた。「なっ?!本当なのか?!」「えっ?マジかよ?!」「ほぅ、それは興味深いですね」と皆驚いている。「上手くいけばの話だけどね、、でも、可能性はありますよ」と男は微笑んでいる。「そうか、、生き返れるならやってみるか」と俺が言うと「アイツにバレないようにこっそりやるしかないな」とジンも賛成した。「そうだな」佐野も同意している。「それで、私達は何をすれば良いんですか?」高遠は男に質問をする。「私達、、しもべの魂が捕らえられている部屋の鍵が何処かにあるはずです。貴方達は、、ゲームに参加するふりをしてそれを探してください。他にも連れて来られた人もいると思うのでその人達にも協力してもらえると助かります」男はそう言うとまたニコッと笑った。「あぁ、頑張って見るぜ」俺が男に答えると男は「お願いします」と言って俺達を送り出した。「さぁ、行きましょう」と高遠は扉を開ける。「あぁ、行こうか」と俺も続く。「おう!」とジンと佐野が続く。
