(前篇)三途が黒い衝動をお祓いしようとする
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(なんで俺まで行くんだよ。いつもお前らと、、俺はあんまりこんなことしない、、)俺はそう心で不満げに言った。『お前だっていつもマイキーに振り回されてんだろ?』と、ドラケンが俺に耳打ちしてくる。「いや、俺は別に、」
「なぁ~夏だし、肝試ししようぜ」と、マイキーが目をキラキラさせて言った。「肝試し?」三ツ谷がそう聞くと、「夏といえば肝試しだろ?な!お前らも行きたいよな!」と、マイキーは仲間を募り始めた。「マイキー!本当に行くのかよ!!!」場地がそう叫んだ。「俺は別にいいけど」と、ドラケンが言うと、千冬も「俺も行きたいっす!」と、言った。「じゃあ!!決りだな」マイキーは嬉しそうに言った。(へ~アイツらも行くんだ)と、俺は思った。「じゃ!今日の夜9時に集合な!」マイキーがそう言うと、みんなは頷いた。(俺行かなくていいよね?)俺はそう心で言った。だが、「三途~お前も行くぞ」と、マイキーが意地悪そうに言うので俺はギクッとした。「俺は、別に」と、俺が言うと、ドラケンが「お前だけ行かねぇとか言ったらマイキーはキレるぞ」と言ってきた。(確かに)そう思うと俺は渋々行くことにした。「分かったよ!行くよ!」
夜9時。俺達は集合場所の公園に集まっていた。(まぁどうせ何も起きないだろ)と俺は思った。だが、俺は忘れていた。
「あ~、どうぞよろしくお願い致します!マイキーの~呪いを~~!」と、俺はお祓いの人の真似をして言った。「三途~お前ふざけてんのかぁ?」と、ドラケンが俺を睨んできた。(いや、別にふざけてるわけじゃ、、ないんだけどな)俺がそう思っていると、「呪い?なんのこと?」と、マイキーが聞いてきた。(しまった!つい)俺はそう思い、冷や汗をかいた。「いや~その~」俺がそう言うと、「三途!マイキー呪われてんの!?」と、場地が目を輝かせて言った。「あ~まぁ」と俺が言うと、千冬は「え!?大丈夫っすか!?」と心配そうに俺を見た。ドラケンも三ツ谷も心配そうに俺を見てくるので俺は気まずくなった。するとマイキーが口を開いた。「嫌~そんな訳無いよね~俺がそんな呪いにかかるはずないじゃん」と、マイキーは笑って言った。(ほっ)俺が安心したのも束の間だった。「だよな!マイキーが呪われるわけねぇもんな!」と、場地が言ったのだ。(いや、だから呪われてるんだけどな、、、俺もそう信じたいけどな、、無理だもんな)俺はそう心で思った。「だよな!マイキーが呪われるなんてありえねぇよな!」と、「あぁ!」皆頷いている。皆は笑った。だが、みんなみたいに、、、笑うことが出来なかった、、、、無理して笑ったが、顔が引きつってしまっていただろうなぁ、、、と俺は思った。(はぁ~)俺がそうため息をつくと、「じゃ!行くか!」とマイキーが言ったので、皆は歩き始めた。
「肝試しってどこでやるんだよ?」場地が聞いた。確かに俺も気になっていたことだ。するとドラケンが答えた。「あぁ、神社だよ」ドラケンはそう言って神社の方を指差した。(へぇ~あんなとこに神社なんてあったんだ)俺はそう思った。「いつも俺たちが集合する神社とは違って、、、ここは不気味だな」と、三ツ谷が不安そうに言った。確かに真っ暗で不気味かもしれないなと思った。「此処はな、、、幽霊が出るとか、、神社の周りが山奥だから、、色々と、、」とドラケンが話していると「あっ!思い出した!」場地が叫んだ。「何を?」と、俺が聞くと場地は「噂でよ。昔此処に肝試しに来た奴が呪われて死んだらしい」と言った。(へ~そんな噂があるのか)と、俺は思ってビクッとした(え?じゃあ、、、ただでさえ、、、マイキーには呪いがかかってるのに、、、、黒い衝動が酷くならないよなぁ?)俺はそう不安に思った。その呪いは俺が思っていたより、深く重いものだったということを、そして、マイキーが少しのことだけで“黒い衝動”に飲み込まれやすいことを
「じゃあ、肝試しのルールを説明するぞ」とドラケンが説明をし始めた。(いや、別にいらないんだけどなぁ)俺はそう思ったが黙って聞いていた。「まず、二人一組になって森の中にあるお札を取ってくるんだ。そして、帰ってきたらこの鳥居の前に集合だ!」ドラケンがそう言うと、皆が「はーい」と返事をした。
「どうやってチーム分けする?」と、マイキーが言うとドラケンは「くじ引きで決めよう」と言った。(はぁ~?)俺はそう思ったが、皆もそう考えたらしく文句は言わなかった。そして、チーム分けが始まった。
チーム分けの結果、俺とマイキー、ドラケンと三ツ谷、千冬と場地のチームになった。
「えー俺~ケンちんとが良かった~」と、マイキーは駄々をこねた。(まぁ~そうなのか)俺もそう心の中で思った。「くじ引きだっつってんだろ」ドラケンがそう言うと、マイキーは渋々頷いた。「俺とは嫌なのか?」俺はマイキーにそう聞いた。(なんか、、俺とは嫌な気がする)俺はそう思った。「別に~くじ引きだから仕方ねぇじゃん」とマイキーは言ったが明らかに不機嫌そうだった。「え~嫌なのか?」と、俺が聞くと「嫌じゃねぇけど」とマイキーはそっぽを向いた。(絶対嘘だな)俺はそう思ったが口に出さなかった。「チーム別れたな!」と場地は元気よく言った。「じゃあ、行くか」とドラケンが言うと「は~い~」マイキーはまだ不機嫌そうだった。
「なぁ~マイキー、機嫌直せよ」と俺は言ったが、「別に普通だし~」とマイキーは素っ気ない態度だった。(はぁ~)俺がそうため息をつくと、「じゃあ!行くぞ!」とドラケンが言ったので俺達は歩き出した。
森の中を歩きながら俺は思った。(暗いなぁ~)俺はそう思いながら懐中電灯で辺りを照らした。(なんか、幽霊とか出そうな雰囲気だな)俺がそう思うと「おい!三途」とドラケンが俺に声をかけてきた。「な、なんだ?」俺がそう言うと、「お前びびってんのか?w」とドラケンは笑った。(くそ~コイツに笑われるなんて屈辱だ)俺はそう思ったが言い返すのも面倒だったので黙っていた。するとマイキーは「三途びびってんの?w」と、また笑った。(くそ~ムカつく)俺はそう思って「うるせぇ!」と叫んだ。するとマイキーは急に静かになり、何も喋らなくなった。(え?なんで静かになったんだ?もしかして怒ったのか!?)俺はそう思ったが、怖いので何も言わないでいた。「なぁ?三途」「な、なんだよ」俺がそう聞くとマイキーは「此処って、、、幽霊がでるらしいな」と突然マイキーはしんみりと言った。「そうらしいな」俺がそう言うと、「幽霊ってどんな感じなんだろうな?」とマイキーは呟いた。「さぁ?でも怖いんじゃねか?」俺がそう言うと、「もし、、、その幽霊が、、、俺の大切な人だったら、、例えば、、、兄貴だったら、、俺は、、どうすればいいんだろうな」とマイキーは独り言のように呟いた。(え?幽霊ってお前の兄貴?何それ)俺はそう思ったが怖くて聞けなかった。すると、「あ~もう!」とマイキーは叫んだ。(いや、お前の方が怖いわ。お前はマジの呪いにかかってるけどな)俺はそう思ったが、口には出さなかった。「幽霊なんているわけねぇだろ」と俺が言うと、マイキーは「そうだよな!幽霊なんていねぇよな!」と笑顔で言った。(いや、お前の兄貴の呪いだろ?てか、なんで急に元気になってんだよ。というかやっぱり、、此処に居たら呪いが酷くなるんじやないか?なるべく早めに帰った方がいいな)俺はそう考えて、「なぁ?もう帰らないか?」とマイキーに言った。すると、「え~俺まだ帰りたくねぇよ」とマイキーは駄々をこねた。(はぁ~)俺がそうため息をつくと、「おい!早く終わらせるぞ」俺はマイキーにそう言った。「は~い」とマイキーは不満そうに言った。(てか、なんで俺がコイツをなだめてるんだ?)俺はそう思ったが口に出さなかった。
俺達は、お札を探しながら森の中を歩いていた。「なぁ~三途~」とマイキーに呼ばれたので俺は振り返った。すると、そこには黒いオーラをまとった、マイキーの姿があった。(黒い、、、)「ああああああああ!やっぱり!俺は、、呪われているんだ!」とマイキーは叫んだ。「なぁ~三途!俺って呪われてるんだろ?」とマイキーは俺に聞いてきた。「いや、知らねぇよ」俺はそう答えたが、内心かなり焦っていた。(ヤバいな)俺がそう思っていると、「やっぱりそうか!そうだよな!」とまたマイキーは叫んだ。そして、黒いオーラをまといながら俺の方に近づいてきた。俺は怖くなって逃げ出したがすぐに追いつかれてしまった。そして、俺の首を掴み持ち上げた。(苦しい)俺は咄嗟にマイキーを手で殴った。マイキーは地面に倒れたが、黒いオーラをまとったアイツはフラフラしながら立ち上がって、、、俺の方を向いた。俺の手に持っている明かりが、、、当たりを照らした。すると、マイキーの不気味な笑みが浮かび上がった。(ヤバい)俺はそう思うと、「おい!マイキー!」と叫んだ。だが、その声は聞こえていないようで、また俺の方に近づいてきた。俺は恐怖で森の中を逃げ回り始めた。(くそっ!やっぱりマイキーの黒い衝動が酷くなっていってるじゃねぇか!何でだよ!?)俺は無我夢中で走り回った。(はぁ、、)俺は疲れ過ぎて目を閉じてしまった。そのまま俺は疲れで眠ってしまい。
「おい!起きろ!」とドラケンの声が聞こえた。「え?」俺は驚いて目を開けると、そこには心配そうな顔をした皆の姿があった。「あれ?ここは?」俺がそう聞くと三ツ谷が答えた。「神社だよ」そう言って指さした先には、神社の鳥居があった。(なるほど)どうやら俺達はあの後気を失っていたらしい。そして、俺達を神社まで運んでくれたようだ。(それにしてもさっきのはなんだったんだ?)俺はそう思うと、さっき見た黒いオーラをまとったマイキーを思い出した「なぁ!マイキーは?!」俺がそう聞くとドラケンが「あぁ、マイキーならあそこにいるぞ。マイキ~」ドラケンが呼ぶと「よぉ、三途」マイキーがこちらにきたが、マイキーのオーラはなくなっていた。でも、ドラケンが「お前、急に倒れてるから心配したんだぞ」とマイキーに言うと、「え?俺倒れたの?」とマイキーは不思議そうに言った。「しかも、お前寝ながら寝言で『俺の衝動が、、』とか『ごめ、、んなさい』とか言ってたぞ」とドラケンが言うとマイキーは「え~俺そんなこと言ったの?」と驚いた顔をした。(良かった。黒い衝動が収まったみたいだな)俺はそう思って、「なぁ?もう帰ろうぜ」と皆に言った。
神社から帰りながら(これからどうしよう、、、、マイキーの黒い衝動が酷くなっちまったし、、今は収まってるけど、、、いつまた酷くなるか分からないし、、)と俺は思った。(やっぱりあの肝試しの噂で言ってた呪いとマイキーの黒い衝動が合わさって、呪いが酷くなったのかな)俺はそう思うと、「なぁ?マイキー?」とマイキーを呼んだ。すると「何?」とマイキーは俺の方を振り向いた。(よし!今なら言える気がする)そう思った俺は意を決して言った。「あのな、、その~あんまり無理すんなよ」俺がそう言うと、マイキーは一瞬驚いた顔をしたがすぐに笑顔になって「うん!分かった!」と言った。(良かったぁ~!これで少しは落ち着くかな、、、あの呪いは、マイキーの精神状態も関係してるみたいだしな)俺はそう思った。
「なぁ!三途~」と、マイキーが俺に話しかけてきたので俺は振り向いた。すると、「肝試し楽しかったか?」と聞いてきた。(え?急になんだよ)俺がそう思って戸惑っているとマイキーは続けて言った。「だから~肝試し楽しかったか聞いてんだよ」(あ~そういうことね)俺がそう思うと、「まぁ、」というと「良かった!」とマイキーは笑った。(、、、本当は、、お前のせいで肝試しが楽しめなかったんだけど、、でもまぁいいか)俺はそう思った。俺達はその後、それぞれの家に帰宅した。
皆は黒い衝動のこと知らないんだよな。黒い衝動、、、、、マイキーの兄貴の真一郎はマイキーを救う為にタイムリープの力を手にいれたと俺に言っていた。そして、その力で過去を変えようとしたのだ。だが、タイムリープの代償に真一郎は死に、マイキーには黒い衝動だけが残った。黒い衝動はさっきマイキーが俺を殺そうとしたみたいに、制御が出来ない。マイキーは、、黒い衝動が呪いだとは知らないが、自分の中には人を傷付ける黒い衝動があることを、、知っている。俺はそんなマイキーを黒い衝動から救う方法を考えた時もあった。でも、俺はバカだから何も思い付かなかったんだ、、、だからもう俺は、、、諦めかけていたんだ、、、「くそっ!そんな時に追い打ちをかけやがって!!うっ!、」俺は自分のベッドを殴りながらそう叫んだ。(もう、、無理だ)俺はそう思うと、「うっ!うっ!」涙が出てきた。(俺は、、もう、、どうしたらいいかわかんね~よ、、)俺はそう思うと静かに泣き続けた。その後俺は泣き疲れて寝った。
肝試しに行ってからやっぱりマイキー様子は変なままだった、、、俺は心配過ぎて、、夜は悪夢にうなされていた。
『うっ!止めろ!マイキー!!もう止めてくれ!!』血だらけのマイキーが、、笑いながら俺に近づいてくる。『なぁ?三途、、俺を殺してくれよ』とマイキーが俺に言った。(嫌だ!絶対に殺さない!!)俺がそう思うとマイキーは悲しそうに笑ってからまた言った。『頼むよ、、もう終わりにしたいんだ』俺はそれを聞いて泣き崩れた。『皆を、、傷付けたくないんだよ』とマイキーは血塗れな手を俺の頬に当てながら言った。俺の顔に血が付いて、、俺の頬から血が落ちた。『なぁ?三途』とマイキーが言った。『早く俺を殺してくれよ』俺はそれを聞いて泣きながら首を横に振った。するとマイキーは悲しそうに笑ってから「じゃあな」と言って俺に背を向けた。そしてそのまま歩き出して行った。(嫌だ!行くなよ!!)俺がそう思っても、足が動かないし声も出ない。(待ってくれよ!)そんな俺の願いも虚しくマイキーはどんどん遠ざかっていく。そして、とうとう見えなくなった。そこで目が覚めた俺は泣いていた。(また、この夢か)俺はそう思うと涙を拭いてから部屋を出た。
「はぁ~」俺はリビングのソファーに座ってため息をついた。(やっぱり、、マイキーのことが心配だなぁ~マイキーの黒い衝動をどうにかする方法はねぇかな?マイキーの黒い衝動は呪いだろ~?そしたら、何かオカルト的な感じか?)俺はそう考えてから、「よし!」と言って立ち上がった。(オカルト的な感じで呪いをどうにかする方法を探すぞ!)
俺はそういう呪い的なものをどうにかしたいという。オカルトの会みたいなポスターを街に貼った。(これで、誰か来るかな?)俺はそう思いながらそのポスターを見て待っていた。
それから俺の周りにはそういうのに興味がある奴らが集まったが、まぁ、、そんな、、、俺は真一郎のタイムリープやマイキーのマジをどうにかしたいとか、色々あるからオカルトにハマった訳で、、別にオカルトが好きな訳じゃない。でも皆は俺を「オカルト好きな奴」として認識したらしい。(まぁ、それで皆が俺に興味を持ってくれて、、、少しでも、、手掛かりが見つかれば、、)俺はそう思いながら今日もポスターを貼る。
そんなことしてたら、、マイキーにも見つかってしまった。「何それ?オカルト好きなの?」とマイキーがポスターを見ながら聞いてきたので俺は慌てて否定した。(ヤバい!バレたら、、)俺がそう思っているとマイキーは「ハハハッ!この前皆で肝試し行ったから?そういうのに目覚めたのか?」と楽しそうに笑った。(あ~良かったぁ)俺はそう思って「そうそう!」と答えた。すると、マイキーは「へぇ~」と言ってから俺のポスターを見た。(マイキーも連れて行ったら、、なんか分かるかな?)俺はそう思うと、「なぁ!マイキー!」と声をかけた。すると、マイキーは俺の方を振り向いたので俺は続けて言った。「マイキーも一緒に来ないか?オカルト的なやつ!興味あるだろ?」俺がそう言うと、マイキーは「え~?俺そういうの興味ないんだけど」と言ったが俺は続けて言った。「まぁ、そう言わずに行こうぜ!」俺がそう言うとマイキーは少し考えてから答えた。「分かったよ」とマイキーが言ったので俺は嬉しくなって「やったぁ!!」と答えた。
ーーー(武道視点)ーーー俺は過去を変えて、未来に帰ろうかと思っていたが「なぁ、武道。お前はオカルトとかに興味ねぇの?」と拓也達に言われたので俺は「え?」と聞き返した。すると拓也達から、「なんかさ、、、これ」そうして俺に何かを手渡した。それはポスターで『呪いをどうにかする方法を探すぞ!』『俺の友達が呪われてる』『呪いをどうにかしたい』と書かれていた。(え?呪い?)俺はそう思ってから、「え~と、これ何?」と聞いた。すると拓也が答えた。「なんかさ、オカルト的なのが好きな奴が書いたらしい」「それでさ~、このポスターの名前さ、、、」そう山岸はいうと、ポスターの下の方を指差して『主催者、三途春千夜』と書かれていた。(え?誰だろう?)俺がそう思っていると、「武道は知らないのか?東卍の奴らとよくつるんでるのに?」と山岸は不思議そうに言った。(知らなかった)俺がそう思っていると、山岸が続けた。「まぁ~武道は知らないかもしれないけどさ、三途は東京卍會の五番隊副隊長なんだよ!」「え?そうなの?」俺がそう聞くと、山岸は頷いた。(知らなかった)俺がそう思っていると、山岸が続けて言った。「それでさ~なんかそいつが、、、最近オカルトにハマったらしくてさ~」俺はそれを聞いて納得した。「でも、ダチが呪われてるとか、、書いてあったよな。誰だろうな」アッくんが言った。「確かに、、、」皆もそのポスターを見て不思議そうな顔をした。「俺達も行ってみたいって思ったけど、、、俺達より武道が行った方がいいんじゃね?」と山岸が言うと、皆も「そうだな」と言って俺を見た。(え?俺が行くの?)「何でだよ!俺は別にオカルトとか興味ないって!」俺がそう言うと、アッくんが「だってさ~武道は東京卍會のメンバーと知り合いだろ。そしたら、お前の方が詳しいじゃん」とアッくんが言うと、皆も「確かに!」と言って俺を見た。「分かった。行ってくるよ」俺がそう言うと、皆は「頑張れよ~」と言って俺を応援した。
俺はポスターに書いてた場所に行ってみると、そこは怪しい廃屋だった。(え?ここ入るの?)俺がそう思っていると、後ろから「ん?」という声が聞こえた。俺はびっくりして振り向くと、そこにはマイキー君が立っていて、「あれ?タケミッチじゃん」と言った。「え?あ、はい」俺がそう答えると、マイキー君は「何でこんなところにいるの?」と聞いてきた。(それはこっちのセリフだよ!)俺はそう思いつつも、「えっと~その~」と俺が言い淀んでいると、マイキーが「ん?どうした?」と言った。「これ!」俺はポスターをマイキーに見せた。すると、「あ~これね」と言ってから笑った。(え?何で笑うの?)俺がそう思っていると、「アイツが書いたやつだろ?」とマイキーが言った。「この主催者の三途君って東京卍會の人なんですね~」と俺が言うと、「まぁ~ね。この前みんなで肝試しに行ってから、、三途はオカルトにハマっちまってさ」とマイキー君は苦笑していた。(そうなんだ)俺がそう思っていると、「それでさ~タケミッチも一緒に行かない?」とマイキーが言ってきたので俺は驚いて「え?何でですか?」と聞いた。すると、「だって、俺一人じゃ寂しいじゃん。俺さ~アイツに無理やり連れてこられたんだよ。だから、タケミッチも一緒に来てよ」とマイキーが言うと、俺は「分かりました!」と答えた。(まぁ~俺もオカルトに少し興味あったし)俺がそう思っていると、「ありがとね~」と言って俺の手を握った。
「おぉ!マイキー、、、サンキュー!来てくれて!」と誰かが俺達の前にやって来た。その人は、長髪でマスクをしている、、、女の人みたいな人だった。(あれ?この人って、、)俺がそう思っているとその人は「ん?」と言って俺の方を見た。そして俺を見ると驚いた顔をしてから「え!?お前はたけみっち!?」と言った。「え?何で俺のこと知ってるんですか?」俺がそう聞くと、その人は「知ってるよ。集会の時に見たことあったし、、マイキーがよく話してたから」と言った。(そうなんだ)俺がそう思っていると、「貴方が三途君ですか?俺は花垣武道です!」「なぁ、何でこんなところにきたんだ?」「え~っと、三途君のポスターを見て来ました」と言うと、三途君は「そうか!」と嬉しそうに笑った。「あの~このポスターって、『友達が呪われてる』と書いてあるけど、、、誰のことなんですか?」俺がそう聞くと、三途君は「俺のダチでさ~最近様子がおかしくて、、なんかいつも上の空って感じなんだよ」と言った。(え?それってもしかして)俺は前にマイキー君が闇堕ちしていたのが、頭に過った。(まさか、、でも)俺がそう思っていると、「なぁ、俺も不思議に思ってたんだよ。それって誰だ」マイキー君も聞いていなかったようだ。「それは!言えねぇ!」と三途君は言った。(やっぱり、)俺がそう思っていると、「何でだよ」とマイキーが聞いた。すると三途君は「それは~その~」と言ってから黙り込んでしまった。「それより、入れよ」三途君は遮るように言った。「え?あ、はい」俺がそう言って中に入ると、三途君とマイキーも入ってきた。
中は薄暗くて気味が悪かったが、所々に蝋燭があって不気味さを演出していた。「あの~ここってどういう場所なんですか?」俺がそう聞くと、三途君は答えた。「ここはな!オカルト系の集会所だよ!」(やっぱり)俺はそう思いながら辺りを見渡すと、壁には絵や文字が描かれていたり写真があったりした。そして真ん中には祭壇のようなものがあり、そこにはお供え物が置かれていた。(なんか気味悪いな)俺はそう思いながらも祭壇の前にある座布団に座った。すると、三途君も俺の隣に座った。「なぁ?タケミッチ」と三途君が話しかけてきたので俺は「何ですか?」と言った。「お前さ~オカルトとかに興味あるの?」と聞かれたので俺は素直に答えた。「はい!あります!」俺がそう言うと、マイキーも寄ってきた。(え?何でこっちに来るの!?)俺がそう思っていると、マイキーは俺の耳で囁いた。「ちょっと、、三途、、、怖いね」「まぁ~確かになんか怖いけど、、」俺がそう答えるとマイキー君が「だろ?」と言った。すると、マイキーは突然立ち上がって言った。「なぁ!タケミッチ!俺さ~ちょっとトイレ行ってくるわ!」そう言ってからマイキーは部屋から出ていった。(え?マイキー君逃げ出した?!)俺がそう思っていると、三途君が「なぁ~タケミッチ?」と言った。「何ですか?」俺がそう聞くと、三途君は言った。「お前ってさ~オカルトとかに興味あるんだよな?だったらさ~ちょっと見て欲しいものがあるんだけど」俺はそう言われて興味が湧いたから頷いた。
すると、三途君が立ち上がって歩き出したので俺もついて行った。そして一つの部屋の前で立ち止まったので、俺は不思議に思いながらも中に入った。「これ、、、」そこには、、さっきのように壁に絵や文字が書かれていたが、目を引いたのは部屋の中央にある祭壇だった。そこには、沢山のお供え物があり、中には『お守り』も置いてあった。俺がそう言って近づくと、もっと驚くことがあった。それは、その祭壇に誰かの写真が置いてあったのだ。それは、、(え?これって、、マイキー君?)俺がそう思って写真を手に取ると、その写真にはいつもの笑顔を浮べる、、俺がよく知っているマイキー君が写っていた。でも、、その写真は、、血塗れだった。「え?これって、、」俺が、、ゾッとすると、、三途君の腕に包帯が巻かれていることに気づいた。そして、三途君は「あぁ~これか?」と言って包帯を外した。そこには、刃物で切られたような傷跡があった。「え?三途君、、その傷は?もしかして、、」俺がそう言うと三途君は「そうだぜ」と言って笑った。「俺が、やったんだよ」「どうして、そんなことを?」俺がそう聞くと三途君は言った。「血でも捧げたらさ~、、マイキーが、、」「え?マイキー?」俺がそう聞くと、三途君は「あぁ~マイキーが、、マイキーの、、、呪いが少しでも軽くなるかなって思って、、」腕の傷を触りながら三途君は言った。(え?呪い?)俺がそう思っていると、「なぁ~タケミッチ?」と三途君が言ってきたので俺は「何ですか?」と聞いた。すると、三途君は言った。「マイキーはな、、、呪われてるんだよ」「え?呪い?」俺がそう聞くと三途君は言った。「そうだ。マイキーはな、、呪われてんだよ!黒い衝動っていうやつに!」俺はそれを聞いて驚いたが、それと同時に納得した。(やっぱりか)俺がそう思っていると、三途君が言った。「でもさ~その呪いを解くにはどうしたらいいのか分かんねぇしよ~だから、、、俺は、、こんなことしてるんだ」三途君は悲しげな表情で写真を見た。「マイキーは、、俺の総長でもあるが、、、俺の、、幼馴染みでもあるんだよ」三途君は写真を見つめながら「だから、俺は、、マイキーを救ってやりたいんだ」と三途君の決意を聞いて、俺は何も言えなくなった。すると突然背後から声が聞こえたので振り返るとそこにはマイキー君が立っていて、驚いた顔をして言った。「え?お前ら何してんの?」俺がそう言うと、三途君が答えた。「いや~ちょっとな~」俺がそう答えると、マイキー君は俺と三途君を交互に見めると、、三途君の腕の刃物の傷を見つけた。「え?お前その傷、、、、、まさか自分でやったのか?」とマイキー君が聞くと、三途君は「あぁ~そうだよ。俺は自分でした」と言った。すると、マイキー君は三途君の腕を掴んだ。「お前!何やってんだよ!」と大声で叫ぶと、三途君は「うるせぇな」と言って睨みつけた。「あ、おい!それ見るなよ!」と三途君は叫んだが「うっ!」マイキー君は俺がびっくりして落としてしまった血塗れの、、、、写真を、、、、見つけてしまった。すると、三途君は「やめろ!」と言ってその写真を取ろうとしたが、マイキー君がそれを阻止して血塗れの写真をまじまじと見つめると恐怖で歪んだ顔をした。「な、なんだよこれ!俺の、、写真?しかも、、、これって、、、うっ!この付いてるのは、、、、お前の、、、、切っ、、た、、、血、、なのか?」と震える声で言うと、三途君は「チッ!だから見るなって言ったんだよ!」と言って舌打ちをした。「何でこんなことしてるんだよ、、、、自分を傷つけるなんて、、」とマイキー君は悲しげな顔をして言った。すると、三途君は「うるせぇな!お前には関係ねぇだろ!」と言って怒鳴った。
「関係なくねぇよ!」とマイキー君が言うと、三途君は驚いた顔をした。「だって俺はお前の大事な幼馴染みだろ!それに、、俺の大事な仲間でもあるんだよ!だから関係あるに決まってんだろ!」とマイキー君が叫ぶと、三途君は「うるせぇな!お前には分かんねぇよ!」と言って殴りかかった。すると、その拳をマイキーは簡単に受け止めた。「うっ!離せよ!」「離さねぇよ」そう言ってから三途君を抱きしめると、三途君は抵抗しなくなった。「なぁ?三途、、どうして、、、、もしかして、、!俺のせいか?」とマイキー君は悲しそうに言った。「あ?お前のせいかよ?何言ってんだよ!そんな訳ねぇだろ!、、、、俺のせいだよ!」すると、今度は三途君は涙を流し始め「あぁ、、俺のせいなんだ、、俺がマイキーの呪いを、、、、解かないといけねぇんだ!なのに、、俺が弱くて、、なんも出来なくて、、」と言って涙をボロボロ流した。「え?じゃあ、、、お前が、、、ポスターに書いてた『ダチが呪われてる』って俺のこと?」とマイキー君が聞くと、三途君は頷いた。「、、、、詳しくは言えねんだけどよ~マイキーには黒い衝動っていう呪いがあんだよ」と三途君が言うと、「黒い衝動?それが俺を苦しめてるの?」とマイキー君は不思議そうに聞いた。すると三途君が「そうだよ、だから呪いを解こうと思ってオカルトにハマったんだよ」と言った。「そうか、、でもさ~黒い衝動とかって、、中二病っぽいし、、、信じられな~い」とマイキー君が言うと、三途君は「はぁ?ふざけんなよ!俺は真剣に考えてんだよ!」と言って怒り出した。「ごめんごめん。でもさ、本当にあるのか?黒い衝動とかって」とマイキー君は不思議そうな目をして言った。「あるよ、、」と三途君は答えた。「え?」「だって、、、この前だって、、」と言ってから三途君は黙り込んだ。「大丈夫ですか?」と俺が聞くと三途君は「いや~なんでもねぇ!」と言った。「なんだ?もしかして、、、俺、、なんかしちまったのか?」とマイキー君が焦って言って「いや~何か言いたそうだったから」と俺も言った。すると、三途君は「あぁ~もう!言うよ!」と言って話し始めた。「俺を、、、殺そうと、、した、、」と三途君は震えた声で言った。「え?お前を?」「あぁ~そうだよ!お前の呪い、、、黒い衝動は、、人を殺したくなるんだ、、とても辛いことや悲しいこととか感情的な刺激を受けると発動しやすいんだ、、、」「え?どういうこと?俺がそんな?……確かに俺……たまに自分じゃないような気がするし、、」「それは!お前の中の黒い衝動がお前を乗っ取ろうとしてんだよ!」と三途君が叫ぶ。「え?そんな……俺って乗っ取られやすい体質なのか?」俺がそう聞くと三途君は「あぁ~そうだよ!お前はいつも自分じゃないような行動をとるし、人を傷つけたりもしてるだろ?」と言われた。「だからよ~!マイキーの呪いを解かねぇーといけねんだよぉ~!」三途君はそういうと、なにかの本を出してきた。「これは?」俺がそう聞くと、三途君は「あぁ~これか?『お祓い方法』だよ」と言って見せてくれた。「お祓い?それって幽霊とか呪いとかを退治するっていうことか?」「あぁ、この前ポスターを見た怪しい奴がいてな、そいつが書いたんだよ」と三途君は言った。「え?それって、、もしかして?」俺がそう聞くと、三途君が頷いたので俺は驚いた顔をした。「でさ~その本に書いてあんだけどよ!除霊するには『お祓い』をする必要があるって書いてあったんだ!」「お祓いか~」「だから、俺をここに連れてきたのか?」とマイキー君が言うと、三途君は頷いた「そうだ。でもな~お祓いってのも難しいんだよ!なんかこの本によると間違えたら」「間違ったら?」「そうなんだよ!間違えたらよ、お祓いしてる人に呪いが移ってしまうらしいんだ。つまり、間違えたら黒い衝動が俺に移ってしまうんだよ!だから、慎重にしねぇーといけねんだ!」「なるほど、それ!ヤバいじゃん!失敗したら俺ら死ぬじゃん!」「……あぁ……俺……間違えたら……俺……マイキーを、、殺しちまうかもしんねぇ……」三途君は泣きそうになりながら言った。「でも、やらないとマイキーの呪いは解けねぇ」「うん。だからやるしかねぇよな!」とマイキーが言うが、まだ少し不安そうな顔をしていた。でも、なんとかやる気を出したみたいだったので安心した。
「で?どうやるんだ?」と俺は三途君に聞いた。すると、三途君は「あぁ~まずはな」と言って説明してくれた。まず、準備するものは『お札』と『塩』らしい。そして、やり方だが……まず最初に『お札』をお祓いしたい人の体に貼り付ける。次に、塩を使ったりするのだそうだ。そして最後に『呪文』を唱えるのだ!「これどういう意味の呪文なんだ?」と俺が聞くと、三途君は答えてくれたが……めちゃくちゃ長かった。「うわー!長っが!」「え?これ覚えるの?」俺がそう言うと、三途君は「あぁ~そうだ。覚えないといけねぇーんだよ……これが大事で、これを………間違えたら…」と三途君は暗い顔をして言った。「間違えたら?」俺がそう聞くと、三途君は答えた。「失敗したり間違ったりしたら、呪文を唱えた奴に呪いが移る」と……俺はそれを聞いてゾッとした。「……三途……覚えられるか?」「え?お、おう。何とかな……俺は覚えるぜ」そう言って三途君は微笑んだけど辛そうな表情をしていた。でも、覚悟を決めたみたいだったから俺も頑張って覚えてみようと思った。
それから一時間くらい経ってついに三途君は全て覚えたらしい!そして準備は整ったのでさっそくやることにした。「じゃあな……やるぜ!」「うん!やって下さい!」俺はそう言うと、三途君は真剣な顔をして言った。「まずは、マイキーその祭壇の前に座って、お札を貼る」「分かった。じゃあ、行ってくるよ!」と三途君が言うと、俺は頷いた。そしてマイキーが祭壇の前に座ると、三途君はお札を貼っていった。すると……「うっ!あぁぁぁぁ!!」突然マイキーの様子がおかしくなり始めたのだ!「え?どうした?!」俺が慌てていると「頭が痛い!」とマイキーが叫んだ。すると三途君は「もっと貼らないとダメだな!もうちょっと頑張ろうぜ!」と言って、またお札を貼りつけた。その度にマイキーは痛そうにするけどそれでも我慢しているようだった。「や、やっぱりマイキー君は呪いにかかってんだな」俺がそういうと、三途君は「そうだな!呪いがマイキーを苦しめてるんだよ!」と言って苛立っていた。そしてやっとのことで全部貼り終えたらしい。「これで一通り終わったはずだぜ……次はいよいよ呪文を唱えるからな……間違えないようにしないと……」そしていよいよ呪文を唱える時が来た。俺は緊張しながら二人の顔を見ていた。三途君が唱え始め……その時だった!!!!突然何かが起こったのだ!!!「……うっ!なんだ?これ?目眩が……」と三途君が倒れたのだ!「えっ?!何が起こってるんですか?!」俺が驚いて聞くと、三途君は「……やべぇ……間違え…て……た………」そういうと、気を失ってしまった。「え?三途君!三途君~!!!」俺が必死に叫ぶが、返事はない。すると今度はマイキー君の様子がおかしい……「ハハハハハ……ハハ……」と笑い出したのだ!マイキー君の周りに黒い靄みたいなのが出てきていて、その目は虚ろだった。「まさか…あれが黒い衝動なのか?」俺が驚いていると、靄が大きくなって俺も気を失ってしまった。
「なぁ~夏だし、肝試ししようぜ」と、マイキーが目をキラキラさせて言った。「肝試し?」三ツ谷がそう聞くと、「夏といえば肝試しだろ?な!お前らも行きたいよな!」と、マイキーは仲間を募り始めた。「マイキー!本当に行くのかよ!!!」場地がそう叫んだ。「俺は別にいいけど」と、ドラケンが言うと、千冬も「俺も行きたいっす!」と、言った。「じゃあ!!決りだな」マイキーは嬉しそうに言った。(へ~アイツらも行くんだ)と、俺は思った。「じゃ!今日の夜9時に集合な!」マイキーがそう言うと、みんなは頷いた。(俺行かなくていいよね?)俺はそう心で言った。だが、「三途~お前も行くぞ」と、マイキーが意地悪そうに言うので俺はギクッとした。「俺は、別に」と、俺が言うと、ドラケンが「お前だけ行かねぇとか言ったらマイキーはキレるぞ」と言ってきた。(確かに)そう思うと俺は渋々行くことにした。「分かったよ!行くよ!」
夜9時。俺達は集合場所の公園に集まっていた。(まぁどうせ何も起きないだろ)と俺は思った。だが、俺は忘れていた。
「あ~、どうぞよろしくお願い致します!マイキーの~呪いを~~!」と、俺はお祓いの人の真似をして言った。「三途~お前ふざけてんのかぁ?」と、ドラケンが俺を睨んできた。(いや、別にふざけてるわけじゃ、、ないんだけどな)俺がそう思っていると、「呪い?なんのこと?」と、マイキーが聞いてきた。(しまった!つい)俺はそう思い、冷や汗をかいた。「いや~その~」俺がそう言うと、「三途!マイキー呪われてんの!?」と、場地が目を輝かせて言った。「あ~まぁ」と俺が言うと、千冬は「え!?大丈夫っすか!?」と心配そうに俺を見た。ドラケンも三ツ谷も心配そうに俺を見てくるので俺は気まずくなった。するとマイキーが口を開いた。「嫌~そんな訳無いよね~俺がそんな呪いにかかるはずないじゃん」と、マイキーは笑って言った。(ほっ)俺が安心したのも束の間だった。「だよな!マイキーが呪われるわけねぇもんな!」と、場地が言ったのだ。(いや、だから呪われてるんだけどな、、、俺もそう信じたいけどな、、無理だもんな)俺はそう心で思った。「だよな!マイキーが呪われるなんてありえねぇよな!」と、「あぁ!」皆頷いている。皆は笑った。だが、みんなみたいに、、、笑うことが出来なかった、、、、無理して笑ったが、顔が引きつってしまっていただろうなぁ、、、と俺は思った。(はぁ~)俺がそうため息をつくと、「じゃ!行くか!」とマイキーが言ったので、皆は歩き始めた。
「肝試しってどこでやるんだよ?」場地が聞いた。確かに俺も気になっていたことだ。するとドラケンが答えた。「あぁ、神社だよ」ドラケンはそう言って神社の方を指差した。(へぇ~あんなとこに神社なんてあったんだ)俺はそう思った。「いつも俺たちが集合する神社とは違って、、、ここは不気味だな」と、三ツ谷が不安そうに言った。確かに真っ暗で不気味かもしれないなと思った。「此処はな、、、幽霊が出るとか、、神社の周りが山奥だから、、色々と、、」とドラケンが話していると「あっ!思い出した!」場地が叫んだ。「何を?」と、俺が聞くと場地は「噂でよ。昔此処に肝試しに来た奴が呪われて死んだらしい」と言った。(へ~そんな噂があるのか)と、俺は思ってビクッとした(え?じゃあ、、、ただでさえ、、、マイキーには呪いがかかってるのに、、、、黒い衝動が酷くならないよなぁ?)俺はそう不安に思った。その呪いは俺が思っていたより、深く重いものだったということを、そして、マイキーが少しのことだけで“黒い衝動”に飲み込まれやすいことを
「じゃあ、肝試しのルールを説明するぞ」とドラケンが説明をし始めた。(いや、別にいらないんだけどなぁ)俺はそう思ったが黙って聞いていた。「まず、二人一組になって森の中にあるお札を取ってくるんだ。そして、帰ってきたらこの鳥居の前に集合だ!」ドラケンがそう言うと、皆が「はーい」と返事をした。
「どうやってチーム分けする?」と、マイキーが言うとドラケンは「くじ引きで決めよう」と言った。(はぁ~?)俺はそう思ったが、皆もそう考えたらしく文句は言わなかった。そして、チーム分けが始まった。
チーム分けの結果、俺とマイキー、ドラケンと三ツ谷、千冬と場地のチームになった。
「えー俺~ケンちんとが良かった~」と、マイキーは駄々をこねた。(まぁ~そうなのか)俺もそう心の中で思った。「くじ引きだっつってんだろ」ドラケンがそう言うと、マイキーは渋々頷いた。「俺とは嫌なのか?」俺はマイキーにそう聞いた。(なんか、、俺とは嫌な気がする)俺はそう思った。「別に~くじ引きだから仕方ねぇじゃん」とマイキーは言ったが明らかに不機嫌そうだった。「え~嫌なのか?」と、俺が聞くと「嫌じゃねぇけど」とマイキーはそっぽを向いた。(絶対嘘だな)俺はそう思ったが口に出さなかった。「チーム別れたな!」と場地は元気よく言った。「じゃあ、行くか」とドラケンが言うと「は~い~」マイキーはまだ不機嫌そうだった。
「なぁ~マイキー、機嫌直せよ」と俺は言ったが、「別に普通だし~」とマイキーは素っ気ない態度だった。(はぁ~)俺がそうため息をつくと、「じゃあ!行くぞ!」とドラケンが言ったので俺達は歩き出した。
森の中を歩きながら俺は思った。(暗いなぁ~)俺はそう思いながら懐中電灯で辺りを照らした。(なんか、幽霊とか出そうな雰囲気だな)俺がそう思うと「おい!三途」とドラケンが俺に声をかけてきた。「な、なんだ?」俺がそう言うと、「お前びびってんのか?w」とドラケンは笑った。(くそ~コイツに笑われるなんて屈辱だ)俺はそう思ったが言い返すのも面倒だったので黙っていた。するとマイキーは「三途びびってんの?w」と、また笑った。(くそ~ムカつく)俺はそう思って「うるせぇ!」と叫んだ。するとマイキーは急に静かになり、何も喋らなくなった。(え?なんで静かになったんだ?もしかして怒ったのか!?)俺はそう思ったが、怖いので何も言わないでいた。「なぁ?三途」「な、なんだよ」俺がそう聞くとマイキーは「此処って、、、幽霊がでるらしいな」と突然マイキーはしんみりと言った。「そうらしいな」俺がそう言うと、「幽霊ってどんな感じなんだろうな?」とマイキーは呟いた。「さぁ?でも怖いんじゃねか?」俺がそう言うと、「もし、、、その幽霊が、、、俺の大切な人だったら、、例えば、、、兄貴だったら、、俺は、、どうすればいいんだろうな」とマイキーは独り言のように呟いた。(え?幽霊ってお前の兄貴?何それ)俺はそう思ったが怖くて聞けなかった。すると、「あ~もう!」とマイキーは叫んだ。(いや、お前の方が怖いわ。お前はマジの呪いにかかってるけどな)俺はそう思ったが、口には出さなかった。「幽霊なんているわけねぇだろ」と俺が言うと、マイキーは「そうだよな!幽霊なんていねぇよな!」と笑顔で言った。(いや、お前の兄貴の呪いだろ?てか、なんで急に元気になってんだよ。というかやっぱり、、此処に居たら呪いが酷くなるんじやないか?なるべく早めに帰った方がいいな)俺はそう考えて、「なぁ?もう帰らないか?」とマイキーに言った。すると、「え~俺まだ帰りたくねぇよ」とマイキーは駄々をこねた。(はぁ~)俺がそうため息をつくと、「おい!早く終わらせるぞ」俺はマイキーにそう言った。「は~い」とマイキーは不満そうに言った。(てか、なんで俺がコイツをなだめてるんだ?)俺はそう思ったが口に出さなかった。
俺達は、お札を探しながら森の中を歩いていた。「なぁ~三途~」とマイキーに呼ばれたので俺は振り返った。すると、そこには黒いオーラをまとった、マイキーの姿があった。(黒い、、、)「ああああああああ!やっぱり!俺は、、呪われているんだ!」とマイキーは叫んだ。「なぁ~三途!俺って呪われてるんだろ?」とマイキーは俺に聞いてきた。「いや、知らねぇよ」俺はそう答えたが、内心かなり焦っていた。(ヤバいな)俺がそう思っていると、「やっぱりそうか!そうだよな!」とまたマイキーは叫んだ。そして、黒いオーラをまといながら俺の方に近づいてきた。俺は怖くなって逃げ出したがすぐに追いつかれてしまった。そして、俺の首を掴み持ち上げた。(苦しい)俺は咄嗟にマイキーを手で殴った。マイキーは地面に倒れたが、黒いオーラをまとったアイツはフラフラしながら立ち上がって、、、俺の方を向いた。俺の手に持っている明かりが、、、当たりを照らした。すると、マイキーの不気味な笑みが浮かび上がった。(ヤバい)俺はそう思うと、「おい!マイキー!」と叫んだ。だが、その声は聞こえていないようで、また俺の方に近づいてきた。俺は恐怖で森の中を逃げ回り始めた。(くそっ!やっぱりマイキーの黒い衝動が酷くなっていってるじゃねぇか!何でだよ!?)俺は無我夢中で走り回った。(はぁ、、)俺は疲れ過ぎて目を閉じてしまった。そのまま俺は疲れで眠ってしまい。
「おい!起きろ!」とドラケンの声が聞こえた。「え?」俺は驚いて目を開けると、そこには心配そうな顔をした皆の姿があった。「あれ?ここは?」俺がそう聞くと三ツ谷が答えた。「神社だよ」そう言って指さした先には、神社の鳥居があった。(なるほど)どうやら俺達はあの後気を失っていたらしい。そして、俺達を神社まで運んでくれたようだ。(それにしてもさっきのはなんだったんだ?)俺はそう思うと、さっき見た黒いオーラをまとったマイキーを思い出した「なぁ!マイキーは?!」俺がそう聞くとドラケンが「あぁ、マイキーならあそこにいるぞ。マイキ~」ドラケンが呼ぶと「よぉ、三途」マイキーがこちらにきたが、マイキーのオーラはなくなっていた。でも、ドラケンが「お前、急に倒れてるから心配したんだぞ」とマイキーに言うと、「え?俺倒れたの?」とマイキーは不思議そうに言った。「しかも、お前寝ながら寝言で『俺の衝動が、、』とか『ごめ、、んなさい』とか言ってたぞ」とドラケンが言うとマイキーは「え~俺そんなこと言ったの?」と驚いた顔をした。(良かった。黒い衝動が収まったみたいだな)俺はそう思って、「なぁ?もう帰ろうぜ」と皆に言った。
神社から帰りながら(これからどうしよう、、、、マイキーの黒い衝動が酷くなっちまったし、、今は収まってるけど、、、いつまた酷くなるか分からないし、、)と俺は思った。(やっぱりあの肝試しの噂で言ってた呪いとマイキーの黒い衝動が合わさって、呪いが酷くなったのかな)俺はそう思うと、「なぁ?マイキー?」とマイキーを呼んだ。すると「何?」とマイキーは俺の方を振り向いた。(よし!今なら言える気がする)そう思った俺は意を決して言った。「あのな、、その~あんまり無理すんなよ」俺がそう言うと、マイキーは一瞬驚いた顔をしたがすぐに笑顔になって「うん!分かった!」と言った。(良かったぁ~!これで少しは落ち着くかな、、、あの呪いは、マイキーの精神状態も関係してるみたいだしな)俺はそう思った。
「なぁ!三途~」と、マイキーが俺に話しかけてきたので俺は振り向いた。すると、「肝試し楽しかったか?」と聞いてきた。(え?急になんだよ)俺がそう思って戸惑っているとマイキーは続けて言った。「だから~肝試し楽しかったか聞いてんだよ」(あ~そういうことね)俺がそう思うと、「まぁ、」というと「良かった!」とマイキーは笑った。(、、、本当は、、お前のせいで肝試しが楽しめなかったんだけど、、でもまぁいいか)俺はそう思った。俺達はその後、それぞれの家に帰宅した。
皆は黒い衝動のこと知らないんだよな。黒い衝動、、、、、マイキーの兄貴の真一郎はマイキーを救う為にタイムリープの力を手にいれたと俺に言っていた。そして、その力で過去を変えようとしたのだ。だが、タイムリープの代償に真一郎は死に、マイキーには黒い衝動だけが残った。黒い衝動はさっきマイキーが俺を殺そうとしたみたいに、制御が出来ない。マイキーは、、黒い衝動が呪いだとは知らないが、自分の中には人を傷付ける黒い衝動があることを、、知っている。俺はそんなマイキーを黒い衝動から救う方法を考えた時もあった。でも、俺はバカだから何も思い付かなかったんだ、、、だからもう俺は、、、諦めかけていたんだ、、、「くそっ!そんな時に追い打ちをかけやがって!!うっ!、」俺は自分のベッドを殴りながらそう叫んだ。(もう、、無理だ)俺はそう思うと、「うっ!うっ!」涙が出てきた。(俺は、、もう、、どうしたらいいかわかんね~よ、、)俺はそう思うと静かに泣き続けた。その後俺は泣き疲れて寝った。
肝試しに行ってからやっぱりマイキー様子は変なままだった、、、俺は心配過ぎて、、夜は悪夢にうなされていた。
『うっ!止めろ!マイキー!!もう止めてくれ!!』血だらけのマイキーが、、笑いながら俺に近づいてくる。『なぁ?三途、、俺を殺してくれよ』とマイキーが俺に言った。(嫌だ!絶対に殺さない!!)俺がそう思うとマイキーは悲しそうに笑ってからまた言った。『頼むよ、、もう終わりにしたいんだ』俺はそれを聞いて泣き崩れた。『皆を、、傷付けたくないんだよ』とマイキーは血塗れな手を俺の頬に当てながら言った。俺の顔に血が付いて、、俺の頬から血が落ちた。『なぁ?三途』とマイキーが言った。『早く俺を殺してくれよ』俺はそれを聞いて泣きながら首を横に振った。するとマイキーは悲しそうに笑ってから「じゃあな」と言って俺に背を向けた。そしてそのまま歩き出して行った。(嫌だ!行くなよ!!)俺がそう思っても、足が動かないし声も出ない。(待ってくれよ!)そんな俺の願いも虚しくマイキーはどんどん遠ざかっていく。そして、とうとう見えなくなった。そこで目が覚めた俺は泣いていた。(また、この夢か)俺はそう思うと涙を拭いてから部屋を出た。
「はぁ~」俺はリビングのソファーに座ってため息をついた。(やっぱり、、マイキーのことが心配だなぁ~マイキーの黒い衝動をどうにかする方法はねぇかな?マイキーの黒い衝動は呪いだろ~?そしたら、何かオカルト的な感じか?)俺はそう考えてから、「よし!」と言って立ち上がった。(オカルト的な感じで呪いをどうにかする方法を探すぞ!)
俺はそういう呪い的なものをどうにかしたいという。オカルトの会みたいなポスターを街に貼った。(これで、誰か来るかな?)俺はそう思いながらそのポスターを見て待っていた。
それから俺の周りにはそういうのに興味がある奴らが集まったが、まぁ、、そんな、、、俺は真一郎のタイムリープやマイキーのマジをどうにかしたいとか、色々あるからオカルトにハマった訳で、、別にオカルトが好きな訳じゃない。でも皆は俺を「オカルト好きな奴」として認識したらしい。(まぁ、それで皆が俺に興味を持ってくれて、、、少しでも、、手掛かりが見つかれば、、)俺はそう思いながら今日もポスターを貼る。
そんなことしてたら、、マイキーにも見つかってしまった。「何それ?オカルト好きなの?」とマイキーがポスターを見ながら聞いてきたので俺は慌てて否定した。(ヤバい!バレたら、、)俺がそう思っているとマイキーは「ハハハッ!この前皆で肝試し行ったから?そういうのに目覚めたのか?」と楽しそうに笑った。(あ~良かったぁ)俺はそう思って「そうそう!」と答えた。すると、マイキーは「へぇ~」と言ってから俺のポスターを見た。(マイキーも連れて行ったら、、なんか分かるかな?)俺はそう思うと、「なぁ!マイキー!」と声をかけた。すると、マイキーは俺の方を振り向いたので俺は続けて言った。「マイキーも一緒に来ないか?オカルト的なやつ!興味あるだろ?」俺がそう言うと、マイキーは「え~?俺そういうの興味ないんだけど」と言ったが俺は続けて言った。「まぁ、そう言わずに行こうぜ!」俺がそう言うとマイキーは少し考えてから答えた。「分かったよ」とマイキーが言ったので俺は嬉しくなって「やったぁ!!」と答えた。
ーーー(武道視点)ーーー俺は過去を変えて、未来に帰ろうかと思っていたが「なぁ、武道。お前はオカルトとかに興味ねぇの?」と拓也達に言われたので俺は「え?」と聞き返した。すると拓也達から、「なんかさ、、、これ」そうして俺に何かを手渡した。それはポスターで『呪いをどうにかする方法を探すぞ!』『俺の友達が呪われてる』『呪いをどうにかしたい』と書かれていた。(え?呪い?)俺はそう思ってから、「え~と、これ何?」と聞いた。すると拓也が答えた。「なんかさ、オカルト的なのが好きな奴が書いたらしい」「それでさ~、このポスターの名前さ、、、」そう山岸はいうと、ポスターの下の方を指差して『主催者、三途春千夜』と書かれていた。(え?誰だろう?)俺がそう思っていると、「武道は知らないのか?東卍の奴らとよくつるんでるのに?」と山岸は不思議そうに言った。(知らなかった)俺がそう思っていると、山岸が続けた。「まぁ~武道は知らないかもしれないけどさ、三途は東京卍會の五番隊副隊長なんだよ!」「え?そうなの?」俺がそう聞くと、山岸は頷いた。(知らなかった)俺がそう思っていると、山岸が続けて言った。「それでさ~なんかそいつが、、、最近オカルトにハマったらしくてさ~」俺はそれを聞いて納得した。「でも、ダチが呪われてるとか、、書いてあったよな。誰だろうな」アッくんが言った。「確かに、、、」皆もそのポスターを見て不思議そうな顔をした。「俺達も行ってみたいって思ったけど、、、俺達より武道が行った方がいいんじゃね?」と山岸が言うと、皆も「そうだな」と言って俺を見た。(え?俺が行くの?)「何でだよ!俺は別にオカルトとか興味ないって!」俺がそう言うと、アッくんが「だってさ~武道は東京卍會のメンバーと知り合いだろ。そしたら、お前の方が詳しいじゃん」とアッくんが言うと、皆も「確かに!」と言って俺を見た。「分かった。行ってくるよ」俺がそう言うと、皆は「頑張れよ~」と言って俺を応援した。
俺はポスターに書いてた場所に行ってみると、そこは怪しい廃屋だった。(え?ここ入るの?)俺がそう思っていると、後ろから「ん?」という声が聞こえた。俺はびっくりして振り向くと、そこにはマイキー君が立っていて、「あれ?タケミッチじゃん」と言った。「え?あ、はい」俺がそう答えると、マイキー君は「何でこんなところにいるの?」と聞いてきた。(それはこっちのセリフだよ!)俺はそう思いつつも、「えっと~その~」と俺が言い淀んでいると、マイキーが「ん?どうした?」と言った。「これ!」俺はポスターをマイキーに見せた。すると、「あ~これね」と言ってから笑った。(え?何で笑うの?)俺がそう思っていると、「アイツが書いたやつだろ?」とマイキーが言った。「この主催者の三途君って東京卍會の人なんですね~」と俺が言うと、「まぁ~ね。この前みんなで肝試しに行ってから、、三途はオカルトにハマっちまってさ」とマイキー君は苦笑していた。(そうなんだ)俺がそう思っていると、「それでさ~タケミッチも一緒に行かない?」とマイキーが言ってきたので俺は驚いて「え?何でですか?」と聞いた。すると、「だって、俺一人じゃ寂しいじゃん。俺さ~アイツに無理やり連れてこられたんだよ。だから、タケミッチも一緒に来てよ」とマイキーが言うと、俺は「分かりました!」と答えた。(まぁ~俺もオカルトに少し興味あったし)俺がそう思っていると、「ありがとね~」と言って俺の手を握った。
「おぉ!マイキー、、、サンキュー!来てくれて!」と誰かが俺達の前にやって来た。その人は、長髪でマスクをしている、、、女の人みたいな人だった。(あれ?この人って、、)俺がそう思っているとその人は「ん?」と言って俺の方を見た。そして俺を見ると驚いた顔をしてから「え!?お前はたけみっち!?」と言った。「え?何で俺のこと知ってるんですか?」俺がそう聞くと、その人は「知ってるよ。集会の時に見たことあったし、、マイキーがよく話してたから」と言った。(そうなんだ)俺がそう思っていると、「貴方が三途君ですか?俺は花垣武道です!」「なぁ、何でこんなところにきたんだ?」「え~っと、三途君のポスターを見て来ました」と言うと、三途君は「そうか!」と嬉しそうに笑った。「あの~このポスターって、『友達が呪われてる』と書いてあるけど、、、誰のことなんですか?」俺がそう聞くと、三途君は「俺のダチでさ~最近様子がおかしくて、、なんかいつも上の空って感じなんだよ」と言った。(え?それってもしかして)俺は前にマイキー君が闇堕ちしていたのが、頭に過った。(まさか、、でも)俺がそう思っていると、「なぁ、俺も不思議に思ってたんだよ。それって誰だ」マイキー君も聞いていなかったようだ。「それは!言えねぇ!」と三途君は言った。(やっぱり、)俺がそう思っていると、「何でだよ」とマイキーが聞いた。すると三途君は「それは~その~」と言ってから黙り込んでしまった。「それより、入れよ」三途君は遮るように言った。「え?あ、はい」俺がそう言って中に入ると、三途君とマイキーも入ってきた。
中は薄暗くて気味が悪かったが、所々に蝋燭があって不気味さを演出していた。「あの~ここってどういう場所なんですか?」俺がそう聞くと、三途君は答えた。「ここはな!オカルト系の集会所だよ!」(やっぱり)俺はそう思いながら辺りを見渡すと、壁には絵や文字が描かれていたり写真があったりした。そして真ん中には祭壇のようなものがあり、そこにはお供え物が置かれていた。(なんか気味悪いな)俺はそう思いながらも祭壇の前にある座布団に座った。すると、三途君も俺の隣に座った。「なぁ?タケミッチ」と三途君が話しかけてきたので俺は「何ですか?」と言った。「お前さ~オカルトとかに興味あるの?」と聞かれたので俺は素直に答えた。「はい!あります!」俺がそう言うと、マイキーも寄ってきた。(え?何でこっちに来るの!?)俺がそう思っていると、マイキーは俺の耳で囁いた。「ちょっと、、三途、、、怖いね」「まぁ~確かになんか怖いけど、、」俺がそう答えるとマイキー君が「だろ?」と言った。すると、マイキーは突然立ち上がって言った。「なぁ!タケミッチ!俺さ~ちょっとトイレ行ってくるわ!」そう言ってからマイキーは部屋から出ていった。(え?マイキー君逃げ出した?!)俺がそう思っていると、三途君が「なぁ~タケミッチ?」と言った。「何ですか?」俺がそう聞くと、三途君は言った。「お前ってさ~オカルトとかに興味あるんだよな?だったらさ~ちょっと見て欲しいものがあるんだけど」俺はそう言われて興味が湧いたから頷いた。
すると、三途君が立ち上がって歩き出したので俺もついて行った。そして一つの部屋の前で立ち止まったので、俺は不思議に思いながらも中に入った。「これ、、、」そこには、、さっきのように壁に絵や文字が書かれていたが、目を引いたのは部屋の中央にある祭壇だった。そこには、沢山のお供え物があり、中には『お守り』も置いてあった。俺がそう言って近づくと、もっと驚くことがあった。それは、その祭壇に誰かの写真が置いてあったのだ。それは、、(え?これって、、マイキー君?)俺がそう思って写真を手に取ると、その写真にはいつもの笑顔を浮べる、、俺がよく知っているマイキー君が写っていた。でも、、その写真は、、血塗れだった。「え?これって、、」俺が、、ゾッとすると、、三途君の腕に包帯が巻かれていることに気づいた。そして、三途君は「あぁ~これか?」と言って包帯を外した。そこには、刃物で切られたような傷跡があった。「え?三途君、、その傷は?もしかして、、」俺がそう言うと三途君は「そうだぜ」と言って笑った。「俺が、やったんだよ」「どうして、そんなことを?」俺がそう聞くと三途君は言った。「血でも捧げたらさ~、、マイキーが、、」「え?マイキー?」俺がそう聞くと、三途君は「あぁ~マイキーが、、マイキーの、、、呪いが少しでも軽くなるかなって思って、、」腕の傷を触りながら三途君は言った。(え?呪い?)俺がそう思っていると、「なぁ~タケミッチ?」と三途君が言ってきたので俺は「何ですか?」と聞いた。すると、三途君は言った。「マイキーはな、、、呪われてるんだよ」「え?呪い?」俺がそう聞くと三途君は言った。「そうだ。マイキーはな、、呪われてんだよ!黒い衝動っていうやつに!」俺はそれを聞いて驚いたが、それと同時に納得した。(やっぱりか)俺がそう思っていると、三途君が言った。「でもさ~その呪いを解くにはどうしたらいいのか分かんねぇしよ~だから、、、俺は、、こんなことしてるんだ」三途君は悲しげな表情で写真を見た。「マイキーは、、俺の総長でもあるが、、、俺の、、幼馴染みでもあるんだよ」三途君は写真を見つめながら「だから、俺は、、マイキーを救ってやりたいんだ」と三途君の決意を聞いて、俺は何も言えなくなった。すると突然背後から声が聞こえたので振り返るとそこにはマイキー君が立っていて、驚いた顔をして言った。「え?お前ら何してんの?」俺がそう言うと、三途君が答えた。「いや~ちょっとな~」俺がそう答えると、マイキー君は俺と三途君を交互に見めると、、三途君の腕の刃物の傷を見つけた。「え?お前その傷、、、、、まさか自分でやったのか?」とマイキー君が聞くと、三途君は「あぁ~そうだよ。俺は自分でした」と言った。すると、マイキー君は三途君の腕を掴んだ。「お前!何やってんだよ!」と大声で叫ぶと、三途君は「うるせぇな」と言って睨みつけた。「あ、おい!それ見るなよ!」と三途君は叫んだが「うっ!」マイキー君は俺がびっくりして落としてしまった血塗れの、、、、写真を、、、、見つけてしまった。すると、三途君は「やめろ!」と言ってその写真を取ろうとしたが、マイキー君がそれを阻止して血塗れの写真をまじまじと見つめると恐怖で歪んだ顔をした。「な、なんだよこれ!俺の、、写真?しかも、、、これって、、、うっ!この付いてるのは、、、、お前の、、、、切っ、、た、、、血、、なのか?」と震える声で言うと、三途君は「チッ!だから見るなって言ったんだよ!」と言って舌打ちをした。「何でこんなことしてるんだよ、、、、自分を傷つけるなんて、、」とマイキー君は悲しげな顔をして言った。すると、三途君は「うるせぇな!お前には関係ねぇだろ!」と言って怒鳴った。
「関係なくねぇよ!」とマイキー君が言うと、三途君は驚いた顔をした。「だって俺はお前の大事な幼馴染みだろ!それに、、俺の大事な仲間でもあるんだよ!だから関係あるに決まってんだろ!」とマイキー君が叫ぶと、三途君は「うるせぇな!お前には分かんねぇよ!」と言って殴りかかった。すると、その拳をマイキーは簡単に受け止めた。「うっ!離せよ!」「離さねぇよ」そう言ってから三途君を抱きしめると、三途君は抵抗しなくなった。「なぁ?三途、、どうして、、、、もしかして、、!俺のせいか?」とマイキー君は悲しそうに言った。「あ?お前のせいかよ?何言ってんだよ!そんな訳ねぇだろ!、、、、俺のせいだよ!」すると、今度は三途君は涙を流し始め「あぁ、、俺のせいなんだ、、俺がマイキーの呪いを、、、、解かないといけねぇんだ!なのに、、俺が弱くて、、なんも出来なくて、、」と言って涙をボロボロ流した。「え?じゃあ、、、お前が、、、ポスターに書いてた『ダチが呪われてる』って俺のこと?」とマイキー君が聞くと、三途君は頷いた。「、、、、詳しくは言えねんだけどよ~マイキーには黒い衝動っていう呪いがあんだよ」と三途君が言うと、「黒い衝動?それが俺を苦しめてるの?」とマイキー君は不思議そうに聞いた。すると三途君が「そうだよ、だから呪いを解こうと思ってオカルトにハマったんだよ」と言った。「そうか、、でもさ~黒い衝動とかって、、中二病っぽいし、、、信じられな~い」とマイキー君が言うと、三途君は「はぁ?ふざけんなよ!俺は真剣に考えてんだよ!」と言って怒り出した。「ごめんごめん。でもさ、本当にあるのか?黒い衝動とかって」とマイキー君は不思議そうな目をして言った。「あるよ、、」と三途君は答えた。「え?」「だって、、、この前だって、、」と言ってから三途君は黙り込んだ。「大丈夫ですか?」と俺が聞くと三途君は「いや~なんでもねぇ!」と言った。「なんだ?もしかして、、、俺、、なんかしちまったのか?」とマイキー君が焦って言って「いや~何か言いたそうだったから」と俺も言った。すると、三途君は「あぁ~もう!言うよ!」と言って話し始めた。「俺を、、、殺そうと、、した、、」と三途君は震えた声で言った。「え?お前を?」「あぁ~そうだよ!お前の呪い、、、黒い衝動は、、人を殺したくなるんだ、、とても辛いことや悲しいこととか感情的な刺激を受けると発動しやすいんだ、、、」「え?どういうこと?俺がそんな?……確かに俺……たまに自分じゃないような気がするし、、」「それは!お前の中の黒い衝動がお前を乗っ取ろうとしてんだよ!」と三途君が叫ぶ。「え?そんな……俺って乗っ取られやすい体質なのか?」俺がそう聞くと三途君は「あぁ~そうだよ!お前はいつも自分じゃないような行動をとるし、人を傷つけたりもしてるだろ?」と言われた。「だからよ~!マイキーの呪いを解かねぇーといけねんだよぉ~!」三途君はそういうと、なにかの本を出してきた。「これは?」俺がそう聞くと、三途君は「あぁ~これか?『お祓い方法』だよ」と言って見せてくれた。「お祓い?それって幽霊とか呪いとかを退治するっていうことか?」「あぁ、この前ポスターを見た怪しい奴がいてな、そいつが書いたんだよ」と三途君は言った。「え?それって、、もしかして?」俺がそう聞くと、三途君が頷いたので俺は驚いた顔をした。「でさ~その本に書いてあんだけどよ!除霊するには『お祓い』をする必要があるって書いてあったんだ!」「お祓いか~」「だから、俺をここに連れてきたのか?」とマイキー君が言うと、三途君は頷いた「そうだ。でもな~お祓いってのも難しいんだよ!なんかこの本によると間違えたら」「間違ったら?」「そうなんだよ!間違えたらよ、お祓いしてる人に呪いが移ってしまうらしいんだ。つまり、間違えたら黒い衝動が俺に移ってしまうんだよ!だから、慎重にしねぇーといけねんだ!」「なるほど、それ!ヤバいじゃん!失敗したら俺ら死ぬじゃん!」「……あぁ……俺……間違えたら……俺……マイキーを、、殺しちまうかもしんねぇ……」三途君は泣きそうになりながら言った。「でも、やらないとマイキーの呪いは解けねぇ」「うん。だからやるしかねぇよな!」とマイキーが言うが、まだ少し不安そうな顔をしていた。でも、なんとかやる気を出したみたいだったので安心した。
「で?どうやるんだ?」と俺は三途君に聞いた。すると、三途君は「あぁ~まずはな」と言って説明してくれた。まず、準備するものは『お札』と『塩』らしい。そして、やり方だが……まず最初に『お札』をお祓いしたい人の体に貼り付ける。次に、塩を使ったりするのだそうだ。そして最後に『呪文』を唱えるのだ!「これどういう意味の呪文なんだ?」と俺が聞くと、三途君は答えてくれたが……めちゃくちゃ長かった。「うわー!長っが!」「え?これ覚えるの?」俺がそう言うと、三途君は「あぁ~そうだ。覚えないといけねぇーんだよ……これが大事で、これを………間違えたら…」と三途君は暗い顔をして言った。「間違えたら?」俺がそう聞くと、三途君は答えた。「失敗したり間違ったりしたら、呪文を唱えた奴に呪いが移る」と……俺はそれを聞いてゾッとした。「……三途……覚えられるか?」「え?お、おう。何とかな……俺は覚えるぜ」そう言って三途君は微笑んだけど辛そうな表情をしていた。でも、覚悟を決めたみたいだったから俺も頑張って覚えてみようと思った。
それから一時間くらい経ってついに三途君は全て覚えたらしい!そして準備は整ったのでさっそくやることにした。「じゃあな……やるぜ!」「うん!やって下さい!」俺はそう言うと、三途君は真剣な顔をして言った。「まずは、マイキーその祭壇の前に座って、お札を貼る」「分かった。じゃあ、行ってくるよ!」と三途君が言うと、俺は頷いた。そしてマイキーが祭壇の前に座ると、三途君はお札を貼っていった。すると……「うっ!あぁぁぁぁ!!」突然マイキーの様子がおかしくなり始めたのだ!「え?どうした?!」俺が慌てていると「頭が痛い!」とマイキーが叫んだ。すると三途君は「もっと貼らないとダメだな!もうちょっと頑張ろうぜ!」と言って、またお札を貼りつけた。その度にマイキーは痛そうにするけどそれでも我慢しているようだった。「や、やっぱりマイキー君は呪いにかかってんだな」俺がそういうと、三途君は「そうだな!呪いがマイキーを苦しめてるんだよ!」と言って苛立っていた。そしてやっとのことで全部貼り終えたらしい。「これで一通り終わったはずだぜ……次はいよいよ呪文を唱えるからな……間違えないようにしないと……」そしていよいよ呪文を唱える時が来た。俺は緊張しながら二人の顔を見ていた。三途君が唱え始め……その時だった!!!!突然何かが起こったのだ!!!「……うっ!なんだ?これ?目眩が……」と三途君が倒れたのだ!「えっ?!何が起こってるんですか?!」俺が驚いて聞くと、三途君は「……やべぇ……間違え…て……た………」そういうと、気を失ってしまった。「え?三途君!三途君~!!!」俺が必死に叫ぶが、返事はない。すると今度はマイキー君の様子がおかしい……「ハハハハハ……ハハ……」と笑い出したのだ!マイキー君の周りに黒い靄みたいなのが出てきていて、その目は虚ろだった。「まさか…あれが黒い衝動なのか?」俺が驚いていると、靄が大きくなって俺も気を失ってしまった。
