ドラケンの罪
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「あぁ~幸せだったあの頃に戻りたな……でも俺のせいか。俺がマイキーを止めれなかったからな……」
俺達は場地を東卍に連れ戻すために戦ったが、稀咲と半間は一虎に場地を殺すように言い包めていた。
一虎はマイキーの兄貴を殺したことで精神が不安定だったから…稀咲に言い包められてしまったんだろうな……
「マイキー………」マイキーは一虎の上に馬乗りになり何度も殴り続けていた……。横には…泣きながら場地の遺体を抱く……千冬……「あぁぁ!」まさに地獄絵図だった。
「もうすぐ一虎が出所するんだよな……」俺は呟く。
「あいつをまた仲間に入れて、また一緒に馬鹿やりてぇな……」三ツ谷は俺の独り言に答える。
「そうだな……」と俺達が話していると「俺さ…アイツをまた仲間にする気は持てないな……」とマイキーは呟く。
「え……?」俺達は驚く。
「だってさ、アイツのせいで兄貴は死んだんだぜ…俺はもう誰も失いたくねぇんだよ……」
「マイキー……」と呟く。
「俺さ、あいつを殺そうと思うんだけどいいかな?」
「え?殺すってどう言うことだよ?」と三ツ谷が聞く「殺したいぐらい……俺はあいつを憎んでいる……」とマイキーは答える。
「でもよ、殺したらお前が犯罪者になっちまうぞ?」と三ツ谷が言うと「俺はあいつを許せないんだ……心も体も全部、ぶっ壊してやりたいくらいなんだ……」とマイキーは答える。
「マイキー……そんな………」俺と三ツ谷が言っていると「なぁ、マイキー……」場地がその場にやってきた。
「一虎のこと……許せないのか……」場地が悲しそうに言うと「あぁ…許せない…」とマイキーは答える。
「そっか……」と場地は悲しそうに俯く。
「アイツはさ……マイキーを喜ばしたかったんだよ。だから……受け入れられなくて……お前を敵にするしかなかったんだ……」「え?」とマイキーは驚く。
「アイツ、さ…ずっと後悔してたんだよ……お前の兄貴を殺っちまったことを………だから……そうするしかなかったんだ」と場地は悲しそうに言う。
「嘘だ……」とマイキーは呟く。
「嘘じゃねぇよ!後悔しててさ…でもどうしようも出来なくてさ……「嘘だ!俺は信じない!」とマイキーは叫ぶ。
「嘘じゃねぇよ!聞いてくれよ!」場地がそう言うと「うるせぇ!黙れよ!」とマイキーは殴りかかる。
「待てよ!マイキー!」俺はマイキーの腕を掴んで叫ぶ。「離せよ!ドラケン!」とマイキーは暴れる。
「場地…お前の言うことが本当ならさ……俺はどうすればいいんだ?」とマイキーは悲しそうに言う。
「なぁ?教えてくれよ」と場地に頼むが「ごめん………それは俺が言うことじゃねぇかもしんねぇけど……一虎を許してやってくれよ………」と場地は答える。
「無理だよ!俺はあいつを許せない!」マイキーはそう叫んだ。
「なぁ?頼むから聞いてくれよ?」と場地は悲しそうに言う。「頼む!」と場地が頭を下げる。
「場地…」とマイキーは呟く。「どうだろう………?俺はアイツを許せるかな……?」とマイキーは俺達に聞く。
「俺は許すよ」とドラケンは言う。「俺もだな……アイツが反省しているならな」と三ツ谷も言う。
「そっかぁ……」三人はそれを聞いて許すと決めたのだろうと思っているようだった。だが俺はその言葉が不安だった。
(マイキーは本当に許すのかな?)と。
「なぁ……マイキー」俺はマイキーに声をかける。「何?」とマイキーは答える。
「本当に許すのか?」俺がそう聞くと「うん」とマイキーは頷く。俺は不安だったが信じた……
でも……やっぱりマイキーは許したくなかったんだな……嫌…許そうと少しはしていたのかもしれない…………でも……そう言ってくれた場地も奪われたからさ……今マイキーは一虎を殴って、殺そうとしているんだな……。
俺は何も出来なかった………止めれなかった……なんかさ……俺………
マイキーをずっと見てきたからさ……ずっと一緒にいたから……マイキーの憎しみも、悲しみも、全部分かってしまうんだよ………だからかなぁ………止めようと思うのに……体が動かない。
「あぁ、、あぁ……」マイキーが泣いている……一虎も泣いている……一虎はマイキーのパンチを受けてボロボロになっている……もうすぐ死んでしまいそうだ……
「なぁ?」俺が止めないので………三ツ谷は不思議に思い俺に声をかける。
「なんで止めねぇんだよ?ドラケン?」と。
「なぁ………」俺は声をかける。
「どうした?ドラケン?」と三ツ谷が聞いてくるので、俺は答える。「俺さ、マイキーのことずっと見てきたからさ……アイツの気持ちが分かるんだよ」「え?」と三ツ谷は驚く。
「だから……俺は止めないよ」と俺が言うと「ドラケン!」と三ツ谷が叫ぶ。
それと同時にマイキーの……最後の……憎しみのこもった拳が振り下ろされた——
——バキッと鈍い音が響き渡る………骨が折れる音……血が飛び散る音——「うっ!」とマイキーは声を上げる。あぁ…やっぱりな、俺は分かっていたよ。でもさ?俺は何も出来なかったよ……いや……しなかったよ———
「なぁ?ドラケン?」と俺を呼ぶ声………俺の目の前には血だらけの……一虎の返り血を浴びた……マイキーが立っていた。
「え?」俺が驚いているとマイキーは近づいて来て。そして俺に抱きついてきた。「ありがとうな!ケンちん!」と言うので俺は戸惑う。
(なんでだ?なんで……礼なんか言うんだよ?)と俺が思っているとマイキーは泣きながら俺に話す。「俺さ、ずっと辛かったんだ……解放さしてくれてありがとな……ケンちん!」と無理やり笑顔を作って言う。
「マイキー……」俺がそう呟くと「マイキー!!なんてことを!!本当に!殺っちまったのかよ!?」と三ツ谷は信じたくないと言うように叫ぶ。
「あぁ……」とマイキーは答える。「あぁぁぁぁ!!」三ツ谷は叫ぶ。
「ごめん、ごめんなぁ……マイキー」と俺は謝る。「ケンちんは悪くねぇよ」とマイキーは言う。
「いや!悪いのは俺だ!俺が止めていれば!」と言うと「違うって!俺が決めたことだから!」と泣きながら言うので俺は何も言えなくなる。
「このままじゃ……マイキーが捕まっちまう!」と俺が言うと「そうだな……」と三ツ谷は悲しそうに言う。
「俺がどうにかしてやろうか」俺達の前に稀咲がやってきて言った。「え?」と俺達は驚く。
「俺がマイキーを庇ってやるよ」とニヤリと笑って言うので俺は不安になる。
「でも、なんでそんなことをしてくれるんだ?」と俺が聞くと「あぁ、そうだな。条件がある……マイキーの罪の身代わりを用意してやる。その代わり俺のいうことを聞け……いいな?」とニヤッと笑いながら言うので「あぁ?!!」俺はイラつく。
「分かった……」とマイキーは答えるので俺は驚く。「おい!マイキー!」と俺が叫ぶが「ケンちん、ごめんなぁ」と言うだけだった。
「じゃあ、行くぞ?準備しろ?」と稀咲が言うので俺は止めようとするが三ツ谷に止められる。そして二人はその場を去って行った。
それから俺はマイキーを止められなかったことでずっと後悔して生きていた。
そしてある日、東京卍會は解散になり東京卍會は犯罪組織になっちまった……
「なぁ?ドラケン」と三ツ谷が俺に話しかけてきたので「ん?」と俺が反応すると「お前さ、ずっと後悔しているんだろ?」と言うので俺は頷く。
「いつか……俺にも……罰が下るかもな……俺にも……」と俺は言う。「あぁ、そうかもな」と三ツ谷は悲しそうに頷く。
俺は稀咲には従わず……悪いことはしていなかった。でも稀咲はそれが気に入らなかったんだろう……
ある時、俺が部屋で休んでいると外で車の音が聞こえて俺は気になり、窓の外を見ると。
そこには半間の姿があった。俺は外に出ると……半間は俺に「よぉ?ドラケン?」と言ってくるので俺は驚く。
「半間なんでお前がここに?!」と言うと「あぁ?お前に会いに来たんだよ」と言うので俺はゾクッとした。
「俺に?」と聞くと半間はニヤッと笑って頷く。「あぁ、そうだぜ?ドラケン」と言うので俺は戸惑う。
半間は俺を連れてある場所に連れて行った。そこは廃墟になったビルだった。
そこには半間の仲間がいた。その中にマイキーもいた。マイキーは無表情でただ、ボーッとしていて……その姿はまるで人形のようだった。
そして、もっと驚いたのは……俺の……俺の……エマが………腕を縛られて……口にガムテープを貼られていて……ボロボロで倒れていたから……俺は驚く。
「エマ!!」と俺が叫ぶと半間は笑う。「ドラケン!久しぶりだな?元気か?」と言うので俺は怒りが込み上げてくるが我慢する。
そして半間は俺をマイキーの元に連れて行きこう言うのだ。「ほら?お前の大事なダチだ」と。俺はマイキーを見る、、「あぁ……ケンちん、、ごめんね……エマを、、」とマイキーは無表情のまま俺に言う。
「お前!エマに何をしたんだよ!!」と俺が叫ぶと半間は楽しそうに笑いながら話す。「あぁ?俺は何もしてねぇよ?」
「あぁ!」俺がキレていると「お前の恋人は人質だ」後ろを振り向くと、、稀咲が不気味な笑顔で立っていた。
「半間!稀咲!お前!」俺がそう言うと半間は笑いながら言う。
「ドラケン、、お前には俺の言うことを聞くしかないんだよ?」と言うので俺は黙るしか無かった。
そして稀咲は俺にこう命令したんだよ。『俺が言った奴らを殺せ』ってな……俺は断れなかった……断ったらエマが殺されちまうと思ったから——
「お前は誰だ!止めろ!!何すんだ!やめっ!」とターゲットは叫ぶ。俺は……ポケット入れたナイフを……取り出して……この手に握りしめた……「やめろぉぉ!」と叫ぶターゲットの胸にナイフを突き刺した。
俺は……人を殺したんだ……(あぁ、俺はもう終わりだな)と俺は思った。
それからは毎日のように人を殺した……でもさ?やっぱり辛くてさ?苦しくてさ?後悔してたんだよ?本当はこんなことしたくなかったんだよ!なぁ?(マイキーも……一虎を殺った時も、こんな気持ちだったのかな?)
半間はエマの拘束を解く……「ほらよ。報酬だぜ」と半間はエマを俺のほうに放り投げた。
エマは俺の腕の中に入った。「ドラケン……ごめんね」とエマは泣きながら言うので俺はエマを抱きしめる。
「エマ……」俺が呟くと「ねぇ……ドラケンは私を助ける為にこんなことしたんだよね?」
「え?」と俺が言うと「ドラケン……優しいもんね?私のためにしてくれたんだよね?」とエマは言う。
俺は何も言えなかった……だってさ?俺が人を殺したのは事実だしな……
「あぁ……」そう俺が答えると「やっぱり……私のために……人を…」とエマは泣き出してしまった。「ごめんな……エマ」と俺はエマを抱きしめ……謝ることしか出来なかった。
「俺はな……エマ……お前のことが好きなんだよ。だから守りたかったんだ」と俺が言うと「うん、分かってるよ。私もケン坊のこと……好きだよ?」とエマは言う。「そうか」俺はそう言うとエマをさらに強く抱きしめた。
(ごめん……ごめんな、エマ……俺は……ただ…守りたかったんだ…)俺は心の中でそう呟いた。
半間の他に……マイキーもいた……マイキーは……そんな俺とエマを、見つめて……悲しそうに泣いていた………
「ケンちん……ごめんなぁ……俺のせいでこんな目に遭わせてしまって」とマイキーは泣きながら俺に言う。
「違う!俺のせいなんだ!俺が…」と俺は叫ぶ。
「ケンちんは悪くないよ……悪いのは俺だから」とマイキーは言う。
「違う!俺が悪いんだ!」と俺は叫ぶがマイキーは首を横に振るだけだった。
そして……半間は言うのだ。『これでお前は自由だ』と。俺はその言葉を聞いた時…嬉しかったよ?やっと解放されたんだってな?
でも……俺は……人を殺して自由になったって嬉しくなかったんだよ!だってさ?人を殺したんだぞ?!
それにエマまで巻き込んでしまった!なぁ?それにマイキーはどうなるんだ?アイツらの言いなりになってしまったマイキーはどうなるんだよ?!なぁ?
「マイキー……」と俺が心配そうに言うとマイキーは「大丈夫だ」と微笑む。
「マイキー……お前……」俺が言うとマイキーはニコッと笑う。「ごめんね?ケンちん」とマイキーは言う。
「なんで謝るんだよ?」と俺が聞くと「俺、もう行くのかな?」と言うので俺は驚く。
「え?!どこにだよ?!」と言うとマイキーは悲しそうに言う。「地獄かな?」その言葉に俺はゾクッとした。
「そうかもなぁ……俺もお前も地獄行きかもな?」と俺が言うとマイキーは笑う。「あはは……そうかもなぁ……そしたら……苦しいのも……辛いのも……悲しいのも……全部共有出来るね?」と言うので俺は「そうだな」と答える。
そして俺は……殺人の罪に問われて、刑務所に入れられたんだ
「もうすぐか……」と俺は呟く。俺は沢山の人の命を……奪ってしまったんだ。だから俺は……もうすぐ死刑になるんだな……そう思っていると「面会だ」監修がそう言って入ってきた。
俺が面会室に連れていかれると、そこには三ツ谷が座っていた。「よぉ?ドラケン」と三ツ谷は言う。「あぁ……久しぶり」と俺は答える。
「もう……会えないな」と三ツ谷が言うと俺は「そうだな、もう会えねぇな……もうすぐ俺は死刑になるからよ」と言う。「あぁ……」
「なぁ、あの時のこと覚えてるか?」と俺が言うと「あぁ……」三ツ谷は答える。「『いつか……俺にも……罰が下るかもな……』って俺は言ったよな?」と言うと「あぁ……」と三ツ谷は頷く。
「俺は…もうすぐ……本当の意味で……罰が下るんだな」と俺が言うと「そうだな、でもよ?ドラケン……お前は人を殺したけどよ?でも……それは仕方なかったんじゃねぇの?」と三ツ谷が言うので俺は驚く。「え?」と俺が言うと「だってよ?そうしないとエマが殺されていたかもしれねぇだろ?」と言うので俺は「あぁ……」と呟く。
「でも、俺が殺人をした事実は変わらないだろ?それに……俺はもう直ぐ……死ななきゃならねぇんだ……それは……償いきれない罪だよ」俺はそう言うと三ツ谷は黙ってしまったんだ。
「なぁ、三ツ谷……」と俺は言う。「ん?」と三ツ谷は答える。
「エマは、、エマは……どうか?」と俺が聞くと「あぁ、、エマは元気だぜ?でもよ?お前に会いたいって泣いてばかりいるんだよ」と言うので俺は驚く。「そうか、、」と俺が言うと「なぁ?ドラケン?」と三ツ谷が言うので俺は「なんだ?」と答える。
すると三ツ谷は俺に言うのだ。「エマちゃんもそうなんだが、、俺も、、お前に会いたいんだよ」と言うので俺は驚く。「え?」と俺が言うと三ツ谷は悲しそうな顔で言うんだ。
「俺達さ?結構仲良かったじゃん?だからさ?お前に会えないのが辛いんだよ……もう二度と会えないなんて……悲しいじゃんか?」と三ツ谷が言うので俺は「あぁ……」と答える。
「……実はさ」と三ツ谷は泣いたまま言う。「なんだ?」と俺が聞くと三ツ谷は泣きながらこう言ったんだ。「言おうか迷ってんだんだけどさ……」「何をだ?」と俺が聞くと三ツ谷はこう言ったんだ。「マイキーがさ」「マイキーがどうしたんだよ?」と俺が聞くと「マイキーが……マイキーか……死んじまったんだ」と三ツ谷が泣きながら言うので俺は「え?!!」と驚いた。「マイキーが…死んだって?」と俺が言うと「あぁ」と三ツ谷は答える。
「そんな、嘘だろ?」と俺が言うと「本当だよ」と三ツ谷が言う。「なんでだよ?」と俺が聞くと「自殺だ」と言うので俺は言葉を失う。(あぁ……マイキー……)
『俺、もう、逝くのかな?』『そしたら……苦しいのも、辛いのも、悲しいのも、全部共有出来るね?』とマイキーの言葉を思い出す…………
「ドラケン……」と三ツ谷が俺を呼ぶので俺は我に返る。「なんだ?」と俺が聞くと「マイキーはさ?やっぱり……自分のせいって……思ってたみたい」と三ツ谷が言うので俺は驚く。
「え?どういうことだよ?」と俺が聞くと「マイキーはさ?お前の代わりに自分が死ねば良かったってずっと後悔してたんだよ」と言うのだ。「そんなわけねぇだろ!なんでだよ!」と俺が叫ぶと三ツ谷は悲しそうに言う。
「あいつさぁ、自分が死ねば良かったってずっと思ってたんだよ」と三ツ谷が言うので俺は「なんだよそれ」と言う。「マイキーはさ?ドラケンが捕まったのは自分のせいだって言ってたんだ。それでさ……これ」そう言って三ツ谷が差し出したのは……マイキーの……手紙だった。
「ケンチン…へ。読むぞ」と三ツ谷は手紙を読み始める。
『ケンちんへ…これをお前が読んでいる時、俺はこの世にはいないと思う。あぁ……そうだね。ケンちんも一緒に……逝くんだったな……俺はさ?お前にも……エマにも、皆に迷惑かけたよな?本当にごめん。俺はさ?ケンちんが捕まったのは自分のせいだって思ってたんだ』
「違う!マイキーのせいじゃない!」
『だからさ?俺決めたんだ……ケンちんと一緒の場所に逝こうって………俺達ずっと一緒だったよな?だからさ?一緒に逝こうぜ?』
『ケンちん……俺さ?お前に会えて良かったよ……お前と一緒にいれて幸せだった。だからありがとうな?それとごめん……先に……俺は逝くからよ……ケンちんはゆっくり来いよな?じゃあな?』
「待ってくれ!マイキー!」
『バイバイ』
「そんな…嘘だろ?」と俺が言うと読んでくれていた三ツ谷は泣き崩れる。そして俺も涙を流したのだった。
俺は…ケンちんに手紙を書いた。『ケンちんへ』と書いた。そしてそれを封筒に入れて封をする。「よしっ!」と言って俺は立ち上がる。そして俺はアジトの屋上へと向かう。
「マイキー!何してんだ!!」俺が廊下を歩いていると、稀咲が俺を呼び止める。「うるせぇな」と俺は呟く。「お前!何してんだよ!」とまた、叫ぶので俺はため息をつく。
「うるさいなぁ」と言うと「おい!マイキー!!聞いてんのかよ!!」と言うので俺は無視して歩き続ける。
そして屋上に着く階段を俺は、ゆっくりと歩き出した……階段を上っていく度に胸が苦しくなる。(なんでだよ?!)と俺は思う。(なんでこんな気持ちになるんだよ?!)と思いながらも階段を上っていく。
そして屋上の扉の前に着く。「ふぅ」と俺は息をはく。そして扉を開けた瞬間、風が吹いた気がしたんだ~。(風が気持ちいいな)そして…俺は屋上の柵に手をかける。
「ケンちんに会えるかなぁ?会えたら良いなぁ」と俺は呟く。
そして…柵をよじ登り向こう側に立つ。「ケンちん…」と俺は呟く。「会いたいよぉ」と俺は言う。涙が出そうになるが我慢する。(泣くな!泣くなよ!!俺!!)そして俺は一歩を踏み出す。「ケンちん…皆……ごめんなぁ」と俺は言いながら飛び降りた。
「ドラケン…俺達に最後に顔を見せてくれないか?最後に……笑ってくれよ?」と三ツ谷が言うので俺は「あぁ……」と笑ってみせた。すると三ツ谷も笑ったのだ。
でも…もう皆で集まることは出来ないんだよな……皆の笑顔を……もう二度と見ることが出来ないんだよなと俺は思ったんだ……
「なぁ?ドラケン……」と三ツ谷が俺に言う。
「なんだ?」と答えると「また会えるよな?俺達さ…なぁ?」「あぁ……来世では…会えるといいな……」と俺が言うと「そうだな……また会えるよな?」と三ツ谷が悲しそうに言うので俺は胸が痛くなった。
「うっうっ……あぁ……っ、生まれ変っても………また友達になろうな?」と俺は泣きながら言うと「あぁ……そうだな」と三ツ谷も目に涙を浮かべながら言う。
三ツ谷は泣きながら手を前のガラスに当てながら「ドラケン…」と俺の名前を呼ぶので俺は「なんだ?」と答える。
すると三ツ谷は泣きながら言うのだ。「ありがとうな?俺達の……ダチでいてくれて」と言うので俺は「あぁ……俺もだ。ありがとうな?俺のダチになってくれて」とガラスに手を当て変えす。
「ドラケン…俺達さ?お前と会えて良かったよ。だからさ?泣かないでくれよ」と言うので俺は「あぁ……俺もだ。お前らと出会えて良かったよ」と言うと三ツ谷は泣きながら笑うんだ。
「なぁ?ドラケン?」「なんだ?」「またな?」「おう……バイバイ」そして俺達は……永遠の別れをしたんだ……
次の日俺は……死刑が執行される日だった……なんかさ…死刑なんてさ……アニメとか漫画の世界だけだと思ってたから………まさか自分がこんなことになるなんて思わなかったよ?まぁでもさ…しょうがないよな?俺が殺したんだから。
「なぁ?」と俺の隣にいた刑務官が俺に言う。「なんだ?」と俺が言うと「お前さぁ……いい奴だよな?」と言うので俺は「は?何言ってんだよ!ww俺は人殺しだぞ?ww」
と言うと「でもさ?お前は……人を助けたりもしてたんだろ?受刑者の命を救ったりさ」と言うので俺は「あぁ…まぁな」と答える。
すると刑務官は「何でだろうな?お前みたいな奴でも……犯罪者になるんだな」と言うので俺は「さぁな?俺にもわかんねぇよ」と言うと刑務官は「そっかぁ」と悲しそうに言う。
「なぁ?」と刑務官が俺に言うので俺は「ん?」と言うと刑務官は「お前はさ………人を殺すのに抵抗なかったのか?」と言うので俺は「あぁ…あったよ。でもな?俺が殺さないと他の奴等が死ぬんだって思ったら……殺すしかねぇじゃん?だから俺は殺したんだ」と言うと刑務官は「そうか」と言うので俺は「なんだよ?」と言うと刑務官は「いや……何でもない」と言う。
そして俺は刑場へと連れていかれる。 死刑が執行される時が来たようだ。あぁ、俺死ぬんだなって思ったらさ?なんか泣けてきたんだよ?でもさ?泣くのは違う気がしたからさ……泣かないように頑張ったんだよ。
「なぁ?」と刑務官が言うので俺は「なんだ?」と答える。すると刑務官は「お前さ?なんかやり残したことないのかよ?」と言うので俺は少し考えてから答えるんだ。
「うーん。そうだなぁ~、俺はアイツらと……もっと一緒に居たかったかなぁ~。アイツらと馬鹿やって騒いでさ?喧嘩して仲直りしてさ?また喧嘩してって繰り返してさ?でもな?もう無理なんだよ。だからさ?俺が死んだら俺の分まで生きて欲しいんだよ」と言うと刑務官は「そうか……」そう言うと、俺の首に縄をかける。
「次の人生が……もしあれば…また会えるといいな」と刑務官は言うと「あぁ……そうだな」と答えた。そして俺は目を閉じたんだ。
「何で!お前はいつも、死刑囚にそんな」刑務官は上司に怒鳴られていた。「いや……でも……アイツは……」と刑務官が言うと上司は「お前は!死刑囚に情でも湧いたのか?」と言うので「いや……そういう訳じゃ!」と言うと上司は「じゃあなんなんだよ!!」と言うので刑務官は答える。
「アイツは確かに悪い奴だったかもしれない!でもな?アイツにも!!だからその人達の気持ちを考えるとさ?やりきれなくてさ?」と言うと上司はため息をつく。「お前は優し過ぎるんだよ」と上司が言うので「すみません……」と謝る。
「はぁ~」とため息をつくと上司は刑務官に言う。「お前はもう帰れ」と言うと刑務官は「はい」と言って部屋を出ていくのだった。
翌日、ドラケンが死刑になったのは……三ツ谷にも知らされた。三ツ谷は千冬とそのことを話していた。「ドラケン君……」と千冬が悲しそうに言う。
「あぁ、ドラケン……どうしてだよ!なんでなんだよ!」と三ツ谷も泣きながら叫ぶ。
「なぁ?千冬……」と三ツ谷が言うと千冬は「はい?」と答える。
すると三ツ谷は「俺さ?ドラケンを救えなかったよ」と言うので千冬も悲しそうに言う。「俺もです……場地さんを……」
——そう……二人は皆を救いたかったのだ。でも……救えなかった。二人は何も出来なかった自分達の無力さを悔やむのだった。
俺達は場地を東卍に連れ戻すために戦ったが、稀咲と半間は一虎に場地を殺すように言い包めていた。
一虎はマイキーの兄貴を殺したことで精神が不安定だったから…稀咲に言い包められてしまったんだろうな……
「マイキー………」マイキーは一虎の上に馬乗りになり何度も殴り続けていた……。横には…泣きながら場地の遺体を抱く……千冬……「あぁぁ!」まさに地獄絵図だった。
「もうすぐ一虎が出所するんだよな……」俺は呟く。
「あいつをまた仲間に入れて、また一緒に馬鹿やりてぇな……」三ツ谷は俺の独り言に答える。
「そうだな……」と俺達が話していると「俺さ…アイツをまた仲間にする気は持てないな……」とマイキーは呟く。
「え……?」俺達は驚く。
「だってさ、アイツのせいで兄貴は死んだんだぜ…俺はもう誰も失いたくねぇんだよ……」
「マイキー……」と呟く。
「俺さ、あいつを殺そうと思うんだけどいいかな?」
「え?殺すってどう言うことだよ?」と三ツ谷が聞く「殺したいぐらい……俺はあいつを憎んでいる……」とマイキーは答える。
「でもよ、殺したらお前が犯罪者になっちまうぞ?」と三ツ谷が言うと「俺はあいつを許せないんだ……心も体も全部、ぶっ壊してやりたいくらいなんだ……」とマイキーは答える。
「マイキー……そんな………」俺と三ツ谷が言っていると「なぁ、マイキー……」場地がその場にやってきた。
「一虎のこと……許せないのか……」場地が悲しそうに言うと「あぁ…許せない…」とマイキーは答える。
「そっか……」と場地は悲しそうに俯く。
「アイツはさ……マイキーを喜ばしたかったんだよ。だから……受け入れられなくて……お前を敵にするしかなかったんだ……」「え?」とマイキーは驚く。
「アイツ、さ…ずっと後悔してたんだよ……お前の兄貴を殺っちまったことを………だから……そうするしかなかったんだ」と場地は悲しそうに言う。
「嘘だ……」とマイキーは呟く。
「嘘じゃねぇよ!後悔しててさ…でもどうしようも出来なくてさ……「嘘だ!俺は信じない!」とマイキーは叫ぶ。
「嘘じゃねぇよ!聞いてくれよ!」場地がそう言うと「うるせぇ!黙れよ!」とマイキーは殴りかかる。
「待てよ!マイキー!」俺はマイキーの腕を掴んで叫ぶ。「離せよ!ドラケン!」とマイキーは暴れる。
「場地…お前の言うことが本当ならさ……俺はどうすればいいんだ?」とマイキーは悲しそうに言う。
「なぁ?教えてくれよ」と場地に頼むが「ごめん………それは俺が言うことじゃねぇかもしんねぇけど……一虎を許してやってくれよ………」と場地は答える。
「無理だよ!俺はあいつを許せない!」マイキーはそう叫んだ。
「なぁ?頼むから聞いてくれよ?」と場地は悲しそうに言う。「頼む!」と場地が頭を下げる。
「場地…」とマイキーは呟く。「どうだろう………?俺はアイツを許せるかな……?」とマイキーは俺達に聞く。
「俺は許すよ」とドラケンは言う。「俺もだな……アイツが反省しているならな」と三ツ谷も言う。
「そっかぁ……」三人はそれを聞いて許すと決めたのだろうと思っているようだった。だが俺はその言葉が不安だった。
(マイキーは本当に許すのかな?)と。
「なぁ……マイキー」俺はマイキーに声をかける。「何?」とマイキーは答える。
「本当に許すのか?」俺がそう聞くと「うん」とマイキーは頷く。俺は不安だったが信じた……
でも……やっぱりマイキーは許したくなかったんだな……嫌…許そうと少しはしていたのかもしれない…………でも……そう言ってくれた場地も奪われたからさ……今マイキーは一虎を殴って、殺そうとしているんだな……。
俺は何も出来なかった………止めれなかった……なんかさ……俺………
マイキーをずっと見てきたからさ……ずっと一緒にいたから……マイキーの憎しみも、悲しみも、全部分かってしまうんだよ………だからかなぁ………止めようと思うのに……体が動かない。
「あぁ、、あぁ……」マイキーが泣いている……一虎も泣いている……一虎はマイキーのパンチを受けてボロボロになっている……もうすぐ死んでしまいそうだ……
「なぁ?」俺が止めないので………三ツ谷は不思議に思い俺に声をかける。
「なんで止めねぇんだよ?ドラケン?」と。
「なぁ………」俺は声をかける。
「どうした?ドラケン?」と三ツ谷が聞いてくるので、俺は答える。「俺さ、マイキーのことずっと見てきたからさ……アイツの気持ちが分かるんだよ」「え?」と三ツ谷は驚く。
「だから……俺は止めないよ」と俺が言うと「ドラケン!」と三ツ谷が叫ぶ。
それと同時にマイキーの……最後の……憎しみのこもった拳が振り下ろされた——
——バキッと鈍い音が響き渡る………骨が折れる音……血が飛び散る音——「うっ!」とマイキーは声を上げる。あぁ…やっぱりな、俺は分かっていたよ。でもさ?俺は何も出来なかったよ……いや……しなかったよ———
「なぁ?ドラケン?」と俺を呼ぶ声………俺の目の前には血だらけの……一虎の返り血を浴びた……マイキーが立っていた。
「え?」俺が驚いているとマイキーは近づいて来て。そして俺に抱きついてきた。「ありがとうな!ケンちん!」と言うので俺は戸惑う。
(なんでだ?なんで……礼なんか言うんだよ?)と俺が思っているとマイキーは泣きながら俺に話す。「俺さ、ずっと辛かったんだ……解放さしてくれてありがとな……ケンちん!」と無理やり笑顔を作って言う。
「マイキー……」俺がそう呟くと「マイキー!!なんてことを!!本当に!殺っちまったのかよ!?」と三ツ谷は信じたくないと言うように叫ぶ。
「あぁ……」とマイキーは答える。「あぁぁぁぁ!!」三ツ谷は叫ぶ。
「ごめん、ごめんなぁ……マイキー」と俺は謝る。「ケンちんは悪くねぇよ」とマイキーは言う。
「いや!悪いのは俺だ!俺が止めていれば!」と言うと「違うって!俺が決めたことだから!」と泣きながら言うので俺は何も言えなくなる。
「このままじゃ……マイキーが捕まっちまう!」と俺が言うと「そうだな……」と三ツ谷は悲しそうに言う。
「俺がどうにかしてやろうか」俺達の前に稀咲がやってきて言った。「え?」と俺達は驚く。
「俺がマイキーを庇ってやるよ」とニヤリと笑って言うので俺は不安になる。
「でも、なんでそんなことをしてくれるんだ?」と俺が聞くと「あぁ、そうだな。条件がある……マイキーの罪の身代わりを用意してやる。その代わり俺のいうことを聞け……いいな?」とニヤッと笑いながら言うので「あぁ?!!」俺はイラつく。
「分かった……」とマイキーは答えるので俺は驚く。「おい!マイキー!」と俺が叫ぶが「ケンちん、ごめんなぁ」と言うだけだった。
「じゃあ、行くぞ?準備しろ?」と稀咲が言うので俺は止めようとするが三ツ谷に止められる。そして二人はその場を去って行った。
それから俺はマイキーを止められなかったことでずっと後悔して生きていた。
そしてある日、東京卍會は解散になり東京卍會は犯罪組織になっちまった……
「なぁ?ドラケン」と三ツ谷が俺に話しかけてきたので「ん?」と俺が反応すると「お前さ、ずっと後悔しているんだろ?」と言うので俺は頷く。
「いつか……俺にも……罰が下るかもな……俺にも……」と俺は言う。「あぁ、そうかもな」と三ツ谷は悲しそうに頷く。
俺は稀咲には従わず……悪いことはしていなかった。でも稀咲はそれが気に入らなかったんだろう……
ある時、俺が部屋で休んでいると外で車の音が聞こえて俺は気になり、窓の外を見ると。
そこには半間の姿があった。俺は外に出ると……半間は俺に「よぉ?ドラケン?」と言ってくるので俺は驚く。
「半間なんでお前がここに?!」と言うと「あぁ?お前に会いに来たんだよ」と言うので俺はゾクッとした。
「俺に?」と聞くと半間はニヤッと笑って頷く。「あぁ、そうだぜ?ドラケン」と言うので俺は戸惑う。
半間は俺を連れてある場所に連れて行った。そこは廃墟になったビルだった。
そこには半間の仲間がいた。その中にマイキーもいた。マイキーは無表情でただ、ボーッとしていて……その姿はまるで人形のようだった。
そして、もっと驚いたのは……俺の……俺の……エマが………腕を縛られて……口にガムテープを貼られていて……ボロボロで倒れていたから……俺は驚く。
「エマ!!」と俺が叫ぶと半間は笑う。「ドラケン!久しぶりだな?元気か?」と言うので俺は怒りが込み上げてくるが我慢する。
そして半間は俺をマイキーの元に連れて行きこう言うのだ。「ほら?お前の大事なダチだ」と。俺はマイキーを見る、、「あぁ……ケンちん、、ごめんね……エマを、、」とマイキーは無表情のまま俺に言う。
「お前!エマに何をしたんだよ!!」と俺が叫ぶと半間は楽しそうに笑いながら話す。「あぁ?俺は何もしてねぇよ?」
「あぁ!」俺がキレていると「お前の恋人は人質だ」後ろを振り向くと、、稀咲が不気味な笑顔で立っていた。
「半間!稀咲!お前!」俺がそう言うと半間は笑いながら言う。
「ドラケン、、お前には俺の言うことを聞くしかないんだよ?」と言うので俺は黙るしか無かった。
そして稀咲は俺にこう命令したんだよ。『俺が言った奴らを殺せ』ってな……俺は断れなかった……断ったらエマが殺されちまうと思ったから——
「お前は誰だ!止めろ!!何すんだ!やめっ!」とターゲットは叫ぶ。俺は……ポケット入れたナイフを……取り出して……この手に握りしめた……「やめろぉぉ!」と叫ぶターゲットの胸にナイフを突き刺した。
俺は……人を殺したんだ……(あぁ、俺はもう終わりだな)と俺は思った。
それからは毎日のように人を殺した……でもさ?やっぱり辛くてさ?苦しくてさ?後悔してたんだよ?本当はこんなことしたくなかったんだよ!なぁ?(マイキーも……一虎を殺った時も、こんな気持ちだったのかな?)
半間はエマの拘束を解く……「ほらよ。報酬だぜ」と半間はエマを俺のほうに放り投げた。
エマは俺の腕の中に入った。「ドラケン……ごめんね」とエマは泣きながら言うので俺はエマを抱きしめる。
「エマ……」俺が呟くと「ねぇ……ドラケンは私を助ける為にこんなことしたんだよね?」
「え?」と俺が言うと「ドラケン……優しいもんね?私のためにしてくれたんだよね?」とエマは言う。
俺は何も言えなかった……だってさ?俺が人を殺したのは事実だしな……
「あぁ……」そう俺が答えると「やっぱり……私のために……人を…」とエマは泣き出してしまった。「ごめんな……エマ」と俺はエマを抱きしめ……謝ることしか出来なかった。
「俺はな……エマ……お前のことが好きなんだよ。だから守りたかったんだ」と俺が言うと「うん、分かってるよ。私もケン坊のこと……好きだよ?」とエマは言う。「そうか」俺はそう言うとエマをさらに強く抱きしめた。
(ごめん……ごめんな、エマ……俺は……ただ…守りたかったんだ…)俺は心の中でそう呟いた。
半間の他に……マイキーもいた……マイキーは……そんな俺とエマを、見つめて……悲しそうに泣いていた………
「ケンちん……ごめんなぁ……俺のせいでこんな目に遭わせてしまって」とマイキーは泣きながら俺に言う。
「違う!俺のせいなんだ!俺が…」と俺は叫ぶ。
「ケンちんは悪くないよ……悪いのは俺だから」とマイキーは言う。
「違う!俺が悪いんだ!」と俺は叫ぶがマイキーは首を横に振るだけだった。
そして……半間は言うのだ。『これでお前は自由だ』と。俺はその言葉を聞いた時…嬉しかったよ?やっと解放されたんだってな?
でも……俺は……人を殺して自由になったって嬉しくなかったんだよ!だってさ?人を殺したんだぞ?!
それにエマまで巻き込んでしまった!なぁ?それにマイキーはどうなるんだ?アイツらの言いなりになってしまったマイキーはどうなるんだよ?!なぁ?
「マイキー……」と俺が心配そうに言うとマイキーは「大丈夫だ」と微笑む。
「マイキー……お前……」俺が言うとマイキーはニコッと笑う。「ごめんね?ケンちん」とマイキーは言う。
「なんで謝るんだよ?」と俺が聞くと「俺、もう行くのかな?」と言うので俺は驚く。
「え?!どこにだよ?!」と言うとマイキーは悲しそうに言う。「地獄かな?」その言葉に俺はゾクッとした。
「そうかもなぁ……俺もお前も地獄行きかもな?」と俺が言うとマイキーは笑う。「あはは……そうかもなぁ……そしたら……苦しいのも……辛いのも……悲しいのも……全部共有出来るね?」と言うので俺は「そうだな」と答える。
そして俺は……殺人の罪に問われて、刑務所に入れられたんだ
「もうすぐか……」と俺は呟く。俺は沢山の人の命を……奪ってしまったんだ。だから俺は……もうすぐ死刑になるんだな……そう思っていると「面会だ」監修がそう言って入ってきた。
俺が面会室に連れていかれると、そこには三ツ谷が座っていた。「よぉ?ドラケン」と三ツ谷は言う。「あぁ……久しぶり」と俺は答える。
「もう……会えないな」と三ツ谷が言うと俺は「そうだな、もう会えねぇな……もうすぐ俺は死刑になるからよ」と言う。「あぁ……」
「なぁ、あの時のこと覚えてるか?」と俺が言うと「あぁ……」三ツ谷は答える。「『いつか……俺にも……罰が下るかもな……』って俺は言ったよな?」と言うと「あぁ……」と三ツ谷は頷く。
「俺は…もうすぐ……本当の意味で……罰が下るんだな」と俺が言うと「そうだな、でもよ?ドラケン……お前は人を殺したけどよ?でも……それは仕方なかったんじゃねぇの?」と三ツ谷が言うので俺は驚く。「え?」と俺が言うと「だってよ?そうしないとエマが殺されていたかもしれねぇだろ?」と言うので俺は「あぁ……」と呟く。
「でも、俺が殺人をした事実は変わらないだろ?それに……俺はもう直ぐ……死ななきゃならねぇんだ……それは……償いきれない罪だよ」俺はそう言うと三ツ谷は黙ってしまったんだ。
「なぁ、三ツ谷……」と俺は言う。「ん?」と三ツ谷は答える。
「エマは、、エマは……どうか?」と俺が聞くと「あぁ、、エマは元気だぜ?でもよ?お前に会いたいって泣いてばかりいるんだよ」と言うので俺は驚く。「そうか、、」と俺が言うと「なぁ?ドラケン?」と三ツ谷が言うので俺は「なんだ?」と答える。
すると三ツ谷は俺に言うのだ。「エマちゃんもそうなんだが、、俺も、、お前に会いたいんだよ」と言うので俺は驚く。「え?」と俺が言うと三ツ谷は悲しそうな顔で言うんだ。
「俺達さ?結構仲良かったじゃん?だからさ?お前に会えないのが辛いんだよ……もう二度と会えないなんて……悲しいじゃんか?」と三ツ谷が言うので俺は「あぁ……」と答える。
「……実はさ」と三ツ谷は泣いたまま言う。「なんだ?」と俺が聞くと三ツ谷は泣きながらこう言ったんだ。「言おうか迷ってんだんだけどさ……」「何をだ?」と俺が聞くと三ツ谷はこう言ったんだ。「マイキーがさ」「マイキーがどうしたんだよ?」と俺が聞くと「マイキーが……マイキーか……死んじまったんだ」と三ツ谷が泣きながら言うので俺は「え?!!」と驚いた。「マイキーが…死んだって?」と俺が言うと「あぁ」と三ツ谷は答える。
「そんな、嘘だろ?」と俺が言うと「本当だよ」と三ツ谷が言う。「なんでだよ?」と俺が聞くと「自殺だ」と言うので俺は言葉を失う。(あぁ……マイキー……)
『俺、もう、逝くのかな?』『そしたら……苦しいのも、辛いのも、悲しいのも、全部共有出来るね?』とマイキーの言葉を思い出す…………
「ドラケン……」と三ツ谷が俺を呼ぶので俺は我に返る。「なんだ?」と俺が聞くと「マイキーはさ?やっぱり……自分のせいって……思ってたみたい」と三ツ谷が言うので俺は驚く。
「え?どういうことだよ?」と俺が聞くと「マイキーはさ?お前の代わりに自分が死ねば良かったってずっと後悔してたんだよ」と言うのだ。「そんなわけねぇだろ!なんでだよ!」と俺が叫ぶと三ツ谷は悲しそうに言う。
「あいつさぁ、自分が死ねば良かったってずっと思ってたんだよ」と三ツ谷が言うので俺は「なんだよそれ」と言う。「マイキーはさ?ドラケンが捕まったのは自分のせいだって言ってたんだ。それでさ……これ」そう言って三ツ谷が差し出したのは……マイキーの……手紙だった。
「ケンチン…へ。読むぞ」と三ツ谷は手紙を読み始める。
『ケンちんへ…これをお前が読んでいる時、俺はこの世にはいないと思う。あぁ……そうだね。ケンちんも一緒に……逝くんだったな……俺はさ?お前にも……エマにも、皆に迷惑かけたよな?本当にごめん。俺はさ?ケンちんが捕まったのは自分のせいだって思ってたんだ』
「違う!マイキーのせいじゃない!」
『だからさ?俺決めたんだ……ケンちんと一緒の場所に逝こうって………俺達ずっと一緒だったよな?だからさ?一緒に逝こうぜ?』
『ケンちん……俺さ?お前に会えて良かったよ……お前と一緒にいれて幸せだった。だからありがとうな?それとごめん……先に……俺は逝くからよ……ケンちんはゆっくり来いよな?じゃあな?』
「待ってくれ!マイキー!」
『バイバイ』
「そんな…嘘だろ?」と俺が言うと読んでくれていた三ツ谷は泣き崩れる。そして俺も涙を流したのだった。
俺は…ケンちんに手紙を書いた。『ケンちんへ』と書いた。そしてそれを封筒に入れて封をする。「よしっ!」と言って俺は立ち上がる。そして俺はアジトの屋上へと向かう。
「マイキー!何してんだ!!」俺が廊下を歩いていると、稀咲が俺を呼び止める。「うるせぇな」と俺は呟く。「お前!何してんだよ!」とまた、叫ぶので俺はため息をつく。
「うるさいなぁ」と言うと「おい!マイキー!!聞いてんのかよ!!」と言うので俺は無視して歩き続ける。
そして屋上に着く階段を俺は、ゆっくりと歩き出した……階段を上っていく度に胸が苦しくなる。(なんでだよ?!)と俺は思う。(なんでこんな気持ちになるんだよ?!)と思いながらも階段を上っていく。
そして屋上の扉の前に着く。「ふぅ」と俺は息をはく。そして扉を開けた瞬間、風が吹いた気がしたんだ~。(風が気持ちいいな)そして…俺は屋上の柵に手をかける。
「ケンちんに会えるかなぁ?会えたら良いなぁ」と俺は呟く。
そして…柵をよじ登り向こう側に立つ。「ケンちん…」と俺は呟く。「会いたいよぉ」と俺は言う。涙が出そうになるが我慢する。(泣くな!泣くなよ!!俺!!)そして俺は一歩を踏み出す。「ケンちん…皆……ごめんなぁ」と俺は言いながら飛び降りた。
「ドラケン…俺達に最後に顔を見せてくれないか?最後に……笑ってくれよ?」と三ツ谷が言うので俺は「あぁ……」と笑ってみせた。すると三ツ谷も笑ったのだ。
でも…もう皆で集まることは出来ないんだよな……皆の笑顔を……もう二度と見ることが出来ないんだよなと俺は思ったんだ……
「なぁ?ドラケン……」と三ツ谷が俺に言う。
「なんだ?」と答えると「また会えるよな?俺達さ…なぁ?」「あぁ……来世では…会えるといいな……」と俺が言うと「そうだな……また会えるよな?」と三ツ谷が悲しそうに言うので俺は胸が痛くなった。
「うっうっ……あぁ……っ、生まれ変っても………また友達になろうな?」と俺は泣きながら言うと「あぁ……そうだな」と三ツ谷も目に涙を浮かべながら言う。
三ツ谷は泣きながら手を前のガラスに当てながら「ドラケン…」と俺の名前を呼ぶので俺は「なんだ?」と答える。
すると三ツ谷は泣きながら言うのだ。「ありがとうな?俺達の……ダチでいてくれて」と言うので俺は「あぁ……俺もだ。ありがとうな?俺のダチになってくれて」とガラスに手を当て変えす。
「ドラケン…俺達さ?お前と会えて良かったよ。だからさ?泣かないでくれよ」と言うので俺は「あぁ……俺もだ。お前らと出会えて良かったよ」と言うと三ツ谷は泣きながら笑うんだ。
「なぁ?ドラケン?」「なんだ?」「またな?」「おう……バイバイ」そして俺達は……永遠の別れをしたんだ……
次の日俺は……死刑が執行される日だった……なんかさ…死刑なんてさ……アニメとか漫画の世界だけだと思ってたから………まさか自分がこんなことになるなんて思わなかったよ?まぁでもさ…しょうがないよな?俺が殺したんだから。
「なぁ?」と俺の隣にいた刑務官が俺に言う。「なんだ?」と俺が言うと「お前さぁ……いい奴だよな?」と言うので俺は「は?何言ってんだよ!ww俺は人殺しだぞ?ww」
と言うと「でもさ?お前は……人を助けたりもしてたんだろ?受刑者の命を救ったりさ」と言うので俺は「あぁ…まぁな」と答える。
すると刑務官は「何でだろうな?お前みたいな奴でも……犯罪者になるんだな」と言うので俺は「さぁな?俺にもわかんねぇよ」と言うと刑務官は「そっかぁ」と悲しそうに言う。
「なぁ?」と刑務官が俺に言うので俺は「ん?」と言うと刑務官は「お前はさ………人を殺すのに抵抗なかったのか?」と言うので俺は「あぁ…あったよ。でもな?俺が殺さないと他の奴等が死ぬんだって思ったら……殺すしかねぇじゃん?だから俺は殺したんだ」と言うと刑務官は「そうか」と言うので俺は「なんだよ?」と言うと刑務官は「いや……何でもない」と言う。
そして俺は刑場へと連れていかれる。 死刑が執行される時が来たようだ。あぁ、俺死ぬんだなって思ったらさ?なんか泣けてきたんだよ?でもさ?泣くのは違う気がしたからさ……泣かないように頑張ったんだよ。
「なぁ?」と刑務官が言うので俺は「なんだ?」と答える。すると刑務官は「お前さ?なんかやり残したことないのかよ?」と言うので俺は少し考えてから答えるんだ。
「うーん。そうだなぁ~、俺はアイツらと……もっと一緒に居たかったかなぁ~。アイツらと馬鹿やって騒いでさ?喧嘩して仲直りしてさ?また喧嘩してって繰り返してさ?でもな?もう無理なんだよ。だからさ?俺が死んだら俺の分まで生きて欲しいんだよ」と言うと刑務官は「そうか……」そう言うと、俺の首に縄をかける。
「次の人生が……もしあれば…また会えるといいな」と刑務官は言うと「あぁ……そうだな」と答えた。そして俺は目を閉じたんだ。
「何で!お前はいつも、死刑囚にそんな」刑務官は上司に怒鳴られていた。「いや……でも……アイツは……」と刑務官が言うと上司は「お前は!死刑囚に情でも湧いたのか?」と言うので「いや……そういう訳じゃ!」と言うと上司は「じゃあなんなんだよ!!」と言うので刑務官は答える。
「アイツは確かに悪い奴だったかもしれない!でもな?アイツにも!!だからその人達の気持ちを考えるとさ?やりきれなくてさ?」と言うと上司はため息をつく。「お前は優し過ぎるんだよ」と上司が言うので「すみません……」と謝る。
「はぁ~」とため息をつくと上司は刑務官に言う。「お前はもう帰れ」と言うと刑務官は「はい」と言って部屋を出ていくのだった。
翌日、ドラケンが死刑になったのは……三ツ谷にも知らされた。三ツ谷は千冬とそのことを話していた。「ドラケン君……」と千冬が悲しそうに言う。
「あぁ、ドラケン……どうしてだよ!なんでなんだよ!」と三ツ谷も泣きながら叫ぶ。
「なぁ?千冬……」と三ツ谷が言うと千冬は「はい?」と答える。
すると三ツ谷は「俺さ?ドラケンを救えなかったよ」と言うので千冬も悲しそうに言う。「俺もです……場地さんを……」
——そう……二人は皆を救いたかったのだ。でも……救えなかった。二人は何も出来なかった自分達の無力さを悔やむのだった。
