もしもルパンになってしまったら
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怪盗ルパンとその三人の仲間、五ェ門、次元、不二子はアジトで次の狙いについて話し合いをしていた。
ルパン「次はブラックコブラという、マフィアが持っている高級なダイヤが付いたネックレスだ。
何でもこのネックレス、願い事を三つ叶えてくれるといわれてるんだとよ。
俺はそんな事はあまり信じていない、ネックレスを自分のルパンコレクションに加えたいだけさ」
次元「それじゃあ俺と五ェ門の分け前はどうするんだ?」
ルパン「分け前は俺が二人に金を払う、それで協力してくれ」
次元「あぁ、それでいこう」
五ェ門「報酬は幾らぐらいでござるか?」
ルパン「しばらく遊んで暮らせるくらいは出せると思うぜ」
五ェ門「ならば、拙者もそれで乗るでござる」
次元「ところで、不二子は何でやろうとしているんだ?」
不二子「ルパンがね、ネックレスの願い事をぜーんぶ叶えていいっていうから乗ったのよ」
次元「フーンー、そんな事があったんだな。ルパン裏切られても報酬の金は払って貰うぜ」
ルパン「不二子ちゃんが裏切るわけ無いだろ」
次元「そう言っていつも裏切られるだろ」
ルパン「そんな事、無いって」
次元「そうだかなー」
と話した後、五ェ門と次元、不二子は作戦を話し合い、その夜マフィアからネックレスを盗んだ。
現実世界、東京に西洋 聖夜(せいようせいや)という、スタントマンの男がいた。
聖夜は昔、色々な発明をする仕事がしたいと思い、勉強して頭はいいのだが、家族が見ていたルパン三世のアニメにハマり、アニメでしているアクションに憧れて、スタントマンになったのだ。
その日、仕事が終って夜家に帰っていると、横断歩道にたくさん荷物を抱えた女の人が渡っているのが見えた。
その女の人が抱えている荷物が地面に落ちて、女の人はその荷物を拾おうとしていると、トラックが来て引かれそうになり、聖夜は助けた。
聖夜「大丈夫ですか?」
「ええ大丈夫です、助けてくれてありがとうございます。あ!助けてくれたお礼にコレを」と言って高級そうなダイヤの飾りが付いてキラキラしたネックレスをカバンから出して 、
「 このネックレスは願い事が三つ叶うと言われています。ダイヤの輝きが消えたら願いを叶えた証拠だそうです」と女の人は言いながら渡した。
家に帰りながら〔願いが叶うなんてそんな事は無いよなー〕と思ったが、高級な飾りが付いているので付けて家に帰った。
次の日、この日は危険なスタントの仕事だった。
仕事の途中で事故が起こってしまい、もうダメだと思った〔もしこのネックレスが願いを叶えてくれるなら、今度はもっと楽しい世界、そう、俺の好きなルパン三世の世界だったらなー〕と思った。
しばらくして目を覚ますと、病院のベッドの上ではなくて知らない部屋のベッドの上だった。
聖夜は隣に誰かが居るのも知らずに、周りがどうなっているかベッドから降りて見ていると……その部屋にある鏡を見て驚いた。
なんとアニメに出てくるルパン三世の姿になっていて首には、女の人からもらったネックレスをしていたのだ!
聖夜はこのネックレス効果で、ルパンと入れ変わってしまったのかもしれないと思った。
そんな事をしていると、隣にいる人物の姿を見てまた驚いた。何故なら、 ルパンの恋人で同じ泥棒の女、峰 不二子だったからだ。
しかし、アニメで見ている不二子の喋り方とは違うのだ。
聖夜にはその喋り方が、高校生の時からの恋人、優心 知子 ( やこころ ともこ )にそっくりな気がして、自分がネックレスの力で、ルパンと入れ変わってしまったという事と、今前に居る不二子は実は怪しまれない為に演技をしているだけで、中身は知子なのではないかと話した。
知子「そう、夜寝て起きたらこうなってた」
聖夜「とにかく、俺達がこうなってたんならルパンに出てくるキャラクターと会うかもしれない。その時は俺にしたように、今度は気をつけてな。キャラクターの振りをした方が良いな」
知子「了解」
と二人が話していると
「ルパン、不二子、飯が出来たぞー」
と言いながらドアを開けて入って来たのは、黒いジャケットにズボン、帽子を被り、白いネクタイを締めた男、ルパンの相棒、次元 大介という銃の使い手だ。
聖夜と知子は次元についてリビングに行くと、ルパンのもう一人の仲間、サムライ石川 五ェ門、彼の刀は鉄でも何でも切れるのだ。
ご飯を食べている時に次元と五ェ門の話を聞いていると、どうやらルパンの世界では、今付けているネックレスは前の日にボーダー率いるブラックコブラというマフィアから盗んだという事になっていた。
その話が終わり、ご飯が食べ終わろうとすると、その建物に黒尽くめで、マシンガンを持った男達が入って来た。
次元と五ェ門は黒尽くめ達と戦っていたが、聖夜と知子は戦いに関わるのは初めての経験だ。唯々、黒尽くめたちと次元と五ェ門の戦いを見ているだけだった。
次元と五ェ門だけでは倒しきれず、聖夜が付けていたネックレスを取られ、知子を攫われてしまった。
聖夜は不二子(知子)を助けるのに協力してくれないかと頼んだが、
次元「それは出来ねぇ、どうせ助けに行ってもまた裏切られるに決まっていやがる」
五ェ門「拙者もそう思う」
と次元と五ェ門に断わられ、聖夜は思った(やっぱり二人とも不二子に何度も何度も、裏切られていたものなー、普通ならやってくれないか、でも不二子の中身は知子なのだから、裏切らないと思う、だからその事を話すか)と思い、聖夜は今までのことを話す事にした。
聖夜「次元、五ェ門、信じられないかもしれないが、俺本物のルパンじゃないんだ。他の世界の人間なんだ。
俺の世界でとある女を助けて、そのお礼にネックレスを貰ったんだ。次の日、事故に合って、ネックレスの力でルパンと入れ変わってしまったんだ。そして俺の世界の恋人の知子も不二子と入れ変わってしまったんだ。だから不二子は裏切らない」
次元「よく出来た嘘だな」と鼻で笑われた。
五ェ門「そんな嘘と分かるような嘘を付くなど見苦しいでごさる」
聖夜「嘘じゃないんだ。その証拠にアイツらが襲って来た時俺は、戦わずにボーっと見ていただけだっただろう」
次元「それだけじゃ信じれないなー、もし違うのなら、部屋の壁に的が掛かっているだろ、それを銃で狙ってみろ、本物のルパンなら命中するだろうからな」
聖夜はジャケットの中から銃を取り出し、どう持ったらいいのかもわからずに、変な持ち方をして撃ったがやはり当たらない。
次元「本当だったんだな」
五ェ門「まさかこんな事が有ろうとは」と、次元と五ェ門は聖夜の言うとこを信じて驚いていた。
聖夜「そこで本題だが、もちろん知子を助けに行ってネックレスを取り返して元に戻すんだが、作戦を考える前に、二人にやって欲しい事があるんだ」
次元「やって欲しい事?」
聖夜「あぁ、俺に戦い方や銃の使い方を教えてもらいたいんだ。何だって、俺の世界ではこんな事やった事が無いんで、忍び込んで戦いになっても戦えと……」
次元「わかった、教えてやるぜ」
五ェ門「拙者も教える事があれば教えよう」
次元「なんかルパンにいつも使ってる銃の使い方を、教えてるみたいで笑えるぜ」と次元は少し笑った。
それから夕方まで教えてもらい上達した。
次元「けっこう上手になったな、これで少しは戦えるだろう」
聖夜「次元、教えくれてありがとうな。武器の使い方もわかった事だし、作戦を考えるか」
と聖夜は気合いを入れたが、
次元「なぁ、ルパンじゃないなら、ルパンのような作戦を考える事が出来るのか?」
聖夜「俺は昔発明の仕事がしたいと勉強していたから、まあまあ頭はいいぜ」
次元「でもルパン程は良くないというとこだな」
聖夜「まぁそうだが、考えてみる」
五ェ門「だがお主、居場所を知っているのでござるのか?」
聖夜「そうだよなぁ、どうしたらいいのか」
次元「入れ替わる前は不二子だろ、抜け目の無い女だ。不二子は、体に発信機でも隠しているんじゃないか?」
聖夜「そうかもしれないな。部屋を探すか」
と聖夜は知子と居た部屋を捜索すると、やはり発信機の場所を示す機械があった。
次元「やっぱり不二子は抜け目の無い奴だぜ」
五ェ門「言えておるな」
聖夜「居場所も分かった事だし、俺は作戦を考えるぜ」
と言って聖夜は夜まで作戦を考え、ある薬を作り、次元と五ェ門をリビングに呼び、作戦会議を開いていた。
聖夜「俺が頑張って調合して薬を作った。この薬を体全体にかけると、他の人から見えなくなるという薬だ。
自分以外に姿を見せたい場合は、もう一つの薬を体にかける必要があるんだ。だが一つ問題があって、少しの時間しか効かないんだ。だからその薬が切れるまでに、知子とネックレスを取り返し、元の世界に帰るという作戦だ」
五ェ門「そうすれば、ルパンはこの世界に戻れるのでござるのか?」
聖夜「あぁ。だぶん戻ると思うぜ」
次元「本当だろうな。その言葉信じたぜ」
聖夜「あぁ」
聖夜達は話した後、ブラックコブラのアジトに向かい、薬を体全体に掛け、忍び込んだ。
知子が捕まっている所に、見張りに気付かれずに部屋に入り、知子に姿が見える薬をかけ、縄を解いた。
聖夜「大丈夫か?」
知子「えぇ。大丈夫」
聖夜「次元と五ェ門には色々あって、正体を明かしてしまったんだ。けどな、二人に協力してもらうには、これしかなかったんだ。でも二人には分かってもらったから」
知子「それなら良いけど、ところでネックレスだけど、ボーダーが持って行って、多分その部屋にあると思う」
次元「それなら今から取り返しに行ったら良いんじゃないか?」
五ェ門[拙者もその方が良いと思うでござる」
聖夜「じゃあ、薬が効いている間に、ネックレスを取り返すか」
と聖夜と次元と五ェ門、知子はボーダーの部屋に向かう途中
知子「あの。聖夜、薬ってなに?」
聖夜「この薬はな、俺が作ったんだが、少しの時間見えなくなる薬なんだ。まぁ、ルパンが頭がいいからもあると思うが」
知子「でも、ルパンの頭脳とあなたの頭脳があったからよ、こんなスゴい薬作ったなんて、ますます聖夜の事好きになったかも」
と二人が話していると、ボーダーの部屋にたどり着いた。
聖夜達二人はボーダーの机の上にあるネックレスをもう少しで取れそうと思った時、薬の効き目が切れてしまったのだ。
ボーダー「お前達何処から入ってき、、!貴様、ルパン!」
聖夜「そうさルパン様さ、不二子とネックレスを返して貰いに来たのさ」
(やったー!俺かっこいい憧れの人になってこんな事が言えて~~~)
ボーダー「そう簡単には渡さない」
とボーダー言い、建物全体に放送をして全員の部下を呼んだ。
ボーダーの部下との戦いになった。次元と五ェ門は次々に敵を倒していたが、やり方を教えてもらったとは言え、聖夜は二人より戦いに慣れていない。聖夜は知子を守る事ぐらいしか出来て居ない状態だ。
だが、四人はボーダーの部下を全員倒した。
聖夜「どうだ?もう諦めろ」
ボーダー「諦めないね。このネックレスには、まだ願い事があるんだろう、ならこの体を銃も通用しない物に変えるまでだ」
とボーダーはネックレスに願った。
次元「そんな事があるかよ」
ボーダー「嘘だと言うなら、その銃で撃ってみるといい」と言われた次元は、ボーダーに向けて銃を撃ったが、弾いてしまった。
次元「まっ、まさか本当に銃が効かないとは」
ボーダー「さぁ、無敵な私を倒せるかな」とボーダーは銃を次元に向けて少し笑った。次元は銃を何度も撃ったが、やはり当たらない。
聖夜「次元、これじゃあダメだ。このままやっていると殺(や)られてしまう」
次元「ちくしょう、じゃあどうしたら、アイツに勝てるんだよ!」
五ェ門「銃は効かぬとも、拙者の刀なら行けるかもしれん」
聖夜「じゃあ、頼んだぜ五ェ門」
と五ェ門は刀でボーダーを切ろうとして切り付けたが、少しの傷しか付かなかった。ボーダーも五ェ門に向けて銃を撃ったが、五ェ門は刀で銃の玉を切った。
何度かその繰り返しになった。
五ェ門はとどめをボーダーに刺そうとしが、四人は気付かなかったが、ボーダーの靴に針が付いていて、その針が聖夜に刺さりそうになった。知子はその針に気付き、聖夜を守り、刺さってしまった。
五ェ門は戦いに夢中で、三人の事に気付かず、ボーダーにとどめを刺し、気を緩めて後ろを振り返ると、やっとその状況が分かった。
何とかボーダーをやっつける事は出来たが、知子が死にそうになってしまったのだ。
五ェ門「済まん、拙者が気が付かず、大切な人をこんな目に合わしてしまった……」
聖夜「いいんだ。俺が気付かなかったのが悪かったんだ」
次元「早く、アジトに連れて帰った方がいいんじゃないか」
聖夜「そうだな」
(修羅場をくぐり抜けて来たルパンの知恵で助けれるといいが)聖夜は知子を抱き上げて、アジトに帰った。
聖夜は、次元と五ェ門に知子の治療に必要そうな物を集めて貰い、知子をベットに寝かし、知恵を最大限に使って試したが、どうにもならなかった。
もう救う手が無く、聖夜は床にしゃがみ込んでいた。
聖夜「まさかルパンの知恵と俺でもダメなのか、もう知子を救えないのか?」
次元と五ェ門はその場所に居たが、二人きりにした方がいいと思い、部屋を出て廊下で話を聞いていた。
聖夜は床にしゃがみ込んだまま泣いて、ふと顔を上げると、椅子にブラックコブラから取り返したネックレスが欠けていたのを見て、聖夜はある事を思い付いた。
(そうだ、確かあのネックレスにはまだ一つ願い事が残ってるじゃないか……これなら、知子を救える)と思った聖夜だったが、知子にその事を悟られていた。
知子「私を救うより、聖夜を元の世界に返したい」
聖夜「バレてたか」
聖夜「俺は、どうしても助けたい」
知子「どうしてそんな事が言えるわけ!私は自分より聖夜を助けてあげようとしているのだから……素直に私の気持ち認めてよ!」
[bad End編]
聖夜はそこまで言われて拒んでしまい、知子を救いたいと言う事が押し通せなかった。
聖夜「分かった。そこまで言うなら……」
知子「良かった、やっと分かってくれた」
「元気で」と言って知子は笑った。
聖夜「あぁ、元気にやるさ」と聖夜もそう言って笑った。
その後、ネックレスに元の世界に戻りたいと願い、聖夜は元の世界に戻った。だが、知子は聖夜を元の世界に戻したことで、死んでしまった。
聖夜が目覚めると、病院のベッドに横になっていた。看護師から話を聞く限りでは、事故の後救急車で運ばれたらしい。
ルパンは元の世界に戻ったが、不二子の姿の知子が死んだので、ルパンの世界が変わってしまった。
次元と五ェ門の記憶も変わり、ルパンはいつものように不二子に裏切られた。
その不二子が組んでいた相手が、ネックレスを独り占めしようとして、不二子が殺されそうになり、ルパンはそれを止めようと向かったが、たどり着いた時には遅かった。不二子がやられてしまったという事になってしまった。
アジトで、ルパンは不二子をベッドに寝かせてしばらく泣いていた。
その部屋には次元と五ェ門もいた。
しばらくして、そのアジトのドアを開けて入って来たのは、ルパンをいつも追っている専属警部、銭形警部だった。
銭形「ルパン逮捕だ!あっ!」銭形警部はその状況を見て驚いた。
銭形「ルパン何故泣いてるんだ?それに不二子どうしたんだ?」
次元「それはな、あんなに熱上げてた……不二子が死んだんだもんなぁ」
銭形「そんな訳無いだろう、いつもの演技をしているだけだろ」
ルパン「演技する訳無いだろう、それに、俺が演技だと信じたいぐらいだからなぁ、今すぐに死にたいぐらいだぜ、あの時に俺が早く辿り着いていたらなぁ……ハァ~~~」とルパンは語った後、ため息を吐いた。
銭形「そのぐらい言うなら、本当なんだなぁ」
ルパン「俺はもうどうなってもいい、もう、いっそうの事逮捕されて死刑になっても……その方が不二子の元にも行けるし、とっつぁんの手柄にもなるしな」
銭形「ルパン……」
次元「俺達も捕まってもいい、仲間と一緒にあの世に行けるならな」
五ェ門「拙者も着いて行こう」
銭形は次元、五ェ門、ルパンを捕まえた。そして処刑されてしまった。銭形はルパン一味を捕まえ、出世が出来たのだが、
銭形「ルパンが死んだのなら、仕事もう辞めます」
と銭形は心で(済まないルパン、お前を追うことが出来ないのなら、、)そう思いながら警視総監に言って、警察を辞めてしまった。
知子が死んだ事で、ルパンの話が最終回になってしまった。
聖夜は病院のテレビでその最終回を見て思った。
(自分は元に戻る事は出来たが、知子をうしなう結末になってしまったのか、ルパンも俺も大切な人を失ってしまった。だが俺にはあの時、知子を無理やりでも救ってやっていたら、知子を生かせる事が出来たのになぁ。
でも知子は自分よりも、俺を元の世界に戻す事を優先してくれたものな。恩を受け取った方が良かったのか?どっちにしろもう考えても遅いもんなぁ)
[happy End編]
聖夜はそこまで言われて考えた。
(どうしよう、知子の気持ちに答えた方がいいのか、でも俺は、知子を救いたい)と心に決めて
聖夜「そこまで思ってくれるのは嬉しいけど、俺は知子を救いたいんだ。元の世界に戻っても、知子が居ない世界なんか要らない」と知子に強く言った。
知子「分かった、そこまで言うなら」
と話した後、聖夜はネックレスに、知子の怪我を治して欲しいと願って、知子の怪我を治したのだった。
しばらくして……
その話を聞いた次元が急に部屋に入って来た。
次元「それじゃあ、ルパンは戻ってこれねぇじゃねぇか。約束が違うんじゃないか?なぁ!裏切リ者め!」と次元は聖夜の胸ぐらを掴んで、腹を立て怒って言った。
五ェ門「そんなに怒るな、大切な人を助ける為にやった事でござろう」と五ェ門が部屋に入り次元を止めた。
次元「そんな事じゃこの気持ちは収まらねぇ」
と言い争っていると、ふと聖夜がネックレスを見ると、まだネックレスの光が消えていなかった。
聖夜は、願いを叶える力がまだあるのかもしれないと思った。
聖夜「なぁ皆んな、まだ願いを叶える力があるかもしれない」
次元「あぁ!またそんな冗談を言うのか!」と次元はまた聖夜の胸ぐらを掴もうとしたが、
五ェ門「次元、もう辞めろ」と次元の手を押さえた。
聖夜「本当だ、ネックレスをくれた女が言ってたんだ」
五ェ門「それは誠か?」
聖夜「あぁ、そうさダメかもしれないがやってみるか」
と言って聖夜は、ネックレスに知子と自分を元の世界に戻して欲しいと願うと……
目を開けると聖夜は、病院のベッドに横になっていた。周りを見渡すと、隣のベッドに知子が横になっていた。
看護師に聞く限りでは、撮影現場の事故の時知子も近くにいて、巻き込まれたらしい。
聖夜「大丈夫?どうやら俺達、元の世界に戻れたらしいぜ」
聖夜は知子が目を覚ましたので、聖夜はベッドから体を起こして、知子の方を見て言った。
知子「そう、ネックレスの願い叶ったね」と知子は少しニコッとして言った。
三日後、退院した。
それから一週間後に、聖夜のスマホに知子からメールがあり、ディナーを食べないかと誘われ、聖夜は行くと返事した。
その夜、聖夜は待ち合わせ場所の、レストランに向った。
聖夜は知子の隣の席に座り、料理を注文した後知子に話した。
聖夜「珍しいな、知子がこんな大人っぽいレストランに誘うなんて。いつも遊園地、動物園、水族館、テーマパークばかりなのにな」
知子「今日は、大事な話があって、いつもと違う場所にしたの」
聖夜「そうか、また後で話してな」
知子「うん」
と知子と聖夜が話していると、注文していた料理が運ばれて来た。
聖夜と知子は食事をした。
聖夜「ところで大事な話って何だ?」
知子「それは……、」
「私と結婚して欲しい」と知子は恥ずかしそうに言った。
聖夜「あぁ、喜んで」
知子「ありがとう、嬉しい」
聖夜「ルパンの話の中では、不二子とルパンは結ばれてないが、俺と知子は叶ったんだなぁ」
知子「そう、私達は叶ったね」
聖夜「あぁ」と聖夜はニコッとした。
ルパン「次はブラックコブラという、マフィアが持っている高級なダイヤが付いたネックレスだ。
何でもこのネックレス、願い事を三つ叶えてくれるといわれてるんだとよ。
俺はそんな事はあまり信じていない、ネックレスを自分のルパンコレクションに加えたいだけさ」
次元「それじゃあ俺と五ェ門の分け前はどうするんだ?」
ルパン「分け前は俺が二人に金を払う、それで協力してくれ」
次元「あぁ、それでいこう」
五ェ門「報酬は幾らぐらいでござるか?」
ルパン「しばらく遊んで暮らせるくらいは出せると思うぜ」
五ェ門「ならば、拙者もそれで乗るでござる」
次元「ところで、不二子は何でやろうとしているんだ?」
不二子「ルパンがね、ネックレスの願い事をぜーんぶ叶えていいっていうから乗ったのよ」
次元「フーンー、そんな事があったんだな。ルパン裏切られても報酬の金は払って貰うぜ」
ルパン「不二子ちゃんが裏切るわけ無いだろ」
次元「そう言っていつも裏切られるだろ」
ルパン「そんな事、無いって」
次元「そうだかなー」
と話した後、五ェ門と次元、不二子は作戦を話し合い、その夜マフィアからネックレスを盗んだ。
現実世界、東京に西洋 聖夜(せいようせいや)という、スタントマンの男がいた。
聖夜は昔、色々な発明をする仕事がしたいと思い、勉強して頭はいいのだが、家族が見ていたルパン三世のアニメにハマり、アニメでしているアクションに憧れて、スタントマンになったのだ。
その日、仕事が終って夜家に帰っていると、横断歩道にたくさん荷物を抱えた女の人が渡っているのが見えた。
その女の人が抱えている荷物が地面に落ちて、女の人はその荷物を拾おうとしていると、トラックが来て引かれそうになり、聖夜は助けた。
聖夜「大丈夫ですか?」
「ええ大丈夫です、助けてくれてありがとうございます。あ!助けてくれたお礼にコレを」と言って高級そうなダイヤの飾りが付いてキラキラしたネックレスをカバンから出して 、
「 このネックレスは願い事が三つ叶うと言われています。ダイヤの輝きが消えたら願いを叶えた証拠だそうです」と女の人は言いながら渡した。
家に帰りながら〔願いが叶うなんてそんな事は無いよなー〕と思ったが、高級な飾りが付いているので付けて家に帰った。
次の日、この日は危険なスタントの仕事だった。
仕事の途中で事故が起こってしまい、もうダメだと思った〔もしこのネックレスが願いを叶えてくれるなら、今度はもっと楽しい世界、そう、俺の好きなルパン三世の世界だったらなー〕と思った。
しばらくして目を覚ますと、病院のベッドの上ではなくて知らない部屋のベッドの上だった。
聖夜は隣に誰かが居るのも知らずに、周りがどうなっているかベッドから降りて見ていると……その部屋にある鏡を見て驚いた。
なんとアニメに出てくるルパン三世の姿になっていて首には、女の人からもらったネックレスをしていたのだ!
聖夜はこのネックレス効果で、ルパンと入れ変わってしまったのかもしれないと思った。
そんな事をしていると、隣にいる人物の姿を見てまた驚いた。何故なら、 ルパンの恋人で同じ泥棒の女、峰 不二子だったからだ。
しかし、アニメで見ている不二子の喋り方とは違うのだ。
聖夜にはその喋り方が、高校生の時からの恋人、優心 知子 ( やこころ ともこ )にそっくりな気がして、自分がネックレスの力で、ルパンと入れ変わってしまったという事と、今前に居る不二子は実は怪しまれない為に演技をしているだけで、中身は知子なのではないかと話した。
知子「そう、夜寝て起きたらこうなってた」
聖夜「とにかく、俺達がこうなってたんならルパンに出てくるキャラクターと会うかもしれない。その時は俺にしたように、今度は気をつけてな。キャラクターの振りをした方が良いな」
知子「了解」
と二人が話していると
「ルパン、不二子、飯が出来たぞー」
と言いながらドアを開けて入って来たのは、黒いジャケットにズボン、帽子を被り、白いネクタイを締めた男、ルパンの相棒、次元 大介という銃の使い手だ。
聖夜と知子は次元についてリビングに行くと、ルパンのもう一人の仲間、サムライ石川 五ェ門、彼の刀は鉄でも何でも切れるのだ。
ご飯を食べている時に次元と五ェ門の話を聞いていると、どうやらルパンの世界では、今付けているネックレスは前の日にボーダー率いるブラックコブラというマフィアから盗んだという事になっていた。
その話が終わり、ご飯が食べ終わろうとすると、その建物に黒尽くめで、マシンガンを持った男達が入って来た。
次元と五ェ門は黒尽くめ達と戦っていたが、聖夜と知子は戦いに関わるのは初めての経験だ。唯々、黒尽くめたちと次元と五ェ門の戦いを見ているだけだった。
次元と五ェ門だけでは倒しきれず、聖夜が付けていたネックレスを取られ、知子を攫われてしまった。
聖夜は不二子(知子)を助けるのに協力してくれないかと頼んだが、
次元「それは出来ねぇ、どうせ助けに行ってもまた裏切られるに決まっていやがる」
五ェ門「拙者もそう思う」
と次元と五ェ門に断わられ、聖夜は思った(やっぱり二人とも不二子に何度も何度も、裏切られていたものなー、普通ならやってくれないか、でも不二子の中身は知子なのだから、裏切らないと思う、だからその事を話すか)と思い、聖夜は今までのことを話す事にした。
聖夜「次元、五ェ門、信じられないかもしれないが、俺本物のルパンじゃないんだ。他の世界の人間なんだ。
俺の世界でとある女を助けて、そのお礼にネックレスを貰ったんだ。次の日、事故に合って、ネックレスの力でルパンと入れ変わってしまったんだ。そして俺の世界の恋人の知子も不二子と入れ変わってしまったんだ。だから不二子は裏切らない」
次元「よく出来た嘘だな」と鼻で笑われた。
五ェ門「そんな嘘と分かるような嘘を付くなど見苦しいでごさる」
聖夜「嘘じゃないんだ。その証拠にアイツらが襲って来た時俺は、戦わずにボーっと見ていただけだっただろう」
次元「それだけじゃ信じれないなー、もし違うのなら、部屋の壁に的が掛かっているだろ、それを銃で狙ってみろ、本物のルパンなら命中するだろうからな」
聖夜はジャケットの中から銃を取り出し、どう持ったらいいのかもわからずに、変な持ち方をして撃ったがやはり当たらない。
次元「本当だったんだな」
五ェ門「まさかこんな事が有ろうとは」と、次元と五ェ門は聖夜の言うとこを信じて驚いていた。
聖夜「そこで本題だが、もちろん知子を助けに行ってネックレスを取り返して元に戻すんだが、作戦を考える前に、二人にやって欲しい事があるんだ」
次元「やって欲しい事?」
聖夜「あぁ、俺に戦い方や銃の使い方を教えてもらいたいんだ。何だって、俺の世界ではこんな事やった事が無いんで、忍び込んで戦いになっても戦えと……」
次元「わかった、教えてやるぜ」
五ェ門「拙者も教える事があれば教えよう」
次元「なんかルパンにいつも使ってる銃の使い方を、教えてるみたいで笑えるぜ」と次元は少し笑った。
それから夕方まで教えてもらい上達した。
次元「けっこう上手になったな、これで少しは戦えるだろう」
聖夜「次元、教えくれてありがとうな。武器の使い方もわかった事だし、作戦を考えるか」
と聖夜は気合いを入れたが、
次元「なぁ、ルパンじゃないなら、ルパンのような作戦を考える事が出来るのか?」
聖夜「俺は昔発明の仕事がしたいと勉強していたから、まあまあ頭はいいぜ」
次元「でもルパン程は良くないというとこだな」
聖夜「まぁそうだが、考えてみる」
五ェ門「だがお主、居場所を知っているのでござるのか?」
聖夜「そうだよなぁ、どうしたらいいのか」
次元「入れ替わる前は不二子だろ、抜け目の無い女だ。不二子は、体に発信機でも隠しているんじゃないか?」
聖夜「そうかもしれないな。部屋を探すか」
と聖夜は知子と居た部屋を捜索すると、やはり発信機の場所を示す機械があった。
次元「やっぱり不二子は抜け目の無い奴だぜ」
五ェ門「言えておるな」
聖夜「居場所も分かった事だし、俺は作戦を考えるぜ」
と言って聖夜は夜まで作戦を考え、ある薬を作り、次元と五ェ門をリビングに呼び、作戦会議を開いていた。
聖夜「俺が頑張って調合して薬を作った。この薬を体全体にかけると、他の人から見えなくなるという薬だ。
自分以外に姿を見せたい場合は、もう一つの薬を体にかける必要があるんだ。だが一つ問題があって、少しの時間しか効かないんだ。だからその薬が切れるまでに、知子とネックレスを取り返し、元の世界に帰るという作戦だ」
五ェ門「そうすれば、ルパンはこの世界に戻れるのでござるのか?」
聖夜「あぁ。だぶん戻ると思うぜ」
次元「本当だろうな。その言葉信じたぜ」
聖夜「あぁ」
聖夜達は話した後、ブラックコブラのアジトに向かい、薬を体全体に掛け、忍び込んだ。
知子が捕まっている所に、見張りに気付かれずに部屋に入り、知子に姿が見える薬をかけ、縄を解いた。
聖夜「大丈夫か?」
知子「えぇ。大丈夫」
聖夜「次元と五ェ門には色々あって、正体を明かしてしまったんだ。けどな、二人に協力してもらうには、これしかなかったんだ。でも二人には分かってもらったから」
知子「それなら良いけど、ところでネックレスだけど、ボーダーが持って行って、多分その部屋にあると思う」
次元「それなら今から取り返しに行ったら良いんじゃないか?」
五ェ門[拙者もその方が良いと思うでござる」
聖夜「じゃあ、薬が効いている間に、ネックレスを取り返すか」
と聖夜と次元と五ェ門、知子はボーダーの部屋に向かう途中
知子「あの。聖夜、薬ってなに?」
聖夜「この薬はな、俺が作ったんだが、少しの時間見えなくなる薬なんだ。まぁ、ルパンが頭がいいからもあると思うが」
知子「でも、ルパンの頭脳とあなたの頭脳があったからよ、こんなスゴい薬作ったなんて、ますます聖夜の事好きになったかも」
と二人が話していると、ボーダーの部屋にたどり着いた。
聖夜達二人はボーダーの机の上にあるネックレスをもう少しで取れそうと思った時、薬の効き目が切れてしまったのだ。
ボーダー「お前達何処から入ってき、、!貴様、ルパン!」
聖夜「そうさルパン様さ、不二子とネックレスを返して貰いに来たのさ」
(やったー!俺かっこいい憧れの人になってこんな事が言えて~~~)
ボーダー「そう簡単には渡さない」
とボーダー言い、建物全体に放送をして全員の部下を呼んだ。
ボーダーの部下との戦いになった。次元と五ェ門は次々に敵を倒していたが、やり方を教えてもらったとは言え、聖夜は二人より戦いに慣れていない。聖夜は知子を守る事ぐらいしか出来て居ない状態だ。
だが、四人はボーダーの部下を全員倒した。
聖夜「どうだ?もう諦めろ」
ボーダー「諦めないね。このネックレスには、まだ願い事があるんだろう、ならこの体を銃も通用しない物に変えるまでだ」
とボーダーはネックレスに願った。
次元「そんな事があるかよ」
ボーダー「嘘だと言うなら、その銃で撃ってみるといい」と言われた次元は、ボーダーに向けて銃を撃ったが、弾いてしまった。
次元「まっ、まさか本当に銃が効かないとは」
ボーダー「さぁ、無敵な私を倒せるかな」とボーダーは銃を次元に向けて少し笑った。次元は銃を何度も撃ったが、やはり当たらない。
聖夜「次元、これじゃあダメだ。このままやっていると殺(や)られてしまう」
次元「ちくしょう、じゃあどうしたら、アイツに勝てるんだよ!」
五ェ門「銃は効かぬとも、拙者の刀なら行けるかもしれん」
聖夜「じゃあ、頼んだぜ五ェ門」
と五ェ門は刀でボーダーを切ろうとして切り付けたが、少しの傷しか付かなかった。ボーダーも五ェ門に向けて銃を撃ったが、五ェ門は刀で銃の玉を切った。
何度かその繰り返しになった。
五ェ門はとどめをボーダーに刺そうとしが、四人は気付かなかったが、ボーダーの靴に針が付いていて、その針が聖夜に刺さりそうになった。知子はその針に気付き、聖夜を守り、刺さってしまった。
五ェ門は戦いに夢中で、三人の事に気付かず、ボーダーにとどめを刺し、気を緩めて後ろを振り返ると、やっとその状況が分かった。
何とかボーダーをやっつける事は出来たが、知子が死にそうになってしまったのだ。
五ェ門「済まん、拙者が気が付かず、大切な人をこんな目に合わしてしまった……」
聖夜「いいんだ。俺が気付かなかったのが悪かったんだ」
次元「早く、アジトに連れて帰った方がいいんじゃないか」
聖夜「そうだな」
(修羅場をくぐり抜けて来たルパンの知恵で助けれるといいが)聖夜は知子を抱き上げて、アジトに帰った。
聖夜は、次元と五ェ門に知子の治療に必要そうな物を集めて貰い、知子をベットに寝かし、知恵を最大限に使って試したが、どうにもならなかった。
もう救う手が無く、聖夜は床にしゃがみ込んでいた。
聖夜「まさかルパンの知恵と俺でもダメなのか、もう知子を救えないのか?」
次元と五ェ門はその場所に居たが、二人きりにした方がいいと思い、部屋を出て廊下で話を聞いていた。
聖夜は床にしゃがみ込んだまま泣いて、ふと顔を上げると、椅子にブラックコブラから取り返したネックレスが欠けていたのを見て、聖夜はある事を思い付いた。
(そうだ、確かあのネックレスにはまだ一つ願い事が残ってるじゃないか……これなら、知子を救える)と思った聖夜だったが、知子にその事を悟られていた。
知子「私を救うより、聖夜を元の世界に返したい」
聖夜「バレてたか」
聖夜「俺は、どうしても助けたい」
知子「どうしてそんな事が言えるわけ!私は自分より聖夜を助けてあげようとしているのだから……素直に私の気持ち認めてよ!」
[bad End編]
聖夜はそこまで言われて拒んでしまい、知子を救いたいと言う事が押し通せなかった。
聖夜「分かった。そこまで言うなら……」
知子「良かった、やっと分かってくれた」
「元気で」と言って知子は笑った。
聖夜「あぁ、元気にやるさ」と聖夜もそう言って笑った。
その後、ネックレスに元の世界に戻りたいと願い、聖夜は元の世界に戻った。だが、知子は聖夜を元の世界に戻したことで、死んでしまった。
聖夜が目覚めると、病院のベッドに横になっていた。看護師から話を聞く限りでは、事故の後救急車で運ばれたらしい。
ルパンは元の世界に戻ったが、不二子の姿の知子が死んだので、ルパンの世界が変わってしまった。
次元と五ェ門の記憶も変わり、ルパンはいつものように不二子に裏切られた。
その不二子が組んでいた相手が、ネックレスを独り占めしようとして、不二子が殺されそうになり、ルパンはそれを止めようと向かったが、たどり着いた時には遅かった。不二子がやられてしまったという事になってしまった。
アジトで、ルパンは不二子をベッドに寝かせてしばらく泣いていた。
その部屋には次元と五ェ門もいた。
しばらくして、そのアジトのドアを開けて入って来たのは、ルパンをいつも追っている専属警部、銭形警部だった。
銭形「ルパン逮捕だ!あっ!」銭形警部はその状況を見て驚いた。
銭形「ルパン何故泣いてるんだ?それに不二子どうしたんだ?」
次元「それはな、あんなに熱上げてた……不二子が死んだんだもんなぁ」
銭形「そんな訳無いだろう、いつもの演技をしているだけだろ」
ルパン「演技する訳無いだろう、それに、俺が演技だと信じたいぐらいだからなぁ、今すぐに死にたいぐらいだぜ、あの時に俺が早く辿り着いていたらなぁ……ハァ~~~」とルパンは語った後、ため息を吐いた。
銭形「そのぐらい言うなら、本当なんだなぁ」
ルパン「俺はもうどうなってもいい、もう、いっそうの事逮捕されて死刑になっても……その方が不二子の元にも行けるし、とっつぁんの手柄にもなるしな」
銭形「ルパン……」
次元「俺達も捕まってもいい、仲間と一緒にあの世に行けるならな」
五ェ門「拙者も着いて行こう」
銭形は次元、五ェ門、ルパンを捕まえた。そして処刑されてしまった。銭形はルパン一味を捕まえ、出世が出来たのだが、
銭形「ルパンが死んだのなら、仕事もう辞めます」
と銭形は心で(済まないルパン、お前を追うことが出来ないのなら、、)そう思いながら警視総監に言って、警察を辞めてしまった。
知子が死んだ事で、ルパンの話が最終回になってしまった。
聖夜は病院のテレビでその最終回を見て思った。
(自分は元に戻る事は出来たが、知子をうしなう結末になってしまったのか、ルパンも俺も大切な人を失ってしまった。だが俺にはあの時、知子を無理やりでも救ってやっていたら、知子を生かせる事が出来たのになぁ。
でも知子は自分よりも、俺を元の世界に戻す事を優先してくれたものな。恩を受け取った方が良かったのか?どっちにしろもう考えても遅いもんなぁ)
[happy End編]
聖夜はそこまで言われて考えた。
(どうしよう、知子の気持ちに答えた方がいいのか、でも俺は、知子を救いたい)と心に決めて
聖夜「そこまで思ってくれるのは嬉しいけど、俺は知子を救いたいんだ。元の世界に戻っても、知子が居ない世界なんか要らない」と知子に強く言った。
知子「分かった、そこまで言うなら」
と話した後、聖夜はネックレスに、知子の怪我を治して欲しいと願って、知子の怪我を治したのだった。
しばらくして……
その話を聞いた次元が急に部屋に入って来た。
次元「それじゃあ、ルパンは戻ってこれねぇじゃねぇか。約束が違うんじゃないか?なぁ!裏切リ者め!」と次元は聖夜の胸ぐらを掴んで、腹を立て怒って言った。
五ェ門「そんなに怒るな、大切な人を助ける為にやった事でござろう」と五ェ門が部屋に入り次元を止めた。
次元「そんな事じゃこの気持ちは収まらねぇ」
と言い争っていると、ふと聖夜がネックレスを見ると、まだネックレスの光が消えていなかった。
聖夜は、願いを叶える力がまだあるのかもしれないと思った。
聖夜「なぁ皆んな、まだ願いを叶える力があるかもしれない」
次元「あぁ!またそんな冗談を言うのか!」と次元はまた聖夜の胸ぐらを掴もうとしたが、
五ェ門「次元、もう辞めろ」と次元の手を押さえた。
聖夜「本当だ、ネックレスをくれた女が言ってたんだ」
五ェ門「それは誠か?」
聖夜「あぁ、そうさダメかもしれないがやってみるか」
と言って聖夜は、ネックレスに知子と自分を元の世界に戻して欲しいと願うと……
目を開けると聖夜は、病院のベッドに横になっていた。周りを見渡すと、隣のベッドに知子が横になっていた。
看護師に聞く限りでは、撮影現場の事故の時知子も近くにいて、巻き込まれたらしい。
聖夜「大丈夫?どうやら俺達、元の世界に戻れたらしいぜ」
聖夜は知子が目を覚ましたので、聖夜はベッドから体を起こして、知子の方を見て言った。
知子「そう、ネックレスの願い叶ったね」と知子は少しニコッとして言った。
三日後、退院した。
それから一週間後に、聖夜のスマホに知子からメールがあり、ディナーを食べないかと誘われ、聖夜は行くと返事した。
その夜、聖夜は待ち合わせ場所の、レストランに向った。
聖夜は知子の隣の席に座り、料理を注文した後知子に話した。
聖夜「珍しいな、知子がこんな大人っぽいレストランに誘うなんて。いつも遊園地、動物園、水族館、テーマパークばかりなのにな」
知子「今日は、大事な話があって、いつもと違う場所にしたの」
聖夜「そうか、また後で話してな」
知子「うん」
と知子と聖夜が話していると、注文していた料理が運ばれて来た。
聖夜と知子は食事をした。
聖夜「ところで大事な話って何だ?」
知子「それは……、」
「私と結婚して欲しい」と知子は恥ずかしそうに言った。
聖夜「あぁ、喜んで」
知子「ありがとう、嬉しい」
聖夜「ルパンの話の中では、不二子とルパンは結ばれてないが、俺と知子は叶ったんだなぁ」
知子「そう、私達は叶ったね」
聖夜「あぁ」と聖夜はニコッとした。
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