炎の音
御名前
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あれから名前は音柱の継子となって鬼殺隊に入り、修行を重ね、現在は剣士として日々精進している。
そんなある日のこと。
「おい名前」
「はい?なんですか天元師匠」
名前は庭で木刀の素振りをしていたら声をかけられた。
「俺は柱合会議に行ってくる。俺が留守の間、まあ何もねェとは思うが家のことは頼むぜ」
「はい、承知しました」
・
・
・
素振りでかいた汗を風呂で流しながら、名前はあることを考えていた。
柱合会議から帰ってきた天元師匠から言われた「鬼を連れた隊士」のことだ。
竃門炭治郎という名のその少年は、なんでも鬼舞辻無惨に襲われ鬼となってしまった妹を連れているのだとか。
お館様はそのことを最初から容認しており、また柱の方々にも認めてほしいと仰ったらしい。
天元師匠をはじめとした柱の方々の殆どが反対をしたらしいが、結局"これから認められるように竃門が妹と共に鬼殺隊として戦えること、役に立てることを証明する"ということでその場は一旦収められた。
天元はそのことを名前に伝えてから、憤慨とまではいかないが中々のお怒りであった。
『ったくよォ、お館様は一体何考えてんのかね!?鬼だぞ鬼!いくら今は人を食ってなかろうが鬼なのは変わんねェだろ、人を食ったらどうすんだ派手に取り返しがつかねェよ!』
『…でも、その妹さんが人を襲わないことは証明されたんですよね?』
『まあとりあえずはな!!だがそれは絶対じゃねェんだ、何があるかなんて誰にもわかんねェだろ!あ"ーッなんッかイライラしてきた!!おい雛鶴!飯だ飯!!!』
「…竃門炭治郎………か」
柱合会議の後、そのまま蟲柱の館に連れて行かれたという彼に興味が湧いてきた名前であった。
まあだからといって会いに行ったりはしないが。
竃門の話は、どことなく"彼"を彷彿とさせる。
「……今、何してるんだろう…」
何度考えても、姿を思い出しても、分からない。
あの日からもうずっと忘れられない、名前の心に火を灯した"彼"は、一体どこにいるのか。何をしているのか。
誰か教えてほしい、そう思いながら、名前は風呂を出た。
そんなある日のこと。
「おい名前」
「はい?なんですか天元師匠」
名前は庭で木刀の素振りをしていたら声をかけられた。
「俺は柱合会議に行ってくる。俺が留守の間、まあ何もねェとは思うが家のことは頼むぜ」
「はい、承知しました」
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素振りでかいた汗を風呂で流しながら、名前はあることを考えていた。
柱合会議から帰ってきた天元師匠から言われた「鬼を連れた隊士」のことだ。
竃門炭治郎という名のその少年は、なんでも鬼舞辻無惨に襲われ鬼となってしまった妹を連れているのだとか。
お館様はそのことを最初から容認しており、また柱の方々にも認めてほしいと仰ったらしい。
天元師匠をはじめとした柱の方々の殆どが反対をしたらしいが、結局"これから認められるように竃門が妹と共に鬼殺隊として戦えること、役に立てることを証明する"ということでその場は一旦収められた。
天元はそのことを名前に伝えてから、憤慨とまではいかないが中々のお怒りであった。
『ったくよォ、お館様は一体何考えてんのかね!?鬼だぞ鬼!いくら今は人を食ってなかろうが鬼なのは変わんねェだろ、人を食ったらどうすんだ派手に取り返しがつかねェよ!』
『…でも、その妹さんが人を襲わないことは証明されたんですよね?』
『まあとりあえずはな!!だがそれは絶対じゃねェんだ、何があるかなんて誰にもわかんねェだろ!あ"ーッなんッかイライラしてきた!!おい雛鶴!飯だ飯!!!』
「…竃門炭治郎………か」
柱合会議の後、そのまま蟲柱の館に連れて行かれたという彼に興味が湧いてきた名前であった。
まあだからといって会いに行ったりはしないが。
竃門の話は、どことなく"彼"を彷彿とさせる。
「……今、何してるんだろう…」
何度考えても、姿を思い出しても、分からない。
あの日からもうずっと忘れられない、名前の心に火を灯した"彼"は、一体どこにいるのか。何をしているのか。
誰か教えてほしい、そう思いながら、名前は風呂を出た。