(前編)もしも聖夜決戦で三ツ谷が死んでしまったら
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「あれ?ここはどこだ?確か、未来に戻ってきたはずなのに……? 」目の前には見たことのない景色が広がっていた。そこは高級そうなビルの中であった。俺はそのビルの中を歩いていると銃声が鳴り響いた。音の聞こえた場所に急いで行くとそこには倒れているドラケン君らしき人と拳銃を持ったマイキー君がいた。「たけみっち?!」驚くマイキー君に俺は前に立ちはだかった。「何してるんですか!マイキーくん!仲間を殺すなんて!しかも、、、ドラケン君はマイキー君の親友じゃないですか!」「うるせぇーよ。タケミっち。お前も殺すぞ?」「なんでそんな事するんだよ!マイキー君!!」「俺の組織を裏切ったからだ」「マイキー!違う!俺達はお前を助けようとしたんだ!だからもうやめろ!これ以上罪を重ねるな!お前はまだ戻れるはずだ!頼むから戻ってこい!!マイキー!!!」とドラケン君は泣き叫びながら言った。「無理だよ。ケンチンだってオレもう人殺しだし、、、それに皆も殺しちゃったし……」そう言うとマイキー君の目からは涙が流れ落ちた。そして、「ごめんね。ケンちん……。皆は俺を救おうとしてくれたのに……本当にゴメンナサイ。でも、もう手遅れなんだよね。オレの心の中にはドス黒い感情しか残ってないんだ。この気持ちを抑えることができないんだ。どうすればいいのかわからないんだ。」「マイキー、、、大丈夫だ。まだやり直せるさ。俺たちと一緒に行こうぜ。一緒に罪を償えば良いじゃないか」「ダメだ!組織を裏切ったらみんなもケンちんまで組織に殺されてしまう!それだけは絶対に嫌だ!!!それならせめて、、、俺が殺るしかないだろう!?」そういうとマイキー君は涙を流しながらも覚悟を決めた顔になった。「わかった。じゃあ最後に言いたいことがあるんだ。聞いてくれるか?」「うん。聞くよ。」「まず最初に謝りたかった。ごめんな。今までずっと苦しませてしまって、、辛かったろう?すまなかった。あともう一つだけ言わせて貰うけど、お前は何も悪くねぇよ。悪いのは全て俺達の方だ。お前一人だけに背負わせてしまった。すまない。許してくれとは言わない。ただこれだけはわかってくれ。もし次があるなら幸せになってくれ。これが最後の言葉だ。」と言い終わるとマイキー君は拳銃を構えた。「ありがとう。ねえ、ケンちん。最後に一つだけお願いがあるんだけど聞いてくれるかな?もし、生まれ変われたらまた友達になってくれないかな?そしたら今度はちゃんとした人生を送ることができると思うんだ。」「当たり前だろうが!次こそ約束守れよ!絶対に生まれ変わって来いよ!」と言うとマイキー君は笑顔になった。そして、「ありがとう。大好きだよ。ケンちん。バイバイ」と言い拳銃の引き金を引いた。銃弾はドラケン君に向かって飛んで行った、、、マイキー君の手によって弾かれたのだ。「ケンチン、、、こんな俺なんかのために命かける必要なんか無いのに……ほんとうに大馬鹿野郎だよ……」というとマイキー君の目からも大粒の涙が流れた。俺はその光景を見て泣いてしまった。マイキー君は再び銃を構えた。俺はマイキー君に向かって叫んだ「ふざけんじゃねえぞ!!!テメェーはそれで満足なのか!?今度は幸せな人生を歩めるように頑張ろうとしてきたんですよね!?なのになんで諦めてるんだよ!!!!」「うるせぇええ!!もう遅いんだよ!何もかもが遅すぎたんだよ!!!!」「そんなことありませんよ!今からでも遅くはないはずです!!だから、もう一度やり直しましょうよ!」と必死に訴えかけるがマイキー君には届かなかった。「もう無理だよ。タケミっち。オレは汚いことに手を染めるようになってしまった、、、それに人をたくさん殺した。罪のない人も殺した、、、ついには仲間まで殺しちゃったからね……もう無理だよ。だから、ケンチンと一緒に逝かせてくれ。頼むから……タケミっち……」「そんな……ダメですよ!マイキーくん!マイキー君!!」「ごめんね。もう決めたことだから。それにもう疲れちゃったんだ。だからもう終わりにしよう。オレの人生も皆との思い出も全部忘れて楽になりたいんだよ……。だからもう終わらせるね。さよなら、ケンちん……そして、、ごめんなさい。さようなら」と言ってマイキー君は自分のこめかみに銃口を当てた。
